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小さなバックミラーに映るマリーナを捉えることで彼女が過去に囚われていることを象徴するかのような構図・マーシー・ブラックの造形・図書館のスタッフが実はリリーだったというどんでん返しは良かった。
それ以外>>続きを読む
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同じく有名ホラー映画シリーズの久々の新作である「エクソシスト 信じる者」と同様に、本作もダミアンが男児であることの判明という過去作と繋がる瞬間まで「オーメン」のテーマソングを溜めておく優れた音楽演出が>>続きを読む
コンディションを整えられなくてあまり集中できずに終わってしまったんだけど、最後の延々と続く提供画面が1番面白かった(笑)
「今度こそ終わった?」と思ったらまだ続くの繰り返しだったから、上映終了を待たず>>続きを読む
3時間という長尺にも関わらず、スムーズな編集によってテンポは良くなっており、特に前半のロバート・オッペンハイマーにだんだんと仲間が集まってくるモンタージュには爽快感さえ覚えた。
クリストファー・ノーラ>>続きを読む
オリジナル版は未観賞。
時系列の入れ替えと布石を使いこなした、いかにも「クリストファー・ノーランが最初に手がけた映画」という感じの作品。彼の作品の中ではわりと好きな方。
初期からすごい人やったんやな>>続きを読む
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「初恋の人と何十年ぶりに再会する」という、すごく甘酸っぱくてロマンチックな設定なんだけど、そのフラグを無慈悲に折ってくるとても切ない映画。
ヘソンがただ片思いしてるだけかと思ったら、お別れした後にノラ>>続きを読む
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話の流れに不自然な点がけっこう多くて集中できなかったな…普段の僕は脚本の矛盾点とか全然気づけないんだけど、そんな僕でも気になるくらい多かった…
ドラえもんがおもちゃ達やムード盛り上げ楽団を連れてきてみ>>続きを読む
怖過ぎるよ…言葉を失った…
ストーリー自体は「若者たちが軽率に心霊スポットへ足を踏み入れ、案の定幽霊に襲われる」っていうありがちなものなんだけど、演出と撮影技法のおかげで、あたかも自分もその場にいる>>続きを読む
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省略とモンタージュを最高に上手く駆使した編集が映画にスムーズなテンポを生んでおり、観ていて非常に気持ちの良い映画。
リタがケイジと同じタイムループ経験者なのも胸熱。「ハッピー・デス・デイ 2U」の冒頭>>続きを読む
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ゴシックホラーの雰囲気溢れる美術や衣装は最高級に好みだったし、そこに怪しくも美しいトム・ヒドルストンが完璧にマッチしている。総じて、映像はすごく良かった。
でも、内容にはあまり惹かれなかったかな…>>続きを読む
まぁ、退屈過ぎて睡魔に襲われるほどではなくて良かったけど、前評判にも納得できる作品かな。
序盤の場面転換は唐突で雑だったし、キャシーが目的のために色々な物や人を傷つけ過ぎ。そりゃあんな怒り方と止め方し>>続きを読む
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オリジナル版と比べて、全般的に演出がだいぶ面白くなくなってしまったと思う。
まず、映像演出について。
オリジナル版のベッドから血の噴水が溢れるグレン殺害シーンのような非現実的でぶっ飛んだ殺し方がない>>続きを読む
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お風呂で寝落ちしかけているナンシーの股の間からフレディーの手が現れるカット、あり得ない場所から人の手が出てくるホラー演出になっていると同時に、股の間から出てくることでフレディーの変態性も演出されていて>>続きを読む
子どもの頃からタイトルとコンセプトだけ知っていた映画。
「どんな映画なんだろう」と気になりつつも、観ないまま十数年が経ち、今回ついに観賞。
「フォレスト・ガンプ/一期一会」と同じく、他人の人生を体感>>続きを読む
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オープニングが不穏な真っ暗闇の中で何度もノイズのような音と共に画面が乱れるという映像だったから、「あ!これは優柔不断で心配性な主人公を映像で表現しているんだな!」とか思ってたら、赤ちゃん視点の出産シー>>続きを読む
ファンサービスが気前よく大量に盛り込まれていて、そこはファン向け映画としての評価点。
ただ、全く興味を持っていなかった非原作ファンの僕を引き込んだ「アベンジャーズ」シリーズや、マリオのブランドを抜きに>>続きを読む
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いや、絶対マギーに何か起こるだろうとは感じてたよ。序盤のマギーの顔、大部分が影だったもん。
彩度の薄い映像も相まって、全編通して哀愁が漂うスポーツ映画。
バッドエンドだということは事前に知っていたも>>続きを読む
ナレーションやテロップの使い方だったり同じ役割の場面の重複だったりで、説明過多になっている部分は気になった。
しかし、主演二人の演技とキャラクター同士の恋愛方面に行かない関係性は好きで、映画全体が温か>>続きを読む
一人に焦点を合わせて縦横無尽のカメラワークを繰り広げるジェームズ・ワンのアクション演出って、水中というシチュエーションとかなり相性が良いよね。
自由に遊泳できる水中の特性と、単純なパンやティルトに限ら>>続きを読む
「マリグナント 狂暴な悪夢」で見せた一人の人物を軸にしてカメラが動き回るアクション演出は、本作で培ったものだったのね。
ワイプやマッチカットを用いた場面転換のスムーズさも見事だし、ホラー映画出身監督で>>続きを読む
観ようと思って数年間ほったらかしにしていた映画。
テンポの良いリズミカルな編集だなと思っていたら、案の定アカデミー編集賞勝ち取ってました。
あとは、ショーンが電話で「マズいことになった」と告げた時、>>続きを読む
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「フランケンシュタイン」のようなコンセプトと奇抜な世界観に、エマ・ストーンやウィレム・デフォーがピッタリとはまっている。
エマ・ストーンの演技は評判通りすごかったけど、個人的に1番すごいと思ったのが、>>続きを読む
まさかここまで静かに熾烈なパワーゲームが繰り広げられる映画だとは思わなかった…
ローアングルや窮屈なほどに整った構図が多かったから余計に恐ろしかったよ…
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「ラブ・アクチュアリー」のように全てが見事に結びつくラブコメ群像劇。
ビンタや裸の写真などの布石も綺麗に回収し、観客に爽快感を与えてくれる。
大円陣の前にもちょくちょく小合流を挟んだり、「実はケイトが>>続きを読む
美術や衣装はけっこう好き。
退廃的で荒廃した、終末感のある世界観に惹かれました。
また、一見少年にも見えるショートヘアのヴェスパーは、ゲームのメインキャラクターのような風貌でかっこいい。「ミス・ペレグ>>続きを読む
主人公親子が自分の世界しか見えていなくて、二人が自己中心的な会話を繰り広げるたびに「やめとけって…」「お前さぁ…」と苛立った。
(自分もそうだからブーメランなんだけどねw)
駄作ではないけれど、目立>>続きを読む
年明けに公開された極限状態の人々を描いた韓国映画という意味では、昨年の「非常宣言」を彷彿とさせるけど、本作はどちらかというと人間ドラマに徹しており、「非常宣言」のようなパニック映画という印象はない。>>続きを読む