りさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

り

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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.3

最高に大好き!

自意識に振り回されて、周りの人にも上手く振る舞えず、何もかも気に入らなくて、痛々しくてちょっと嫌なところのある女の子なのに胸が痛いくらいわかる、わかる。
本当は誰もが惨めで空虚でそれ
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ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「エンジェルス・イン・アメリカ 第一部 至福千年紀が近づく」(2017年製作の映画)

3.6

祝福の舞台。ファンファーレ。
わかるかわからないか、で言えば80%くらいわからない。

何かを失っても、どれだけ苦しくても、完璧でない世界に折り合いをつけて前に進むしかない。

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃ面白かったぁぁあ!
最後まで途切れない緊張。出てくる人たちが常に冷静でなく、怒りや憎しみの感情に任せて行動しているから、エーーーッ!と思いながらも一つの凄惨な事件に関わることで周りの人がこ
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.2

最初から最後まで、仄暗いおとぎ話。ハッピーエンドでよかった。

否定と肯定(2016年製作の映画)

3.7

静かだけど緊張感があって引き込まれた。

序盤は主人公の押せ押せがスゴくてウワー!と思ったけど、それを声を荒立てずきちんと道筋を示し、勝訴という目的の為に仕事をする、という形で納得させるまでの過程が良
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

2.6

「レイとルークとレン」「フィンとローズ」「レジスタンス艦隊の逃走」が分断されすぎていて終盤へ向けてあまり盛り上がれなかった。それぞれの物語が繋がった時の感動がない。

様々な再会の場面は素直に感動。ル
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

優しくて、切なくて、少し辛い。
切り取られた何気ない日常の愛おしさが爆発している。こんなに愛おしい場面が多い映画なかなかないのでは。

悔しさが通り過ぎるのをただ待つりんこさんのかわりに涙を流すともち
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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア(2014年製作の映画)

3.0

面白かった。shame,shame,shame,shame……

スチューのゆるさと愛され具合が、今まで見たどの映画に出てきた人よりも普通でどこにでもいそう感が絶妙。

シャーシャー喧嘩するヴァンパイ
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.7

キャストも列車内の装飾も華やかで目が楽しい。特にラストの謎解きシーンは絵画のようで列車を背景にしたポアロがひたすらかっこいい…!

ただ中盤の狭い密室で取り調べが続くあたりは、あまり動きがなくて少し眠
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仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー(2017年製作の映画)

3.2

オーズの「いつか、もう一度」が丁寧に描かれていて感謝。本編の台詞や最終回のアレコレが拾われていてただただ泣く。

ただレジェンドライダーが出演するだけじゃなく、万丈龍我の葛藤に絡めて闘ってきた背中を見
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アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

3.1

なっがい。
でも最後まで飽きることなく観られた。

戦争という大きな壁で隔てられた生活。上には上の世界が、下には下の世界が。どちらの国もなくなってしまったけれどそこには人々の生活があって、まさに悲喜劇
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「ヘッダ・ガーブレル」(2017年製作の映画)

3.0

19世紀に書かれた戯曲が違和感なく現代に落とし込まれていて、二幕前のインタビューでやっと気がつく。すごい。

自意識が強くて、自信がなくて、無力感に満ちていて、勝気で、無邪気な悪意があって、悲観的で、
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.1

どこが良かったか、面白かったか、ストーリーがどうとか、一切説明出来ないけれど観て良かったと思う。

出てくる人たちがみんなかわいくて好き。悩みや辛さや痛みがわからないけどわかるよ、って感じ。

ダンケルク(2017年製作の映画)

2.8

IMAX次世代レーザーにて。

なるほど、これは戦場に放り込まれた気分。最後まで銃声や爆撃、人の気配に怯え続ける緊張感。

戦争に若い青年が巻き込まれる悲惨さとか、極限に追い込まれた人間の愚かさとか、
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「一人の男と二人の主人」(2011年製作の映画)

3.1

バンド!バンド!バンド!
開演前や二幕前、舞台転換の度にステージ上でかわいいバンドが演奏していて楽しい。
上手と下手に分かれて演奏/待機しているのも好き。

今までのNTLにあったようなブラックな笑い
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ドリーム(2016年製作の映画)

