445さんの映画レビュー・感想・評価

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.2

やっぱりタランティーノはいい!!

この3時間近くある作品は…

渋くてカッコいいブラピ!
レオ様の演技!
ロスの素敵な街並みを走る車!

を堪能する映画です(^○^)




以下ネタバレを含む
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.9

もう一つの『ジョゼ』



犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』のほうは私の生涯映画ランキングベスト10に入っているので、この作品に関してはかなり斜に構えて見始めました。結論から言うと、これはこれでア
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.1

日常的な場所で起こる非日常的な出来事



ツイッターで映画好きの方がベタ褒めしていたので見てみようと思っていた作品

個人的にすごい好きです。低予算で製作されたから?知らない俳優さんしか出ていません
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.1

シリアスとユーモアが同時に成立しているポン・ジュノ作品


あらすじを読むと暗くて悲惨な物語なのかなって思うじゃないですか。確かにそういう面もありますが、そこはポン・ジュノ節とでも言いますか、殺人事件
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

アンソニー・ホプキンス圧巻の演技


正直、自分が現在進行形で認知症の両親の在宅介護をしているのでこの作品を見るか迷いました。当事者としてフィクションの作品を見るのは、作品の主題に何の関係もない人が見
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Arc アーク(2021年製作の映画)

2.9

Arc:円弧、弧
または「一連の物語」という意味もある



哲学的な主題と美しい衣装やセットはいいのだけれど、ストーリーにうーん…となりました。ひとことで言うならバランスの悪い作品だという印象です(
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

2.9

「私には何の才能もないけれど、可愛いからお金を稼げる。」





女に生まれたら言ってみたい台詞ですね(^◇^;)

なんというか評価するのが難しい作品です。映像美に偏っているので、台詞が少なくてス
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

映画らしい映画

前から見たかった作品。ようやく見れました。

ひとことで言うなら美しい作品でした。ルーニー・マーラもケイト・ブランシェットも衣装もセットも音楽も全てが美しいです。ただストーリーは特に
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我は神なり(2013年製作の映画)

3.0

まともな人が誰一人出てこない話



韓国産アニメを初めて見ました。
声優を務めているのが有名な俳優さんだったので(ヤン・イクチュン、オ・ジョンセ)興味を持って見たのですが、アニメの絵柄もストーリーも
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後悔なんてしない(2006年製作の映画)

3.8

期待しないで見たらよかった

流行りのBL作品なのかと思って軽い気持ちで見始めたら意外と古い作品(2006年公開)で、演歌のような泥臭さがあってよかったです。男同士で金持ちと貧乏人、障害の多い恋という
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わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

友達って何だろう、というシンプルな問い


子どもの世界を描いた作品で、これを見た大人はあーこういうことがあったな〜と思うのかもしれませんが人間関係のいざこざというのは大人になってもなくなるものではあ
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彼らが本気で編むときは、(2017年製作の映画)

3.9

地上波で放映してほしい良作


ジェンダーの問題を取り上げた良作。ジェンダーのみならず、母親と子どもの関係もストーリー全体の軸になっています。作品の冒頭で女の子が部屋干しの洗濯物を取り込むシーンがある
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

2.9

有名な作品なのにちゃんと見たことがなかったので鑑賞しました。

以下個人的な感想です。

◯よかった点
俳優陣が豪華
ロケ地が豪華

◯うーん、な点
長さを感じさせる構成
最後が3段オチ(なかなか終わ
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バッカス・レディ(2016年製作の映画)

4.2

心優しき娼婦


他人の痛みに寄り添える優しい売春婦というキャラクターは文学や芸術作品での定番ですね。以前からファンだったのですが、アカデミー最優秀助演女優賞を受賞されたユン・ヨジョンさん、さすがの演
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人生、ここにあり!(2008年製作の映画)

4.0

精神病患者が普通の社会生活を送ることの難しさ


実話を基に作られた作品。作品紹介にコメディと書いてありますが、個人的にコメディとしては見れませんでした。精神病患者を取り巻く環境についての問題提起と見
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

4.2

韓国の悲しい現代史

朝鮮戦争から現代までの韓国の歴史を一人の登場人物の人生を通して描いた秀作です。朝鮮戦争のさなか家族で避難する際に父親、妹とはぐれてしまった主人公ユン・ドクス(ファン・ジョンミン)
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第9地区(2009年製作の映画)

4.4

SFの皮を被った社会風刺作品だけど、エンターテイメントとしても楽しめる。

 
エイリアンが出てくるので、SFのカテゴリーに当てはまるのかもしれませんが、内容はまんま移民問題です。ある土地に先に住んで
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痛み(2011年製作の映画)

3.0

マ・ドンソク兄貴の体格が現在の半分ぐらいなんですw若い

無痛症を扱った作品ということは知っていたのでもう少しそのことに特化したストーリーになっているのかなと予想していたら完全にメロドラマでした。
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

3.5

シックスセンスのハーレイ・ジョエル・オスメント君が脇役で出てます(^○^)

連続殺人鬼を題材にしているので、閲覧注意のグロさがあるのかな〜と思って視たら地味めの作品でした。このような題材の映画では、
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.5

予想の斜め上




ポン・ジュノが製作と脚本に関わった作品。鑑賞前にあらすじを読んだところ、金に困った漁船の船長が密航を引き受けて…と書いてあったので社会派の作品なのかと思って見たら予想の斜め上のス
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ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷(2018年製作の映画)

3.2

ヘレン・ミレンはやっぱり強かった!

