小言幸兵衛さんの映画レビュー・感想・評価

小言幸兵衛

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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

十数年ぶりに丸の内ピカデリーで鑑賞。
キム・ダミは、一見自由奔放で快活だが実は陰のある役がとてもよく似合う。
主人公2人の関係の変化が繊細に描かれていて良かったとは思うが、ん?なんでそんな事しちゃうの
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「シン・ゴジラ」も良かったが、オタク趣味的な理屈っぽさが若干鼻につくところがあった。それに比較して、今回のゴジラは正攻法で、ストーリーや論理展開にもこの手の映画にありがちな飛躍がなく、今まで観たゴジラ>>続きを読む

ウェディング・ハイ(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「ブラッシュアップライフ」、「地獄の花園」、「殺意の道程」観て、その流れで本作を視聴。

これまで観たバカリズム脚本作品と若干異なり、会話の面白さで魅せる映画ではなかったが、絡み合うサイドストーリーを
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.5

「ブラッシュアップライフ」で、バカリズム脚本の作品をもっと観たくなり鑑賞。

最高にバカバカしくて面白い。メインキャストのスケバンっぷりがはじけていて、みんな楽しんで演じているんだろうなと感じる。
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.2

昭和基地の話かと思っていたら、もっとずっと内陸にあるドームふじ基地の話。そんな基地がある事すら知らなかった。

孤立した基地特有のたわいないエピソードの積み重ねで出来ており、ゆるく平和な気分に浸りたい
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インターステラー(2014年製作の映画)

4.0

劇場公開時にも観に行ったが、今回の方が面白く感じた。公開時は期待値が高すぎたのかもしれない。

SFファンとしては、ストーリーの理屈づけがあまくて物足りないが、静謐な宇宙空間の描き方に「2001年宇宙
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

公開時に映画館で観て、今回2回目。

前半がコメディタッチなだけに、破滅的なラストに至る展開がとてもショッキング

面白かった。

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

1作目がとても面白かったので期待していたのだが、以下のような点で、色々残念。

・戦闘シーンが暗い所ばかりで、何が起きているのか分かりにくい。
・前作とどのように繋がっているのかが明らかにされない。
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お早よう(1959年製作の映画)

3.7

NHK BS 2023/12/19放送の録画で視聴。

小津安二郎の映画には何故かいつも郷愁を感じてしまう。自分が生まれるよりずっと前の映画なのだがそんな風に感じるのは不思議な事だ。

当時の人々の言
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

極寒に空腹、過酷な労働という最悪の環境下でも人間らしさを失わずにいられる人こそが本当の強さを持っていると言えるのだろう。自分はどうだろうかと想像すると全く自信がないが、そうでありたいと願う。

遺言が
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

新海監督の映画は、画面は美しいし、登場人物も皆いい人だし、ストーリーも面白く、嫌いではないのだけど、いつも大掛かりな舞台装置の割に、結局のところ恋が実りました、というありきたりな内容になってしまうのが>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

素晴らしい!
こんなにぶっ飛んだ内容を1本の映画にまとめ上げるなんて、信じられない。情報量が多いので、何回も楽しめそう。

一緒に見た妻が喜んでくれたのも嬉しかった。

黄金(1948年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

2020/09/10 BSプレミアムの録画を視聴。

題名だけ知っていて、ずっとハードボイルドだと思っていたのだが、全然違った。

ハンフリー・ボガートが欲深で愚かな男を演じていて、こんな役もやってい
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エスター(2009年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

怖がらせてもらった。こんな悪賢い子供いないよなと思って見ていたら、納得の展開。

それにしても、エスターが怪しいと思った時点で、彼女に勘ぐられる様な会話や行動は、家の中で絶対にしないのが普通だと思うの
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.4

2023/01/16 NHK BSプレミアム放送の録画を視聴

天才数学者の映画だという事だけ記憶にあって、てっきりフォン・ノイマンかアラン・チューリングの話だと思っていたら、ジョン・ナッシュ。ナッシ
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独裁者(1940年製作の映画)

3.8

NHK BSプレミアム2020/05/20放送の録画を視聴。

第二次大戦真っ最中の1940年に公開された映画。面白おかしく描いてはいるが、自由と平和へのチャップリンの思いが伝わってくる。

最後の演
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

3.8

NHK BSプレミアム 2021/03/17放送の録画で視聴。

観たことはあるはずだが、内容は完全に忘れていた。

チャップリンの喜劇には、元々、弱者へのいたわりや世の中への怒りが感じられるが、この
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

4.2

NHK BSプレミアム2020/07/23放送の録画で視聴。

映画の評判だけは何となく知っていて、いつか観ようと、これまであえて情報を入れない様にしていた。なんか刑務所が出てくる映画だった気がする、
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パットン大戦車軍団(1970年製作の映画)

