悪魔の棲むYeahさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

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理由はよく分からないんだけど、面白くなかった。
すごいこと、面白そうなことやってるんだけど、その仕掛けに凝りすぎてしまったのかなんなのか。
『運命じゃない人』を思い出したけど、あっちはとても面白かった
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チェンジリング(2008年製作の映画)

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クリントイーストウッドの監督作はあんまり好みに合わないんだけどこれは良かった。
アンジェリーナジョリーが精神病院に収容される(カッコーの巣の上で、みたいな描写もある)んだけど、それまでのアンジェリーナ
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

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面白かった。脚本がすき。

主人公が、元マルボロマンの男(主人公の憧れ。男くさい)に会って買収に成功した帰りの車中で、してやったりって顔じゃなく、なんだか寂しそうな顔してたのがいい。天職についているは
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37セカンズ(2019年製作の映画)

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親子で風呂に入るところから始まるのね。ここから映すんだ、って意表つかれる。
まず素っ裸を見せて、そこがスタート。
肩までとかで濁さずにおっぱいなんかも映す。親子2人の生活の中にこちらをグイッと引っ張り
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

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広告のどこにも続編ありきの作品ですよと謳っていないし、〇〇編とか付けてみる訳でもないしで、それが内容良し悪し以前に問題。

消えた16mmフィルム(2018年製作の映画)

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映画に対する愛憎の話、と思った。
映画というか、ものづくり全般に通じることかも知れない。
面白かった。

青いガーディニア/ブルー・ガーディニア(1953年製作の映画)

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よかった。
Amazonの紹介文に、ウィットに富んだセリフ、っていうのがあったから見てみたけれども、たしかに気の利いたものが散りばめられていた。謎解き要素はなくてサスペンス。終わりの方は強引にも思った
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アンダーグラウンド(1995年製作の映画)

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こないだ見た『まぼろしの市街戦』の関連作として上がっていて、数年ぶりに見た。

はじめの1時間かそこらがともかく合わなくて、これの完全版見るやつの気が知れない、くらいの気持ちだったのが、いろんな対比を
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

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邦題がとってもいい。ジャンル関係なくトップに食い込む出来。

スプラッターの先駆けみたいな位置付けだけど、親しい人が怪物になっちゃって戻す手段も無いらしい…みたいな葛藤は吸血鬼とかゾンビものから受け継
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羅生門(1950年製作の映画)

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何年か前にも見ているはずなのにそのとき何を思ったかまるで覚えてなくて、今回とっても新鮮な気持ちで見て、楽しんだ。
特に後半の京マチ子の芝居が好き。

大なり小なり嘘に支えられて生きてる部分があるのが人
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31 サーティーワン(2016年製作の映画)

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初めにドゥームヘッドって呼び名の殺し屋おじさんが出てくるんだけど、登場というか撮影の仕方がスカイフォールのボンドそのまんまでね。もわっと出てくんの。もわっと。

で、そこからちょっとの間はいい感じなん
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屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

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かなり良かった。
邦題と広告からだとホンカの気持ち悪さしか伝わってこないけど、それだけを描いた露悪的なやつじゃなく、人間ドラマと思った。人間ドラマって、心が温まるものだけを指すわけじゃないから。

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エンディングノート(2011年製作の映画)

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知り合って間もない人に好きな映画を聞いたらこのタイトルが返ってきて、その人は父親を少し前に亡くしたとかで、好きな映画というよりは特別な映画なのだと教えてくれた。他人事とは思えない映画なのだと。
そこま
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無法松の一生(1958年製作の映画)

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日本人好みに作られたような物語なのに、ベルリンの映画祭で最優秀賞を取っているというのがなんだか不思議。

レビューで、フェリーニの『道』を思い出したと書かれている方がいて、似たようなことを思った。慟哭
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まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

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大量の爆薬が仕掛けられて住民たちが逃げ出し、崩壊を待つだけの街で、置き去られた精神病院から抜け出した人々が楽園のようなひとときを過ごす。といった話。

賢さに潜む愚かさとか、ごく単純なことを複雑にして
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007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)

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ぜんぜん面白くなかった。
ロジャームーアのシリーズを見た後なら感想も変わるのかもしれないし、女王陛下〜のあの特異な筋書きが響いてるのかもしれない。

女王陛下の007(1969年製作の映画)

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007はカジノロワイヤル以降しか見たことなくて、Amazonで色々見られるようになったけどなに見たらいいか分かんねーよっ思って選んだ。中だるみを感じるけれども結末が最高。

格闘シーンを細切れにしてス
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

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マンハッタン封鎖っていう状況を作るために麻薬300キロとか警官7〜8人殺害とか、多めの数字を乗っけてくるのがわざとらしくてちょっと乗れなかった。
ところどころで時間経過を知らせてくるのに、緊迫感とか真
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止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

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門脇麦含めて主要人物のほとんどに華が無い。でも華がある人を出せばいいドラマができるかっていうと全然そうじゃないからいい。豪華と糞溜めはすれすれだ。

