よねっきーさんの映画レビュー・感想・評価

よねっきー

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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.7

ノーラン、そろそろネタ切れになってくんねえかな。急に学園ラブコメとか撮ってくんねえかな。撮らねえよな。畜生、また完敗。

ノーラン監督の恐ろしいところは、彼の撮るものが大抵「彼だけのもの」になってしま
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

4.6

まだケツの青い若者たちの群像劇。だけど、どこか大人な色気のある映画だった。

爆音で流れるブルーハーツ、退屈を叫ぶ高校生たち、その他諸々の青春が真っ直ぐに体当たりしてくるもんだから(イテテテテテやめて
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ピクニック(1936年製作の映画)

-

ルノワールの中編映画。映画史において重要な一本。小綺麗だけど面白くはないです。そもそもこの映画、未完成だし。「めっちゃ面白かった!」とか言ってるのはスノッブだから要注意な。『トイ・ストーリー』の方が1>>続きを読む

雪夫人絵図(1950年製作の映画)

3.5

撮影が滑らか。構図の作り方も的確。そこを気にしながら観れば多少は面白いけど、肝心のストーリーはポンコツです。

「女の悲劇」とか綺麗な言葉で説明されてるが、そんな美しいもんじゃありません。雪夫人の悩み
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2/デュオ(1997年製作の映画)

4.7

実験映画だ。実験大成功してるけど。「結婚しようか」なんて暴力的な一言で壊れていく男女を描く。恋愛とカタストロフィ。

全編が役者たちの即興演技で描かれる。大まかなシナリオはあるけど、それも役者の演技に
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ミニー&モスコウィッツ(1971年製作の映画)

4.1

難解映画ではないんだけど、マジで訳がわからない。ホドロフスキーの映画を観たときでさえ「何これ?」なんて言わなかった俺が、劇中ずっと「何これ?」と呟いていた。深刻な顔して見ちゃったけど多分コメディ。そん>>続きを読む

ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.8

残り0.2点を俺の将来に残しておく。きっと俺は、もう少し大人になったらこの映画がベストムービーになってしまうんだろうな、と思う。

優しい映画だったなあ。優しくて、寡黙だ。「人間が育つ場所」そして「記
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ダンケルク(2017年製作の映画)

4.5

ノーランにしちゃノレない映画だった。クリストファー・ノーレンってか。ハハ‼️

これ多分ね、観た時期が悪かったわ。公開当時に観に行ってりゃ俺だって「こんなリアルな戦争映画は見たことない!!すごい!!」
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

4.8

ほとんどの時間を寝転んで過ごすファッキン・コロナ禍だけど、久々に前のめりになって観ちゃったよ。マイケル・ジャクソンかよってくらい前のめり。大興奮。こんな隙のないエンタメがあるんすね。

「天使の街」ロ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

選曲から構成、ストーリーや演出までどうにも酷くて嫌いな映画でした。全部皮肉でやってんのかな?って思うくらいズレたセンス。ほんとに皮肉でやってんだとしたら選んだ曲にも失礼だと思うけどね。個人的には『ミッ>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

【懺悔】「『Little Women』の邦題が『ストーリー・オブ・マイライフ』に決まりました!」というニュースを読んだ時、おれは怒りで湯気が出そうになった。グレタ・ガーヴィグの新作だぞ、なんでそんなク>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.5

詩ってのは、ぼんやりして掴み所が無いからこそ価値があるものなんだと思う。意味のはっきりしない言葉の余白が、自分の入り込む心地良い隙間になるから。

そういう意味で、この映画も詩だ。アダム・ドライバーの
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

5.0

脚本、構成、演技、編集、選曲、撮影、その他どの要素をすくい上げても常軌を逸したイカれっぷり。守りの姿勢に入ることなんて一瞬も無く、100分間攻めっぱなし。ほとんど実験映画みたいなもんなのに、全てが監督>>続きを読む

グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

4.3

演出もデカければ、脚本の穴もデカい。色々とアメリカサイズな映画だった。嫌いじゃないけど。

ウディ・ハレルソンが催眠術師の役で登場してんだけど、もうここがミス。ウディ・ハレルソンってキャスティングは別
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

4.4

例えば、顔もまあまあ良いし頭も結構良いし、みんなに優しいからみんなにモテるし、おっぱいもそこそこあるし全要素が平均以上なのに、何故か恋愛対象にはならないような女の子っているじゃないですか。俺にとってこ>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.5

不自然なくらい頭おかしいやつしか登場しない。お話も結構とっ散らかってんだけど、脇役にロバート・デ・ニーロがいるから問題ない。彼がいれば脚本にアホが10人乗っても大丈夫。100人は無理ですよ。イナバ物置>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

4.6

「時系列が逆転してる映画」と「主人公が前行性健忘症の映画」が2000年以降作られてないのは、間違いなくこの映画のせいです。誰も『メメント』の脚本に挑戦したかないんですよ。「多分これが完成形だ」って誰も>>続きを読む

(1963年製作の映画)

4.4

怪獣や巨大な昆虫が町をのしのし歩いてたら、スゲー怖い。当たり前だ。普段あんまり怪獣も巨大な昆虫も見ないもん。だけどこの映画では「鳥がたくさん飛んでる」なんて割と日常でも見かけるようなシチュエーションが>>続きを読む

