655321さんの映画レビュー・感想・評価

655321

655321

雑食なので映画を追い映画に追われる毎日です。好きな監督はマーティン・スコセッシやポール・トーマス・アンダーソンなどなど。
ベストムービーは2018公開映画から。

映画(1650)
ドラマ(0)

ロッキー3(1982年製作の映画)

3.7

今度こそ自分のために闘うロッキー。
自分を証明するために戦った『ロッキー』
エイドリアンとのこれからのために闘った『ロッキー2』
そしてこれからの自分のために闘った『ロッキー3』
闘う意味を問い直し、
>>続きを読む

ロッキー2(1979年製作の映画)

3.8

『ロッキー』はMark済なので2から。

ロッキーは愚鈍だけど繊細。
大金を手にして浮かれたってその使い道は愛するエイドリアンのためが第一。
人から馬鹿にされて傷ついても、人を傷つけたりなんてしない。
>>続きを読む

ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

他の方の考察サイトやレビューを読めば読むほどタイムスリップ説が濃厚になってきますが、それでもそれと同じくらい夢オチ説もアリだと思いたい。
精神疾患を抱えているドニー・ダーコの妄想であり走馬灯のようなも
>>続きを読む

グリンチ(2018年製作の映画)

3.0

ひねくれ者のグリンチ。

が、白球を一心不乱に追いかける高校球児のように見えるほどひねくれている自分にはこのピュアさは眩しすぎる。

グリンチはまごう事なきクソ野郎。
それなのにフーの村の人々は全く意
>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.1

サイケデリック?ドラッギー?
とにかく『来る』というより「キターー」

入学式に『仰げば尊し』のような
成人式に『こんにちは赤ちゃん』のような
葬式に『Butterfly』のような

そんな違和感にト
>>続きを読む

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.3

自殺用品店の主人の名前はミシマ。
これはもちろん三島由紀夫がモデルで、
「スポーツマンのあなたにはセップクを勧めます。」
と言いながら日の丸のハチマキをつけ切腹の指導をする様はなんとも悪趣味笑

三島
>>続きを読む

夏の妹(1972年製作の映画)

2.0

1972年5月15日、沖縄返還。
1972年8月5日、『夏の妹』公開。

登場人物は、人物というより本土人や沖縄人、アメリカそのもの。
比喩と言うにはあまりに直接的に訴えかけてくる。
政治的というより
>>続きを読む

裏切りのサーカス(2011年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

とても難解な映画。
今、何をしているのか分かりづらい構成に加えて、キーになるような台詞が深遠な表現なため一層難しくなっている。

そんな台詞の一つ、
「僕がアンの愛人になれば判断が曇ると思った。その通
>>続きを読む

アドレナリン(2006年製作の映画)

3.2

ステイサム様の魅力に満ちた映画。

自らにAEDを使うその胆力と知性。
病衣の隙間から覗く尻のチラリズム。
強風にビクともしないハゲ頭。

動きを止めたら心臓も止まる。
イキそうで逝かない最強のハゲが
>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

3.2

チャッピーはヨハネスブルグ生まれHIPHOP育ち。
白か黒かZeebraか。
無垢なチャッピーは何にでも染まってしまう。
そう、まるで子供なのだ。
悪そうな奴は大体友達どころか両親がギャングであるチャ
>>続きを読む

気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.3

どこかで観たことがあるような気がする。
それは映画なのか漫画なのか小説なのか、それとも自分自身のことなのか。
ふわふわふわふわしている。
まるで気球のように。

園子温監督から上の空の人間に贈るふわふ
>>続きを読む

フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.1

ホワット・ア・フィーリング🎵

と鑑賞後には絶対に歌ってしまう。
Wikipediaにも書いてあるように本当にMVのよう。
それでもアカデミー歌曲賞をとった『フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリン
>>続きを読む

少年(1969年製作の映画)

3.7

今年公開されたのは『万引き家族』
それとよく似たこちらはいわば「当たり屋家族」
犯罪の手口こそ違うものの、家族のあり方、社会のあり方の問題はそれほど変わっていないのではないかと1969年に公開された映
>>続きを読む

クロッシング(2009年製作の映画)

3.1

「欲しいのは神の赦しじゃない!神の助けだ!」

リチャード・ギア、イーサン・ホーク 、ドン・チードル。
三人のブルックリンの警察官の話。
泥沼にどっぷりと浸かってしまった三人に神の助けは訪れるのか。そ
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.1

なんか無敵な映画だ。
青春は無敵だ。
恋は無敵だ。
音楽は無敵だ。

そのそれぞれに大きな敵が立ちはだかるのに、主人公コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)はいとも容易く乗り越える。
何故か?
>>続きを読む

ブルース・リー/死亡遊戯(1978年製作の映画)

3.0

映画としての見所はブルース・リーvsダン・イノサントのヌンチャクバトルと、かの有名なNBA選手カリーム・アブドゥル=ジャバーの格闘シーンの2点のみです‼️(断言)

それ以外については個々で楽しみを見
>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.2

『ノーカントリー』を初めて観た時はなんて陰惨で空虚な映画だ、と思った。
「世界」のメタファーであるシガー(ハビエル・バルデム)の前には全てがちっぽけで無意味に思える。
一応主人公であるベル(トミー・リ
>>続きを読む

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

3.4

『裏切りのサーカス』の原作者ジョン・ル・カレが原作を書いたスパイ映画。

目的のためには手段は正当化されるのか?
という人間社会での普遍的な問題を二元論的な方向へ歩まずに、重厚な絡み合いをみせる。
>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.7

