kupaさんの映画レビュー・感想・評価

kupa

kupa

アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド(2021年製作の映画)

3.6

女性側が美人アンドロイドの「理想の恋人」テーマの作品はそこそこあるが、男性側がイケメンアンドロイドというのは珍しい。これもジェンダーの枠組みが見直されてるこの時代ならでは。

AIで主人公に最適化され
>>続きを読む

香川1区(2021年製作の映画)

3.3

選挙に密着したドキュメンタリーであるにも関わらず、候補者の人となりしか見えてこず、政策の争点が一切伝わって来なかった。人柄も大切ではあるけれど、政策で争う本当の民主主義はまだ遠いと感じた。

今回の総
>>続きを読む

弟とアンドロイドと僕(2020年製作の映画)

2.6

歪な家族関係が原因で自己の実存に確信が持てなくなったトヨエツ演じる天才ロボット工学者が、自分そっくりのアンドロイドを開発する自分探しスリラー。彼につきまとうゲスな義弟で安藤政信。

プロット自体は面白
>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

キングスマン創設を描くスピンオフ作品。キングスマンのコードネームがアーサー王由来なのはそこかと納得。

ジェマ・アータートン演じるポリー嬢が実はエージェントととして一番優秀なのでは。

ラスプーチン、
>>続きを読む

サンダーバード55/GOGO(2020年製作の映画)

3.6

「完全新作」と謳ってはいても今風にCGも使われてるだろうと舐めていたら、人形操演とミニチュア特撮による当時のテクノロジーオンリーだったので驚愕。オリジナルへのリスペクトがハンパない。

当時ラジオドラ
>>続きを読む

99.9-刑事専門弁護士‐ THE MOVIE(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

TVシリーズ由来のガチャガチャしたノリに好き嫌いが分かれるが、ふつうにフーダニットのミステリー作品として楽しめた。

ただコメディタッチの作品とはいえ、メディアスクラムの問題に対する扱いが雑すぎたのは
>>続きを読む

私はいったい、何と闘っているのか(2021年製作の映画)

2.7

ヤスケン演じる中堅スーパーの中間管理職のオモシロ切ない日常系コメディ。とはいえ専業主婦の嫁が小池栄子で、1男2女を育て、戸建てのマイホームも持っていたらこの時代十分勝ち組だと思うゾ。

原作未読。主人
>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

濱口竜介監督による3話からなる短編オムニバス。どの話もよくある日常の風景かと思わせて、そこから予想外の展開にスッと移行していく瞬間の切れ味が抜群で痺れる。会話劇の面白さを存分に堪能することが出来る。>>続きを読む

ザ・レッド・チャペル(2009年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

韓国系デンマーク人のコメディアンを親善公演の名目で北朝鮮に連れていった一部始終を収めたドキュメンタリー。演目の内容に徹底介入してくる北朝鮮側と、面従腹背の一向との虚々実々の駆け引きが面白い。

「ザ・
>>続きを読む

POP!(2021年製作の映画)

3.1

ローカル局のチャリティー番組のMCを務める女優志望の主人公を、小野莉奈がド派手な衣装で健気に演じる。

三木聡監督作品を彷彿させるシュールな世界観で久しぶりにインディーっぽいインディー映画を観た感覚。
>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.9

Netflixで早速鑑賞。ビートたけしの浅草修行時代に題材を取った人情ドラマ。大泉洋演じる「幻の浅草芸人」と呼ばれた、たけしの師匠深見千三郎が実質的な主人公といっても過言ではない。監督である劇団ひとり>>続きを読む

愛のまなざしを(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

仲村トオル演じる6年前に妻を失った精神科医が、患者として知り合ったメンヘラ女性とズブズブ深みにハマっていく話。妻への思いを断ち切れぬ主人公に嫉妬の炎をメラメラと燃やすヤバい女を杉野希妃が熱演。

メン
>>続きを読む

さよなら、ティラノ(2020年製作の映画)

