あおあかドンデン返しダディさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.0

関連性の無い複数の群像劇が、結末に向かって徐々に集結し整っていく伏線回収型作品では、“なるほど!そうだったのか!”… と納得出来る点が非常に重要だと思います。残念ながら…その部分が少々弱かったようで、>>続きを読む

バレンタイン(2001年製作の映画)

3.5

幼馴染みで親友の女性4人が、13年前に催されたバレンタイン•パーティで屈辱を受けた人物から命を狙われる物語。マスクを着用した謎の殺人鬼が刃物を手にして、周辺の知人や容疑者を含め次々と命を奪っていく… >>続きを読む

ツナグ(2012年製作の映画)

3.8

大切な人を亡くした人と死者を仲介して再会させる“ツナグ”という役目を通して、他人の人生に関わっていく青年の葛藤を描いた物語。各話で伏線回収を伴うオムニバス形式で、三つの訳ありエピソードを描き出してまし>>続きを読む

ザ・マニアック(2011年製作の映画)

3.1

『ターミネーター』でお馴染みのM•ビーン初監督作品。最後まで鑑賞した事により、各レビューで酷評が著しい訳を理解しました。何処となくリアリティの欠如というか…。個人的には期待値ゼロだったので、其れなりに>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

3.4

音楽の祭典で受賞出来るようなスター歌手を夢見て、DVが絶えない厳格な父親の元から解き放たれようと葛藤する少女の物語。ひと昔前まで日本でも普通だった“男尊女卑”に関しての表現がキツく、かなり胸クソ展開で>>続きを読む

V.I.P. 修羅の獣たち(2017年製作の映画)

3.2

特別優遇される脱北者は、サイコキラーだった!… 国家機関の闇に翻弄される男達の狂宴に引き込まれました。… にしても、韓国サスペンスあるあるの超胸糞MAX!… サイコな冷酷殺人鬼が弱者に対し容赦ない暴力>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.3

芸能ゴシップ専門の自堕落な中年パパラッチが、新米女性記者とコンビを組み奔走するものの、やがて日本中が注目する大事件に巻き込まれていく物語。テンポの良い演出や迫力のカーチェイスも然る事乍ら、自暴自棄なヤ>>続きを読む

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.5

お馴染み“ピタゴラスイッチホラー”第2弾。このシリーズは、ホラー映画のスタイルをしたエンターテイメント作品だと思われるので、難解な理屈を抜きにしてテンポの良さが重要だと感じます。その点で本作は見事な仕>>続きを読む

ジグソウ:ソウ・レガシー(2017年製作の映画)

4.2

お馴染み『SAW』シリーズ第8作目。前作“ソウ ザ・ファイナル”から7年振りに制作されたとあり、如何なる仕上がりとなっているか興味津々でしたが… ミステリー要素に重点傾斜するスタイルとなっており、原点>>続きを読む

アウトフィット(2022年製作の映画)

3.7

紳士服の仕立て屋を舞台に、マフィア同士の抗争に巻き込まれて奔走する英国出身の裁断師を描いた物語。小さな店内というワンシチュエーションで、登場人物が次々と入れ替わりながら論戦を繰り広げる様子は、緊迫感を>>続きを読む

パーフェクト・ホスト 悪夢の晩餐会(2010年製作の映画)

3.7

逃走中の強盗が、晩餐会の準備をしている豪邸に逃げ込み体験する奇妙な物語。予備知識無しで鑑賞したかったものの… DVD本編再生前の“新作案内”で、本作の予告映像が流れてしまい、中盤辺りまでネタバレすると>>続きを読む

寒い国から帰ったスパイ(1965年製作の映画)

4.0

スパイ映画黄金期に制作されたものの… 地味にアクションを封じ、冷戦抗争の緊張感を見事に描き出した現実主義のスリラー作品。後世に数多く登場する二重スパイによる“驚愕どんでん返し”の創成的な作品でした。全>>続きを読む

