腎臓売買女さんの映画レビュー・感想・評価

腎臓売買女

腎臓売買女

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

87分なのでかなりテンポ良く、サラッと終わる。殺害描写もグロさはなく軽妙かつ、コメディーに寄っている。
過激派ヴィーガン三人を殺害後、何故警察に見つかったのか?をもう少し詰めてくれれば嬉しかったが、こ
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ペイン・ハスラーズ(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

人間という生き物は貪欲で、手に入れてしまえば、もっともっとと欲が出る。お金がないというのはどういうことか、人に舐められ見下され、安眠さえ手に入らない。それを知っているライザは余計に揺れただろう。
服役
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あっという間の二時間半だった。リューベン・オストルンド監督は、相変わらず「人間」と「皮肉」を描くのが上手過ぎる。
もう少し続きを描いて欲しかった気もするが、豪邸のエレベーターがあったり、商人が島に来て
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バッドガイズ めっちゃバッドなクリスマス!?(2023年製作の映画)

3.5

字幕・吹替連続視聴
「バッドガイズ」のアニメクオリティーは下がってしまったように思うが、短編なので仕方ないのかもしれない。声優陣も字幕・吹替共に一心されており(予算の関係上仕方ないとは思うが)サム・ロ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

約十三年前に観たので、粗方のオチは覚えているが細かい所が気になり、再鑑賞。
2009年の映画なので仕方ないが、ドロレスは鬱と共にせん妄のが入っているので、「重度の鬱」で片付けるのは些か不満はある。
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

3.0

人に勧められて鑑賞
OPからティム・バートン監督独特の世界観が広がっており、監督の十八番である「人外」がテーマなので、流石映画が輝いている。
人間に渦巻く様々な「欲」に巻き込まれ、周囲から掌返しさせる
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Studio 666 スタジオ666(2022年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

フー・ファイターズのバンド名こそ聞いたことあるが、どんな映画なのか気になり、軽い気持ちで鑑賞。
B級丸出しの安いグロ描写や緊張感のない演出と続くが、まさか「フー・ファイターズ」本人達の演技と知らず納得
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

2.8

今の環境のせいか(鬱脳)、デヴィッド・フィンチャー監督が好きで過度に期待してしまったせいか、イマイチ乗れないまま見終えてしまった。
無駄なアクションを削ぎ落とし、信念に基づき淡々と殺しを見せていくスタ
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

社畜故にタイムリープに気付かない、タイムリープしていることを気付かせる為に「上申制度」を使う等、日本社会の歪さを交えながら、テンポの良い作品で面白かった。
仕事に追われすぎて、彼氏とも上手くいかず「や
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毒戦 BELIEVER 2(2023年製作の映画)

2.8

「毒戦 BELIEVER」2回鑑賞済み。(勿論、「ドラック・ウォー 毒戦」も)
大方のあらすじを覚えているから大丈夫だろうと、高を括っていたが(前回のあらすじを5分程振り返ってくれる)かなり振り落とさ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.7

人に勧められて鑑賞
久々に映画を観たので人物整理に相当脳を使ったが、犯罪の内容云々よりもカイザー・ソゼの正体に焦点を置いている映画なので、多少置いていかれても大丈夫だった。
最後の怒涛の謎解きパートは
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.7

ながら見だったせいもあるが、シンプル過ぎるストーリーに驚いた。
ゲイカップルとアジア人女児の子供の組み合わせという、マイノリティと社会的弱者の家族が「家族の絆」を試されるような物語に登場していることが
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ウェザリング(2023年製作の映画)

2.0

黒人女性が痛みや違和感を訴えてもまともに取り合って貰えないこと(名前すら覚えて貰っていない)と流産が軽んじられていることを訴えている映画なのだが、雰囲気映画に思えてしまった。

レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.0

脳が散らかっているせいか、細かい部分を把握出来ないままEDを迎えてしまった。
ベルチオ・デル・トロの渋さを楽しみながら、オチのサラリと流す感じは好みだった。

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

4.0

ありとあらゆる「暴力」が詰め込まれている。
少々詰め込みすぎな気もするが、新たなモンスター・スプラッター・パニック・ホラー映画の序章と考えるとワクワクする。欲を言えば、続編を匂わせることなく、一本で終
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(2023年製作の映画)

3.0

ベネネとウェス・アンダーソンは合っていると思う。ウェス・アンダーソンのお洒落で小粋なセットに似合っている。
話は起承転結はあるものの、ここで終わるのか!?という、短編小説特有の独特の終わり方を見せる。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンらしい作品なのかもしれないが、ウェス・アンダーソン短編映画作品を連続で観ているせいか脳が散らかり出した。
朗読劇なのは分かっているが、もう少し動きが欲しい。ロアルド・ダール作品が苦
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白鳥(2023年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンらしいセットや背景がコロコロと変わるのを目で楽しみ、小説の朗読を耳で楽しむ。そして、苦く残る余韻を楽しむような映画。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.0

