SevenWintersさんの映画レビュー・感想・評価

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No.10(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あんまり詳細は書かないようにしますが、一応ネタバレあり表記で書いときます

前半と後半全然別の話で、前半不倫もの後半SF、
そしてラストがキャシー塚本だった、爆笑。
(↑積み上げて積み上げてこう積み上
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ヴェルクマイスター・ハーモニー 4Kレストア版(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レストアされているから当然とはいえそれでもやはり映像の美しさはこの作品を語るときまず口にしたいレベル。白黒だからっていうのもあるけど映像の内容と光量が比例しているようにも思える。

天体が好きで挨拶を
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オーメン:ザ・ファースト(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

子どもの頃オーメンオリジナル版を封切り時に地元の映画館で見て面白怖すぎるほどの衝撃があって、50年近くもたってから前日譚って?と思っていましたがなかなか評判がよいみたいなので思い切って観てきました。>>続きを読む

インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ミアゴスすげぇ!

とりあえず一言でいうと胸糞映画!
それもかなりの腐臭悪臭、でも珍味…  
オープニングのカメラワークと不穏なサントラがもう、何か起こります感ましましでミアゴス夫婦も怪しさ満点で見守
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリータッチなのとどこまでが史実で脚色なのかわからないのですが、 とりあえず映画作品としてはめちゃくちゃにハイクオリティで、技術・表現やサントラとの親和性やら凄いとしかいいようがないし自国兵>>続きを読む

方舟にのって~イエスの方舟45年目の真実~(2024年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

千石イエス亡き後も彼女らはずっと共同生活を続けているという話は何年か前にきいたことがあった。また去年「解放区」でも本作をの前哨戦「方舟にのって~イエスの方舟44年目の真実~」が放送されていたのでその感>>続きを読む

π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

うーむ。何かそれっぽいものを作ろうとしてる雰囲気だけの映画って感じかな
216桁やそれが及ぼすもの意味するもの自体になんらかの事実や仮設や論理の裏付けとかがないんで「ぼくのかんがえた さいきょうの さ
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ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

前評判きいて見に行ってきました。
岡田将生、ああいう意地悪な役がハマりすぎなのよ。
星の子の先生とかドライヴマイカーの若手役者とか、悪意や狂気のある役が似合いすぎ。
さらに土ワイみのある内容(富豪の義
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

==以下は昔観た記憶での感想、4K版リバイバル鑑賞してきたので更新。

無修正だからあの笑っちゃうボカシがなくなってる!
ボカシがあるからすぐにこれは人間だってネタバレされちゃうという、本国とは違う味
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数に溺れて(1988年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

ZOO同様に公開当時みていて円盤も買ったけど全然見返してなくて数とゲームのことだけ覚えてた、新鮮な気持ちで鑑賞。

数が1から100までカウントされていくこと、少年が自分で考えたゲームのルールを延々と
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ZOO(1985年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

この映画のおかげでマイケル・ナイマンやブラザーズ・クェイを知ることができました。

2024年3月2日追記

この作品は、日本初公開時に勇んで観にいって色々と衝撃的だったんですが一番の功績は日本にマイ
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

何も起こってない作品じゃないけど何もしなければ何も起こってないところを主人公が全部粒だてていってる作品(笑
出会う人全員が主人公のお節介と我が儘に振り回されてる、でもそれをしょうがねぇなぁと思いつつ優
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

怖さに全振りした「盲目のメロディ〜インド式殺人狂騒曲〜」。

ネタの展開というか弄りのバリエーションが殆どないし疑いもたれてもサクッと本人の言うこと信じてくれてしまうので長時間の作品ではないけど1アイ
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犬人間(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

最後 どっちなのか気になったけど
(カタルシスを取るなら犬とシグリッドの勝ち、客に与える怖さを取るなら富豪の勝ち)富豪の方でしたね
怖いけどつまんないなと思ってたら息子さん登場、でこれまたどっちとの!
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I ~人に生まれて~/人として生まれる(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

まとまったスッキリした文が書けなそうなので思ったことをツラツラ書いていきます。

国が違えば法制度も違うから未成年者とは言え親の同意だけでにこう言う手術をしていいのか(本人には一切事情を知らせず)とか
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーは細部まで予想できたかどうかはおいといて粗筋どおり、皆さんが書いておられる通りの印象。
ダンカンの、遊んで捨てるつもりだったくせに女が自我を持つと途端に束縛、だらしなく追いすがる身勝手さ。
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ニンフォマニアック Vol.1 ディレクターズカット完全版(2013年製作の映画)

-

ジョーの語るヰタ・セクスアリスにちょいちょい川釣りの話で合いの手を入れるセリグマンという図式がまるでKOC決勝ファイナルステージのサルゴリラのネタを思い出させられてクスッとした

