50Kenzoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

5.0

過去を改変しようと、キングピンが作動させた加速器がきっかけで、5つの並行世界のスパイダーマンが大集合します。

CGアニメとアメコミを融合させたような、時にドラッギーな圧倒的な映像の嵐。これは映画館で
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バンク・ジョブ(2008年製作の映画)

4.0

王室のスキャンダル写真を貸金庫から強奪するため、MI-5が銀行強盗を企てるお話。まさかの実話ベース。ステイサムは実行犯のリーダー役です。

MI-5に警察に銀行強盗、借金取りに裏社会の面々に左翼活動家
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エージェント・ゲーム(2022年製作の映画)

2.5

とある人質を巡る、情報機関内部の闘いを描きます。

上層部から指令された部隊と、捨て駒的な傭兵部隊の内輪揉めということでスケールは小さめ。あと、3つほどの時系列が並行してストーリーが進むんですが、正直
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

人造人間として生を受けた女性の成長と冒険の物語。ヨルゴス・ランティモス監督作です。

こんなエマ・ストーン観たことなかった、と思えるくらいの快演。脇を固める俳優さんもみんな素晴らしい。

女性の自我の
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

4.5

妻から離婚を切り出されベコ凹みの主人公が、バーで知り合ったスケコマシにレクチャーされてちょいワル親父に変身します。

嫁との復縁を目指す主人公、息子の初恋、スケコマシの恋愛、と3世代の恋愛模様が並行し
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ラブ&ドラッグ(2010年製作の映画)

3.5

ファイザー製薬の営業と、パーキンソン病闘病中の女性とのラブコメ。ジェイク・ギレンホールとアン・ハサウェイ主演です。

前半はMRの面白えげつない営業活動を交えつつ、2人の生活を楽しく描くんですが、後半
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

米ソ冷戦真っ只中、アメリカのスパイとして情報の運び屋を任されていたビジネスマンのお話。実話ベースです。

工作員としてのスキルなど何もない、本当に普通のおじさんなので、想定外の事態が起きた時の緊張感が
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暴走機関車(1985年製作の映画)

3.5

脱獄した囚人2人が、うっかり機関士のいない機関車に乗り込んで大変な目に遭います。

前半の脱獄シーンから、逃げ込んだ電気機関車が、機関士の急病で無人のまま厳冬の荒野を爆走します。何とか機関車を止めよう
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禁断のケミストリー/ベター・リヴィング・スルー・ケミストリー(2014年製作の映画)

3.5

薬屋の製剤師さんが、資産家の奥さんと浮気します。

サスペンス風味なタイトルですが、仕事と家庭に自信をなくしていた男が、ちょっと羽目を外して自分をとりもどす、コメディ的なお話です。

正直、主人公に都
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ベテラン(2015年製作の映画)

4.0

大企業の御曹司の横暴に立ち向かう刑事たちの物語。

トラック運転手の自殺未遂の真相に迫っていきますが、まあこの御曹司が憎たらしい!人権どころか人命もまるで気にかけないサイコパスな暴虐っぷりで、ある意味
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ベルリンファイル(2013年製作の映画)

4.0

中東のとある組織と北朝鮮との武器取引を巡る、情報機関同士の暗闘を描きます。

主役は北朝鮮の工作員と、彼を見張る韓国の情報員。そこにアラブの武装組織とCIA、さらには北朝鮮内部の権力争いと亡命騒ぎまで
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生き残るための3つの取引(2010年製作の映画)

4.0

連続殺人犯の重要参考人をうっかり射殺してしまい、容疑者をでっち上げようとする警察のお話。上層部からでっち上げ担当に任命された刑事、汚れ役担当の裏社会の男、大企業とズブズブの検事、3名の人間模様が描かれ>>続きを読む

ザ・クライアント 依頼人(1994年製作の映画)

4.0

マフィアの秘密を偶然知ってしまった少年を守ろうとする女性弁護士(スーザン・サランドン)のお話。

トミー・リー・ジョーンズ演じる検事からは情報を教えろと迫られ、マフィアからは喋ったら殺すと脅される八方
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SKIN/スキン(2019年製作の映画)

4.0

愛する女性との出会いをきっかけに、白人至上主義団体から抜けようとする白人男性のお話。実話ベースです。

荒れた家庭で、身寄りのない青年時代に団体に取り込まれた主人公。衣食住を与えて親代わりのように接す
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ハイ・クライムズ(2002年製作の映画)

3.5

元軍人の夫にかけられた、派遣先での民間人殺害容疑を晴らそうとする弁護士のお話。主人公がアシュレイ・ジャッド、相棒がモーガン・フリーマンです。

軍事法廷ということで、軍からの圧力、口を割らない関係者、
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イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

4.0

離婚を引きずりネガティヴオーラ全開の男が、何となく参加した自己啓発セミナーの影響で、NOと言えないアメリカ人になります。

映画は面白おかしいジム・キャリー劇場ですが、我が身を顧みると、新しいことにチ
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エントラップメント(1999年製作の映画)

3.5

美術品泥棒の証拠を掴むため、保険調査員が潜入捜査します。

ショーン・コネリーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズのスタイリッシュな犯罪モノです。2000年問題を絡めてるのが時代ですなあ。それにしてもディス
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インターンシップ(2013年製作の映画)

4.0

勤務先の時計屋が倒産してしまった営業マンが、再就職するためにGoogleのインターンに応募するお話。

天才揃いの若者の中に、対人スキルのみを武器に飛び込んでいく2人。見当違いなやらかしも交えつつ、ポ
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

