kupaさんの映画レビュー・感想・評価

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戦場記者(2022年製作の映画)

4.3

TBSロンドン支局唯一の中東担当記者であり、本作の監督でもある須賀川拓の目を通して、ガザ地区、ウクライナ、アフガニスタンといった紛争地のナマの姿を伝えるドキュメンタリー。彼のレポートこそTV電波に乗せ>>続きを読む

ボーダレス アイランド(2021年製作の映画)

4.1

日台ミックスの女子が顔も知らぬ父親の故郷である沖縄を訪れる。青春ロードムービーかと思っていたら、途中から「女神の継承」っぽいファンタジックな展開となってビックリ。ジャンルな痛快作!

台湾も沖縄も祖先
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今夜、世界からこの恋が消えても(2022年製作の映画)

3.4

今年3本目の福本莉子。原作未読ゆえ中盤からの展開に、ををっと驚く。ベタな展開は王道ともいう。こういう作品を撮らせたら三木孝浩×月川翔は鶴田・谷津の五輪タッグ並みの安定感。

福本莉子の親友役で古川琴音
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彼女たちの話(2022年製作の映画)

3.4

現代の日本における女性の生きづらさの様々な局面を、三姉妹の末っ子である中学生女子の視点で切り取った作品。

三姉妹の長女は就活で今なお企業に残る根強い古い女性観に絶望し、SNSでの啓蒙に乗り出すのだが
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.9

白血病で余命宣告を受けた青年と、彼の頼みで運転手を買ってでたNY暮らしのボンボンとの、タイ各地を巡るロードムービー。作中カーステレオのカセットから流れるタイポップスがどこか懐かしく耳に心地よい。

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恋は光(2022年製作の映画)

4.4

恋する女性が輝いて見える特殊能力を持った主人公の男子大学生が、恋とは何かを真剣に考える恋愛ドラマ。主人公を取り巻く西野七瀬と平祐奈のWヒロインがとにかく魅力的。ロケ地となった岡山の風景も最高に素敵。>>続きを読む

はい、泳げません(2022年製作の映画)

3.2

カナヅチだったがため水の事故で息子を失ったトラウマを抱えた大学教授が、水泳教室を通して自分を取り戻すヒューマンドラマ。綾瀬はるかが水泳だけでなく人生のメンターのような役回りで超然とした魅力。

W主演
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デーヴダース(2002年製作の映画)

2.9

これぞボリウッドというべき豪華絢爛な絵作りながら、ドロッドロな悲恋を描くメロドラマ。

シャールク・カーン演じる主人公デーヴダースが英国帰りの地主の息子というハイスペながら、どうしようもない優柔不断男
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アリーガルの夜明け(2015年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

同性愛者だとして北部の名門アリーガル大学を追われた大学教授と、事件の真相を追う若きジャーナリストとの友情を描く社会派ドラマ。宗教や地域性に根差した同性愛嫌悪の闇の深さに衝撃を受ける。

インドでは20
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君を想い、バスに乗る(2021年製作の映画)

4.1

長年連れ添った妻に先立たれたお爺ちゃんが、妻との思い出を抱えて英国縦断1,350kmの「ローカル路線バスの旅」。彼の昔気質な言動の数々にホッコリしつつも応援せずにはいられない。

この作品の見どころは
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.6

ラブラブで同棲してた大学生カップルが、女性の妊娠の発覚を機に関係性が揺らいでいく様を描く。下世話でありふれた話だが、リアルな会話と時間軸を巧みにシャッフルした作劇で最後まで飽きさせない。

演劇サーク
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BiSH presents PCR is PAiPAi CHiNCHiN ROCK'N'ROLL(2022年製作の映画)

2.1

BiSHのメンバーがそれぞれ主演を務める6編からなる短編オムニバス。それぞれ監督も異なり玉石混淆だが、セントチヒロ・チッチと中島歩の共演による行定勲監督作は流石の安定の出来。

ちなみにダントツでアカ
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カクテル 友情のトライアングル(2012年製作の映画)

3.3

ロンドンを舞台に女子2人男子1人の三角関係を描くメロドラマ。2012年とちょっと古い作品であるのと男性優位が残るインドの国柄からだろうが、主人公男子がやたらと女性を口説きまくるのは現在の感覚だとポリコ>>続きを読む

結婚は大変(2017年製作の映画)

3.4

デリーに暮らす若い男女が挙式するまでのドタバタを描く艶笑コメディ。途中で男性のEDが発覚し、それを引け目に感じて式の直前まで止める止めないの大騒ぎに。

昔ながらの家同士のメンツの張り合いと、今風な個
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太陽とボレロ(2022年製作の映画)

2.3

このレビューはネタバレを含みます

毎度お馴染み、年に一度の東映の水谷豊接待映画。市民楽団の解散を巡るゴタゴタを延々と見せたうえで、その解決手段が主人公の檀れいや楽団員たちや努力ではなく棚ボタ的なイベントなのはどうよ。

タイトルに「ボ
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ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.9

アニメ業界の裏側をコミカルかつアツく描いたお仕事映画。0から1を産み出すクリエイターへの敬意が溢れているのがよい。とはいえ視聴率や円盤の売り上げに一喜一憂している様は、一昔前の業界のイメージ。

作品
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ピアノ ウクライナの尊厳を守る闘い(2015年製作の映画)

3.7

2014年、親ロシア派のヤヌコーヴィッチ政権への抗議で始まった反政府デモのバリケードとして持ち込まれたピアノを、1人の音大生が救おうとしたことから始まる数奇なドキュメンタリー。

市民が歌うウクライナ
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バーニング・ダウン 爆発都市(2020年製作の映画)

