ardantさんの映画レビュー・感想・評価

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1980年代、その頃亡くなった私の母が生まれ育った噴火湾沿いの小さな町にある牧場で生まれた1頭の馬、私が好きだった「メジロアルダン」から、ハンドルネームを取りました。
2018年より、鑑賞した映画について、可能な限り感想を記していくことに。

映画(116)
ドラマ(0)

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

4.0

偶然にも、この映画を観た日、世界同時株安が襲った。私も、資産と呼ぶほどではないにしても、その一部を帳面上、失った。先人はうまいことを言ったものだ。汗水たらして稼いだものでないものは、「あぶく銭」だと。>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

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懐かしい名前が聞こえた。
大島渚、田村孟、佐々木守、佐藤慶、渡辺文雄らのいわゆる大島組の面々。自らの政治信条に基づいた独自の視線で、映画評に新鮮な世界を切り開いた松田政男。重信房子、和光晴生、遠山三枝
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イコライザー2(2018年製作の映画)

4.8

一見、アクションものに見えるこの作品には、「痛み」が内在している。
それは優れた映画にでしか表現できない「痛み」のように 私には思え、思いがけないものであった。

デンゼルワシントン演じるタクシー運転
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あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)

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まことに、惜しい。
あるところまで、正統派の青春映画の傑作が生まれるのではないかと思った。そして、その青春は、ずっと観続けてきた普遍の青春のように思えたからだ。

しかし、高校の卒業式、夏、受験、大学
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

-

誰にも媚びないことを売りにする平手友梨奈のイメージを更に強調し、印象づけるための作品なのだろう。確かに、彼女はそれを演じているようには見えなかった。だが、それ以上でも、それ以下でもなく、内面性が感じら>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

-

始まって、10分ほどで、会場を後にしたくなった。しかし、我慢して観ていると、なるほど、こういうオチがあるのかと、結構、楽しませてもらった。

しかし、所詮は、内輪ネタを映画にした亜流に属するものだ。
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コーヒーが冷めないうちに(2018年製作の映画)

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『八日目の蝉』(成島出、東宝、2011)の奥寺佐渡子の脚本と彼女と組んでTBSで『Nのために』(2014)、『夜行観覧車』(2013)、『リバース』(2017)などの数多くのドラマを作ってきた塚原あゆ>>続きを読む

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.9

素晴らしく、優れた作品だった。

レバノンの首都ベイルートを舞台に、キリスト教徒であるレバノン人とパレスチナ難民のちょっとした諍いが、本人達の思惑を越えて、大きな問題に発展していく。そして、それは、レ
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生きてみたいもう一度 新宿バス放火事件(1985年製作の映画)

4.9

観終わった後、どうしようもなくなる程、切なくなる作品に、本年出会った。

そして、その作品は心して、覚悟して、観る必要がある。
実話だ。
こんな、作品を観ると、愛だ、恋だ、青春だ、ヒューマニズムだと言
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

4.5

ある年の夏、神奈川県三浦海岸にある医院を開いていた原田芳雄・樹木希林老夫婦の家に、次男夫婦と娘夫婦が里帰りした一日を描いた作品である。

この作品の内容には、既視感がある。それは、監督自身が何かで触れ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

4.5

90年代を、ほぼ40代で過ごした私にとっても、懐かしさで胸が一杯になった。

『坂道のアポロン』(三木孝浩,2018)と『孤狼の血』(白石和彌,2018)が、昭和の時代への郷愁だとすると、本作は、もう
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THE PROMISE 君への誓い(2016年製作の映画)

4.5

『羊の木』(吉田大八,2018,アスミック・エース)を観た次の日に、この作品を観ると、その差に歴然としてしまう。もちろん、『羊の木』のような邦画が下で、この作品が上だと言っているわけではない。
次元が
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

4.5

本作は、前作と比較して、圧倒的に素晴らしい。
理由は、ヒロインに北川景子を配し、憂いを漂わせた哀しくも前向きな物語にしたことによるものだ。

北川景子は、TVドラマ『家を売る女』(2016、日本テレビ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

-

一体、この大仰な話は何だと思えてしまう。

例えば、吉高由里子演じる検察事務官の役割と動機、木村拓哉演じる検事と大学の同級生の政治家の話に出てくる現在の政治状況に対するいらだち、木村拓哉とブローカー松
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

-

面白く、楽しめる映画だ。
このような映画については、七面倒臭いコメントは必要ないだろう。

話にもうひとひねり欲しかったことは事実だが。

続編もあるだろうから、それに期待しよう。

ビリギャル(2015年製作の映画)

4.0

出来すぎた話であり、話の組み立てもありふれたものなのだが、私は、この作品に十分に満足したし、感動。

有村架純は、昔好きではなかったが、『ナラタージュ』ですっかり気に入ってしまった。吉田羊、伊藤淳史、
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世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)

-

なぜ、尾崎将也ともあろう者が、このような中途半端に内向きな作品を自分がメガホンを取ってまで、作ろうとしたのかがわからない。

本当に、自分が撮りたかったものなのだろうか。そうだとすれば、私は彼に期待し
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英国総督 最後の家(2017年製作の映画)

