示唆に富んだ、ってこういうことを言うのだと思います。
90年代に暮らす双子の兄妹がテレビのリモコンの奪い合いをしているうちに、50年代を舞台にしたモノクロのホームドラマの世界に閉じ込められてしまう、>>続きを読む
前作「マーズ・アタック!」でふざけすぎたのを反省して…かどうかはわかりませんが(いやしてないだろうな)、前作とは打って変わってチープ感はどこへやら(ていってもあれはあれでカネかかってそうでしたけど)、>>続きを読む
なんちゃらユニバースとかに熱狂するタイプのアメコミ好きの方々は、この作品を見て果たして楽しめたんだろうか?
と思うくらい、「ダークナイト」とはまた違うベクトルで、従来の「アメコミ映画」から逸脱している>>続きを読む
アナザー・ゴーン・ガール。
まあ本家のガールほどたちは悪くないですけど、一番そばにいたはずの人物がその本当の姿に気づけなかったという点では共通しています。
じゃあ誰が本当の姿を知っていたのか。
この>>続きを読む
「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督によって映画化されている、ということを念頭にまず原作を読んだのですが、読んでいる間ずっと思っていたのが、「アメリカン・ビューティー」そっくりというか、相>>続きを読む
ぜんぶつながっている。
って、いいコピーですね。
映画の内容を端的に表しています。
風が吹けば桶屋が儲かる、ってやつですかね。
我々極東で暮らす者の生活やちょっとした決断にも、遠い国で起こっている出>>続きを読む
当時ディカプリオが二十歳すぎ。
いわゆるアイドル的な人気を博していた頃で、当時購読していた映画誌でも、毎号のように麗しいピンナップが掲載されていました。
その麗しさが最も良好な状態で真空パックされてい>>続きを読む
ビジュアルのスケール感といい血生臭さといい、これは原先生の「キングダム」だな。
あれを実写化したらきっとこういう感じに…あ、実写になってるんでしたか。
そちらの仕上がりはどんなだか存じ上げませんが、長>>続きを読む
スクールカースト最下層だった同級生2人が、社会人になってビジネスでつかんだ成功を引っさげ、今こそと意気込んで同窓会に乗り込むものの、1人は当時と変わらず同級生たちにコケにされ、もう1人は、カースト上位>>続きを読む
あまりアカデミー賞を信用していないもので、アジア初・作品賞受賞と聞いても、政治的にバランスを取って各所にアピールしておきたい会員たちに、ポーズとしてうまいこと利用されたように思えてしょうがなかったので>>続きを読む
あれぇ…人気高いんですね。
おしゃれで小粋でスマートで、なおかつティーン未満にも安心して見せられるような、少年誌的な爽やかさやワクワク感に満ちた作品だと思っていたわたしが悪いんですけども。
想定通り>>続きを読む
すごい…見事なまでに中身がない笑。
マイケル・ベイ比でもダントツにスッカスカ。
ライアン・レイノルズはそろそろこういう、軽薄そうな役じゃないところも見せていかないと、金太郎飴になっちゃいそう。
これまた胸糞悪い映画だなぁ。
ドンパチがやりたいのは結構。
そういう映画も嫌いじゃないし、ものによっては気分爽快、見終わってスカッとする作品だってたくさんある。
でもこれは、ドンパチやりたい気持ち>>続きを読む
これからは、パラサイトといったらポン・ジュノの方になってしまうんでしょうね。
「殺人の追憶」に衝撃を受け「グエムル」で大いに興奮し、今回もその手腕に震えた者としてはそれはそれで構わないんですけど、「パ>>続きを読む
すみません、結構ボロクソなので不快に思われるかもしれません。
ヴィン・ディーゼルもポール・ウォーカーも、このあとのシリーズ作に登場するロック様もイサム兄さんも大好きだし(>>続きを読む
原作、映画ともに原題が Before I Go To Sleep で、原作の日本語訳タイトルが、原題直訳の「わたしが眠りにつく前に」。
なのに映画の邦題は「リピーテッド」。なんだかなぁ。
だいたい、原>>続きを読む
初ソフト化当時に見て大興奮したのを覚えていますが、だいぶ歳を重ねた今見るとさすがに粗も見えてくるし、「んなあほな」と言いたくなる展開も。
でもやっぱりこれ好きだなぁ。
大風呂敷でも、これくらいのスケー>>続きを読む
よほど馬が合ったのか、このあと「エクスペンダブルズ2」「ワイルドカード」でも組むことになる、ステイサム兄貴とサイモン・ウェスト監督のタッグによる「兄貴はどの作品でもいつだって兄貴、だからどれがどの作品>>続きを読む
