なおさんの映画レビュー・感想・評価

なお

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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.8

エンタメの巨匠の宮﨑駿ではなくアーティスト宮﨑駿の作品だと思って観る。宮﨑駿の内面世界へのトリップ

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.1

多分サブカルを履修してたらサブカルあるあるみたいな感じも楽しめてさらに心に刺さったんだと思う。多分私の根がメインストリームにありすぎて、彼らに小馬鹿にされる側なので見ててきつかった…共感はあんまりでき>>続きを読む

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

4.9

映画館の音響で聞こえることで炎の呼吸の重さを実感できたのが一番の収穫だった。

グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

全体の3/4がおっさんのみ、だけどめちゃくちゃ面白い!差別を明らかに、しかしライトにわかりやすく描くことで、間口を広く取った印象。同じことをくりかえすと思いきや上手く裏切ってくれるのが爽快。

若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作の青い鳥文庫のときから大好きで、監督が高坂さんということもあってうきうきしながら観にいった。映像になると、おっこの両親が亡くなったという事実(とそのフラッシュバック)が数倍しんどく感じる。点在する>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

帝劇で鑑賞した後にDVDで観た。「育ち」とか「品」って気になるけど、共感しようって姿勢が双方にあればそういうのは簡単に飛び越えられてしまうものなんだな、と。シスターたちが穏やかな性格なことも大きいし、>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

カラフルでポップな映像と、雄大で美しい歌唱シーンが印象的。私怨で夢を否定し続けるミゲルの家族に反感を覚え、忘れられそうな魂に切なくなって、明かされていく真実に怒りを覚えて、家族のやり取りに心が暖かくな>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.0

儚い映像と、赤と緑のコントラストが美しい映画。異類婚姻譚がすごく好きで、ヒロインたちの人間臭さや出てくるメタファーはとても興味深かった。西欧圏の(特にキリスト教系に関する)教養が深かったらもっともっと>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.5

この映画には純度100%の悪も、純度100%の善も登場しない。人間だから、いいところも悪いところもたくさんあるし、善悪二元論で語るのは難しい。生きることは苦悩することだ、他人と違う生き方は苦しい。でも>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

初めの37分間で感じたいくつもの小さな、そしてぎりぎり見過ごせるレベルの違和感を、まるごと丁寧な答え合わせで伏線として回収してくれる映画。著名な俳優を使わないからこそ、俳優本人のキャラクターがそのまま>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

「映画」というよりは「ショー」の枠で好きな作品。かなり荒いストーリー展開で、場面転換がぶつ切りになっているところもある。何度も考察する余地や、繰り返されるメタファー、はりつめた伏線もほとんど存在しない>>続きを読む