半兵衛さんの映画レビュー・感想・評価

半兵衛

半兵衛

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ゴジラ対メガロ(1973年製作の映画)

2.5

映画界の下火が影響してとうとうゴジラもここまできたかというヒロイン不在・舞台の大半は更地・特撮の半分ほどは別作品からの流用・登場人物も最小限・落書きのようなゴジラの放射熱線という低予算映画に、何よりシ>>続きを読む

ゴジラ対メカゴジラ(1974年製作の映画)

3.5

満を持して登場したゴジラの偽物・メカゴジラの本物の特徴を残しつつスマートに洗練させたメカスタイルとヒールっぷりが格好良すぎてそれだけで満足。正直ストーリーはどうでもいい(それでもプロの脚本家が参加して>>続きを読む

本日ただいま誕生(1979年製作の映画)

3.0

撮影当時五十歳だった植木等が二十代の若者を演じている時点で無理があるし、ドラマも実在する太平洋戦争で両足を失くし波乱万丈の人生を送った僧侶をモデルにしたお話が淡々と描かれているので冗長であまり面白みが>>続きを読む

我らが門の内にて(1920年製作の映画)

3.0

映画としては取り立てて面白い点は無いものの、様々な立場の黒人を登場させて彼らのコミュニティが一つではないことを提示したり当時における白人社会の黒人に対する差別や圧力を容赦なく暴いたりなど黒人の生態を等>>続きを読む

ころがし涼太 激突!モンスターバス(1988年製作の映画)

2.0

純粋な意味での日活映画最後の足掻きがこれって、かつて日活が得意としていた無国籍アクションスタイルもエロも滑りまくってそれがひたすら80年代末らしいチャラいノリで展開されるので痛々しくて見ていられない。>>続きを読む

情無用のジャンゴ(1966年製作の映画)

3.5

裏切った強盗仲間を追って街まで来てみれば、そこは悪党だらけで盗んだ金をめぐって阿鼻叫喚の巷と化していく異色すぎる西部劇。いやちゃんと西部劇していたのは冒頭だけで、あとは異常な状況下において欲望を抱いた>>続きを読む

肉体の悪魔(1971年製作の映画)

3.7

冒頭からみんなテンションが高めで常にワーワーギャーギャー騒いでいるので肝心なドラマが頭に入ってこないヘンテコさはさすがケン・ラッセル作品、でもそんな演出が当時の異常な宗教の世界を見事に表現しているのも>>続きを読む

わるいやつら(1980年製作の映画)

3.5

一言で言えば『最低なアルフィー』、奥さんがいるのに他の女と平然と付き合う病院の院長であるプレイボーイが調子に乗っているうちに罠にはまって気がつけば半永久的に平穏(厳重な監視付き)な世界へ。まあ女に夢中>>続きを読む

ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.5

逃げられない死の恐怖そのものをホラーにしてしまうという発想は『恐怖新聞』など昔からあったような気がするけれど、ここまでストレートにやってなおかつ肝心の神や死神を一切出さないこと(大抵ホラーでは襲う怪物>>続きを読む

チューブ博士の狂気(1915年製作の映画)

3.0

映像でドラッグを吸っているようなハイな気分にさせることを発見したドラッグムービーの元祖、正直一世紀たった今となっては歪んだ映像を表現した特殊撮影は別段珍しくもないけれど当時の人たちはきっと驚いただろう>>続きを読む

喜劇 女の泣きどころ(1975年製作の映画)

3.8

太地喜和子と中川梨絵、ストリッパーである二人とも酒と男にだらしがなくてそれが原因で時には喧嘩もするけれどそれでも明るく仲良く生きていく、そんなシスターフッド映画があってもいいじゃないか。そんな彼女たち>>続きを読む

古都憂愁 姉いもうと(1967年製作の映画)

3.5

お話は実質的な主役の藤村志保も婚約者がいるのにその姉の藤村と寝てしまう長谷川明男も全く共感も同情も出来ないし中盤の駆け落ちも「何でだ」と見ているこちらが頭を抱えそうになったけれど、そんな寝取り姉と寝取>>続きを読む

