パーコーメンさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

天使のいる図書館(2017年製作の映画)

4.0

奈良の図書館で司書をする神社の娘のロードムービー。
かなりスローなストーリーだけど日常的だし奮闘するし、ノスタルジーだし日本映画らしい作品。
音声ガイダンスのような説明をする主人公のさくらはだいぶズレ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.2

OLにスケ番を掛け合わせたコメディ映画。バカリズム脚本らしくめちゃくちゃ日常的な世界に暴力的なヤンキー要素を混ぜ込んでちゃんとバランス取れてるのが面白い。
ツッコみたくなる程よいテンポで畳み掛ける展開
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.2

嵐のせいで孤島に長くいることになった反りの合わない灯台守の男たちのスリラー映画。
全編モノクロ映画でほぼ正方形の画角。それだけに閉塞感や陰鬱さが凄く伝わる、何なら臭いすら伝わってくる。いがみ合いのジワ
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ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ(2015年製作の映画)

4.0

母親が出演していたホラー映画の世界に入ってしまう娘や友達たちのホラーコメディ。
13日の金曜日風の映画を主軸にしてる為、エッチをすると殺しにくる、お馴染みの音が殺人鬼登場合図、処女が最後まで生き残るな
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レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)

3.0

認知症のおばあちゃんが題材のホラー映画。どんどん症状が悪化しそれに翻弄される娘と孫娘。認知症患者をホラー映画にしていいものなのか、と固定概念が邪魔するがホラーの演出や雰囲気は良かった。鬱蒼とした森の中>>続きを読む

元カレとツイラクだけは絶対に避けたい件(2020年製作の映画)

3.6

映画ファンを観る前からふるいにかけるタイトルのパニック映画。
モーリシャスの海上空を舞台に操縦士不在の中、2人の男女が危機を回避しようとするハラハラもの。
B級感溢れるタイトルのわりにお金もわりと掛か
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劇場版 ほんとうにあった怖い話 事故物件芸人(2021年製作の映画)

2.6

芸人さんを主役にあてたオムニバスホラー映画。
低予算で怖くないのは当たり前だが、この作品でとにかく気になったのはBGM。練習してるかのような尺八、都々逸のような曲など事故物件ホラーには合わないヘンテコ
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死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年製作の映画)

3.3

死霊館シリーズの一つ。
冒頭からクライマックスだったがその後はスピーディに最後までアトラクション感覚で楽しめた。お馴染みのエンディングで実話を強調する証言集が怖い。
ホラー映画としては弱くアトラクショ
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グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.5

ペルーの森で食人族に襲われるホラー映画。
序盤の環境保護活動から国連の主人公、そしてオチまでの流れは良かった。ストーリー自体は悪くない。
異文化の違いをまざまざと見せつける系だが、生々しく痛々しい、そ
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ファイナル・デッドコースター(2006年製作の映画)

3.6

ファイナル・デスティネーションシリーズの第3弾。
今回はジェットコースター事故を予知で免れた所から始まる。
主役のメアリー・エリザベス・ウィンステッドが可愛い。
今回もピタゴラスイッチ手法で死んでいく
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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.4

悪魔崇拝がテーマのカルトホラー。引越し先の隣人夫婦からことが始まるがエンディングまでのストーリーの進み具合が滑らかでモヤっとせずに観れた。
カルトとはいえあそこ迄周囲に崇拝者がいればむしろローズマリー
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オールド(2021年製作の映画)

4.0

時の流れが早すぎるプライベートビーチで急速に老化していく複数の家族たちを追ったホラー映画。
シャマラン監督の突飛なアイディア。カメラワークもどこかズレた感じが逆に良い。
展開は早いが各キャラクターの情
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観れる事観れた事に感謝。
久々に感無量になれた映画。
何が良いってちゃんと前作の続編になっていること。ちゃんと前作をリスペクトして作ってる、道楽作品じゃないってこと。
サントラをかけるタイミン
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ドント・ブリーズ2(2021年製作の映画)

2.0

前作は不気味でスリリングな新感覚ホラーだったのだが今作はちょっと思ってたものと違った。
相変わらずタフな盲目爺さんと伏線回収なアクションは面白いが前作のホラー要素も無く、養女を守りながら戦うアクション
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.3

映画好きのためのアニメ映画。一本の映画を作る為若き監督ジーンが撮影、編集に尽力するのが基本のストーリー。
映画に対しての本質や何故この映画は面白いか、誰に観て貰いたいかを、いかに編集が大事か、まさかア
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.0

スーサイドスクワッドの続編。邦題サブタイトルはクソダサいが前作よりも垢抜けて凄い面白くなっている。監督が変わったのがかなり大きいのかギャグ要素は抜群に良い。血しぶきなどグロいパートも多く、ハーレイ以外>>続きを読む

デッドコースター/ファイナル・デスティネーション2(2003年製作の映画)

3.7

ファイナル・ディスティネーションの続編。
前作よりもグロさがアップしミスリードも健在。前作の生き残り達のその後も見れる。主人公の予知夢のような能力はオモロい設定。
とにかく刺さる系ぐちゃぐちゃ系が多い
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.8

時代劇好きの女子高生が文化祭用の映画を撮る青春系作品。時代劇要素はそこまで無い。後半からメタなSFと恋愛要素が入ってきて思っていた泥臭い青春感とはちょっと違った。
特に恋愛要素やラストシーンは何とも言
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.8

