ダイガさんの映画レビュー・感想・評価

ダイガ

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怪物(2023年製作の映画)

4.0

普段日本の映画はあまり観ないから、日本映画がこんなにも素晴らしいとは思わなかった。

この映画を観ている私も怪物だわ...と思ってちょっと凹んだ。
映画ではそれぞれの視点で、神の視点で登場人物それぞれ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.6

正直最初はこの映画面白く、怖く、グロくなっていくのか?と少々心配だったけど、どんどんストーリーが進むにつれて面白く楽しくなっていくじゃない。
血もいっぱい出るし、最後の方のあのディナーシーンとか最高だ
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カルト(2012年製作の映画)

3.4

金髪のお兄さん最初はめっちゃウザかったわ。
CGがチープだったけど、ちょっと意外な展開もあってそれなりに楽しく観れた。
でも、同じ白石監督作品なら「ノロイ」の方が好きだな。

吸血鬼ゴケミドロ(1968年製作の映画)

3.4

映像がチープだけどそこがたまらなく愛おしいわ。
シルバーのうにょうにょシーンはどうやって作ったのかが気になる。
人々が疑心暗鬼になるところが良かった。
タランティーノ監督この作品大好きらしいですね。
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忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

2.9

島シリーズこれで何作目だ?
多分全部観たと思う。
そして相変わらず怖くないのよね。「みんなのウタ」の方が怖かった。
そんでもって最後の方ちょっと駆け足じゃなかった?
怖いといより悲しい映画だったな。

この子の七つのお祝に(1982年製作の映画)

3.4

ホラーかと思ったらサスペンスだった。
でも、岸田今日子さんの映画はホラーだった。
「この子の七つのお祝いに〜🎵」のあの歌を岸田さんが歌うと、曲のホラー度もアップ。
悲しくて辛くて虚しい感じの映画でした
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フルスタリョフ、車を!(1998年製作の映画)

4.1

ズラウスキー作品ほどではないけど、登場人物皆テンション高いし声を荒げて噛み合ってんだか噛み合ってないんだかよくわからないことを喋るよね。
そして登場人物たちは次々にカメラの右から左から奥から歩いて来て
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.0

20年ぶりくらいに観たかも。

神の不在と生と死、混沌とした中世ヨーロッパについて描いた映画だと勝手に思ってる。

死神は死を、ペストを、十字軍の戦いそのものを象徴しているんだと勝手に思ってる。
これ
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狂気の愛(1985年製作の映画)

3.5

相変わらずズラウスキー作品の登場人物はヒステリックですね。
デカい声で目ん玉ひん剥いて訳の分からないことを叫ぶよね。
ドストエフスキーの「白痴」を本作はモチーフにしてるとのことだけど、白痴読んだことな
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

去年かな?エブエブ話題になってましたよね。
遅ればせながら観てみたんですが、マルチバース物はあまり得意ではないけど、この映画はめちゃくちゃ面白かったです😂
キー•ホイ•クアンの復帰は嬉しかったし、彼が
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.0

「悲しみは使い古した喜びなのよ」

↑この台詞凄すぎ。

大人の男性2人の一泊二日の旅と友情物語。

マークは前を向いて生きていかなければならない。
カートはとどまることしか出来ないのだろうか?
もう
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ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ(2018年製作の映画)

4.0

「人はすごく悲しい時リンゴの実も種も1個丸ごと食べる」

少し粗雑な主人公の男性が1人の女性を、愛を探すストーリー。

映画が始まって暫くしてから、いきなり映画のタイトルが現れるのにはびっくりした!
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.0

POVホラーは大好物なんだけど、怖くはなかったからちょっと残念。
ストーリーはなるほどね、と思わされたしまあまあ面白かった。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.0

彼らと国も生まれ育った土地も言葉も生活も性別も違うけど、あの年頃のあの感覚、大人にならなければいけなくなったあの時の気持ちはなんとなく分かるよ、なんとなく覚えてるよ。

なんだか懐かしくてセンチメンタ
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台北ストーリー(1985年製作の映画)

3.2

恋愛はなかなか自分の思い通りにはいかない。
自分と相手との温度差、価値観の違い、想いのすれ違い、そして彼らが生きてる時代のせいもあるんだろうか。

FUJIFILMのネオンの看板にノスタルジーを感じた
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シック・オブ・マイセルフ(2022年製作の映画)

3.8

承認欲求系映画とでもいいますか。

誰しも多少は承認欲求、注目を浴びたい等あると思います。
多少はね。
でも主人公はやり過ぎちゃったね。自業自得で片付けるのはちょっと可哀想な気がする。
ここまでくると
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