人を信じるという事はとりもなおさず自分を信じるという事だと思う。
その人を信じる自分を信じることが出来るかどうか。

この映画の犯人は誰よりも自分自身を疑っていた。
そんな彼が誰かを信じるなんてことは
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.6

つい最近『ヴェノム』でその映像美に酔いしれたばかりですが、それと同等かそれ以上のCGが目白押しで、これがフィクションの世界どころか自分がノーマジ(人間)である事も忘れてしまいました。
その没入感は『フ
>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

3.2

大人であるが故の物悲しさがある。
主人公一行はみんな純なものを持った人達だけど、ホグワーツの中とは違う大人の世界ではつまはじきにあってしまう。

そんなアウトサイダーな主人公たちは正義の味方って感じは
>>続きを読む

グリーン・ランタン(2011年製作の映画)

3.0

なるほど。
典型的な「良い人だけど友達止まり」な感じ。
『デッドプール』であんなに言われるほど悪い映画だとは思わないけど、そこまで深い関係になりたいと思うほどの魅力もない笑

宇宙規模のスケール×想像
>>続きを読む

モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.9

「料理なんて大体めんつゆ入れときゃ何とかなる」

妻が作る親子丼がこの世で一番美味いと思っていたのに、味付けはめんつゆだけだったと知った私の心に沁みる一言。

世の中そんなもんで、悲劇と喜劇は紙一重ど
>>続きを読む

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

3.5

良きパパが刑務所の中でママにならないために筋トレをしたら、オジキになりオヤジになってしまうお話。

主人公の損得勘定の速さは尋常じゃない。
元金融マン“マネー”なだけあって損切り。損切り。損切り。
>>続きを読む

横道世之介(2013年製作の映画)

3.5

『横道世之介』

その名の通り彼は横道のような存在。
ほとんどの人は真っ直ぐ進むわけではなく、たまには横道に逸れることもある。
そんな時に彼と出会う。
横道世之介。
彼と出会うとそんな横道に逸れた日々
>>続きを読む

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

3.3

ちょこちょこツッコミ所はあるものの、あえてそこは無視して自分の味を優先するあたりが流石ジェームズ・ワン監督。

特に立体駐車場での逃走・追跡の緊迫感はスゴイ。

カメラは上の階へ逃げるケヴィン・ベーコ
>>続きを読む

インスタント沼(2009年製作の映画)

3.1

「この良さがわかってくれる奴と友達になりたい」って感覚は誰にでもあると思う。

この主人公ハナメ(麻生久美子さん)にとっては釘。それも錆びて折れ曲がったヤツ。彼女にとってはその曲がり方や錆び具合が絶妙
>>続きを読む

ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994年製作の映画)

1.7

監督オリバー・ストーン、原案クエンティン・タランティーノ。
好きな名監督二人に期待しすぎたのか私には合いませんでした。
この二人は相性が悪い気がする。

オリバー・ストーンは社会を細かく刻んだものが個
>>続きを読む

青い春(2001年製作の映画)

3.9

この牧歌的な絶望を羨ましいと思うのは何故だろう。
感情移入しない事に悔しさを覚えるのは何故だろう。

自分が何者かなんて今でも分かっちゃいないのに、いつから花に水やりを忘れてしまったのだろう。

意識
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.1

「アディオス🔫」ダダダダダダダダダ‼️

予告でこのシーンを観てから約3ヶ月待ち焦がれたベニチオ・デル・トロは流石の恐ろしさ。いつ皆殺しにするのかハラハラしてしまう。
駐車場で出会った時のあの顔…。あ
>>続きを読む

コドモ警察(2013年製作の映画)

3.1

見た目はコドモ!頭脳もまあコドモ!
何より滑舌がコドモ!
そう!それがこの『コドモ警察』なのだ!

はっきり言ってクソ映画である。
こんな映画を有難がる奴なんて正気の沙汰じゃない。
だが笑ってしまった
>>続きを読む

アンコール!!(2012年製作の映画)

3.6

「年金ズ」のプロ並みに上手というわけではない歌声は、そのぶん年月と共にコトコトと煮込まれたような味わいがある。

主人公夫妻も同じで、マリオン(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)とアーサー(テレンス・スタン
>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.0

内容はほぼ無いに等しい。
新井英樹さんの漫画『ザ・ワールド・イズ・マイン』とデヴィッド・フィンチャーの『ファイト・クラブ』どちらも好きな人は多分好きじゃないかな。

主人公泰良(柳楽優弥さん)が破壊の
>>続きを読む

マイケル・ムーアの世界侵略のススメ(2015年製作の映画)

3.4

このキャッチーな感じ上手いなあ。
マイケル・ムーアってちょっとした1分くらいのスピーチも笑えて興味深い話をしてくれそう。

「世界侵略」なんて物騒な言葉を掲げているけど、その内容は外国の良い部分を見つ
>>続きを読む

キツツキと雨(2011年製作の映画)

4.0

この映画の本当の良さは自分にしか分かるまい。

と思ってしまいたくなる。
もしかしたらみんなそう思っているのかも。

父親と息子の話。
仕事に対する想いの話。

大仰に説明せず、静かに染み渡る。
その
>>続きを読む

ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.3

「弱者」という印籠を手にするとその矛盾性に人は必ず苦悩します。
その後の人生も苦悩し続けるか、麻痺して傲慢になるか。
自己を受け容れるというのは程度の問題であって、私はこの二つしか無いと思っています。
>>続きを読む

>|