色んなものを捨てて捨てて捨て去ったときに残ったもの
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

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もともとのデンマーク版を見ていた(それも劇場で)せいか、家で見たこちらは緊張感を持てなかった。
あんなにすぐ感情をぶちまけたり持て余したりする(理由はあるけど)主人公に、そもそも緊急応対の仕事つとまら
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ファイヤー・イン・パラダイス 地獄と化した町(2019年製作の映画)

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何が怖いって、燃え盛る炎よりも、立ち込める煙でもって、昼なのに夜みたいな光景。AM9:00 みたいな表示が出たとき、初めは誤植だと思った。
炎についてはすぐそばでの撮影が難しい(プロの撮影でもないし)
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SHADOW/影武者(2018年製作の映画)

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チャンイーモウとチェンカイコーを混同している人間なので偉そうなことは何も言えないけれども、綺麗だった。劇場で観たかった。ずっと観ていられる気もするし、見とれているうち安らかに眠れる気もする。使われる音>>続きを読む

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)

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血なまぐさい物語が続いたんで少し身構えて見たけれども、この監督の過去作では『麦子さんへ』を思い出した。話も何も違うけど、向こうで余貴美子に感じた印象を松山ケンイチに感じた。色んなものを表には出さず、見>>続きを読む

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

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バットマン対スーパーマンを見たとき、ともかくロイスレインにうんざりして、どのくらいかというと見ていてビンタしたくなってさらに演じてるエイミーアダムスが嫌になるくらいだった(そのあとメッセージ見て少し持>>続きを読む

導火線 FLASH POINT(2007年製作の映画)

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イップマンの監督・主演のコンビなのでどうかなと思ったけど、数年前に撮ってるためかドラマ部分が野暮ったかった。アクションを盛り上げるのはやっぱりドラマ。
これで続きもの作られても見ていなかったと思う(独
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

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分かりにくい。でも嫌いじゃない。
堕ちたイエスの代わりに周囲を救済するユダの話、と解釈してみた。

これをたくさんの人に受け入れやすくすると『バタフライエフェクト』になるのかなと思う。

冒頭で主人公
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仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

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終盤まで悲喜劇と思った。
極道の世界を描いているけど、今でいうサラリーマン川柳で詠まれそうな、無能な頭に仕えるしかない下っ端の悲哀がずっと続く。サラリーマンどころか国民に例えてもいいかも知れない。それ
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

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劇場で見ていたらまた違っていたかも知れないけど、しんどかったしうるさかった。
初めのダンサーたちの語りの場面がその後より好みだったので、どう見せるかよりも何をどう語るかを見たり聴いたりの方が自分の興味
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ナンシー(2018年製作の映画)

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レビューを読んでいくと、結末をどう捉えているかが分かれていて、見る人それぞれだなと改めて思う。
ジャケットから受ける印象はホラーとかサイコサスペンスなんだけど、実際にはスリラー要素のある人間ドラマ。
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

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アルバム1枚まともに聴いたことない。ヒップホップが特に好きなわけじゃない。でもこの映画は飽きずに見られた。

メンバーの分裂とか和解を描いた音楽映画って言ったら『ジャージーボーイズ』が浮かぶけど、向こ
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ボブ・ロス 楽しいアクシデント、裏切りと欲(2021年製作の映画)

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ボブ・ロスって魔法使いがいてさ、『ボブの絵画教室』って番組を見た奴らはだいたい魔法にかかるのさ。
でもその力を悪用しようとする奴らがいてさ、まあそんな話。
ボブのこと知らなくても、まずは絵画教室を動画
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ホームレス ニューヨークと寝た男(2014年製作の映画)

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とてもよかった。
始まりとか合間に、ニューヨークの街並みが映されて背景にジャズが流れる。このあたりウディ・アレンの作品ぽい。
向こうは劇でこちらはドキュメンタリーなんだけど、都市生活者ということで抱か
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丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

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面白いという話は聞いていて、何度か見始めては15分かそこらで退屈に思ってやめていた。でもその先から面白かった。子供が出てくるあたりから。

間の取り方、場面の跳躍、説明的すぎない見せ方、今のいろんなギ
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初恋(2020年製作の映画)

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面白くなかった。というか、好きな役者が数人出ているのに、誰も彼も他の作品の方が魅力を放ってる気がした。染谷将太、内野聖陽、滝藤賢一、大森南朋、丈の合わない服を無理矢理着させられてる感じ。
ベッキーは数
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仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

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何年か前に見た時は、千葉真一のはじけた芝居見たさってのがあって、なるほどね、オメコの汁ね、くらいの感想止まりだった気がする。
今回なんとなくまた見てみたら前よりも面白く感じたし、北大路欣也とか梶芽衣子
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ハード キャンディ(2005年製作の映画)

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最後の着地点はあまり好みでないんだけど、そこに至るまでがとても好き。好みでないというか、まったく逆の結末が作られていたとしても違和感無いような途中までの見せ方語り方。

あらすじを読むと、未成年とやら
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