821さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

見たのが結構前になってしまったんだけど。弟にオススメされてネトフリにて鑑賞。
普段何気なく見ているマクドナルドの「ゴールデンアーチ」マークの見方が変わる作品でした。初めて得る知識が多く、見ててとても面
>>続きを読む

アンモナイトの目覚め(2020年製作の映画)

3.5

『ゴッズ・オウン・カントリー』のフランシス・リー監督の新作、女女の物語ということで大変楽しみにしておりました。
結論から言うと、余りにも『燃ゆる女の肖像』と重なる要素が多すぎて、鑑賞中🔥がチラついてい
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.5

滑り込みでようやく見ることができました。いい評判をずっと耳にしていたので気になっていたのですが、とても良い作品だったと思います。

松濤に立派な居を構える開業医の末娘である華子と、必死に勉強して富山か
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.5

14歳って思ったよりも大人だったんだな、と思いました。当たり前だけど、35人それぞれが異なる人間で、同じ事象を見ていても捉え方は十人十色。小学校からほとんど持ち上がりで進学とはいえ、家庭の環境も、悩み>>続きを読む

ナラタージュ(2017年製作の映画)

2.5

たとえ先生といえど、1人の人間。それなりに「弱さ」も抱えてるよね。

なんかピアノメロディメインの劇伴といい、ナチュラルではないけど、役者を綺麗に照らす暖かみのある照明といい、遠目からゆっくりと横スク
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.5

こちらも気になってた作品。成田凌演じる先生と、清原果耶演じる高校生の会話劇。

すこし「ズレた」2人によるノンストップの会話がなんとも小気味良かったです。噛み合ってなさがコミカルでとても味わい深い。笑
>>続きを読む

ノマドランド(2020年製作の映画)

5.0

“Home, is it just a word? Or is it something that you carry within you?” 冒頭で紹介された、タトゥーに刻まれた歌詞が心に残ってい>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.0

ポジティブな評判を聞いていたので、上映終了間際に滑り込みで鑑賞してきました。
ポップなカラーリングのポスターに惹かれて見に行った訳ですが、少女が息苦しさと閉塞感、「ある種の呪縛」から解放されるにつれて
>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

4.0

米国の賞レースで注目を集めているとの事で。話題のA24×PLAN B制作ですし、楽しみにして見てきました。
とてもいい作品だったのですが、個人的に1番ヒットした部分は劇伴作曲が『ラストブラックマン・イ
>>続きを読む

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

年始、映画館で見た本作の予告編があまりにも美しくて、ひたすらに惹き込まれて。1月から怒涛の履修を続けておりました。エヴァンゲリオン。旧劇から考えると25年の歴史にようやく終止符が打たれた訳ですよね。私>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

-

映画ではなく放送済みアニメの総集編という事で、星は無しで。

コナンはコミックス30巻くらいまで読んでたのですが、最早とうの昔に脱落済み。今では、劇場版を毎年幼なじみと見に行くのが年中行事の一部になっ
>>続きを読む

心の傷を癒すということ《劇場版》(2021年製作の映画)

4.5

とても良い作品でした。めちゃ泣いた。ずっと心に残る1作になりました。

1995年阪神淡路大震災。私はまさに「阪神間」育ちで、小中高はずっと神戸で過ごしてきたのですが、震災後に神戸に越してきたため被災
>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

今回の賞レースで注目を浴びてるとのことで鑑賞しました。リズ・アーメッドが結構好きなので、気になっていた作品です。

自分の身体の一部が、今までどおり機能しなくなった時に人生とどう向き合うか。失いつつあ
>>続きを読む

春江水暖~しゅんこうすいだん(2019年製作の映画)

4.5

去年『燃ゆる女の肖像』を見た時に「完璧だ」という感想が思わず口を衝いたのですが、本作観賞後も同じ感想を抱きました。
「“現代の山水絵巻”のように、彼らの人生がゆっくりとスクリーンに広がる、そんな映画を
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.5

公開をとっても楽しみにしていた本作、見に行ってきました。
良かったは良かったのですが…期待値が上がりすぎていたので、ちょっと物足りない後味でした。

まずは好きだった点から。とにかく、仲野太賀が良かっ
>>続きを読む

劇場版 殺意の道程(2021年製作の映画)

3.5

いい評判を聞いていたので気になって鑑賞。初バカリズム脚本作品でした。シリアス風かと思いきや、気の抜けたゆる〜いシュールな笑いが散りばめられていて面白かったです。
「殺人」というこの上ない殺伐とした題材
>>続きを読む

RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.5

ずっと見ようと思いつつも見れていなかったRBGのドキュメンタリー。同時期あたりに制作された『ビリーブ』の方は鑑賞済みだったので、あちらのストーリーを思い返しながら実際の映像や音声でRBGがこれまで一歩>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2021年、またもや傑作に出会いました。とても美しく、あたたかみもあって、それでいて切ない。社会の不条理さを描きつつも、人と人の繋がりの尊さも同時に描かれていて、とても「人間くさい」作品だったと思いま>>続きを読む

ドラえもん のび太の創世日記(1995年製作の映画)

3.5

昔家に劇場版ドラえもんシリーズのコミックス版があったので愛読してたのですが、その中でもかなり好きだった作品です。映画はかなり久しぶりに見ました。(たまに無性に映画ドラえもん見たくなる。)
これは、自分
>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

IMAXレーザーにて鑑賞。初AKIRAでした。これが1988年の映画って凄すぎます!!