一言で言うなら娯楽ホラー作品です。時間も長過ぎず、ストーリーも起承転結があり、グロい表現もほぼないのでホラー映画が苦手な人でも安心?して御覧になれます。

実話を
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箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

3.0

洋館、美少女、継母…ホラー要素は揃ってます!



ポスターのヴィジュアルと簡潔なタイトルが印象的だったのでいつか見ようと思っていた作品ですが、2003年製作なので18年も前の作品になるんですね。
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The Witch/魔女(2018年製作の映画)

3.5

血塗れ爽快アクション‼︎

人造人間で『X-MEN』シリーズを、能力がレベチな哀しいヒロイン像はアニメ『エルフェンリート』を想起しました。しかし今作のヒロインは頭の良さも身体能力も段違いなのである意味
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

3.9

ソン・ガンホ、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル

好きな俳優さんしか出ていません。公開当時から気になっていた作品なので鑑賞しました。

史実を元にしたフィクションで、ストーリーの概要を知っていましたが、作
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王の男(2006年製作の映画)

3.0

BL要素はないです。

この作品でイ・ジュンギさんがスターになり、「美しい男シンドローム」なるブームが起こったことでも有名です。それで期待して視ると、ほとんどBL的な要素はないですし、イ・ジュンギはあ
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

オチはありません!

明確な起承転結や謎解きを好む方にはオススメしませんが、良質なサイコスリラーでした。前知識なしで見たほうが楽しめると思います。

序盤から観る人を不安にさせる音楽が使われていて上手
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

4.2

愛犬家は観ないでください。

ポン・ジュノ監督の長編デビュー作ということで以前から見たかった作品です。

2000年製作で『殺人の追憶』の3年前なんですが、既に『パラサイト』に通じる監督のカラーが出て
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.0

マット・ディロンがイケメンに見えたりキモオジに見えたりする映画。

無料配信なので再編集版を見ました。前評判でかなりグロいと聞いていたのですが、問題のシーンがかなり削除されていたようで全くグロさはあり
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.5

地平線に沈む夕日と、車のガラス越しの炎

2018年の年末にNHK総合で短縮版が放送された時に視聴して、その時から完全版を見なければと思っていました。

まずこの作品について語る前に複雑?なバックグラ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

3.3

見るのは一回で充分!系の秀作!

主演のケイト・ブランシェットの心を病んだ演技が素晴らしかったです。アカデミー主演女優賞に選ばれただけあります。

始まりの飛行機の機内でお喋りをしているシーンから既に
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8 1/2(1963年製作の映画)

2.8

はっかにぶんのいち

邦題はそう呼ぶんだよ、と友達が教えてくれました。

ひとことで感想を述べるなら、死ぬ前に見る夢のような映画でした。まだ死んだことはないので、死ぬ直前にこの映画のラストみたいに今ま
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海炭市叙景(2010年製作の映画)

4.2

何も始まらず、何も終わらない。
ただ流れるだけ。

原作者佐藤泰志さんの『そこのみにて光輝く』の映画化作品が好きなので、この作品もずっと見たいと思っていました。2時間半という長さがありますがオムニバス
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

4.0

冒頭7分、ラスト10分!

あまり内容について知識のないまま視聴しましたが、ストーリーが『ニキータ』に酷似しています。調べたところ、正式なリメイクではなく監督がオマージュとして制作したようです。全編ア
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

3.0

フェチよ、永遠なれ。

最近は、10代の頃から気になっていた作品を見ることが多いのですが、この作品もそういう経緯で見ました。

いや、思春期に見なくてよかったですね。ワケ分から〜ん、てなって終わったと
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

2.9

アメリカ、異邦人、ゆるい流れ

ずっと気になっていた作品だったので鑑賞しました。

まず、始まってすぐにタイトルが出てきて、え?となりました。原題は『Out of Rosenheime』です。長らく日
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

ブラヴォー!

良い作品というのは見ている時間が早く感じます。あっという間に終わりました。

特にラスト、物語の終わらせ方が秀逸で素晴らしかったです。ポン・ジュノ監督は、『殺人の追憶』を初めて見た時も
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