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

何かおこりそうでおこらない映画の代表ジム・ジャームッシュに対して何か起こってるのにひたすら淡々と物語られる映画のアキ・カウリスマキ。
本作も、普通ならレイオフされたギャーっ 連絡こないギャーっ 連絡と
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VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

認知症は発症していないものの余所事ではない環境のため胸を痛くしながらみていたけれども、老夫婦の生活感ありありの居室や話し合いで激昂してどもってしまうけれども自説を頑なに覆さず、リストを作っただけでやっ>>続きを読む

翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

前作がほんとに楽しくて場内も爆笑だったので、関西ネタといわれたら関東ではわからない人が多くてしーんとしてるのかな?にぎやかしにいかねば!と観に行ってみたらどっちのネタも少なくて+薄くていまいちでした。>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

あらすじ読んでてもっと混迷するかと思ったら(私がやりましたを主張するのが)二組で終わってしまって肩透かし。
もう一組(一人)くらい現れてスラップスティック徹底してほしかった。
最後にでてくる一年後に新
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理想郷(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

予告や封切り前の紹介記事ではよそ者を嫌う村民が移住者をいじめる!移住者は善人なのに、みたいな紹介され方をしていたけど全然違った。

主人公の故郷って紹介してたけど昔一回きてみて惚れ込んだだけの思い込み
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

デヴィッド・フィンチャーが監督して音楽がトレント・レズナーでティルダ・スウィントンが出てて主人公の殺し屋が気分を整えるために聴く音楽がThe Smithsときたら映画館に観に行かないわけには。
と勇ん
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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

5.0

この演奏の一部は既に昨年末の配信と春に公開されたとき観てはいるんですが、改めて見てピアノに向かう教授の真摯な祈りのような願いのような、そして一音一音を刻みつけるように弾く演奏が胸に迫るものがあって、そ>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.6

一期一会。
心が深く繋がるには過ごした時間や血の繋がりは重要ではない。

宇宙探索編集部(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

タン編集長がみんなと別れるところまではヲタクのドタバタロードムービーという体だったのが、はぐれてしまっていたスン・イートン(鍋被り少年)と再び合流するところから一気に話が主語が大きく動き出す。
それま
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メドゥーサ デラックス(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

この作品って脚本(監督も同じ)は舞台劇出身だったりそれかそうじゃなくてもこの作品を舞台劇みたいなものにしたかったりしますかね?戯曲的というかなんというか、シーン毎に視点(メインで動く人)が変わるのはと>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

-

うーん
宗教(観)からくる思想の立脚点かなんかわからないけど自分にはちょっとあわなかった
かたくなに病院にいかないのはものっそいお金かかるからでしょうね(エリーにいくお金が減るどころかそれ以上かかりそ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

-

正統派かどうかわからんけど真面目に悪魔祓いやってました。

実在の神父がモデルだそうだけど、日本で悪魔憑きって少なくとも私は聞いたことないんですがなんででしょうね?欧米に比べて少ないながらも信者も神父
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ怖かった!
けどエンディングテーマがなかなかご陽気でずっこけてしまいました笑

天使の影(1976年製作の映画)

3.2

ファスビンダー特集のうちの1本だけど監督がダニエル・シュミットだというのに気づいて慌てて鑑賞。
戯曲をもとにしているそうでセリフ・セリフの言い回しというか入れ方が戯曲的。(一般の映画ならモノローグより
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アル中女の肖像(1979年製作の映画)

3.7

若い女性がひたすら酒を飲み歩くだけの映画という友人評を聞いて二宮知子の「平成酔っぱらい研究所」実写版みたいなもんかと思って観てみたら本当にひたすら酒を飲んでいる(そしてグラスを割る)だけ、なんなら主役>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.5

試写会で鑑賞。
高橋洋氏の初稿はもっと日本的で複雑だったらしいがそれを韓国の脚本家が手直し、すっきりしたものに..なったせいか上映時間も80分とコンパクト。
 わざとではないけどもまずwebtoon版
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福田村事件(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

年月が経っていること、被害者側は出自的な事情もあって大げさにするつもりがなかったことから、描かれている事実以外の脚色部分でほんとにそうしたのか?(扇子をわざわざ取り出すくだり)と思う部分はあるけれども>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ロボットものは三原則がないと一気に深みがなくなるのだな
まぁ採り入れたら採り入れたで似たような葛藤やジレンマになっちゃうわけだけども。
あとそれと関連して、ストーリーが読めすぎ。
宣伝は多かったと思う
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

3.8

おかえりなさいクローネンバーグ。
フェティッシュの世界へようこそ、
キショ。とグロとでも嫌いじゃない。が同居する作品。