3.8

良い。
物語に出てくる三人の女性がそれぞれのやり方で自分に見合った仕事を勝ち取る姿に小さくガッツポーズしてしまう。

人種差別の描かれ方にハッとした。差別されている人達がいることが当たり前の日常になっ
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「誰もいない国」(2016年製作の映画)

-

わからないものを楽しむ気持ちで行ったら予想以上にわからず寝た。
わかる/わからない、ではないんだろうけどわからない……わからないなりに面白いなと思うところもあって、芝居が上手いのはわかる。

終幕後の
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

2.6

ご近所のヒーローなスパイダーマンが、サッパリ鑑賞できるマーベルという感じで良かった。

若さゆえの、で許される範囲!?とも思ったけど若さゆえでなければ全く許されないかも。
ラストの展開にはニヤっとして
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

3.9

好き。

バレエどころかダンスにもほとんど興味がなかったけれど、こんなに人の心を動かすダンスがあるのか、と。
語られる過去や苦悩が生々しくて痛々しくて、これを映画として鑑賞した時に手放しで面白かったと
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

3.5

人種も性別も違うたまたま同じ英会話スクールに集まった人たちが、少しずつ理解を含めていく姿も爽やかで良い。先生がキュート。

英語を話すことが出来ないシャシが家族から軽く扱われる描写や、初めての一人海外
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ブエノスアイレス(1997年製作の映画)

2.6

よくわからないけれど、雰囲気がよかった。

お互いに甘えたり突き放したりする二人がかわいいな〜とは思うものの、愛とか情とかそれぞれの行動が理解できない…二人にしかわからない事だからこれでいいのかな?
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「深く青い海」(2016年製作の映画)

3.7

芝居を観た。

物語自体に引き込まれるものは特になかったが、実際にあの劇場の椅子に座ってじっくり最後まで観たという感覚。面白かった。
演技の上手い下手はよくわからないけれど、この人は上手いんだ…!と思
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.5

ハフィズ〜!!

「個人間の問題が宗教や人種で語られてしまう」
日常生活で人種や宗教を意識する事がなく、冒頭の事件も実際にあった事件を基にしているなんて未だに信じられない。
そういった人種問題や宗教問
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メットガラ ドレスをまとった美術館(2016年製作の映画)

4.2

あまり興味がなかったものの、前売券を頂いたので鑑賞。

とっっっても良かった…!
メットガラが開催されるまでももちろんだけれど、メトロポリタン美術館の服飾展覧会が開催されるまでがとても面白い。

一つ
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検事、弁護人、父親、そして息子(2015年製作の映画)

2.6

社会的/歴史的背景を理解していないと、最後までなにがどうなったのかわからないまま。

冒頭5分程は寝てしまいそうだな〜と感じたが、その後わからないなりにどんどん引き込まれた。
きっかけがなければ知ろう
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ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「三文オペラ」(2016年製作の映画)

3.3

マック・ザ・ナイフがずるい!ずるい!
人としても男としても最低なのにカッコよくて色気があって魅力的。

ただ良いと思う部分がありながらも、なんとなく集中しきれないままだった。
高さを感じるセットや影絵
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KING OF PRISM PRIDE the HERO(2017年製作の映画)

3.4

キンプリヤクザに誘われ軽い気持ちで鑑賞。前作をDVDで観た時は面白かったもののハマる程ではなく。

結果、精神的に弱っている時のキンプラは劇薬。

上映時間の短さを感じさせない怒涛のストーリー展開、心
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

少しずつ確認するように過去に向かい合う主人公があまりにも悲痛。主人公を演じるケイシー・アフレックが良い。

乗り越えられないものを抱えたまま生きていく人を静かに肯定してくれる物語はありそうでなかった感
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

-

なんとなく鑑賞し始め、なんとなく終わってしまった。ので評価はなし。

三人組はとても良い。

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.4

吹替にて。

映像が美しい、エマ・ワトソンが美しい、音楽が素晴らしい。城の住人たちはいうまでもなく可愛くてお茶目だし、スクリーンを飛び出してルミエールがもてなしてくれる。

元々のアニメ版が素晴らしい
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

3.7

とにかく映像がかっこいい!
命を放り出そうとした友人を間一髪で抱きとめる、小さな部屋も二人でいれば大きなサッカースタジアムに、昔の想い出が敷き詰められた部屋に一人取り残される、現在の風景に重なる過去。
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