3.0

みんなが何となく知っている、ノアの方舟の物語を映画化。ダーレン・アロノフスキー監督作です。

壮大な話ではあるものの、映画としてはあまり面白くなさそうな内容を盛り上げるため、人間を率いるボスとの闘い、
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.5

消耗品軍団まさかの4作目。

予算厳しめだったのか、主な場面が序盤の一悶着と、敵の本拠地だけという省エネ仕様。アクションスターの同窓会という意味でも、ちょっとメンバー寂しげやったかな。。。

今回はス
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

興味本位で向こうの世界を覗いてしまったばかりに、取り返しのつかない事態に巻き込まれるティーンのお話です。

母親の死で不安定な気持ちを抱える主人公に襲いかかる怪異の数々。見えているものは真実なのか、幻
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マイ・ボディガード(2004年製作の映画)

4.0

数々の汚れ仕事が原因で、やさぐれアル中になってしまった元特殊部隊の軍人が、富豪の娘のボディガードに雇われます。

序盤の心温まるほのぼのシーンから、娘が誘拐されて修羅モードへと変わる、イコライザーの原
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サイトレス(2020年製作の映画)

3.0

通り魔に薬品を浴びせられて失明した女性が、療養中に大変な目に遭うお話。ほとんど室内で話が進んでいきます。

映画に映し出される風景は、あくまで主人公の脳内イメージということで、常に信用できない風景を見
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ゴースト・オブ・ガールフレンズ・パスト/ゴーストたちの恋愛指南!(2009年製作の映画)

3.5

プレイボーイの軽薄男が、親代わりだったおじの霊と、元カノの生霊に更生させられます。元ネタは「クリスマス・キャロル」ですが、こちらは未見です。

マシュー・マコノヒーのラブコメ物ですが、テンション高めの
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アトランティスのこころ(2001年製作の映画)

3.5

人の心が読める初老の男性と少年との交流。スティーヴン・キング原作です。

母親の愛情が薄めの少年が、アンソニー・ホプキンス演じるテッドと、親友2人との交流を通じて成長していきます。

定番のジュブナイ
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

4.0

三姉妹とその家族達の人間模様。ウディ・アレン監督作です。

嫁の妹に惚れてしまった男、姉に借金しながら自分探しに試行錯誤する女性、大病の予感にビビりまくるハンナの元旦那、の3つを軸に話が進みます。
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変態小説家(2012年製作の映画)

3.0

サイモン・ペッグ主演。小説の構想を練るため殺人鬼の情報を調べまくっていた男が、誰かに狙われている妄想に取り憑かれて大暴走します。

貧乏作家が延々一人相撲でドツボにはまり続け、「一体なんやねん、これは
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ヒミズ(2011年製作の映画)

4.5

親に棄てられた少年の絶望の物語。原作の漫画は未読です。

主人公と、彼を気に掛ける同じクラスの茶沢さんを軸に話が展開します。徐々に明らかになる、あまりにも酷い2人の家庭環境。半ば達観した雰囲気の主人公
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

嫁の浮気が原因で心を病んだ主人公が、ヨリを戻すために色々頑張ります。

ヒューマンドラマ的な内容を想像してたら、怒涛の会話劇が繰り広げられるコメディでした。観終わったあとは作品のテンションにちょっと疲
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六月の蛇(2002年製作の映画)

3.0

塚本晋也監督作。いのちの電話的なお仕事の女性が、助けた相手に恥ずかしい写真で脅迫されて、妖しい性癖に目覚めます。

青っぽいモノクロ画面に、監督定番の雨に濡れた無機質な都会の風景。あからさまなカタツム
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Be Cool/ビー・クール(2005年製作の映画)

3.5

スターの卵を発掘したトラヴォルタが、音楽業界のライバルや借金取りとくんずほぐれつします。

ユルい会話に犯罪の匂い、とタランティーノっぽい感じを狙ってます。本家には及んでませんが。トラヴォルタとユマ・
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F.L.E.D./フレッド(1996年製作の映画)

3.5

服役中、とある騒ぎに乗じて脱獄した黒人と白人の2人組。実は仕組まれた陰謀だった。。。

初手から手錠で繋がれた2人、ということで「手錠のままの脱獄」的な話かと思いきや、マフィア、汚職、銃撃戦にカーチェ
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リミット・オブ・アサシン(2017年製作の映画)

3.5

任務中に射殺された秘密組織の殺し屋が、最新技術で蘇生されて色々改心します。

上映時間も手頃、身体に埋め込まれたタイマーで、残りの命が一目で分かる親切設計。渋いイーサン・ホークのアクションを堪能できる
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ダイアナ(2013年製作の映画)

3.0

非業の死を遂げたダイアナ妃。事故の約2年前から、運命の日までの生き様を描きます。

彼女の男性遍歴を軸にして話が進んでいきます。プライベートを深堀りして内面に迫っていくのかと思いきや、彼女のオフィシャ
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アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.5

女性の古生物学者と、療養中の人妻との恋愛モノ。19世紀半ばのイギリスが舞台です。

報酬に目がくらみ、人妻の面倒を見ることになった古生物学者。お互い孤独を抱えていることを知り、徐々に心の距離が近づいて
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フレンチ・ラン(2015年製作の映画)

4.0

CIAの捜査官とプロのスリ師が、パリで発生した爆破テロの真相に迫ります。

ゴツい捜査官が、スリ師とコンビでパリの街を縦横無尽に駆け抜けます。小気味の良いユーモアを挟みつつテンポの良い展開で、イドリス
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