ずいぶん前に読んだ原作が面白くて好きだったけど、実写もとんでもなく面白かった〜!
続編で聡実くんが大学生になるってほんと……?
そっちも観たいです……
二人の他愛ないやり取りに癒やされているはずが、どこかでぱちんと弾けちゃうような予感があった。覗き見しているような気持ちでこっそり観てた感覚
原作のキャッチーで憎めないキャラクターたちがそのまま実写に変換されたようで嬉しかった
大貫妙子さんが「過酷にみえる自然も懐に入ることができたとき、暖かいゆりかごになるのです」と言っていたのがわかった。
北極圏の雪国、雪景色に埋もれるカラフルな家屋、犬ぞり、オーロラ。景色がとにかく綺麗だ>>続きを読む
別れの際、彼がタクシーに向かってちゃんと小さく手を振れるのがいいなと思った。もう泣き喚いたり、追ってすがったりもしない。好物のカレーを残したところで、彼の家政婦への幼いワガママはおしまいだったんだ……>>続きを読む
魔女じみた不気味なナレーションがめちゃくちゃ良かった…………
現題の「virago」は、英語の「口やかましい女、がみがみ女」でいいのかな……
エッセイの挿絵のようなテイストで、殺伐とした出来事を描き続けてるのが印象的。
命を繋ぐのがギリギリの戦時中で学問への希望をなくさないのって大変で大切だ……
セリフがない分、挙動と表情を徹底して作り込んでいるから、感情もキャラの関係性も心地よく伝わってくる
ジュブナイルホラー感がすっごくスティーヴン・キング!!と思ったら、原作が息子さんの著作なのね……
蘇畑さんの感情の流れが視聴者の私にすら分かりにくかったので、彼女の生きづらさはアセクシャルだけではなくコミュ力やその他の性格も由来するよな…と思ってしまった。
(が、その能力値もアセクゆえの人生遍歴と>>続きを読む
自然はあるけど雄大ではなく、ひと通りの生活はできるけど若者には退屈で、地方都市ともど田舎とも言えない片田舎。
夏の音や風景も相まって、みんなの息苦しささえも美しいものとして消費してしまう私たち…
衣装もセットも魔法生物もものすごく豪華で、ハイファンタジーとしての迫力がすさまじかった。
その分ストーリーの「いつまで序章をやるんだ?」感が残念すぎる……日本のTVアニメなら第1話で終わる内容だった。>>続きを読む
ゴッホは自分の絵は自分から世界への贈り物だと信じていたし、売れないことも後世への種蒔きだからだと筆を手放さなかったのだろうし、恐らくそれが間違っていないからこの映画が撮られた。
照れ笑いしながら「俺の心臓」って言って第二ボタン渡すシーン可愛かった
あのパレードって優しい百鬼夜行みたいな……
小さい明かりがたくさん集まったらどうにか目に見える程度の光量には至れて、会いたかった誰かから見えるようになる、くらいのイメージ
登場する男どもがあらゆる形でハーパーへの加害者に変貌する。
これは結局誰の視点の物語なんだろう? ハーパーの視点だと言われると素直に「夫のショックから認知が歪み男がすべて敵に思える」だとは思うんだけど>>続きを読む
分かってくれるけど助けてくれない人
分かってくれない上に迫害してくる人
分かってくれるし手を差し伸べてくれる人
心理テストの問いかけとか、音の聞こえにくい水中とか、他人が歌ったラブソングとかを間に挟んでようやく伝えられるくらいの気持ちなんだよね。
モチーフがレトロで可愛くて、ただ眺めてるだけでも十分楽しいけど、>>続きを読む
良くも悪くもふた昔くらい前っぽい。昭和のSF怪獣もの?
子ども視点のお話にしてくれたらもうちょっと楽しかったかも。
母が娘に「パパは私のもの、私が1番」とか娘が「パパに恋する、失恋する」というのはキモいモチーフだと思うわ(実際はもっと複雑な心をあえて平易な言い回しに閉じ込めてるのはわかるんだけど…)
それにしても>>続きを読む
戦時中の武器職人が、心を持った手榴弾に「君を作ってすまない」って謝るのが切なくてよかった。
花火を見上げて泣きそうになる手榴弾の気持ち……
これから二人が、花火を作りながら幸せになれたらいいのにな。>>続きを読む
原作の「春の雪の主人公は、次の人生へと転生していく」ということを考えないで観るとストーリーは結構きつい。自業自得なお坊ちゃまの無念の記録。
美術や衣装が素晴らしかった……大正の王朝文学の豊かさよ……
「私に娘がいたら、(どんな子でも)娘だから愛するとは思う。でも私みたいな子だったら悲しい」というセリフ、切実過ぎて苦しくなった。
「(未来の)あなたになるのが楽しみ」って台詞はキラーフレーズだと思っ>>続きを読む
良質な王道なので、特に新たなときめきを抱いたりはしなかったなだけども「実在する神父がモチーフですよ」と言われると何故か喜んでしまう。
実際のバチカンも本作のように、「悪魔祓いか・精神科案件か」というの>>続きを読む
本人たちはこれを恋愛の助走と本番、どっちだと捉えているのだろう〜
日本にも直接顔を見ず、和歌だけで恋愛をしていた時代があるわけだし、どんな場所でも人間に言葉がある以上「筆まめモテ」はあるはずだよね…>>続きを読む
「ジュテ」がフランス語で「港の突堤や空港のボーディング・ブリッジ」を指すのだと知ったのが、視聴後で良かったなと思う。
人間の記憶って、必ずしもカラーの映像再……というわけではない。
場合によってはモ>>続きを読む
ダンカン、哀れでよかった。
ベラのことファム・ファタールと捉えるか、自立していく女性として見守るかちょっと迷う。
後者として描かれてる気もするけど、良くも悪くも周囲を激変させる嵐のような存在だしな……>>続きを読む
燃え上がってる時期もずっとチクチク言い合ってるし、そもそもが運命カップルに見えなかった