3人の逃亡者(1988年製作の映画)

3.8

常習犯と初めて銀行強盗に挑んだ不器用な男とその娘、3人の奇妙なやり取りがクスクスとさせる犯罪喜劇。母の死が切っ掛けで喋れなくなった娘の面倒を見ていくうちにいつしか親のようになっていく常習犯ニック・ノル>>続きを読む

東京おにぎり娘(1961年製作の映画)

3.0

内容は何の変哲もない年頃の娘をめぐるラブコメで別段変わった展開も無いのだけれど、若尾文子をはじめ川口浩などといったスターたちがイメージ通りの役柄をイメージ通りのままに演じてワンパターンな物語を彩るオー>>続きを読む

勤王? 佐幕? 女人曼陀羅(1956年製作の映画)

2.5

黒船来航により世情不安定となった幕末を舞台に、幕府を支えつつ日本の将来を見据え諸外国との積極的な貿易をせんとする井伊直弼、開国に反対し幕府を倒そうと目論む尊攘派の志士たち、一攫千金を目論む者、謎の浪人>>続きを読む

墓場なき野郎ども(1960年製作の映画)

3.6

女や遊びよりも友情や絆を優先する浮わついたことなど一切しないフランススタイルのギャングの生態をゴリゴリな固さで煮込んだような濃厚な男汁と白黒の映像で描いたノワール。ここまで固いと受け付けない人も出てく>>続きを読む

小さき勇者たち 〜ガメラ〜(2006年製作の映画)

2.8

冒頭での平成ガメラのその後を彷彿とさせるシーンでテンションが上がったけれど、あとは普通の子供向け怪獣映画に。ただいくらターゲットとはいえ子供サイドに寄りすぎてはしないかというのが不満、大人の話も何とな>>続きを読む

ファイナル・ファイト 最後の一撃(1989年製作の映画)

3.0

ストーリーは特段珍しいわけではないものの、構想を練り製作も担当した倉田保昭による拘りのアクションが全編に渡って炸裂しているのでそれだけでも見ごたえ充分の香港と日本の合作映画、でも全編英語。そしてラスト>>続きを読む

プロゴルファー織部金次郎2 パーでいいんだ(1994年製作の映画)

3.0

織部金次郎シリーズは初鑑賞だけど、実は亡き父親がレンタルビデオから借りて見ていたのをチラッと覗いたことが。そのときは武田鉄矢にもゴルフにも興味がなかったので一緒には見なかったが、それから云十年たったよ>>続きを読む

地獄の7人(1983年製作の映画)

3.7

『ランボー』を監督したテッド・コッチェフが、『ランボー』では描かれなかった息子を徴兵された親世代の視点で捉えたアクションものの形を被ったもう一つのベトナム戦争異談。ベトナムで行方不明になった息子を捜索>>続きを読む

初笑いびっくり武士道(1972年製作の映画)

2.8

萩本欽一は持ち前のアドリブ芸と映画のスタイルとの相性が悪いのか同世代のドリフターズと比べるとあまり映画方面では活躍できなかったものの、そのなかでは野村芳太郎監督とタッグを組んだ作品はまだ面白い方で特に>>続きを読む

ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

2.5

法曹界で辣腕を奮う弁護士の話かと思いきやその弁護士を演じるキアヌ・リーブスのやり口は漫画っぽいし、奥さんのシャーリーズ・セロンは都会の生活がストレスになったうえに隣人と上手く行かず『赤ちょうちん』の秋>>続きを読む

瀬戸はよいとこ 花嫁観光船(1976年製作の映画)

3.6

フランキー堺と山城新伍、財津一郎が並んでいる画は邦画でも結構レアだしこの三人のプロフェッショナルな絡みは笑える。でもこの作品で一番存在感を発揮しているのは夫役のフランキー堺とかつて夫婦漫才を披露してい>>続きを読む

でっかいでっかい野郎(1969年製作の映画)

