あの子らさんの映画レビュー・感想・評価

あの子ら

あの子ら

解夏(2003年製作の映画)

3.0

失明に怯える隆之を支えるはずの陽子もめちゃくちゃメンタルがブレてて大人としてとても頼りないのだが、あの少女っぽさが魅力というか、隆之にとってはどっしり構えてサポートしてくれる相手ではなく一緒に取り乱し>>続きを読む

知りすぎていた男(1956年製作の映画)

3.3

古典名作なのはわかるけどピンときてない。暗殺者の家を観ていないから?
オーケストラのシーンが長く大仰でクライマックス感が強いのに、肝はその後というところに拍子抜けするからかも。
ずっと不穏な雰囲気は漂
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大洪水(2025年製作の映画)

2.7

初めから災害パニックではなくSFテーマだと知っていたので割と興味深く観た。モチーフとして意外に新鮮な組み合わせだった。

息子のジャインが全然可愛くない息子なので(この年齢の子どものリアルなんだろうけ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.7

夜の駐車場でチェリージュビリーを作るシーンが大好き。

アンガスの大人びた容姿と寂しがりの子どもらしい内面のアンバランスさが際立っていて、「ホリデー休暇に寄宿学校に取り残される」という定番ジャンルの彩
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落下の王国 4Kデジタルリマスター(2006年製作の映画)

3.3

物語の映像はどれも非現実的な浮遊感があって、夢や幻覚じみているから、役割として説得力があったな~と思う。
映像美が絶賛されがちだけど、大前提として少女と青年の物語が魅力的で、それを裏付ける意味での映像
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.1

言葉や表情より、行動や風景から感情を追わなくちゃいけなくて、色々戸惑いがちだった。
登場人物が何がしたいのか、何で嬉しかったり怒ったりするのかわかりにくいのは、多分本人たちも自分で自分の感情を把握しき
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テニスとオレンジ(2024年製作の映画)

3.0

ダンスさせてあげるところとか、杖を寄せてあげるところとかが切ないけどロマンチックで好きだった

パリタクシー(2022年製作の映画)

3.3

タクシーものではあるけれど、実際のところ意気投合した二人の一度きりの旅路の話なので、原題の方がしっくりくる。

プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち(2024年製作の映画)

2.0

第一弾のときも思ったけど、「プーさんの俗悪なパロディをやること」への覚悟が足りなくない?
もっと本気であくまのプーをやれよ…
なんだよ遺伝子操作って…

中途半端に本家から逃げるなら、人としての倫理観
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ジュリアンと風(2025年製作の映画)

3.0

「同じ夢だった?」でぐっときた。
毛布やマフラーや手袋でぐるぐる巻きにしたあと自分もちゃんと連れそうところとか、その彼を起こさないように抱えて歩くところとか、絶妙な距離感と関係値に心をくすぐられてしま
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一夜二糸(2020年製作の映画)

3.2

深夜のコインランドリーでほどよい騒音を聴きながらお酒を飲むシーンがとても好きだった。
ここから無二の親友になるというわけではないのかもしれないけれど、確かに一石を投じてくれた相手にはなるんだと思った。

ありのままを着飾って(2023年製作の映画)

2.6

説明セリフをとにかく削った温度感が好きだった。
流石にラジオであのメッセージは無理だと思って冷めちゃったのが残念…

君と空は(2023年製作の映画)

3.4

未来の話だけどノスタルジックな美しさがあった。
ラストシーンもお洒落でまばゆくてぐっとくるものがあった。
邦題だけ本当に気になってしまう。これでいいんだろうか……

ペールブルーがかさなる(2019年製作の映画)

2.5

主演の女優さんのナチュラルで説得力のある演技や存在感がとてもよかった。
新鮮なお話ではないけれど、誰しも感じ入るところがあるテーマなんだと思う。
ただセリフというセリフの、進研ゼミの販促マンガみたいな
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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.2

オカルトとして河童解釈の切り口が面白くて好きだったんだけど、「こっちへ来い」というフレーズで台無しになったとは思う

キルマゲドン(2023年製作の映画)

2.8

残虐殺人シーンがあまりにも長く本当に精神的にキツかったのだけど、あのスナッフフィルムのキツさがあるからあのオチが効くのであって……

フランケンシュタイン(2025年製作の映画)