4.8

数多くのインド独立を扱った映画、例えば『ガンジー』(リチャード・アッテンボロー,英,1982)などと比較しても、それを凌駕するほど素晴らしく、心を動かされた作品だった。

この作品では、最後の総督、マ
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劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

4.0

この作品の清々しさは、若者たちの成長とそれに伴う巣立ちの物語だったからだろう。そうして、出演者達自らが、十年の間に、築き、繋いできた絆がスクリーンの中からひしひしと伝わってきた。

本来のメインである
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万引き家族(2018年製作の映画)

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是枝裕和監督が他の映画人と違うところは、彼は、まったくゼロから作品を作り上げることだ。原案を書き、脚本化し、映像化するその気概であり、力だ。それに私は畏敬の念を持つ。そして、彼は、映画を作ることに他の>>続きを読む

恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.5

深夜、事件で慌ただしい名古屋の警察署に、刑事、森山未來が着任の挨拶に向かう。そこには曲者の刑事、武田鉄矢がいた(『リミット-刑事の現場2-』、2009、NHK)。

髪をひっつめ、全身黒尽くめの服装で
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.5

本作品は、いい脚本家といい監督が組むと、難病ものなどに関係なく、いい作品となる見本のように思える。
そして、私はもしこの作品が実話ではなく、岡田惠和のオリジナルだったとしたらと考えてしまう。その場合、
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心と体と(2017年製作の映画)

4.5

素晴らしい作品だった。

年齢を重ねるにつれて、映画をみるということは、既視感との戦いになる。十代の頃の、何を見ても、自分の世界では新鮮と感じられるものがだんだんなくなっていく。そうして、感動できる作
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告白小説、その結末(2017年製作の映画)

-

構成に破綻はなく、さすがにロマン・ポランスキーだと思ったが、彼である必要があったのかが疑問である。

金曜日の午後、上映されていた横浜の小さな映画館には、客は15人程度しかいなかった。その前に上映され
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

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本作品とロマン・ポランスキーの『告白小説、その結末』のどちらを観るか迷ったが、開始時間の関係で本作品を選んだ。ウィメンズデイのためなのか席は9割方埋まっており、うち女性が9割程度いた。さて、ここからが>>続きを読む

ナラタージュ(2017年製作の映画)

4.8

ささやかだが、幸せな時間が、あっという間に過ぎ去っていった。

この作品の評価は低い。だが、私には、行定勲監督の作品の中では、最も好きな作品になったことは確かである。
この作品で、私は、一つ一つの場面
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空飛ぶタイヤ(2018年製作の映画)

4.5

長瀬智也の眼差しが熱い。
他のレビューでも触れたが、『白線流し』(96、フジテレビ)で、寡黙で星の好きな高校生を演じてから、20年以上経っている。今回は、たくましく成長した大人の男に魅せられてしまった
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ジャンプ(2003年製作の映画)

4.5

素敵な物語の作品だ。人生への悲哀、人への想いを深く強く感じてしまう。

このDVDをなぜ、借りたのかも忘れてしまっていたのだが、始まって15分程経った頃には、画面に釘付けになっていた。

半年前から付
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修道士は沈黙する(2016年製作の映画)

3.0

作品の最初、海に面した会場に向かう修道士を乗せた車を、横からと上空から映すシーンを観ると、映画だなあと思ってしまう。それを含め、全編にわたって、落ち着きと重厚さを感じる作品だ。

金融システムのグロー
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レディ・バード(2017年製作の映画)

2.0

男目線のせいかもしれないが、全く共感できるものがなかった。

私にとっては、本作品と同様に十代後半の少女の揺れる気持ちをテーマにした『恋は雨上がりのように』のさわやかさと躍動感を味わった後では、只々退
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恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

4.8

久し振りに映画館で味わった至福の時間だった。
もし、映画的なものというものがあるとして、それが映画でしか表現できないものであるとしたら、そんな高尚なものは、この作品にはなかったのかもしれない。通俗的で
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友罪(2017年製作の映画)

2.5

またしても、期待を裏切られた。ここまで、裏切られると期待する方が馬鹿なのだろう。
作品の約2/3まではかなりのものだったのだが。
生田斗真演じる元ジャーナリスト廻りの話が陳腐で、一気に気持ちが萎えてし
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

5.0

粒子の粗い画面から始まるこの映画の中の映画から、あの余りにも美しいラストの別離まで、曽根中生の眼は、一人の堕ちて、朽ち堕ちていくしかない女を、冷徹にそしてストイックなまでに厳正にみつめ続ける。
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.5

大好きなミシェル・ウィリアムズと監督リドリー・スコットということで、本年上半期で、最も期待した作品だった。

しかし、心に響くものがない。

ミシェル・ウィリアムズ演じる母親に、3人の子供を独力で育て
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.0

あのように、投げ出され、突き放されると、あの二時間は何だったと思ってしまう。

家に帰ると、朝日新聞の夕刊に監督のインタビューが載っていた。そこで、彼は、次のように述べている。『商業的な繁栄の陰で貧困
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モリーズ・ゲーム(2017年製作の映画)

4.2

私にとっては、5月15日現在、本年公開され、観た洋画で、本作品は、最も気に入った作品だ。

監督アーロン・ソーキンは、脚本家として、『スティーブ・ジョブズ』、『マネーボール』、『ソーシャル・ネットワー
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