「栄枯盛衰」のひとことを3時間かけて描くとこうなる、とかいうと言い方悪いですかね。
いや逆に、「栄枯盛衰」をきちんと描くと3時間はかかる、とも言える。
10代の頃に一度見たんですが、冒頭のドカーーー>>続きを読む
なんてモヤモヤするお話なんだ。
というのが、原作を読み終わった時の印象でした。
一番のキーパーソンとなる主人公の妻が、どういった思いでどこまで計算して行動していたのかなどが判明することなく物語が終わる>>続きを読む
もっと明るい作品にも出てほしいんですけど、「ノクターナルアニマルズ」然り「プリズナーズ」然り、ジレンホールさんは重苦しい作品がお好みのようで。
そのダーク趣味ここに極まれり、といったところでしょうか。>>続きを読む
原作も映画も素晴らしかった「ノーカントリー」など、多くの著作が映画化されている小説家、コーマック・マッカーシーによるオリジナル脚本とのことで楽しみにして見ましたが、善悪のせめぎ合い的な題材といい、国境>>続きを読む
みなさんの感想をざっと見る限り、オリジナルを知らない方が多いんですね…。
まあ、リメイク作として見るも見ないも人それぞれ自由なんですけど、オリジナルを知らずにこの映画だけを評価するのはもったいないとい>>続きを読む
TでもGでもコメディコーナーに並んでるし、そもそもパッケージ裏に「ロマンティックコメディ」と記載があるので、へー、ジェイク・ギレンホールがロマコメねー意外、なんて思って見てみると、確かにコメディ要素は>>続きを読む
これはなかなか、隠れた良作なのでは。
TSUTAYAさーん、「発掘」にいかがですか?
「隠れた」といっても、当時の映画誌によると、本国の興行ランキングでは一度も一位になることなく一億ドルを突破した、>>続きを読む
苦手な人は気をつけた方がいいと思いますが、ホラーやバイオレンス、猟奇殺人ものでもないのに、やたらと血なまぐさい。
これを見た後にライアン・ゴズリング主演の「ドライヴ」を見たんですが、これに比べりゃかわ>>続きを読む
「数奇な人生」を辿る男の一代記、そして、SFや異界ファンタジーではなく、ドラマ作品での特殊効果の一風変わった使用法、というところから、なんかガンプっぽいなと思ってたら、同じ脚本家なんですね。
どちらも>>続きを読む
まず、カイル・クーパー作のタイトルバックが、久々に見てもやっぱり気味悪い&カッコ良い。
mimicmimicmimicmimicmimicが脳裏にこびりつきます。
デル・トロ監督長編2作目でしたっけ>>続きを読む
一応、ネタバレ長文注意。
バレたところでどうってことない映画だとは思いますがね。
見る前から大体想像はついてましたけど、期待を裏切らないしょうもなさで、ある意味大満足。
「狙ってない」アホ映画が>>続きを読む
恥ずかしながらこの度初めて見たんですが、この頃から既に長回しの鬼だったんですねぇ。
クレーンの多用や分割画面、キャリーのどアップ、スピーディーな編集、フェティッシュな画作りなど、デ・パルマのこだわりが>>続きを読む
ティム・バートンにジョニー・デップがいるように、ダニー・ボイルにユアン・マクレガーあり!
…といえるほど頻繁にタッグ組んでいるわけではないんですね実は。
この前の「トレインスポッティング」続編がタッグ>>続きを読む
ネタバレ長文注意
ウディ・アレン作品は、そんなに数多く見ているわけでもないですが、評判の割に自分にはどうもハマらないことが多くて、なんでなんだろうとずっと不思議に思っていたんです。
が、今作を見て>>続きを読む
ジョニー・デップの代表作、当たり役といえば?
いろんな意見があると思いますが、この作品を挙げる人は少ないのでは。
個人的には、海賊よりハサミ男よりこの映画のジョニデが印象深い。
パイレーツシリーズ以降>>続きを読む
ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツという何とも華やかなカップリングをしておきながら、その二人が横並びで同じフレームに収まるシーンが最初と最後のみなんて、贅沢というか勿体ないというか。
ラブストー>>続きを読む
初見当時、初めてフォレスト・ウィテカーを見たのがこの映画で、それ以来しばらく彼のことが苦手でした。
今になって思えば、彼自身というより役柄のせいなんですけどね。
エイリアン捜索チームに霊能者って。
「>>続きを読む