東京オリンピックの件やら、パンデミックの件など。AKIRAが現在の世界を「予言している」みたいな話はよく聞いて
>>続きを読む

恋するベーカリー(2009年製作の映画)

2.5

離婚して10年経つ50代元夫婦のあれやこれやストーリー。子育てから解放され、仕事もある程度の成功を収めている余裕のある大人像が描かれているので、カッコいいな〜と思いながら見ていました。生きた年数だけ魅>>続きを読む

ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ(2020年製作の映画)

3.5

今年は今まで殆ど見てこなかったドキュメンタリーを積極的に見る年にしたいなと思っていたところ、ポレポレで上映開始になってたので鑑賞。
初っ端からとても良いドキュメンタリーに出会えました。とても満足です。
>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

作品自体の完成度が高すぎる&好みのツボにクリティカルヒット…ということで、問答無用の星5でした。今年ベスト10入りはおろか、オールタイムベスト入りしちゃうかも。それほどまでに大好きな作品でした。
ただ
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

藤井道人監督最新作、去年一時期ひそかに沼落ちしてた (はい…) 綾野剛主演作、ということで初日に張り切って見てきました。予告とかをあまり見てなかったので、ただ「ヤクザの家族物語」という認識で行ったので>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

いい評判を耳にしてたのですが、劇場公開時に見逃していました。ネトフリで発見したので鑑賞。評判どおりの良作でした!めちゃ面白かったです。

「カンニング」という性質上ストーリーがとてもスリリングな上、演
>>続きを読む

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

4.5

恐ろしいほどに良くできた秀作でした。多分、初ポーランド映画劇場鑑賞。あまりにも良くできた脚本で、ひたすらに引き込まれた2時間でした…。

これから観に行かれる方にはぜひ前情報無しでご鑑賞を、と思うので
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

IMAXレーザー再上映にて鑑賞。初劇場エヴァ。
シンジくんが良かれと思ってやった事全てが裏目に出る、始終シンジくんが気の毒なターンでした。前作までの展開がポジティブだった分、今作から纏う雰囲気と鬱展開
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.0

ちょうど、最新作公開再延期決まりましたが…😭引き続き公開の日を心待ちにしてウォームアップ続けておきます…。

さて新劇場版2作目。前作に引き続きパワーアップしたビジュアル&演出がとにかく圧巻。そして、
>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

ついに新劇場版。本作は大まかなストーリーだけでなく、カットやセリフまでアニメ版をなぞっていましたが、圧倒的にアップグレードされた映像美やディテールに興奮しっぱなし。そもそも、アニメの時点でかなり好きだ>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

3.0

40歳のイ・チャンシルさんの物語を覗いてきました。突然の不幸により、これまで一筋で頑張ってきた自分の柱である映画PDの職を失い、現実に葛藤しつつも前に進もうとするチャンシルさんの日常。起こっている出来>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前作に引き続きネトフリ鑑賞。人がどんどん死にバッドエンドまっしぐらなので暗い気分になる。綾波レイの裸体が妙に沢山出てくるし、サードインパクトの演出に厨二っぽさを感じて少し小っ恥ずかしい気持ちになってし>>続きを読む

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年製作の映画)

3.5

私が見たのがコレなのかハッキリとは分からないのですが、ほかに該当するものが見当たらないので…。ネトフリ配信中の『EVANGELION: DEATH (TRUE)^2』を鑑賞。アニメ版24話までの総集編>>続きを読む

約束のネバーランド(2020年製作の映画)

3.0

先月原作にハマり、コミックス全巻大人買いで履修済みの読者です。アニメは途中まで。映画については、ポスター見た時点で「これは…🙄」となっていたので完全にスルー予定だったのですが、どうにもこうにも気になっ>>続きを読む

燃えよデブゴン/TOKYO MISSION(2020年製作の映画)

3.5

遅ればせながら、明けましておめでとうございます🌅今年も沢山映画を見られるといいな…。

さて、滑り込みで三が日に映画初めしてきました。新春初笑いにはこういう映画が好きなんです。笑

とある環境の変化か
>>続きを読む

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ウェルカムバック!ガル様!!
ひたすらにガル様の神々しさを崇め讃える作品でした。ワンダーウーマンのアーム仕様のガル様も、オフィスカジュアルのガル様も、白いドレスを身に纏ったガル様も (ちなみにこのドレ
>>続きを読む

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.5

鑑賞後は、私も大滝詠一の「君は天然色」を聴きながら晴れの日の街をルンルン気分で散歩して、Luke‘s のロブスターロールにかぶりついたのでした🦐もちろん1人で。マスクの下は満面の笑み!なんだか最高な気>>続きを読む