女子高生の殺し屋が社会に溶け込みながら生活する日常系コメディ。
何気ない会話が面白く、映画タイトルを出すタイミングもビックリ。小ネタ充実でおでんツンツンからドルガバまで網羅している。
殺し屋、ヤクザの
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.6

飛行機事故を免れた7人に襲い掛かるデスホラー。
ピタゴラスイッチ的な殺し方の元祖になるのだろうか。ミスリードも充実してるし、派手に殺してくれて割と多種多様。
ラストシーンはお決まりだけど、一歩間違えれ
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チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム(2022年製作の映画)

3.0

古いビデオゲームをプレイすると現実にその出来事が降り掛かるデスゲームホラー。
程よく低予算な感じが、いかにもB級感溢れる。ステージ1、2とクリア時にレベルが上がるがその差はあまり変わってないような気が
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.5

前作からそのまま続いた第二作。変わり映えする程の恐怖というものは無いが、前作より少しばかり面白い。
前作の情報を前日譚と共に分かりやすく冒頭で説明し、前作で印象的だったものもチラッと映る程度に留めてい
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ピーターラビット2/バーナバスの誘惑(2020年製作の映画)

4.0

前作から少しだけパワーアップしたピーターラビットの映画。キツネとニワトリが変わらず出ていて嬉しい。
ピーターの父の悪友とギャングの道へと誘われていく展開は面白いしリアリティのあるウサギたちのCGは凄い
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.2

新作バットマン。ニルヴァーナのサムシングインザウェイとアヴェマリアが劇中内で何度か流れその度にこの作品の士気を高めている。今までのバットマン作品の中で一番サントラが最高だった。
ストーリー自体はリドラ
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

貴族と庶民が出会う話。貴族の華子の結婚相手がその上を行く超貴族って所から華子に感情移入出来る。
章仕立てのストーリーで展開は分かりやすいが終わり方はあっさり。色々あったがとりあえず皆んな現状に納得出来
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ドリームランド(2019年製作の映画)

3.4

1930年代のテキサスで銀行強盗犯のアリソンを匿う青年ユージンがメキシコへ逃避行する映画。
ストーリー自体は至って単純でいつの時代の映画?ってくらいひねりが無い。
その物足りなさを埋めるのが主演2人の
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マー ―サイコパスの狂気の地下室―(2019年製作の映画)

3.3

復讐を遂行する為に子供たちに近づくママの話。ストーリー展開はゆっくりだがジワジワとした不気味が凄く良い。
主演のオクタヴィア・スペンサーの演技力もありこの作品は成り立っているのだが、全体的にゆっくりと
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

5.0

肌の色をテーマにした短編映画。
会話の一つ一つが全てに繋がり衝撃的な結末から素晴らしい余韻が残る。蛇の話から最初に蛇を捕まえていた白人息子の心境がなるほどと納得する。
白人至上主義に対する10日以上も
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ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-(2020年製作の映画)

1.2

安楽死による殺人事件をテーマにした映画。
キャスト陣が凄く豪華で絵作りは良い。サクサク進むストーリーは見やすい。それくらいしか良い所が無い。
重たい社会的なテーマでありながら内容は薄く、全く生かし切れ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋(2021年製作の映画)

3.8

殺さない殺し屋ファブルの劇場版第2弾。
前作ほどのストーリー性やテンポは無いがスタントは相変わらず凄い。冒頭のカーアクションや団地のアクション、特に足場での戦いは凄い。絶対何人か死んでるし、女の子も風
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ストーカー 3日目の逆襲(2020年製作の映画)

3.4

車の追い越しから始まるクライムサスペンス。
邦題のセンスの無さ。しっかりネタバレしてるしストーカーの域超えてるし笑。
原題のアローンの方が主人公たちの境遇を表していてしっくり来るのに、何故あえてタイト
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.8

人間狩りがテーマのホラー映画。説明不十分で主人公不在なスタイルの前半から全く先の読めない展開は目まぐるしく斬新。
わりとコメディ要素がありながらも殺しのシーン、アクションはしっかりと作り込まれているし
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

薬物中毒者の若者たちが再び真っ当な世界へ戻ろうと奮闘する青春映画。
薬物系の映画特有の暗さは無く終始ギャグ調で明るい。それなのにどこか楽しんで見てあげることが出来ないのは薬物に対する考えなんだと思う。
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銀色のシーズン(2007年製作の映画)

3.3

スキーが題材の映画。
役者陣はめちゃくちゃ揃ってる。スキー焼けした瑛太くんが初々しい。田中麗奈のスキーウェアも可愛い。
ストーリーはコミカルで恋愛寄りでは無く見易い。ただ、だから何?って描写が多い。色
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砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

2.4

インパクトのあるタイトルの映画。いじめられっ子を助け恋に落ちる先輩後輩のラブストーリー。
おはぎってぶつけられると鼻血が出るほど痛いのね。
何気ない会話が割と多めで2人のキャラを形成していくスタイルは
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GOGO(ゴゴ)94歳の小学生(2020年製作の映画)

4.3

94歳のおばあちゃんがひ孫たちと小学校に通うドキュメンタリー。
かつて通えなかった学校で卒業試験に合格する為、一生懸命机に向かう姿は素晴らしい。見づらかったり聞こえづらかったりと習う側も大変だけど教え
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