3.2

NHK BSプレミアム2020/08/05放送の録画を視聴。

大掛かりな戦闘シーンはたくさんあるが、一般的な戦争映画と異なり、戦争を生き甲斐とするジョージ・パットンという人物を描いた映画。Wikip
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史上最大の作戦(1962年製作の映画)

3.6

NHK BSプレミアム2020/08/12放送の録画で鑑賞

現在、新作映画を観に行ける環境にないので、最近、有名だが観たことなかった古い映画ばかり観ている。

ノルマンディー上陸作戦が、色々な立場に
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.4

NHK BSプレミアム2023/01/23放送の録画で視聴

リハーサルもせず、直前まで駄々をこねていたジュデイが、いざステージに放り出されると、見事な歌を聴かせてくれるシーンが引き込まれた。

数日
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.3

NHK BSプレミアム 2020/06/01放送の録画で視聴

光州事件という名前だけは聞いたことがあったが、戦争も終わって久しい1980年という時代に、こんなにひどい事件が韓国で起きていたとは、不見
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キル・ボクスン(2023年製作の映画)

3.6

娘の扱いに頭を悩ませる母親であり凄腕の殺し屋という設定が面白い。たくさん血が流れるのに、どこかカラッとした明るさがあって、何も考えずに楽しめた。

バート・バカラックの名曲をバックに行われる決闘は、他
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オズの魔法使(1939年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

NHK BSプレミアム録画で鑑賞

有名な映画なので、一度目を通しておかねばという思いで観た。

1939年の映画としては、特殊効果もメーキャップも見事で、すごい映画には違いないと思う。見たことのある
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猟奇的な彼女(2001年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

題名だけは前から知っていたが、韓国ドラマを観るようになって、改めて興味が湧いて観てみた。

リアリティのない展開や、無用な誤解を抱かせる編集が何ヶ所かあって少し気になったが、ラストの伏線回収は、なるほ
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Love Letter(1995年製作の映画)

3.2

中山美穂が「お元気ですかー」と叫ぶシーンしか知らなかったこの映画が、韓国で何度もリバイバル上映されて人気だったらしいという話を聞いて、初めて観てみた。

別に面白くないわけでも嫌いなわけでもないし、雪
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大怪獣のあとしまつ(2022年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

しらけるギャグ、中学生がこねくり回したような空疎でキザな台詞、安直なストーリー展開、最後まで何ら解決しない謎、観るのが辛かった。悪いけれど、この映画を作ろうと思ったセンスが分からない。

巨大な怪獣の
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

1.5

警察や軍隊をはじめとする公的機関の描き方に全然リアリティがなく、アメリカの目的もなんだか不明。厳戒態勢の中、何故あの一家があんなに自由に動きまわれるのかも説得力がない。

ポン・ジュノ監督という事で期
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

BS録画

世の中こんなに単純なものじゃないが、でもそうであって欲しいという思いに力をくれる映画。クリスマスイブにはこういうのが相応しい。

ただ、8000ドルが無くなって、関係ない人達に当たり散らす
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昼下りの情事(1957年製作の映画)

3.6

BS録画

「ローマの休日」、「麗しのサブリナ」と並んで、オードリーの可愛らしさ全開の映画。オードリー・ヘプバーンは、ロマンチックコメディーが本当によく似合う。

アリアンヌが、フラナガンの色んな国の
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飢餓海峡(1965年製作の映画)

3.2

BS録画

題名だけは知っていて、てっきり、洞爺丸の沈没にまつわる映画だとばかり思っていたのだが、その裏で起きた犯罪をに端を発する人間ドラマだった。
八重は不憫だったが、置き屋の夫婦が優しい人だったの
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間違えられた男(1956年製作の映画)

3.2

BS録画
ヒッチコックの有名どころの映画はほぼ観たつもりだったのだが、この映画は初めてだった。
終始重苦しい空気に支配されていてちょっと辛くなるくらい。警察の捜査の杜撰さに呆れるが、この時代ってこんな
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遊星からの物体X(1982年製作の映画)

2.9

BS録画
多分4回目くらい。初めて見た時は、顔から足を生やして動き回る異星生物の禍々しさが、強く印象に残った。好きな映画ではあるけど、こういうシチュエーションで、なんでみんな一緒に行動しないんだよって
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天国は待ってくれる(1943年製作の映画)

2.9

BS録画
題名だけは聞いたことがある気がして録画した。
劇的な事は何も起こらないが、ほのぼのとさせてくれる映画。主人公の奥さん役の女優さんがきれいだった。

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.6

BS録画
確実に見たことあるのだが、すっかり忘れていた。
あの結末でガイの疑いが完全に晴れるのかという疑問は残るが、昔の映画は意外とそんな感じか多い。
とはいえ、ヒッチコックはやはり間違いないと思った
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.6

BS録画
ほぼ会話劇でこの緊張感。
さすがビリーワイルダー。

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