おいちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

HIDEO KOJIMA:CONNECTING WORLDS(2023年製作の映画)

3.7

小島秀夫がいかに海外でリスペクトされているかを確認するドキュメンタリー。
内容は普段色んなところで語られているデススト関連インタビューと同じ。

特別編 響け!ユーフォニアム アンサンブルコンテスト(2023年製作の映画)

3.8

久美子3年生編に続く中編アニメーション。

ほとんど演奏シーンはなく、モブレベルのキャラたちに焦点が当てられるのだが、このアニメ化が許されるのもユーフォが人気たる所以か。

クライマックスの演奏なども
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カラーパープル(1985年製作の映画)

3.9

あのキャリアの流れでこれも撮っちゃうスピルバーグが凄すぎる。

ソフィアが肝っ玉すぎるだろ...

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

4.0

多くの作家が影響を受けたと語る歴史に残る作品。

U-NEXTでは字幕版、2週間限定でだがYoutubeでは新たに作った日本語吹替版が見られる。

デリシュ!(2021年製作の映画)

3.7

フランス革命直前を舞台にした料理人の映画。
史上初のレストラン誕生の裏側みたいな触れ込みだったけど実際はゴリゴリに貴族主義からの脱却の戦いの話で思ってたのとだいぶ違った。
主人公もいきなり女に手出しす
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.7

拙さは感じるけどやりたいことは伝わったジェシー・アイゼンバーグ監督脚本作品。
名優ジュリアン・ムーアと最近あちこちに引っ張りだこのフィン・ウルフハードの演技がだいぶカバーしてくれてた。

チラシから勝
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ダム・マネー ウォール街を狙え!(2023年製作の映画)

3.9

天才グレイス・ギレスビーの最新作。
大予算のクルエラとは違いキャリアを確実なものにしたアイ・トーニャの頃に還ったような企画。

リュウみたいなハチマキをして株取引の持論を配信するオタクっぽい姿が似合う
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.5

本当にしょうもない映画なのにリーアム・ニーソンの演技が凄すぎてクライマックスのあそこだけ一流映画みたいにグッとくるの、オスカー俳優の無駄遣いすぎて笑ってしまった。
どんな安い箱に入っていても高級チョコ
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エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲(1992年製作の映画)

3.6

有権者は雰囲気しか見てないので名前さえ良ければ当選できるとか微妙に核心を突かれたような時がたまにあるコメディ。
日本もあの党とかあの党とかはこういう人たちの集まりなんだろうなぁと思った。

みんなのいえ(2001年製作の映画)

3.7

いかにも三谷幸喜って感じのコメディ。
田中邦衛の味わい深さよ。

レッド・ロケット(2021年製作の映画)

4.2

救いようがないクズで絶対近くにいてほしくないタイプなのに、見ていて飽きない面白さとなぜか憎めない主人公が、これまたまともなやつがいないテキサスの田舎町で巻き起こすサクセスストーリー。
アメリカの光が当
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

3.7

カンバーバッチの繊細かつ体当たりな演技が光る古き良きスパイスリラー。
MI6に雇われた一般人の衝撃の実話に男たちの友情も加えて。
国のためにこんな事頼まれても普通はできないよなぁ。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.7

ファイブナイツアットフレディーズのパクリやんけ!!って思ってたら公式にインスパイア作品であることを認めてるやつだった。

殺人ロボが蔓延るテーマパーク跡地。
呪われた土地と生贄を捧げる住民たち。
新た
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.5

過激でキャッチーなあらすじが話題になっていたので見た。
全方位に失礼なバカ映画。
めちゃくちゃ面白いわけではない。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.3

すごい変な映画だけどガンダムSEEDとDESTINYが好きで、ちょっと思うところもあったなって人は概ね満足できると思うので見てください。
僕は腹抱えて笑ったし立ち上がりそうになりました。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.5

