あの子らさんの映画レビュー・感想・評価

あの子ら

あの子ら

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.1

ずいぶん前に読んだ原作が面白くて好きだったけど、実写もとんでもなく面白かった〜!
続編で聡実くんが大学生になるってほんと……?
そっちも観たいです……

HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.1

セリフのないシーンほど感情の大渦がばんばん伝わってきて気持ちよかった

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

二人の他愛ないやり取りに癒やされているはずが、どこかでぱちんと弾けちゃうような予感があった。覗き見しているような気持ちでこっそり観てた感覚

(2020年製作の映画)

3.0

「私は月にも手が届く」って言い聞かせるシーンがどこも綺麗だった

ユキの異常な体質 / または僕はどれほどお金がほしいか(2017年製作の映画)

3.5

原作のキャッチーで憎めないキャラクターたちがそのまま実写に変換されたようで嬉しかった

北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.8

大貫妙子さんが「過酷にみえる自然も懐に入ることができたとき、暖かいゆりかごになるのです」と言っていたのがわかった。
北極圏の雪国、雪景色に埋もれるカラフルな家屋、犬ぞり、オーロラ。景色がとにかく綺麗だ
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家政婦と少年(2020年製作の映画)

3.4

別れの際、彼がタクシーに向かってちゃんと小さく手を振れるのがいいなと思った。もう泣き喚いたり、追ってすがったりもしない。好物のカレーを残したところで、彼の家政婦への幼いワガママはおしまいだったんだ……>>続きを読む

ある村で(2019年製作の映画)

3.7

魔女じみた不気味なナレーションがめちゃくちゃ良かった…………

現題の「virago」は、英語の「口やかましい女、がみがみ女」でいいのかな……

ナルヴィックのヘアパーラー(2021年製作の映画)

3.2

エッセイの挿絵のようなテイストで、殺伐とした出来事を描き続けてるのが印象的。
命を繋ぐのがギリギリの戦時中で学問への希望をなくさないのって大変で大切だ……

ユメノ銀河(1997年製作の映画)

3.3

静かな悪夢の中にいるみたいで好きだった。
囁くような独白にぞくぞくする。

寫眞館(2013年製作の映画)

4.5

セリフがない分、挙動と表情を徹底して作り込んでいるから、感情もキャラの関係性も心地よく伝わってくる

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.0

ジュブナイルホラー感がすっごくスティーヴン・キング!!と思ったら、原作が息子さんの著作なのね……

そばかす(2022年製作の映画)

3.1

蘇畑さんの感情の流れが視聴者の私にすら分かりにくかったので、彼女の生きづらさはアセクシャルだけではなくコミュ力やその他の性格も由来するよな…と思ってしまった。
(が、その能力値もアセクゆえの人生遍歴と
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溶ける(2015年製作の映画)

3.2

自然はあるけど雄大ではなく、ひと通りの生活はできるけど若者には退屈で、地方都市ともど田舎とも言えない片田舎。
夏の音や風景も相まって、みんなの息苦しささえも美しいものとして消費してしまう私たち…

傀儡の家(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

実は音声くんも強姦魔だった…とかいうオチに見える

ブルックリンの恋人たち(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

くっつかないからいいんだよ…………

ダムゼル/運命を拓きし者(2024年製作の映画)

2.8

衣装もセットも魔法生物もものすごく豪華で、ハイファンタジーとしての迫力がすさまじかった。
その分ストーリーの「いつまで序章をやるんだ?」感が残念すぎる……日本のTVアニメなら第1話で終わる内容だった。
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永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

3.3

ゴッホは自分の絵は自分から世界への贈り物だと信じていたし、売れないことも後世への種蒔きだからだと筆を手放さなかったのだろうし、恐らくそれが間違っていないからこの映画が撮られた。

それからのこと、これからのこと(2016年製作の映画)

3.0

照れ笑いしながら「俺の心臓」って言って第二ボタン渡すシーン可愛かった

パレード(2024年製作の映画)

3.5

あのパレードって優しい百鬼夜行みたいな……
小さい明かりがたくさん集まったらどうにか目に見える程度の光量には至れて、会いたかった誰かから見えるようになる、くらいのイメージ

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.0

登場する男どもがあらゆる形でハーパーへの加害者に変貌する。
これは結局誰の視点の物語なんだろう? ハーパーの視点だと言われると素直に「夫のショックから認知が歪み男がすべて敵に思える」だとは思うんだけど
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マックス(2019年製作の映画)

3.7

分かってくれるけど助けてくれない人
分かってくれない上に迫害してくる人
分かってくれるし手を差し伸べてくれる人

アリスとひまわり(2022年製作の映画)

3.4

心理テストの問いかけとか、音の聞こえにくい水中とか、他人が歌ったラブソングとかを間に挟んでようやく伝えられるくらいの気持ちなんだよね。
モチーフがレトロで可愛くて、ただ眺めてるだけでも十分楽しいけど、
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“それ”がいる森(2022年製作の映画)

2.8

良くも悪くもふた昔くらい前っぽい。昭和のSF怪獣もの?
子ども視点のお話にしてくれたらもうちょっと楽しかったかも。

アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.0

母が娘に「パパは私のもの、私が1番」とか娘が「パパに恋する、失恋する」というのはキモいモチーフだと思うわ(実際はもっと複雑な心をあえて平易な言い回しに閉じ込めてるのはわかるんだけど…)

それにしても
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ごくせん THE MOVIE(2009年製作の映画)

3.0

平成ってこういう勢いが求められてる時代だったなあ

White Fireworks(2016年製作の映画)

3.4

戦時中の武器職人が、心を持った手榴弾に「君を作ってすまない」って謝るのが切なくてよかった。
花火を見上げて泣きそうになる手榴弾の気持ち……
これから二人が、花火を作りながら幸せになれたらいいのにな。
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春の雪(2005年製作の映画)

3.0

原作の「春の雪の主人公は、次の人生へと転生していく」ということを考えないで観るとストーリーは結構きつい。自業自得なお坊ちゃまの無念の記録。
美術や衣装が素晴らしかった……大正の王朝文学の豊かさよ……

エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

2.8

「私に娘がいたら、(どんな子でも)娘だから愛するとは思う。でも私みたいな子だったら悲しい」というセリフ、切実過ぎて苦しくなった。

「(未来の)あなたになるのが楽しみ」って台詞はキラーフレーズだと思っ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.1

良質な王道なので、特に新たなときめきを抱いたりはしなかったなだけども「実在する神父がモチーフですよ」と言われると何故か喜んでしまう。
実際のバチカンも本作のように、「悪魔祓いか・精神科案件か」というの
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スローンはネックフェイスに恋する(2020年製作の映画)

3.4

本人たちはこれを恋愛の助走と本番、どっちだと捉えているのだろう〜

日本にも直接顔を見ず、和歌だけで恋愛をしていた時代があるわけだし、どんな場所でも人間に言葉がある以上「筆まめモテ」はあるはずだよね…
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

「ジュテ」がフランス語で「港の突堤や空港のボーディング・ブリッジ」を指すのだと知ったのが、視聴後で良かったなと思う。

人間の記憶って、必ずしもカラーの映像再……というわけではない。
場合によってはモ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

ダンカン、哀れでよかった。
ベラのことファム・ファタールと捉えるか、自立していく女性として見守るかちょっと迷う。
後者として描かれてる気もするけど、良くも悪くも周囲を激変させる嵐のような存在だしな……
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Mr.&Mrs.スパイ G(2020年製作の映画)

2.8

燃え上がってる時期もずっとチクチク言い合ってるし、そもそもが運命カップルに見えなかった

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