デビルズ・フォレスト 悪魔の棲む森(2012年製作の映画)

3.4

家族間の絆を深めようと森へキャンプに訪れたものの、予想外の恐怖体験に苦悩する物語。何とも中途半端なミスリードに振り回されながら、全体的には家族4人の痛々しいキャンプ風景に延々と付き合わされてしまいまし>>続きを読む

白と黒のナイフ(1985年製作の映画)

3.5

公開当時の40年前に鑑賞していれば、終盤のどんでん返しは大いに驚愕したと思われます。が… 現在では、TVサスペンスのレベルでもありがちな展開となっており、少し残念に感じました。全体を通して見え隠れした>>続きを読む

ワイルドシングス4(2010年製作の映画)

4.0

富豪の父が事故死した後、身に覚えのない性加害で逮捕された青年を取り巻く様子を描いた物語。既にシリーズ4作目ともなれば、パターン化したオチは読めてしまい、衝撃度合いは皆無に等しい!… と言いたい所ですが>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

3.8

基本的に予備知識ゼロにて鑑賞しました。多少のコメディ路線を含んだ爽やかな作品かと思いきや、男同士の友情を主軸に描き出した真面目な物語でした。数々の奇妙なミスリードに惑わされて余計な懐疑心が芽生え続けた>>続きを読む

バタフライ・エフェクト3/最後の選択(2009年製作の映画)

3.9

自在に過去へ遡る能力を駆使して事件現場を目撃し、警察への捜査協力を生業としている男が、自らの恋人を殺害した真犯人を突き止めていく物語。過去のシリーズ2作品と比べると、全体的にミステリー色が強く描かれ、>>続きを読む

嘘八百 なにわ夢の陣(2023年製作の映画)

3.1

冴えない古美術商と、売れない陶芸家の二人が一攫千金を狙って奔走するお宝エンターテイメント第3弾。利休、織部と続き… 今回は秀吉の茶碗がテーマでした。過度な期待をせずTVドラマを観る感覚だと、まぁまぁ程>>続きを読む

ソウ ザ・ファイナル 3D(2010年製作の映画)

3.7

お馴染み『SAW』シリーズ第7弾“ザ•ファイナル” …と言いながら、既に多くの方が御存知の通り“完結編”とは言い難い幕切れとなりました。シリーズ既作品と比較すると、若干どんでん返しの驚愕度がトーンダウ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.6

序盤戦は真田広之さんの登場に因んで、ハリウッドがいつも描く“怪しげなバーチャル的エキゾチックジャパンin大阪”が舞台でした。全体的になかなかの長尺でしたが、それを感じさせないテンポの早さで飽きる事はな>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.3

片田舎の見世物小屋から都会のショービジネス界へと大成功した男が、思い掛けない事で人生を大きく変化させていく物語。野心に満ち溢れ、初々しくも活発な前半部とは異なり、後半部に入るとサスペンス色の濃いハラド>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

3.0

過去にも数多くの映画やドラマで扱われたテーマですが、改めて“おカネ”が人を変える恐怖と尊厳についての価値感を一考させられる物語でした。比較的早い段階でラストのオチには気付いてしまい、結末は驚愕する程の>>続きを読む

ソウ6(2009年製作の映画)

4.1

御存知『SAW』シリーズの第6弾!… ともなると、ある程度の展開がパターン化してきて、結末でのオチが見抜けるようになるものですが… 既に6作目となった本作でもシリーズ序盤の伏線が見事に回収されており、>>続きを読む

JFK/新証言 知られざる陰謀【劇場版】(2021年製作の映画)

3.4

映画『JFK』で、ケネディ暗殺に独自視点で迫ったO•ストーン監督が、新たな証拠から真相を紐解くドキュメンタリー。過去の定説を覆すどんでん返し的な証言の数々… そして、後半は黒幕をほぼ明言(⁉︎)する展>>続きを読む

