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この作品が興味深いのは、人が、それぞれ深い秘密を持って、近しい人を裏切っていることさえあるという事が、もしかしたら現実なのかもしれないと思わせるところ。
フィクションと現実の境界が曖昧なので、不安で落>>続きを読む
すごくおもしろかった!こういう作品は大好き。脚本が命ですね。
レアは、カリーヌ・フランシス夫妻にもマルクにも、人間的に格下に思われていました。その格下の人間が社会的に成功を収めたら、その人間関係はど>>続きを読む
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イラクのクルド人自治区で起きた出来事を基にしている。
弁護士でヤジディ教徒のバハールは帰省した故郷の町で過激派組織「イスラム国(IS)」の襲撃に遭い、夫を殺され、息子を誘拐される。その後、バハールは女>>続きを読む
その存在が当たり前だと思い込んでいたレストラン。
その起源にこんな歴史的な事情があったとは!宮廷料理人がフランス革命以後各地で腕を振るい、食の平等と民主化が進んだことを初めて知りました。それがとても大>>続きを読む
やはり抜群の安定感のダルデンヌ兄弟監督、クオリティの高さが光ります。個人的には、今回は今までの作品よりフィクション要素がやや強めのように感じました。(エラそうにすみません…)
それでもトリとロキタが>>続きを読む
情報操作、ステルスマーケティング、フェイクニュース…現代にもつながるジャーナリズムの問題とオーバーラップして描かれているためとても興味深かった。
それにしても、19世紀のパリ社交界がこれほどまでに退廃>>続きを読む
パリのタクシー運転手、シャルルの車に1人のマダムが乗り込んできた。
彼女は92歳、これから終の棲家となる高齢者施設に向かうのだと言う。そして彼はマダムの人生を一緒に辿ることになる…
何といっても、マ>>続きを読む
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題名がずっと気になっていて、ようやく鑑賞しました。
鑑賞後感じたのは、これは純文学なんだということです。
特に桜良と春樹のセリフが、終始、二人の関係を確認するような会話だったのが心に残りました。人間>>続きを読む
「女の子が2人で、かわいいおうちに住んでいる!」この設定だけでもうメロメロになりました。
(個人的にはこのことの背景を現実的に描かないでほしいと思ったのです。が、前作があったんですね。知りませんでした>>続きを読む
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好きな俳優、メラニー・ロランさんが監督した作品を初めて見ました。
いったいどんな感じの作品を撮るのかなあと興味津々でした。
意外だったのは、むしろこれはエンタメ作品だったということです。
特に何かを期>>続きを読む
パリでゆるゆると生きていたような感じの二人の若者、名前がどっちもトマ。雰囲気はすごく似てるのに、二人のトマの性格が、片や積極的、片や引っ込み思案という、正反対なのがおもしろかった。特に引っ込み思案のト>>続きを読む
自分の未熟さを痛感しました…
このようなシチュエーションでのこのような会話を掬い上げる作品があるなんて思いもよらなかった。新しい人間(関係)の側面を知りました。原作があるそうですが、人の心を繊細かつ高>>続きを読む
めちゃくちゃリアリティーがあった。ほんと日常ってこんな感じ。仕事して、でも時々は手を抜いて、うまくやってると思ったら、契約とか雇止めとかそんな現実がやってきて今度はそれに必死で対応して、頑張ってるんだ>>続きを読む
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人を愛するとは、相手を振り向かせ、自分の思い通りに動かすことではない。まずは、何よりも自分の中にある相手を愛する気持ちを大切にすることが重要なのだ、ということをひしひしと感じました。結局は、ラファエル>>続きを読む
新しかった。このような形式のサスペンスは初めてです。
舞台はオペレーター室だけなのに、臨場感と緊迫感が極致だった!