ソウル・サーファー(2011年製作の映画)

4.5

サメに襲われ片腕を失った少女が、それでも波に乗ろうとするお話。胸がきゅっと痛くなるような実話です。

サメに襲われるまでの生活をやけにじっくり映すところがよかったね。ときどき海中からのショット(=サメ
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.6

映画監督アニエス・ヴァルダとアーティストのJRが作品を共作する。フィクションとノンフィクションの間で軽やかにステップを踏む、ふわふわとしたドキュメンタリーだ。

町の人々がモノクロで大きく印刷され、建
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

4.7

90分の大いなる詩。恐れ入った。こんなに美しいドキュメンタリーが撮れるのか。

満天の星空に抱かれた砂漠を、宇宙の記憶が駆け巡る。砂漠の砂粒ひとつひとつが、夜空の星のひとつひとつと重なる。天文学者も考
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わんわん物語(1955年製作の映画)

4.3

最近のディズニーが昔の映画の実写化ばっかやってんのは、映画と音楽の著作権を守るためなんだってさ。知ってた?

デカい会社ほどセコい法則、なんなんだろうな。こんな時期だから無料配信でもすりゃ良いのに。潰
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ヒート(1995年製作の映画)

4.5

1番好きな映画を尋ねたときに『ヒート』です、なんて答えてくる男はアホだ。三度の飯より男のロマンってのが大好きで、3人の美女よりアル・パチーノとロバート・デ・ニーロが大好きな大アホだ。女はそういうアホな>>続きを読む

フランシス・ハ(2012年製作の映画)

4.8

コメディアンみたいにモノクロの画面を踊り回るフランシスと、彼女を見守る優しい大人たちの、なんだかしょっぱい毎日。

「口喧嘩」と「生活」を描かせたら、ノア・バームバックの右に出る監督はいないんじゃない
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.7

生命の根源、宇宙の根源、赤の根源。純粋で絶対的な力を手に入れた少年は、コンプレックスを胸に抱いて暴走する。日本が産んだ幼稚なモンスターを、友達代表としてぶっ倒しにいく健康優良不良少年のお話。

科学の
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男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

4.5

男と女、53年目の再会。彼も、彼女も、この映画も、前よりずっと若々しく、瑞々しく活きいきとしていて驚く。

昨日のことも覚えていなければ、夢と現実の区別もつかない。だけど一人の女性が忘れられない。詩の
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男と女(1966年製作の映画)

4.5

退屈だった。余りに完璧すぎて。

大人の淡い恋模様。そこには驚きも無ければ、胸に迫るような切なさも無い。美しい二人の抱擁と、しょっぱい憂いがあるだけだ。だって、他に何も要らないから。

つまり、ドビュ
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魔女の宅急便(1989年製作の映画)

4.6

マーベル映画では女が宇宙をかっ飛び、DC映画では女が男をバットで殴っている。現代とは女が女を表現する時代だと思う。だけど宮崎駿って男は30年前に空をふわり飛んでいく女の映画を作っていて、彼女が成長し挫>>続きを読む

グリース(1978年製作の映画)

4.3

ストーリーがゼロでも、ハッピーな音楽とトラヴォルタのダサいダンスがあれば、最高なミュージカルが出来る!そう示して見せたこの映画は偉大だ。

主人公2人の恋愛模様がストーリーの主軸となっている。が、そん
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.3

悪くないんだけど、俺はこの映画の正しい見方がわかんねえ。ホラーやスリラーほど怖くはないし、サスペンスやミステリーにしちゃ詰めが甘いし、ラブストーリーにしても内容が浅い。構図とかカット割は完璧だったけど>>続きを読む

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.7

「怒れる雄牛」と呼ばれたボクサーが栄光を掴み、そして零落していくまでの物語。

スポーツ映画というより伝記映画だ。手に汗握る試合風景より、しっとりとした人生のワンシーンを丁寧に綴る。モノクロ映画だけど
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キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.7

シンデレラストーリーと復讐劇が混ざったようなコメディ。まあグリム童話のシンデレラも復讐劇ですからね。

もう聞き飽きたけど「人生は寄ってみれば悲劇、引いて見れば喜劇」ってチャップリンの言葉がある。あの
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.6

劇場で隣に座ったオッサンの匂いが強烈でさ、加齢臭とタバコとジャンクフードの混ざった匂いを女物の香水とミントタブレットで誤魔化そうとしてるような感じなの。例えるならそう、クソみてえな街の匂いだったの。も>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.6

ちょうど30年前の作品だけどクラシックと言って良いんじゃないだろうか。完璧なサスペンスだ。30年前からこんな教科書がありながら未だにサスペンスを分かってない作品が山ほどあって腹が立つね!!

サスペン
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.6

スタッフロールを見ながらラストの意味がジワジワとわかってきて恐ろしかった。俺はどっちかというとネタバラシの瞬間に「ウワー!!」と叫びたくなるくらいの映画が好きなんだけど、ネタバラシだけでは全部を掴みき>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.2

エピソード9が最高すぎてスターウォーズロスを発症しそうだったので、急遽見逃してたこちらを鑑賞したわけなんですけど、ちょっとハマらなかったなあ。残念。好きなシーンもちらちらとあるけど、なんだか退屈なのよ>>続きを読む

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