このレビューはネタバレを含みます
衝動と偏愛の道をひた走る姿を見届けた果てに、何故だか強烈な清涼感が全身に走った。いつも稲妻みたいに鮮烈な首藤監督の作品が大好き。
「反省してない」としても、自分のためだとしても、美雪の病気の心配を言葉>>続きを読む
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最終盤の殺陣シーンで、涙腺が予備動作無しに崩れた。熱量が感情を超えていったみたい。好きなものを好きだと叫び続けるのが、やっぱり良いよね。そういう映画が好きだし、そういう人が好き。
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「シン・エヴァンゲリオンを観てしまったなぁ」と思った。今朝目が覚めた時は、まだシンエヴァを観ていない世界に居たのに、劇場が明るくなると同時にシンエヴァを観た世界に辿り着いてしまった。嬉しさと寂しさはき>>続きを読む
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最近アイドルのMVに感動して一人で泣いたことがあったから、「あややで泣いた」シーンが突き刺さってからずっと安心感があった。
友達と一緒に何かにのめり込んだことも、いつか離れ離れになって熱が冷めていっ>>続きを読む
信じることって難しいと思っているから、信じることが出来なかったことも信じていれば良かったと後悔してしまうことも全部ちゃんと映っていたこの映画が、とても誠実で、ずっと信頼しながら観ていました。信じるって>>続きを読む
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傍から見れば、極めて冷静に考えれば、サークルを巻き込んだ男女二人の喧嘩だったと感じたのだけれど、自分の意見を聞かれても言えなかったとか、勝手に嫉妬して勝手に身を引いて引き止められなかったから必要とされ>>続きを読む
いつもより大音量の音楽に救われたり、無理やり笑かされたらなんかちょっとだけどうでも良くなれたような、そういう事に生かされてきたことを思い返す。役者の皆さんの眼球がすごく綺麗だった。
劇場を出ると閉店準>>続きを読む
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私にとってとても大切な前置きで、yonigeというバンドが好きで、特に好きな曲と挙げるものはいくつかあるけれど、『沙希』という曲もその中の一つだった。程なくして、『沙希』は、劇場の登場人物である「沙希>>続きを読む
寝起きに、さっきまで見ていたはずの夢を、まだ起きていない脳が思い出そうとしているのかいないのか。観終わったあとの感覚は多分それに近かった。
起き抜けのような頭で、この映画のことを思い出そうとして、や>>続きを読む
どうかそれぞれの自由と幸福が、時代や環境や他人に阻まれませんように。グレタガーウィグありがとう。
「意地張ってないでさ」って思っちゃったけれど、張らずにはいられない意地がある人の人間臭さとか、どうしようもなさとか、そういうところにしかないものがあるんだよな。意地張った先に笑ったり泣いたりできるなら>>続きを読む