3.7

任務中の事故で片脚を失い闇堕ちした爆弾処理員をアンディが演じるサスペンスアクション。VFXでの爆破描写はど迫力。ただフィクションでも街中で核兵器を炸裂させる描写には違和感がある。

闇堕ちしたアンディ
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GAGARINE/ガガーリン(2020年製作の映画)

3.9

人類初の宇宙飛行士の名を冠したパリ郊外の老朽化したアパートを舞台に、取り壊しを前に1人取り残された少年が、内部を宇宙ステーションに見立てて暮らす姿が儚くも美しく描かれる。

アフリカ系移民の16歳の少
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愛国女子ー紅武士道(2022年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

いわゆるライトウィングな思想のドラマなのは予想通りだったけど、幽体離脱してのサイキックバトルって斜め上の展開まではこの海のリハクの目をしても……
次作ではプーチンの霊とのバトルを希望。

「暗黒女子」
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人狼ゲーム 夜になったら、最後(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

#未体験ゾーンの映画を体験
雪崩で途絶された山奥の小さな村を舞台に連続殺人事件に翻弄される村人たちを描くホラーミステリー。パイプラインの設置を巡って村は2分されていてそれが更なる疑心暗鬼を呼ぶ。

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されどはまぐり(2021年製作の映画)

3.3

『はまぐり三景 吸っていじって』(22/日)
横浜光音座Ⅱで鑑賞。昨年秋のOPフェスでR15+版の「されどはまぐり」は鑑賞済み。

わけありカップルが倖田李梨が女将を務める民宿のはまぐり料理を食べて仲
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アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.6

女性側が美人アンドロイドの「理想の恋人」テーマの作品はそこそこあるが、男性側がイケメンアンドロイドというのは珍しい。これもジェンダーの枠組みが見直されてるこの時代ならでは。

AIで主人公に最適化され
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香川1区(2021年製作の映画)

3.3

選挙に密着したドキュメンタリーであるにも関わらず、候補者の人となりしか見えてこず、政策の争点が一切伝わって来なかった。人柄も大切ではあるけれど、政策で争う本当の民主主義はまだ遠いと感じた。

今回の総
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弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

2.6

歪な家族関係が原因で自己の実存に確信が持てなくなったトヨエツ演じる天才ロボット工学者が、自分そっくりのアンドロイドを開発する自分探しスリラー。彼につきまとうゲスな義弟で安藤政信。

プロット自体は面白
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

キングスマン創設を描くスピンオフ作品。キングスマンのコードネームがアーサー王由来なのはそこかと納得。

ジェマ・アータートン演じるポリー嬢が実はエージェントととして一番優秀なのでは。

ラスプーチン、
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サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

3.6

「完全新作」と謳ってはいても今風にCGも使われてるだろうと舐めていたら、人形操演とミニチュア特撮による当時のテクノロジーオンリーだったので驚愕。オリジナルへのリスペクトがハンパない。

当時ラジオドラ
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99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

TVシリーズ由来のガチャガチャしたノリに好き嫌いが分かれるが、ふつうにフーダニットのミステリー作品として楽しめた。

ただコメディタッチの作品とはいえ、メディアスクラムの問題に対する扱いが雑すぎたのは
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私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

2.7

ヤスケン演じる中堅スーパーの中間管理職のオモシロ切ない日常系コメディ。とはいえ専業主婦の嫁が小池栄子で、1男2女を育て、戸建てのマイホームも持っていたらこの時代十分勝ち組だと思うゾ。

原作未読。主人
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督による3話からなる短編オムニバス。どの話もよくある日常の風景かと思わせて、そこから予想外の展開にスッと移行していく瞬間の切れ味が抜群で痺れる。会話劇の面白さを存分に堪能することが出来る。>>続きを読む

ザ・レッド・チャペル(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国系デンマーク人のコメディアンを親善公演の名目で北朝鮮に連れていった一部始終を収めたドキュメンタリー。演目の内容に徹底介入してくる北朝鮮側と、面従腹背の一向との虚々実々の駆け引きが面白い。

「ザ・
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POP!(2021年製作の映画)

3.1

ローカル局のチャリティー番組のMCを務める女優志望の主人公を、小野莉奈がド派手な衣装で健気に演じる。

三木聡監督作品を彷彿させるシュールな世界観で久しぶりにインディーっぽいインディー映画を観た感覚。
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

Netflixで早速鑑賞。ビートたけしの浅草修行時代に題材を取った人情ドラマ。大泉洋演じる「幻の浅草芸人」と呼ばれた、たけしの師匠深見千三郎が実質的な主人公といっても過言ではない。監督である劇団ひとり>>続きを読む

愛のまなざしを(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

仲村トオル演じる6年前に妻を失った精神科医が、患者として知り合ったメンヘラ女性とズブズブ深みにハマっていく話。妻への思いを断ち切れぬ主人公に嫉妬の炎をメラメラと燃やすヤバい女を杉野希妃が熱演。

メン
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さよなら、ティラノ(2020年製作の映画)

3.3

飛べないプテラノドンの少女と肉を食べないティラノサウルスとのバディものとでも呼ぶべき冒険ファンタジーアニメ。「天国」と呼ばれる地の恐竜の閉鎖性が現代日本を風刺しているようにも感じた。

原作となる絵本
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ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

100年以上も行方不明だったダ・ヴィンチ幻の作品「救世主」を巡る数奇なドラマを追ったドキュメンタリー。アート大国フランスらしい、魑魅魍魎が跋扈する現代美術界へのシニカルな視点が冴えている。

ニューヨ
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