【子ども視点】2023年59本目
1932年南部アメリカ。黒人青年トムが女性への暴行罪として起訴され、その弁護人をアティカスが引き受ける。
黒人差別が根強く残るその地で、正義のために立ち向かう父親ア>>続きを読む
【WATER】2023年58本目
ヘレンケラーの実話を元にした作品。
1歳9ヶ月のころ熱病で、耳は聞こえず、目も見えず、話すこともできなくなってしまったヘレン。
その振る舞いはまるで感情を持たな>>続きを読む
【命を賭ける】2023年57本目
前作で致命傷を受けたタイラーレイク。
腕を負傷。歩くのも困難。
そんな彼が懸命なリハビリによって、堂々の復活。
今回は、前妻の妹家族を刑務所から救う物語。しっかり>>続きを読む
【過去の傷があって、今の自分がいる】
2023年56本目
タイムループ、バトルエンターテイメント!
ビル崩壊現場でのフラッシュの活躍ぶりから、彼の能力説明パートを簡潔に演出。
そこから、彼の悲しい>>続きを読む
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【運命に抗う】2023年55本目
アニメ版でもいろんな権利を乗り越えて、ここまでやってくれるか!!という、とにかく充実しまくりの最高エンターテイメントでした。
マイルズは、すっかりスパイダーマンと>>続きを読む
【マルチバース】2023年54本目
マイルズモラレス版スパイダーマンの誕生と成長を描く。
ピーターパーカーことスパイダーマンが、キングピンによって殺害され、世間が悲しみに暮れる中、アース42の蜘蛛に>>続きを読む
【なりたい自分に】2023年53本目
まんまと涙腺崩壊。字幕鑑賞。
新曲含め、全ての音楽が見事な誰かに勧めたくなる極上ミュージカル映画でした。
リトルマーメイドの本筋は言うまでもなく。人魚と人間の>>続きを読む
【ブルースのルーツ】2023年52本目
南部に住む黒人マディ・ウォーターズ。
シカゴへ赴き、ストリートミュージシャンとして活動するも都会の喧騒にアコースティックはかき消された。
そこでアンプを持ち出>>続きを読む
【権力】2023年51本目
何かに縛られ、押さえつけられている感覚。
リディア・ターが自身の"権力"を利用して獲得してきたのは功績と名誉にとどまらず、セクシュアリティ面にまで反映され、彼女に関わる多>>続きを読む
【後から伝わる痛み】2023年50本目
父親の31歳の誕生日。
久々に再開した娘との2人の旅行記を収めたビデオテープが、あの時、幼少期には気づかなかった思い出を映し出す。
当時の父と同じ31歳を迎>>続きを読む
【親心を利用した、娘への性欲】2023年49本目
下宿先の魅力的な10代の娘に心を奪われる中年男ハンバートの末路。
可愛いを通り越した、"好き"という感情が、男の独占欲を駆り立てていく。
娘の母親>>続きを読む
【私、ベイビージェーンなのよ】
2023年48本目
ベティ・デイヴィスの厚化粧と、過去の栄光に囚われる妄想の暴走が、見事なまでに異質にそして気持ち悪く映像に映し出される。
子役時代にベイビー・ジェ>>続きを読む
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【私利私欲】2023年47本目
赤と黒の点滅で始まる、ロバと女性のサーカスの演目。それは美しくも捉えられるが、人間に搾取される悲しき動物の断片的な表情も映し出す。
外では動物虐待のデモが巻き起こり>>続きを読む
【美しさ】2023年46本目
女性が列車に飛び込み、自死。
多くのファンが参列する葬式会場。彼女は名女優であったのだ。
1人の男が棺の前で立ち止まり、悲しくも懐疑的な表情で親族を睨んでいる。
彼女の>>続きを読む
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【地獄に堕ちる】2023年45本目
ネオレアリズモの代表作。
ナチス占領下のローマで、イタリア人のレジスタンスの指導者マンフレーディがゲシュタポから逃れ、印刷工のフランチェスコの元で身を隠している。>>続きを読む
【ドブネズミから淑女へ】2023年44本目
ワーナーが多額の製作費をかけて映画化した今作。花売りイライザの生まれ育った地、ヒギンズ教授の豪邸、競馬場などすべてセットが組まれた。
登場人物の多さと衣>>続きを読む
【洗脳】2023年43本目
非常に痛烈な政治批判。
第二次世界大戦後の、東西冷戦時の朝鮮戦争、そしてマッカーシーの赤狩りによる反共産主義活動が題材となる今作は、思想的な抑圧による啓蒙と恐怖をスリリン>>続きを読む
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【組織のあり方】2023年42本目
バン🐦!
あれ、同じ1週間を繰り返している??