当時29歳のアキ•カウリスマキ監督による、労働者三部作の第一弾。
既にカウリスマキ映画の世界観が確立されてるのがすごい。

底辺労働者階級男女のメロドラマ。
地味で淡々としてるけど、何気ない日常や何気
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高速ヴァンパイア(1982年製作の映画)

3.0

タイトルとジャケの女性に惹かれて観てみました。
この映画コアなファンが沢山いる?カルト映画らしいですね。

ジャケから想像してたほどおどろおどしくはなかったけど、愛すべきB級ホラーでした。

それにし
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Saltburn(2023年製作の映画)

3.7

バリー•コーガンが出てるだけでよろしくない事が起こるんだろうな、って思っちゃう。
一見地味で普通の青年なんだけど、不穏な空気感が漂ってる。こういう俳優さんってあんまり居ない気がする。

オリバーはソル
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ジョーズ・アパートメント(1996年製作の映画)

3.4

ゴキが大量に出てくる映画だったけど、私意外とゴキブリ大丈夫だったわ😂
地味に面白かった。

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

イランで実際に起こった事件に着想を得て作られたそうです。
サイードは神の名の下に娼婦を16人殺害したことを「浄化」だと言ってる、考えてるのがおかしいし恐ろしい。
サイードの家族や町の人々がサイードを英
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アメリカの影(1959年製作の映画)

3.7

ジョン•カサヴェテスのデビュー作。

美しいNYの街並みとお洒落でカッコいいジャズミュージックが素敵。
同じ黒人でも肌の色の濃さによって相手の態度がかわるんだね...

この作品どこまでかはわからない
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サラゴサの写本(1965年製作の映画)

4.0

回想に次ぐ回想、現実世界、そしてまた回想シーンが続くからややこしい作りだわ。登場人物も多いし。
例えるならばインセプションみたいな感じ。
でも個性的な登場人物は魅力的だし、幻想的な映像に衣装がすごく好
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声優夫婦の甘くない生活(2019年製作の映画)

3.9

奥さんテレフォンS◯Xの仕事の才能あるのでは?
声優さんだから声色も変えられるし、演技も出来るし。
なんてね。

夫婦のやりとりも良かったし、フェリーニ監督のオマージュも散りばめられてて良かった。
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PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

3.5

台詞が少ない静かな映画だった。
そして想像してたストーリーと違ったけど、なかなかに見応えがあった。

主人公の心は晴れたんだろうか?

キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(2021年製作の映画)

4.0

実話を元にした作品。
クリスマスキャロルがウクライナの民謡だって知らなかった。

「戦争はいつ終わるの?」みたいな台詞があったけど、もう戦争は終わったと思ってたのに、この映画が製作された後また戦争が始
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ヨーロッパ(1991年製作の映画)

3.2

正直ストーリーはイマイチわからなかったから、途中から映像を楽しむことにした。
モノクロ映画だけど時折カラーになるのは何か意味があるのかな?

エピデミック〜伝染病(1987年製作の映画)

3.2

映画内映画は面白くなかったけど、ラースが監督役で出演してるし、ウド•キアもウド•キア役で出演してるのが良かった。
ラストシーンは観る人が観たらトラウマになるかも😭

小さな悪の華(1970年製作の映画)

3.8

カトリックの学校に通う2人の女の子は、夏休みに悪魔に魂を売っちゃったわね。
悪魔を崇拝するあまり、どんどん残酷な行為を犯してしまう。
単なる悪戯では済ませないよ。
これを思春期の女の子独特の危うさと受
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ベネデッタ(2021年製作の映画)

3.5

ヴァーホーヴェンが歴史物を撮るってなんだか意外。
80歳を超えても創作意欲が衰えないのがすごい。エチエチなシーンがあるのも監督らしい。

17世紀の修道女の同性愛ってきっとめちゃくちゃ衝撃的だったんだ
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.6

まるでドキュメンタリーを観ているような気分だった。
超低予算で少ないスタッフのもと製作された映画。
当時はこのような映画を創る女性監督はいなかったのかな?

無気力で自己肯定感が低く、その日暮らしのよ
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夜行列車(1959年製作の映画)

3.8

夜行列車に乗り合わせた人々の物語。
ズビグニエフ•チブルスキーが出てるとは思ってなかったから嬉しいサプライズだった。

改めて、夜間列車という限られた空間には様々な人々が、様々な想いを胸に利用している
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パサジェルカ(1963年製作の映画)

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ムンク監督の遺作。
撮影途中で若くして亡くなってしまったのが本当に悲しいです。

印象的なシーンもいくつかあり、完成作を観たかったという気持ちが大きくなりました。

第三世代(1979年製作の映画)

3.4

「社会の遊戯をめぐる6部の喜劇」

正直よく分からん。難しかった。この映画は喜劇なの?


第三世代にもなると「革命に対する理念はもちろん第一世代の人達と同じように持っていますよ。」というのは口だけ形
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