ちぇるごまるさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ちぇるごまる

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トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.6

予備知識なしでの鑑賞
トリコロール3部作の内の白

フランス人妻と結婚しパリに住む美容師の主人公は、理想的な性生活が出来ないことを理由に、妻から離婚の申し立てをされ、裁判で負けてしまう。
なすすべもな
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

荻上直子監督作品
予備知識なしでの鑑賞

芸達者の役者陣を揃え、荻上直子監督が勝負に出たようにも感じられた力作!
生きていれば、必ず目の前に立ちはだかる自分ではどうにも出来ない数々の悩み…更年期を迎え
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センセイの鞄(2003年製作の映画)

2.9

友人から薦められた作品。
予備知識なしでの鑑賞。

…正直言って、製作陣やキャスティングは豪華だが、作品としては違和感あり。
個人的にはセンセイとツキコの関係は、男女関係にならないストーリーであって欲
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

予備知識なしでの鑑賞。

ハッキリ言ってMARVEL好きでないこの私が大興奮した!
笑いあり、涙あり、迫力満載の異次元アクションに叫びたくなった!
仲間って良いねぇ!
音楽も最高!
特に私は大好きなブ
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

黒澤明原作
カズオイシグロ脚本
オリジナル未鑑賞

人は自身の余命を知ると、当初は落ち込み嘆くが、残された時間で、誰かのために自分が出来ることは何かを無意識に考えるのだろう…。
この主人公は、長年公務
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TAR/ター(2022年製作の映画)

4.2

予備知識なしでの鑑賞。

これはね、もう唸るほどケイト・ブランシェットの圧倒的な演技力を堪能できる秀作であり怪作かつ傑作。
とにかく、本作の主演は彼女以外に考えられないくらい適役。
ストーリーも謎めい
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

アカデミー賞受賞作品。

言わずと知れた賛否両論映画だが、私はわりと好相性。
家族愛、同性愛など、あらゆる「愛」を、忙しなく、かついささかお下劣な表現で親しみやすさを醸し出して描いた作品。
シュールな
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.9

予備知識なしでの鑑賞。
前作も未鑑賞。

恋人と異国に旅行中の母親が行方不明になってしまい、パソコン操作で母親を探し出す娘の話。

冒頭からスクリーンいっぱいに映し出されたパソコン画面に面食らってしま
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

4.8

予備知識なしでの鑑賞。

主人公は、20世紀後半、領主の伯爵夫人のもとで働く多数の小作人の中の青年ラザロ。
真面目で純粋な彼は、信頼されながらも上の者からは体よく使われているが、彼に不満は無い。
搾取
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

フィルマークス様主催の試写会にて鑑賞。
藤井道人監督作品。

とある村のゴミ集積場で働く無口な青年。
自分が望んだわけでもないのに、闇の中でしか生きられない…がんじがらめの人生。
主人公の前に現れた東
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かけがえのない人(2014年製作の映画)

3.8

予備知識なしでの鑑賞。

若い頃に恋人だったが悲しい出来事から音信不通になっていた男女。
2人は、21年振りに共通の恩人の死をきっかけに再会を果たす。
よみがえる輝いていた頃の記憶…やがて再燃する愛。
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.7

くまのプーさんの実写作品。

大人になり、妻と娘と暮らすクリストファー・ロビンは仕事で多忙な日々を送っていた。
子どもの頃に大好きだったぬいぐるみの熊のプーさん等のことなどすっかり忘れていたが、ある日
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.6

ジム・ジャームッシュ監督作品。
アメリカ・テネシー州のメンフィスにある安ホテルを舞台しに同時進行する3編オムニバス。

エルヴィス・プレスリーの故郷として知られるこの地で、絡んでないようで絡んでる彼ら
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

3.3

予備知識なしでの鑑賞。

あのね、暗いのよ。
暗くて重い…鑑賞後は思わず溜息。
1921年、戦火のポーランドから雄一の家族である妹と共にアメリカのニューヨークへ渡った美しき女性。
入国審査の際に妹が重
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若草物語(1994年製作の映画)

3.7

何度も映画化されている名作。
原作未読かつ初鑑賞。

南北戦争中のマサチューセッツ州に住む4人姉妹の絆と成長を描いたヒューマンドラマ。
主人公は作家志望の活発な次女。
彼女たちが大人になるための選択と
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.8

予備知識なしでの鑑賞。

80年代末期のドイツ。
主人公は、東ベルリン在住の母親と姉と暮らす若き青年。
社会主義者として積極的に活動してきた母親が、あるきっかけで昏睡状態になる。
が、彼女が意識を取り
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.8

子ブタが主人公の単なるファミリー映画と侮るなかれ!
ウルウルシーンもある感動作!

