恵美横山さんの映画レビュー・感想・評価

恵美横山

恵美横山

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)

4.2

テーマは重めのディストピアだけどスピルバーグらしいアイディアとユーモアが各所に散りばめられていて見やすく面白かった
超大作らしいアクションも近未来の映像も楽しめる

この犯罪予知システムで救われた人も
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エイリアン(1979年製作の映画)

4.5

大衆ホラー映画と思って観たら、芸術性が高くて驚いた
当時の技術的、予算的に制約のあるなかでの工夫、セットの作り込み、絵の撮り方、演出全てに感動した
台詞のない絵が多いのに間を持たせられるのが凄い
エイ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

5.0

今までの作品は子供や観客の目を気にして表現をマイルドにしたり分かりやすくしたりぼかしたりしていてモヤモヤが残ったものだが(商業的成功には不可欠だが)本作はそういう所が微塵もなく表現したいものをやり切っ>>続きを読む

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.0

設定は馬鹿馬鹿しいけど、タイムスリップした侍たちは大真面目に生きているのが面白い

時代劇に対する作り手さん達の強い愛が伝わってきてジーンとした

映画と関係ないけど過去へ行くと「仁」のように歴史を変
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レインマン(1988年製作の映画)

4.3

名作ロードムービーだけど初めて鑑賞

旅中の映像がアメリカらしくスケールが大きくて美しい
鑑賞後、とても良い旅をした気分になれた

何事も手に入れてコントロールしなければ不安で気がすまない主人公がラス
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グランメゾン・パリ(2024年製作の映画)

4.1

パリで三つ星を獲るという激ムズチャレンジだが、料理が凄すぎて説得力がある
とにかく料理が素晴らしく美味しそうで美しかった
あんな料理を作ったシェフの方々を心の底から尊敬する

チーズやキャビア、市場、
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.0

タランティーノなのでなんかダラダラしてんなーと思っても絵が面白かったり、白い布被って馬で襲撃するくだらない無駄なシーンが笑えて記憶に残ったりする
レオ様の迫真の演技たまらなかった

ルックバック(2024年製作の映画)

4.1

主人公の声優、河合優実がすごく良かった
友達に対する複雑な感情は誰でも身に覚えがあるものなんだろう
嫉妬と羨望がありつつ、あいつがいたからあの時期頑張れたんだなぁというのを懐かしく思い出した

ブレードランナー(1982年製作の映画)

3.3

何でロスに日本とか中国が幅きかせてるのかと思ったら枢軸国が勝った世界線という設定なのね

美術や当時の技術で作り出したSF世界、レプリカントの人間と微妙に違うという演技はとても良かった

ただ映像演出
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

4.3

若き日のレオ様には切ない役が世界一似合ってる
姿だけでも目が離せないのに切ない表情されると心が引き裂かれそうになる

クリストファーウォーケンの厳格な演技がレオ様の痛々しさをより引き立てて素晴らしかっ
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

5.0

ワールドはCGの恐竜メインだけどジュラシックパークはちゃんと一人一人、人間が描かれていていい
今みてもハラハラするし、すごい絵の名シーンばかり
パークがシリーズで1番面白いし興奮する
何回みても面白い
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.2

レオ様、この映画に俳優人生をかけて臨んだのかな
演技がもう素晴らしすぎる
ドラッグで決まってる時の演技はレオ様のプライベートが心配になるくらい役にはまっていた

エネルギーの強いギラギラ映画なので元気
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さや侍(2011年製作の映画)

4.1

さや侍を観て、松本さんは「映画」を撮っているのではなく映画という表現方法を使って、ずっと「笑い」の様々な側面について描いているのではないかと思った

だからどの映画も総合芸術としての映画、という側面は
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

4.8

B級のなかでも最高クラスに好きな映画
子供の頃何回もみて、久しぶりに再視聴したけど相変わらず最高だった

低予算だろうが楽しいアイディア満載で少しも飽きさせない
演出も撮り方もすごく上手でハラハラする
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キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.7

タランティーノは大好きだけど、他作品と違いアクションに特化しているのであまりハマらなかった
映像音楽センスは流石だが、いつものような下らない会話や人間味は描かれない

千葉真一が2回セリフをかんでいた
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大日本人(2007年製作の映画)

4.1

設定にリアリティを持たせた長尺コントという感じ
映画館でも観たが、TVで観た方が面白かった
あらゆる所でクスクス笑える
大佐藤の哀愁もとてもいい

エンディングで流れるアメリカンヒーローの家族のやり取
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.8

マキタスポーツがとてもよくて好きになった
最近、ドラマの脇役でよく見るようになった円井わんも見た目がいいだけの役者と違って味があり魅力的だ

前半後半と展開が分かれるが、後半は地味に何回も噛みしめたく
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.9

B級を愛しB級に愛された男が本気で撮ったB級ホラーアクション
ホラーの定型を使いつつ、その定型を破っていく意外性のある展開
予測を痛快に裏切られて大爆笑してしまった

カートラッセルがど変態で残酷な悪
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ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

4.2

デニーロはアホな奴も演じられるのか、とそこにまず感銘をうけた
サミュエル、ブリジットフォンダも少しずつ頭が悪く憎めなくて可愛い
悪役(?)に思い入れを持って観てしまう
自分は本筋よりも悪役たちの生き生
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.5

クスクス笑える部分がたくさん
かっこ悪いレオ様も新鮮で素敵
ブラピは今まで観た映画のキャラクターのなかでもTOP10に入るくらい格好のよい役柄で、彼の演技が鮮明にイメージに残った