小さな広告代理店のメンバーらは、同じ月曜から金曜までをタイムリープしていることに気づく。泊まり込みで働き、先方か>>続きを読む
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【空】2023年41本目
GOGの集大成。
チームを超えた家族の物語となる今作は、愛に溢れた見事な結末を迎えた。
単独作品としても非常に楽しめる内容で、ロケットの悲惨な過去への共感性も得られたし、>>続きを読む
【信頼】2023年40本目
バスケシューズのシェアがアディダス、コンバースに後続する中、部門解体の危機に迫られたナイキ社員ソニーの決死の覚悟。
それは、限られた予算をすべてマイケルジョーダンにベット>>続きを読む
【悪意の輪】2023年39本目
ニューロティック映画の代表作。
戦後間も無く公開された本作は、主人公のアルコール中毒を通じた、政府への痛烈な批判を含んでいる。
ハリウッド映画はヘイズコードによって>>続きを読む
【視点】2023年38本目
西部で自らの身を守るには、銃を持つしかない。弁護士であるランスはリバティ・バランスからの酷い扱いに、非暴力によって解決を図ろうとするも、もはやそれは西部では役に立たない手>>続きを読む
【大いなるリーダーの存在】2023年37本目
素晴らしきエンタメ映画。
世界中の映画人達に多大な影響を与え続けてきた今作は、緻密な計画のもと行われる7人の侍達による百姓救出撃。
莫大な予算をかけて>>続きを読む
【自己肯定】2023年36本目
週末の自死に向けて5日間のカウントダウン。巨漢男チャーリーは、愛するパートナーの死と、そのパートナーのために家族を捨てた後悔に苛まれながら、自分の人生の目的を達成しよ>>続きを読む
【願い】2023年35本目
主人公をあえて置かずに描き出し、ノートルダムとそこに保管される遺産を守り抜くすべての人が命をかけて立ち向かう。そして国民の想いが一つになって感動的な結末へと向かっていく。>>続きを読む
【いのち短し恋せよ乙女】2023年34本目
人間いつ死ぬか分からない。
残りの人生が短いと知って初めて、"今を生きること"の大切さに気づく。
志村喬演じる渡邊課長は、積み重ねられた資料にただ印をし>>続きを読む
【映画を観る目を養う映画】2023年33本目
スピルバーグの自伝的映画ということで、楽しみにしていた今作。
幼少期から青年期を描き、"映画"という魔法にどのようにかかって、そしてどのような興味を持ち>>続きを読む
【女性恐怖症】2023年32本目
パラマウントスタジオ内にそびえ立つ4階建のセットは見もの。まるでシルバニアファミリーを人間サイズに仕立てた見事な建築物である。
女の子に振られた主人公が、女性恐怖>>続きを読む
【裏の顔】2023年31本目
ゴッドファーザーで有名なマーロン・ブランド。彼の初監督作品であり、主演作。
そして土臭い西部劇とは一変、裏切られた相棒に復讐をするという物語をベースに、海辺で波音ともに>>続きを読む
【罵声に耐える】2023年30本目
プロバスケットボールチームのシクサーズでスカウトマンをする男が、スペインの建築労働者で日の目を見ない22歳のバスケの天才を発掘し、NBA選手の道へと導くために奔走>>続きを読む
【検閲】2023年29本目
検閲によってカットされた無法松の一生。
パンを繰り返すアクティブなカメラワーク。そして何度もフィルムを巻き戻して重ね合わせられた映像は走馬灯を思わせる。
演芸場の升席の>>続きを読む
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【世にも奇妙な物語】2023年28本目
マーティという平凡な男を通して、人間の価値観のズレを描きながら、結果この男の価値観もズレにズレていると思わされるゾッとする物語。
マーティは35歳にして未だ>>続きを読む
【エレベーター】2023年27本目
1922年。
女性たちの流行は、モダンなファッション、ヘアースタイル。モダンガール。
女性専用ホテルに宿泊するミリーの人生目標は、ハンサムで金持ちの男性を射止め>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
【たった1人の上映会】2023年26本目
映画ファンに刺さる映画がまた一つ。
1980年代、イギリスの海沿いに建つ質素だが絢爛な素敵な映画館。
そのマネージャーであるヒラリーは、他のスタッフと仲睦>>続きを読む
【命の価値とは】2023年25本目
2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ。
弁護士のファインバーグは補償基金プログラムの責任者を任され、テロ被害者や遺族に対して、限られた補償金をどのよ>>続きを読む
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【映画愛】2023年24本目
1920年〜1930年にかけてサイレント映画からトーキー映画へと転換していくハリウッドの映画業界を舞台としている。
サイレント映画のスターして君臨するジャック(ブラッ>>続きを読む