心音、抑圧されつつも漏れ出すエネルギー、破滅に向かう喜び
話すべきことはもっと少ないし踊るべき瞬間はもっとある ひとりになっても踊る
このレビューはネタバレを含みます
自殺未遂した後って、諦めて受け入れて生きていくか、もう一度試みるかのどっちかだと思うけど、殺し屋に頼むっていう他力なのがいじらしい。ベランダの植物に水をやるとか、花の匂いを嗅ぐとか、ジャン=ピエール・>>続きを読む
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子どもがみんな生き生きとしている
移動のショットが格好いい
寝室で親の喧嘩を聞くシーンのアントワーヌの顔が切ない
ラスト海へ行った時の世界の広がり、鳩が一斉に飛び出す瞬間
面白かった。観て良かった
まず、ファーストシーンで視点が変わるのが面白い。映画館のスタッフのような視点から観客の視点に移る。
一つのショットで様々なことが起こっていたり(男子トイレのシーン)光や人がシ>>続きを読む
眩しい映画だった。
盲目のユウキに対して誰も過度に介助しないというのがこの映画におけるポイントだった。それはユウキに対しての尊重でもあったなと思う。料理できる、と言っているから、包丁で指を切ってしまっ>>続きを読む
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アニメーションの線がよかった
最後は歌を流すのもあると思うけど藤野が描いている時の音の方が良かったんじゃないか。描いている音って行動だし思想でもあるし未来だから、藤野の未来をより想像したかった。
藤>>続きを読む
中学生の時に原作を読んだから観た。
つぐみの病弱を隠すための強がりが映画にも現れていた。
牧瀬里穂の、たまにふと死の方へ視線が向けられる瞬間の目の演技が良かった。これは中嶋朋子にもいえることだけど、>>続きを読む
すごい映画だ、自分だけでなく他者の感情にもフォーカスを当てている
よく行く病院の待合室でいつも流されているからオチがわかっていたのが痛い。
線のタッチがやわらかい、波の描写が綺麗。音楽、水の音が心地よい。
生きているなかで濁流の中に飲み込まれそうになることが自分はよく起こるから、前半はそういう感覚を表しているのかなと思った。なんというか>>続きを読む
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場所に基づくアクションが厳密に設計されていると思った。襖、長い廊下など。
新子が走っている時ってほとんど周作のことを思っている時、雪の中を下駄を脱いで走るとか
終戦後、季節は秋へ変わり2人で歩くシーン>>続きを読む
ミヨシ梅木の演技が対等性がないように見える。そもそも映画全体的に日本人女性という属性そのものを偶像化していると思う。なんでこうなったのかわからんけど、時代背景とか鑑みるとそうなってしまうのかな。そう思>>続きを読む
美しいと言っていいのかわからないけどお墓のショットが美しかった。白い雪の上に置かれている淡いピンクの花、色彩もよかったし、1番被写体のことを考えられた。
大きい牛がぞろぞろと行く中で途中に子犬が紛れ>>続きを読む
色彩が抜群に良い。白いブラウスに赤いスカート、青い空と海 若尾文子の髪型がかわいい
流れで参加させられた卓球に本気になっちゃって真剣にやるためにスリッパとエプロンを脱ぐとか、好意がバレないように絵を>>続きを読む
視線の映画だった。
なぜこんなにすぐに喧嘩が始まるのかと疑問だったが、家族という他者に許されていることに甘んじているからそうやって振る舞えるんだろう。中学生の時、親に対してそう思ったことがあったなーと>>続きを読む
車内に座り込む、エプロンを結んでやる、誕生日プレゼントが貝殻、素足で夜の森へ
感情を我慢しきれなかった時のリヴァーの表情が良かった。口元の震え
誕生日パーティーのシーン
ファーストカット、ラストカットが美しい。
アフンの目と「やめてよ」の言い方が良かった。男の良心に縋るようだったし、共に過ごしてきた時間を含ませた言い方だった。
駅のホームでのシーン、爺さんがどこか遠>>続きを読む
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他者が感情と思考を持って生きているということを、自分は理解しているのかと問うことが生活の中で多い。映画を観ている間、そのような思考が持続していたから、現実と非現実を隔てる壁が段々と薄れていく感覚があっ>>続きを読む
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面白かった。コメディーのみならずショットの美しさもあった。特に水面のきらめきのショット美しかった。ユーモアだけでは終わらない、人間に問いかけてくる姿勢があった。何度も人間が飛んだり駆け回っているのを見>>続きを読む
映画って平面だけど立体だよなと思わせてくれる。時系列がごちゃ混ぜなのになぜすんなりとわかるんだろう?出てくる場所すべてが美しい。病院、シーツが干されてる部屋、懺悔室、バレエ教室、厨房
神様の偶像がかか>>続きを読む
貰ってた薬が映画に出てきたから始まって早々にくらった。観終わった後、まともに歩けなかったし自分の過去を拾うように観た
たくさんのことを諦めては少しの希望に裏切られても現実でどうにかやっていくしかなく>>続きを読む
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写真館でのシーンめちゃくちゃいい。この時は永遠じゃない、失われるだろうなという予感を感じながら観た。その予感はどこで感じるんだろう、展開を予測してしまうというよりもそう感じざるを得ない。
干し柿を食べ>>続きを読む
これをフィクションとして完全には楽しめない世界になっている
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絶対に地元で観たかった、神戸で観て良かった。主なロケ地は江井ヶ島とか塩屋あたりだと思うけど、その辺はポーアイとかと違って人の跡があまり残っていないのが、海と死生観を絡ませた台詞に説得力を持たせていたと>>続きを読む
何かを話すには一緒に歩かなきゃいけない
バスの中で遠藤を見つけた時の光と影の移り変わり、遠藤が寝てるベッドには座らない
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何でその時は話せないのに後になってから話せたりするんだろう、本当に話したいこと、話さなきゃならないことは話せないまま離れることが多すぎる。言葉を組み立てること、それを相手に伝えることは時間がかかる。け>>続きを読む
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ファーストカットの豪雨がずっとこの映画の全体を覆っている。ラストは微かに光が見える
最初の5分内で彼らが抱えている鬱屈さを違う形で表している。主人公を交互に見せて、後半の服装が似ているのはある種の彼に>>続きを読む
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寿司屋とか犬を拾ってきたくだりが面白かった、いろんな優しさがあったのがよかった。
カウリスマキは友だちの描き方が特にいいなとこれを観て再確認した。人の優しさは絶対に強いし、人を信じることを諦めたくない>>続きを読む
もうすぐ佐藤伸治の命日なのと、フィッシュマンズの季節は3月だよなと思っていたから見た。
初っ端にお墓出てくるし、手書きのノートと、ずっと伏し目で話す佐藤伸治に心が抉られそうになった。諦観の視線というか>>続きを読む
桜の花びらを集めて渡す、雪を蹴る、好きな人に会う前は前髪を整える、また整える
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「また会おうね」「すぐ会えるよ」とてもいい会話だ。本当にすぐに会えるのか。でも、本当に会うとかは彼らにとって関係ないんだと思う。
黒人が白人に唾を吐かれている所を私は見たことがない。けれど実際はその>>続きを読む
全員が目の前の人を見つめておらず自分しか見ていない。愛を考えている自分自身に酔っているようにも見える、だから名前も間違えるし、目を見て会話をしない。最後はその自分から脱却しようとしているように見えた。
じりじりと居場所を失っていくんだけど、自分の居場所を作ることを諦めない様が強かった。それはすなわち生きるということでもあるなと思う
カーテンを閉めるという動作の中にも意味と心情が混ざっていた
階段を上>>続きを読む