れいんさんの映画レビュー・感想・評価

れいん

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劇場版 響け!ユーフォニアム 届けたいメロディ(2017年製作の映画)

4.3

久々に観たが良い作品。

久美子とあすかのストーリーが綺麗に纏まっていて、総集編として素晴らしい出来だと感じた。

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

死ぬ死ねよ。
殺す殺せないくせに。
の掛け合いが、主人公2人の絶妙な関係性を表現していてとてもよかった。

それぞれの時系列で進行する3つの歪な恋愛が最終的にどう絡み合ってくるのか気になりながら鑑賞し
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まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

3.9

清原果耶と成田凌のチグハグな掛け合いが面白く、最後までユルっと観れた。

作中で何度も出てくる"普通"という言葉の持つ意味を、今1度考えて整理して、胸の奥にそっと閉まっておきたくなった。

普通はきっ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

5.0

原作を読んだのは10年ほど前。
鑑賞前、いまの自分はこの作品に対してどういった感想を抱くのか期待と不安が半々でしたが、終わってみれば10年前がついこの前のように感じられるほどに昔と同じ感動を覚えていま
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.7

高校2年生、夏休みの空気感がスクリーンから伝わってくる瑞々しい映画でした。

一家団欒の家族シーン、部活動で水泳に励むシーン、決意して小さな冒険へ向かうシーン、甘酸っぱい青春のシーン等々、学生の夏休み
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.0

SF×時代劇×青春×ラブコメ......
その他諸々、これでもか!、というくらい夏の要素を詰め込んだ爽やかな映画。

特にラストシーンでは、とっちらかっていた要素がひとつの大きなテーマに集約されていて
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

5.0

最高に面白かった。

観たあとに連想したのは、伊坂幸太郎の殺し屋シリーズ。


殺し屋としては一流、人間としては未熟、な女子高生二人組みが
シリアスなアクションシーンでは誰にも負けない最強の一面を魅せ
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.0

日常がある日を境に唐突に非日常になってしまったら、残された人たちはどのようにして本来の日常を取り戻すのか。

自分を偽って、周りを偽って、世界を偽って、以前の日常を擬似的に得るのか
それとも日常を書き
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

物作りにおける 期待や楽しみ と 不安や葛藤、表裏一体で最高にワクワクする感情たちが、映画チックな表現と共にスクリーンの上で弾け飛んでいた。

序盤はあからさまにテンポの良すぎる場面転換や、短いスパン
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.0

登場人物の心理的描写が端折られ過ぎていて、原作の面白さが生かされていなかった。

楽しみだっただけにかなり残念。

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

4.0

原作既読。(ただ、読んだのが5年ほど前なので、内容はうろ覚えのまま鑑賞)

冒頭の会話で"UFO"・"ヒーロー"という単語が出た時に、内容を全て思い出しました。
それくらい、この作品にとって"UFO"
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.5

"殺し屋"という題材にも関わらず、何故か殆ど殺伐とした空気が流れない不思議な作品。

人は死ぬし血も出るのに、主人公含め登場人物達に人間味があるため、最初から最後まで銭湯の湯船に浸かっているかのように
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.9

主人公の平手友梨奈が完全にハマり役。
他の役者さんなら無理のでる展開や解釈も、"平手友梨奈"が演じることでどこか正当化させてしまう凄味があった。
ただあまりにもその部分が強すぎて、"平手友梨奈"という
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街の上で(2019年製作の映画)

5.0

下北沢が舞台の物語。
独特の空気感と、絶妙にクセのある会話劇がとてもハマった。

主人公の青とその周りの女性キャスト4人、下北沢色を滲み出しつつもそれぞれが違った魅力を醸し出していて、クスッと笑えると
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