3.3

飛べないプテラノドンの少女と肉を食べないティラノサウルスとのバディものとでも呼ぶべき冒険ファンタジーアニメ。「天国」と呼ばれる地の恐竜の閉鎖性が現代日本を風刺しているようにも感じた。

原作となる絵本
>>続きを読む

ダ・ヴィンチは誰に微笑む(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

100年以上も行方不明だったダ・ヴィンチ幻の作品「救世主」を巡る数奇なドラマを追ったドキュメンタリー。アート大国フランスらしい、魑魅魍魎が跋扈する現代美術界へのシニカルな視点が冴えている。

ニューヨ
>>続きを読む

幕が下りたら会いましょう(2021年製作の映画)

3.8

地元で燻っていた劇作家で小劇団主宰のアラサー女性が、妹の急死をキッカケに追悼公演をしようとして家族や友人、そして創作活動と向き合おうとする話。主人公の様々なイタさ松井玲奈が全力で体現。

いろいろな事
>>続きを読む

モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.1

イラク第二の都市モスルを舞台に、ダーイッシュ(ISIS)の残存兵力と私闘を繰り広げる、元警官による特殊部隊の凄絶な作戦行動をドキュメンタリータッチ描くハードアクション。

映画の冒頭、目の前でダーイッ
>>続きを読む

1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

4.1

第二次世界大戦における東部戦線でのドイツ機甲化部隊を迎え討った、ポドルスク士官学校の士官候補生たちの激闘を描く戦争ドラマ。前途ある若者たちが次々と散っていく様が切ない。

主人公は砲兵科の士官候補生ラ
>>続きを読む

唐人街探偵 NEW YORK MISSION(2018年製作の映画)

3.3

「東京MISSION」の前日譚が順番は逆になったが劇場公開されて嬉しい。バカと天才の探偵コンビが猟奇連続殺人事件の謎を追うコメディミステリー。妻夫木演じる野田も前半に登場して活躍。

「東京MISSI
>>続きを読む

人妻、ジャンプする!(2021年製作の映画)

3.7

#OPフェス
テレポーテーション能力に覚醒した人妻を加藤ツバキが演じるSFコメディ。全く脈絡なく移動してるようで、関わった人たちの人生模様がリンクしてることが次第に浮かび上がってくる展開に唸る。
>>続きを読む

アレックス STRAIGHT CUT(2020年製作の映画)

3.2

時系列に沿って再編集したことで何が起きたか分かりやすくなったが、その分胸糞悪さも倍増。アレックスの周りの男性がクズばっかりで見ていられない。地下鉄内の会話のヒドさにも閉口。

オリジナルだと暴力事件の
>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・上海(2016年製作の映画)

2.3

#のむコレ21
戦前戦中の上海を舞台に黒社会のボスと日本人実業家の間で翻弄される女性をチャン・ツィイーが演じるロマンチックノワール。

日本人実業家ワタベを浅野忠信が演じているのだが、上海語の会話は吹
>>続きを読む

メインストリーム(2021年製作の映画)

3.6

YouTubeにアップした過激な発言がバズって一躍インフルエンサーに祭り上げられていく男と彼を取り巻く人々を描いたドラマ。作中で男がSNSユーザーを煽る言葉が露悪的でそのまま主人公に対する皮肉になって>>続きを読む

THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.8

普通の一般市民が欧州にある北朝鮮の支援組織KFAに潜入し、そこから10年かけて人脈を築き上げ国際武器密輸ネットワークに接触するまでの一部始終を隠しカメラと隠しマイクで収めた驚異のドキュメンタリー。>>続きを読む

かそけきサンカヨウ(2021年製作の映画)

3.9

恋愛映画の名手今泉力哉監督が思春期の若者たちの恋愛未満な淡い恋模様を瑞々しく描く。父親の再婚による新しい家族に戸惑う少女を志田沙良、心臓病の手術で夢を諦めた少年を鈴鹿央士がそれぞれ好演。