アスガ-と一緒に音声を聞いて、こういう時はなんて答えるんだろう、子供にはどうやって話>>続きを読む
この作品は、「別格」だと思う。全く無駄のない上映時間の長さ、セリフの棒読み、独特の演出、緻密な脚本など、今までの常識を覆すような作品だった。終始静謐なまま物語は進行するが、観客の心は激しく動かされる。>>続きを読む
予備知識ないままに、「夏」「フランソワ・オゾン監督」に惹かれて鑑賞。
ダヴィッドのキャラクターは最後まで謎、なぜあのようなやり方で消えたのかも、彼の本当の心情もはっきりとはわからない。ミステリアスな部>>続きを読む
やっと見ることができた。アカデミー賞受賞以外は前情報なしです。
ロードムービーの形で、シャーリーとトニーがだんだん心を通わせていく過程が良かった。
人種差別問題はとても複雑で、黒人の人たちの中でも格差>>続きを読む
是枝監督の映画に特徴的な疑似家族がモチーフだった。途中、勝手に5人での疑似家族を想像してしまったが、そのようにはならなかった。5人でまとまるには現実的な背景が厳しすぎて無理があったと思うので、当然かも>>続きを読む
演出のすばらしさに圧倒されました。
まず会話がとても少ないことが印象に残りました。
それは女の子3人の心情を表わすのにとても効果的だったと思います。
女子3人のトライアングル。秘めた思いを持ち、思う>>続きを読む
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ビートルズが世界に与えた影響の大きさを誰もが納得しているからこそ成り立つ映画。彼らに対する最大級のレスペクトが感じられます。作曲対決でエド・シーランがジャックに向かって言った言葉、「君はモーツアルト、>>続きを読む
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実は深い悲しみの作品でした。
息子について一生癒えることのないような苦悩と悲しみを抱え、ジョーンは「記憶」を作り出すことで何とか精神を保って生きてきました。しかしその大恋愛の相手と再会することにより>>続きを読む
普段は野球を見ないのですが、WBCはかぶりつくように見てしまいました。私の周囲でも、いつもは野球に興味ないという人が見てましたから、、一概には言えませんが、WBCのインパクトは大きかったのだと思います>>続きを読む
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人間関係は、シンプルでした。
簡単に言えば妻の浮気です。驚くのはこのメロドラマのような関係を、独特の設定に乗せ、深い愛として描いているところです。
作品冒頭、スコットランドからやって来たエイダとフロー>>続きを読む
ついに8時間弱を鑑賞しました。ビートルズが解散しようとするその直前のレコーディング、そして、ルーフトップコンサート…果たして彼らはどんな様子だったのか、歴史的瞬間を目にして感激で一杯です。
以下感じ>>続きを読む
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SNS上の人間関係のダークサイド面を、心理サスペンス風に描きます。
最初は軽い気持ちのようでしたが、深みにはまり、どんどんエスカレートしていくクレール。その過程が、カウンセリングでの彼女の語りによって>>続きを読む
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テーマは深いけれど、シンプルに描かれていてわかりやすかった。鑑賞後はさわやかな幸福感に満たされました。
アレックスは、ミスコンに挑戦する覚悟を決めるまで、そして選考が始ってからもずっとずっと悩み続け辛>>続きを読む
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ジャケットのエマニュエル・ベアールが以前から気になっていて、やっと見ることができました。話の構図は、戦争→残された美しい妻、というもので、やや新鮮味に欠けました。しかし、その構図の中で、(若い!)ダニ>>続きを読む
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まずエマニュエル・ドヴォスが素晴らしかったです。いつも口をへの字に曲げて、気難しくて人付き合いが苦手という感じが、すごくよく出ていました。匂いを嗅ぐ動作もすごく玄人(?)っぽくてリアリティを感じました>>続きを読む
アニメや漫画がもはや子供たちだけのものではなくなって久しいけれど、このようなシビアな社会問題までもを、人形たちが演じるようになったのだなあと思うと感慨深いものがありました。
人形自体は無機質のはずなの>>続きを読む
~本当の豊かさとは何なのか~
心に残ったことが大きく三つありました。
まず、第1に、沼地に住む人々の暮らしです。リトンとガリスは、すずらんの花束やエスカルゴやカエルを売ったり、歌を歌ってお金を稼いで>>続きを読む
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これほど「死」に満ちた作品には、あまり出会ったことがありません。最初からずっと画面を「死」が支配しているように感じました。
それまで、死は向こうから突然やってくるもの、自分では制御できないことでした>>続きを読む
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トニーとジョルジオの愛憎に満ちた波乱の十年間の記録。リアルタイムで追っていたらかなり疲れると思うけど、トニーが大けがをした足のリハビリをしながら回想するという形式をとっているので、落ち着いて見ていられ>>続きを読む
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間のあるゆっくりとした会話。説明も少なくはっきりとしたことがわからない。家族の食事を通して、現在と過去を行き来しながら、ゆっくりと家族の真相が明かされていくので、かえってこちらの想像力が刺激されました>>続きを読む
1960年代、ヨークシャーの炭鉱町に住む労働者階級の子供ビリー。家は貧しく、家族関係はうまくいかず、母も兄も生活や人生に不満だらけで言い争いが絶えません。特に兄のジャドはビリーに辛く当たります。学校で>>続きを読む
鑑賞後、感想が言葉になりませんでした。それくらい衝撃を受けました。ここまで徹底的に見る側を圧倒する作品はあまり経験がありません。
第二次世界大戦中、日本軍の占領下となっていた香港と上海を舞台に、抗日組>>続きを読む