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.2

欧州随一の高級ホテルを取り仕切っている伝説的コンシェルジュと呼ばれる男が、長年懇意にしていた貴婦人が殺害された事で、予想外の遺産相続騒動に巻き込まれていくミステリー作品。物語は単純明快なエンタメですが>>続きを読む

Lift/リフト(2024年製作の映画)

3.3

国際的な美術品を専門とする窃盗団が、インターポールからテロ防止対策の為の仕事を受け、飛行中の旅客機からの金塊強奪に挑戦する物語。驚愕に至る程の深い内容は無かったものの、ラストは泥棒チーム作品にありがち>>続きを読む

4 FOUR(2011年製作の映画)

3.2

ある男が探偵を雇って、不倫している妻と浮気相手の男を拉致させたものの… 徐々に疑惑と嘘とが交錯し始めていくワンシチュエーション・スリラー。確かにラスト付近に“どんでん返し”の要素が控えてました。設定は>>続きを読む

ソウ5(2008年製作の映画)

3.6

前作での罠から命懸けで抜け出したFBI捜査官と、同じゲームに巻き込まれた所轄刑事の2人が対峙していく構図を描くSAWシリーズ第5弾。驚愕どんでん返し観点で比較すると、前4作より少々のトーンダウンは否め>>続きを読む

マローダーズ 襲撃者(2016年製作の映画)

3.3

不可解な連続銀行強盗事件の真相を追うFBI捜査官や所轄の刑事らによる葛藤を描くクライムアクション。単純な流れかと思ったら… 登場人物が増え続け、過去の因縁も絡む複雑な相関図が浮き彫りとなり、展開に付い>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

2.8

海上に建てられた最新鋭の研究所で、高度な知能を持つ鮫と施設内に閉じ込められた人々の死闘を描く物語。この手の映画では珍しく、どんでん返しとしてレビューされている内容が散見されるので、百聞は一見にしかずで>>続きを読む

ザ・ネゴシエーション(2018年製作の映画)

3.2

タイで人質を取った凶悪犯と、心に傷を抱えたソウル市警の女性交渉人による息詰まる攻防戦を描いた物語。… なのですが、残念ながら交渉人としての技術に感心する場面は少なかったように思いました。韓国映画らしい>>続きを読む

レイジング・ケイン(1992年製作の映画)

3.4

幼児を実験台に研究を続ける児童心理学者の顛末を描く物語。作品紹介で“どんでん返し”とあったので、以前から気になっていての鑑賞。第二のヒッチコックとも称されるB•D•パルマ監督の作品とあり、回想や驚愕シ>>続きを読む

ソウ4(2007年製作の映画)

4.0

SAWシリーズ第4弾。冒頭シーンの数分間はなかなかのグロ描写が中心で、あまり直視出来ませんでした。全体的に時系列の複雑さを感じたので、何度も巻戻し再生を繰り返しながら整理•理解していたら… ラストでそ>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.9

日本版を2作まで鑑賞したので、引き続き韓国版を堪能しました。多少類似した部分はあるものの、リメイクされたとは呼べないオリジナルの物語でした。特にラスト付近の描写は、さすがは情け容赦の無い韓国産サスペン>>続きを読む

家族ごっこ(2015年製作の映画)

3.2

『悪夢のエレベーター』『サンブンノイチ』で知られる木下半太氏が内田英治氏と共にメガホンを取った作品。何処かズレた感覚を持つ5組の家族が織りなす人間模様をシュールに描いたオムニバス。中でも“鈴木ごっこ”>>続きを読む

バッド・ネゴシエーター(2017年製作の映画)

3.7

ネゴシエーターを務める男が、銀行強盗を相手に巧妙で危険な交渉に挑む物語。派手なアクションは少々控え目で、警察官の弟VS強盗団の兄というスタイルでの駆け引きが延々と続きます。特にラスト付近の展開はなかな>>続きを読む