志田沙良演
>>続きを読む

キャンディマン(2021年製作の映画)

4.2

シカゴの住宅地を舞台とした都市伝説の怪人にまつわるオカルトホラー。黒人差別による警官からの暴力が連綿と続く現状を鋭く批判する非常に秀逸な作品。流石ジョーダン・ピールの製作・脚本だと唸らせられる。

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

4.1

終戦後30年近くフィリピンのルバング島に潜伏していた小野田寛郎少尉の実話に基づいたヒューマンドラマ。壮年期の小野田を演じた津田寛治の鬼気迫る眼光が素晴らしい。

小野田少尉は陸軍特務機関で鍛えられた後
>>続きを読む

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.5

ご存じ新撰組副長土方歳三の一代記。2時間半だがそれほど長さを感じず手堅くまとめてあるが、この時代だからこその新撰組の新解釈もなく、よくも悪くも平凡な印象。

岡田准一の歩き方にまで拘った役作りは光る。
>>続きを読む

神在月のこども(2021年製作の映画)

2.8

母親を失ったトラウマを抱えた少女が“韋駄天”の使命を帯びて神への供物を届けに東京から出雲まで走っていくファンタジー作品。時間と空間の距離感演出が今一つで旅自体の苦労が伝わってこなかった。

事前の期待
>>続きを読む

人生の運転手(ドライバー)~明るい未来に進む路~(2020年製作の映画)

3.7

公私に渡って尽くしたカレシに捨てられた女性が一念発起してバスの運転士になる話。人生はバスのようにいつでも乗り換えてよいという含蓄がある人生讃歌。主人公ソック役のイバナ・ウォンの笑顔がよい。

主人公ソ
>>続きを読む

最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

阪元裕吾監督自身が、京都を拠点とするフリーの殺し屋の日常に密着した、という体のフェイクドキュメンタリー。

自由に生きたくて殺し屋になったのに業界のルールに縛られて全然自由じゃないという、フリーの職業
>>続きを読む

屋根の上に吹く風は(2021年製作の映画)

3.1

鳥取の山間地に開設されているフリースクールの児童とスタッフに密着したドキュメンタリー。子供たちの自主性を尊重する教育方針は美しいが、光の側面だけを描いているようでこの子たちの将来が気になる。

この学
>>続きを読む

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-(2020年製作の映画)

3.7

前作2202に続く「新なる旅立ち」の新解釈新シリーズ。毎度ながら文民統制を無視した古代進の独断専行がヤバいが、それでもデスラーの危機に駆けつけるヤマトがアツい。

前作「2202 愛の戦士たち」が積み
>>続きを読む

欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ようやく観られた城定秀夫監督の新作。
他人のカレシや旦那さんに恋愛感情が溢れてしまう魔性の女(?)奈々ちゃんを架乃ゆらが演じる恋愛コメディ。

彼女が思いを寄せて猛アタックするバイト先のコンビニ店長に
>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.1

ヘビメタのバンドマンがある日突然聴力を失ってしまったことで、人生が大きく転換していく様を描いたヒューマンドラマ。難聴者の世界を再現させた音響演出が出色の素晴らしさ。

個人的な話だが自分も片耳だけでは
>>続きを読む

アイダよ、何処へ?(2020年製作の映画)

4.2

ボスニア戦争における「スプレ二ツァの虐殺」の史実に基づくドラマ。8,000人以上が虐殺されたこれほどの悲劇が、これまで日本でほとんど報じられてこなかったことに衝撃。

国連による安全地帯とされていたイ
>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.4

水俣病の惨禍を世界に発信した写真家ユージン・スミスをジョニー・デップが演じる社会派ドラマ。

國村隼演じるチッソ社長にヒールとして1人に全ての悪を背負せて善悪を単純化しすぎの感も。

後にユージンの妻
>>続きを読む

>|