生まれて初めてウェス・アンダーソン作品を鑑賞
ウェス・アンダーソンらしいセットや背景が早口に合わせてコロコロと変わるので、目を楽しませてくれる。
ロアルド・ダール作品が全体的にそうなのか?この話はここ
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誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

3.5

宇宙人造形がシンプルだが気持ち悪い。ステレオタイプの宇宙人をどう気持ち悪くさせるのかの工夫が素晴らしい。
台詞を最低限排除してるからこそ生まれる、「静と動」の差が良い。宇宙人との対決場面での「動」の動
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.8

フォロワーが絶賛してたので鑑賞
初めて「ブギーマン」シリーズを観るので予習など必要か?と思っていたが、この作品単体でとても楽しめる。
暗闇に潜むブギーマンを表す度に使われるジャンプスケアとの掛け合いが
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭のカメラワークも躍動感があり、転ぶと画面が揺れる感じがゲームを思わせて良かった。
途中から刑事とドゥソクはグルでは?と、トリックに気付くが、設定が上手いので十分楽しめた。
時効残り14分で繰り広げ
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

3.3

軽い映画を観たくて鑑賞
ギャグも映画もテンポが良いので、かなりさらりと観れる。終わりよければ全てよし!とオチにかけて、上手く事が運び過ぎている気がするが、コメディー映画なのでご愛嬌。

ほんとにあった!呪いのビデオ BEST10(2018年製作の映画)

3.0

フォロワーさんに勧められて鑑賞
今まで魅力が分からなかったが、じんわり気持ち悪いものからシンプル恐怖まで入門編としては凄く丁度良いと思う。ハマる気持ちが分かった。個人的には「首」が好き。

壁女(2015年製作の映画)

2.8

設定に惹かれて鑑賞
これといった盛り上がりもなく、ホラーにしては少々弱いが、時間のバランスが丁度良い。さらりと観れる。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.0

前知識を全く仕入れず、リック・ダルトンとクルス・ブーフの「兄弟以上 妻未満」の関係に狂っていくオタク達を見ていたので、気になって鑑賞。狂う理由に納得した。
「シャロン・テート」を全く知らなかったので、
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僕と幽霊が家族になった件(2023年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ミンハンとマオマオのロマンスをもう少し描いてくれると期待してしまった。
今時、同性愛嫌悪するミンハンと同じ「今時!?」の流れで「職場の華」であるズーチンが登場することは嬉しかったが、ネズミが「ズーチン
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.5

何故か分からないが泣いてしまった。
家族と分かり合えず、自身も良い母親ではないのでエブリンの完璧な親子関係ではないが、(娘に「太り過ぎ」と容姿や性的嗜好を遠回しに言及する点)一歩だけ、本当に一歩だけ親
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ニモーナ(2023年製作の映画)

4.5

あっという間の101分間だった。
映画自体のテンポの良さも素晴らしいが、さらりと登場するLGBTQに感動する。
バリスターを虐めていた騎士でさえも、性的嗜好については言及しない。
「普通にしてほしい」
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.0

つまらなかったわけではないが、今ひとつインパクトに欠ける気がした。
ただ父息で色仕掛け、そして傷跡を舐られるというのは思わず加点してしまった。

ソング・オブ・ザ・シー 海のうた(2014年製作の映画)

3.5

トム・ムーア監督の「ブレンダンとケルズの冒険」「ウルフウォーカー」とケルト三部作なので、鑑賞。
言わずもがな、画が美しい。どのワンシーンを切り取っても、息を呑む美しさがある。
出産によって母親を亡くせ
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バービー(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

バーベンハイマーやネットで論争が起きていたので観る気力を失っていたが、結果的に観て良かったと思う。
何とも分かりやすいフェミニズム入門映画に感じた。
人間の母親が鬱憤を爆発させた場面で涙がワッと溢れ出
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トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.8

吹替で鑑賞。
ノアとミラージュの熱い友情シーンが多いと聞いていたので、楽しみにしていた。
ミラージュ(CV.藤森慎吾)が可愛すぎる。劇中に悶えてしまった。字幕でもあんなにパリピなのだろうか?

シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.5

アジア系役者で固められた作品がMCUに登場することが嬉しい!
私の体力不足による、集中力へ低下でスマホをチラチラ観ながら鑑賞したが、バス内での格好良いアクションもありつつ、全体的に軽く丁度良かったと思
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