3.0

渥美清が『男はつらいよ』出演直前に寅次郎の原点である『無法松の一生』パロディ作品に出演しているのが興味深かったけれど、こういう作品なら松五郎ポジションの渥美はお世話になっている保護司の奥さん岩下志麻に>>続きを読む

昭和枯れすすき(1975年製作の映画)

2.5

日活お得意の四畳半ドラマをわざわざ日活の藤田敏八作品で有名になった秋吉久美子(しかも相手はこれまた日活出身の高橋英樹)主演で製作した当てつけのような作品、でも監督の野村芳太郎も脚本の新藤兼人もそういう>>続きを読む

死ぬにはまだ早い(1969年製作の映画)

4.2

偏愛する映画の一本、回想の猛スピードで走るレーシングカーと現在の普通のスピードで走る乗用車で高橋幸治の心の変化を示す演出、劇伴を一切使用せずラジオの音楽やジュークボックスで巧みに補填するセンス(オープ>>続きを読む

イントレランス(1916年製作の映画)

4.0

四つの離れた時代のエピソードを「不寛容」をテーマとして繋いで同時進行するという無謀なやり方を貫き通して完成させたものの、観客を一世紀過ぎても困惑させるグリフィス監督のヤバさはハンパないな。その割には現>>続きを読む

ダメおやじ(1973年製作の映画)

3.0

古谷三敏の原作とはビジュアルはかなりかけ離れているけれど(そもそも年齢設定が違う)、映画でやるとここが妥協点かなと思ったりも。むしろ原作通りなら嫁の両親であるデンスケこと大宮敏充と浅香光代がベストなん>>続きを読む

殺しのマスク(1971年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

これを読むとオチまで理解して作品の面白さを損なう可能性があるのでネタバレしたくない人は読まないでください。

ある無名の芸術家が手掛けた美術品に注目しそれが将来のビジネスに繋がると踏んだ美術商が親しく
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ショック集団(1963年製作の映画)

4.2

早い話がミイラ取りがミイラになるという諺を地でいく内容なのだが、そのミイラになる過程を丁寧にかつ執拗に描いているので見てるこちらも狂っていくような感覚に陥る不快度MAXな映画。自分が正気であると
唱え
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秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

2.8

幼馴染みでお互い好意を抱きながらも言えずにすれ違ってしまう二人の時間だけが過ぎて大人になってしまう切なくも残酷な展開がセンスのいいアニメーション映像と相まってかつての少年少女たちの心をくすぐるんだろう>>続きを読む

9デイズ(2002年製作の映画)

3.0

アンソニー・ホプキンスで中央情報局というからハードな内容かと思ったらまさかの亡くなった重要人物の身代わりとなった双子の弟との変格バディアクションものだったとは、そりゃジェリー・ブラッカイマーが製作で関>>続きを読む

人蛇大戦・蛇(1982年製作の映画)

3.0

ストーリーとかどうでもよくて本当の蛇が最初から最後までこれでもかと大量に出てくる画がインパクトがありすぎて気持ち悪くてでもそんな吹っ切れたというか開き直った作風は映画の原点たる見世物らしくてその心意気>>続きを読む

真夜中の招待状(1981年製作の映画)

2.5

ミステリーという割に事件の概要よりも人間の綾や男女のドラマに重点を置いてしまっているので肝心の事件が頭に入ってこないし(ドラマの進行も遅いし)、終盤の推理も唐突なので最後まで何を見せられているんだとい>>続きを読む

背徳のメス(1961年製作の映画)

3.2

『三丁目の夕日』では味わえない、リアルな昭和の汚れた空気を体感できる一作。舞台となる薄汚れた病院、大阪の歓楽街、駅前の風景、その当時の女性に対するハラスメント的な古くさい考え方などまさにノスタルジック>>続きを読む

理由(1995年製作の映画)

3.5

ショーン・コネリーありきの映画だと予想していたら思ったよりもサイコサスペンスしていて嬉しい一作、でも最期はちょっと雑すぎないかな。

サスペンスによく出てくる底意地の悪い田舎の刑事かと思ったらショーン
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