3.7

ヴィクターも孤独な魂だったのだから、寄り添い合えていたらもしかして……と思ったりもしたけど、実験で生まれた生命体に心をやつせる人だったらそもそも孤独になってないから無理だったんだろうな……。
怪物が無
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田舎星(2024年製作の映画)

3.4

田舎星と言いつつ、子ども部屋とか通信端末とか未来ツールもりもりの世界観なので、「退屈な田舎の日々に突然宇宙からの~」的な文脈はない。
そこにずっとワクワクしていて楽しかった。女の子のちょっと変な笑い方
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ひとつの机、ふたつの制服(2024年製作の映画)

3.9

小愛の顔立ちとか体型とか、高校生ならではの「隠れた可愛い子」という感じがして絶妙だった。
家が貧しくてちょっと地味、大人っぽい女友達、華やかな親友かつライバル、シンデレラ的に格好いい男の子に見初められ
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.4

霊感持ちの人物が主体だけれど、クリーチャー的なゴーストの姿やそいつらとの能力バトルじゃないというあんばいが結構好きだった。

ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.7

本当に豊かな映画だった。
みんなが食べることを本当に大切に楽しんでいて、それぞれの誇りが見えるのがよかった。

「料理人」と答えるのに少しだけ迷ったように見えたのも美しかった。

ウチの宇宙は三角形(2025年製作の映画)

3.3

子どもなりに現実と付き合おうとすると、こういう頑張り方になるんだと思うと苦しかった。
お母さんがガチの信者じゃないっぽいくが救いかもしれないし、致命傷かもしれないとも思う

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.1

窓辺で光の指輪をやるシーンが本当に綺麗だった。
小泉監督の撮る画面や空気感が本当に好きだなと思った。

そして小泉監督が書かれる台詞が本当に合わないのも再確認した……。今回もこれだけ絶妙なキャスト陣な
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霊薬(2025年製作の映画)

3.0

インドネシアを舞台にゾンビが暴れるとこうなるのね、という新鮮さで走りきった。

ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.2

子ども心をとっくの昔に失ったのに、本作を「微笑ましい」ではなく、ひたすらロマンチックに感じてしまう。なぜだか。

劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来(2025年製作の映画)

3.6

絵にも音にも終始圧巻され感動した。

それを前提とするけど、「魂(=死人の意思)」が明言化されていないことにやっぱりモヤモヤしてしまう……。
死後の世界(地獄)が描かれているのは知ってるけど、生者への
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シュシュシュの娘(2021年製作の映画)

3.0

神社でやっちゃうチョロさにむしゃくしゃしたけど、あの男の正体を考えると納得する。
あらゆるテイストの絶妙な塩梅、わりと好きだった。

だからよ~鶴見(2020年製作の映画)

3.0

世界中どこかに何かしらのリトルタウンができる理由がわかる。
共有したいふるさとがあることは幸せだな〜と思った。

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.4

プレゼントされたものを本人に返すの吃驚した。人間関係も断捨離したい人

ジーンの内面が少しずつ変化していくのはわかるんだけど、根本的に思いやりや想像力が足りない人物過ぎて、現代の悩める等身大女性を描
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サーシャの坂道(2023年製作の映画)

3.6

個を理解するのに時間がかかるから、どうしても偏見(=前提知識)で自分を守らなくてはいけないときはあるんだけど……サシャ先生と向き合ってきたはずの近所の大人たちのあの反応って酷いな。きっとこういうこと、>>続きを読む

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

2.5

つまらなくてびっくりした…え、何…?どうした…?
真相を探らせるのでもなく、工程を面白く見せるのでもなく…
長澤まさみら俳優陣は確かに素晴らしかったけど、本作が俳優の魅力を引き出したのではなく、俳優で
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29歳からの恋とセックス(2012年製作の映画)

2.9

29歳でこの対人能力、自立のできてなさ、本気でやばいと思った……
なのでラストで成長できて、少しずつ人間関係が修復されていく兆しを見られたのもよかった。

ただそこに至るまでいきなり開眼しちゃった感が
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小さな衝突(2023年製作の映画)

3.2

「たとえ糾弾を受けるとしても問題に無関係でいることを辞められるか?」みたいなテーマなのかと思うんだけど、そもそも鳥が「苦しいから早く安楽死させて」と望んでいるのかわからないからな~と身も蓋もないことが>>続きを読む