養豚場で家族と離れ離れになり、行き着いた先で出会った老人と縁あって飼われるようになる主人公のベイブ。
そこで飼われて
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ザ・ゴールドフィンチ(2019年製作の映画)

3.5

予備知識なしでの鑑賞。

あのね、長い。
…とにかく終始暗くて長く感じた。
きっと原作を全て描くと、どうしてもこうなってしまうのだろうとは思うけど、途中で集中力が途切れ中だるみしちゃった。
ただ、個人
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エリン・ブロコビッチ(2000年製作の映画)

4.0

事実を基にした映画。

ミニスカと胸の谷間が見えるセクシーなトップスでキメているバツ2で3人の子を持つシングルマザーの主人公。
慢性的な金欠が悩みで、子どもたちのために就活するもそのマナーの悪さも相ま
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.1

ロンドンで1人暮らしをする 80代男性の主人公。
彼は自覚はないが認知症を患っている。
そんな彼を心配し度々訪れる近々パリに移住予定の長女。
「自分は元気だから不要だ」と娘が手配した数人の介護者を拒否
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刑事ジョン・ブック/目撃者(1985年製作の映画)

3.6

予備知識なしでの鑑賞。

アーミッシュの未亡人と小学生の息子が彼女の姉を往訪途中、予想外の事態から乗り換えの駅で待たされることに。
夜、人が少ない駅のトイレで息子は殺人を目撃してしまう…。
駆けつけた
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赦し(2022年製作の映画)

3.4

予備知識なしでの鑑賞。
社会派・裁判劇。

7年前に17歳だった娘が同級生に殺された両親。
離婚した2人は被告人の釈放がかかる裁判で法廷に立つため久々に再会する。
充分過ぎるほど反省している被告人…で
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そらのレストラン(2019年製作の映画)

3.5

予備知識なしでの鑑賞

北海道の美しい景色を背景に、牧場や農家の人たちが作る食や人々の優しさがあふれる人間ドラマ。
チーズ作りに励む主人公。
仲間たちとともにレストランを開く計画を作るが、その矢先に主
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

フォロワーさんたちのレビューを拝読し、気になってずっとクリップしていた作品。

冒頭は「善き人のためのソナタ」というタイトルから想像出来ない冷たく暗い雰囲気。
東ベルリンの自由を求める反政府的劇作家た
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

4.3

リアルタイムで鑑賞して以来の再鑑賞。

軽快でリズミカルな音楽が心地良い。
ユダヤ人の頑固な老婦人と黒人で柔和な彼女のお抱え運転手の25年に渡る交流を描いた人間ドラマ。
初対面の時は、ぶっきらぼうに突
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.6

予備知識なしでの鑑賞。

ラーメン屋で見ていたテレビのニュースで幼馴染の自殺を知った主人公のシイちゃん。
どんな時でもマリコの強い味方で親友だった自分に何も連絡なく自分を残しマリコが逝ってしまったこと
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

4.0

スティーブン・スピルバーグ監督の自伝的作品。

誰にとっても最も身近な人間ドラマは家族の中にある。
主人公に大物監督が伝える教訓が良い…[絵画を地平線は上に描くも下に描くも面白く仕上がるが、真ん中に描
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積むさおり(2019年製作の映画)

3.6

短時間だったのでサクッと見られると思い、予備知識なしで鑑賞。

再婚同士の子無し40代夫婦。
次第に病んでいく妻を黒沢あすかが熱演。
…こんな無神経かつ自己中な夫と再婚してストレス抱えるくらいならずっ
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オットーという男(2022年製作の映画)

3.7

取り急ぎのレビュー。
[幸せなひとりぼっち]のハリウッドリメイク版。
主演は、トム・ハンクス。
本作、悪くはないけどトム・ハンクスの頑固じいさんは適役とは感じられず、やっぱり私はオリジナルの方が好きだ
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渚のシンドバッド(1995年製作の映画)

3.8

数々の賞を受賞した青春映画。
浜崎あゆみが女優していた頃の作品。
中高生あるあるの[自分は何者か?]といった悩みが描かれた作品。
当時世間ではLGBTは今よりもっと肩身が狭かったようだが、この映画で勇
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blank13(2017年製作の映画)

3.3

短時間もの。
シュールだけど、やや泣ける箇所あり。
こういう外面善人の家族は苦労が絶えないよね…。

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

とりあえず記録!
ストーリーも演奏も見応えあって良かった!

猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.7

韓国映画。
予想より楽しめた!
とりあえず、記録!

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.9

主人公はベトナム帰還兵。
幻覚か、夢か…もしかしたら現実かもしれない。
生きていても今だに戦場にいるかのように身も心も解放されず、常に誰かに追われているような怖い日々。

地下鉄のシーンが目に焼き付い
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.1

マーティン・マクドナー監督作品。

「人生は死ぬまでの暇つぶし」なのか?

アイルランドのイニシュリン島に住む人たち。
妹と2人で暮らす中年の主人公は親友だと思っていた年上の男から、ある日突然避けられ
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