もうひとつ弱い映画だったけどクライマックスの見せ場は良かった。

他の映画で怖い綾野剛を見すぎていたので普通に怖かったし怯える聡実くんが可哀想でワロタ。
エンドロール後の映像がない方が千と千尋の神隠し
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

エマ・ストーンの色んなセックスとたまにちいかわみたいになってしまうマーク・ラファロを一生分見た気がする。

バービーよりこちらが支持された理由はなんとなく分かった。

ヨルゴス・ランティモスの映画がそ
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サン・セバスチャンへ、ようこそ(2020年製作の映画)

3.5

良くも悪くもいつも通り陰キャのウディ・アレン自分語り映画なのだが、ティモシーではなくウォーレス・ショーンのような老人が演じることでリアルさが増した印象。
老練の円熟作であり瑞々しさもある、といえば聞こ
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.4

なかなかの傑作。

同じようで同じでない毎日を切り取ったトイレ清掃員の「パターソン」みたいな映画。
なんてことない毎日がかけがえないと誰かが言ってたけど、それが一番幸せな事なのだと。

出資企業が胡散
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

4.3

映像がめちゃくちゃいい。
映画に引き込まれるショットというのはこの事。

いい映画だけど長いなぁと思いながら見てたけどクライマックスでやられた。
ハリー・ディーン・スタントンは主演になっても最高の仕事
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仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

4.0

見る前「条太郎って誰だよ...啓太郎はどこに行ったんだよ...」

見た後「お前ぇ!わかってんじゃねえか!!」

これに尽きる。

葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

3.6

旅の中で出会う人がまともなことを喋ってくれるとめちゃくちゃ安心する。

エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.0

豪華キャストのB級映画だった過去作と比べてもだいぶ格が落ちる中で、更にダメになるようにあえて工夫したかのように誰も活かせてない悪夢のような映画だった。

アクション映画としてもスター映画としてもイマイ
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カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

3.6

あんなに面白そうだった予告編が嘘のように微妙な映画だったが、クライマックスの銃撃戦と爆薬の量は爽快だった。

砂漠のカーチェイスは「マッドマックス」すぎて笑った。
実話ベースで世紀末伝説すな。

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.1

このテイストで何十年続けてるのか。
そんな何十週もした気がするカウリスマキ作品の最新作。
社会の底辺で生きる男女が偶然出会うもなかなかうまくいきそうでいかない。
ただそれだけなのに、特にものすごい意外
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.0

ケリー・ライカート作品が遂に劇場スクリーンに。
U-NEXTでいつもこころうばわれていたインディーズ映画監督の作品が劇場にかかるとは。
逆になぜ今までなかったのかと。

スクリーンから流れ出るゆっくり
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.9

ジェネリック横溝正史的な鬼太郎外伝。
人気の6期の世界観なのでオタク諸氏は鬼太郎だからといって躊躇する必要はない。

中盤の大平真也っぽい作画パートが気になったが、クレジットにいただろうか?
昨今の劇
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

3.8

100周年を彩るために作られたゴージャスなアニメーションコラボ。
故人の声はアーカイブも使用していた。

流石に100周年ともなると気合の入ったものを作るのね。

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.7

願いの力をテーマにしているが、便利で万能な魔法ではなく願いを持つことで得られるポジティブな気持ちやそれを叶えるために自分で行動することの大切さに重きが置かれているのが良かった。

気の触れた独裁者に対
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いのちの食べかた(2005年製作の映画)

3.8

音楽もナレーションもなく、様々な食品の生産、加工の過程を90分繋ぎ合わせた映像作品。
これを見て何を思い感じ取るかは人によって変わるだろうし、何も考えずただの無に感じる人もいるだろう。(それは悪いこと
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ポトフ 美食家と料理人(2023年製作の映画)

3.9

料理よりも調理過程と食べる人の姿を映すお料理映画。
英題と邦題が「ポトフ」で予告もあんな感じなので皇太子にポトフを食べさせる美味しんぼ的な映画かと思ってたら、「ドダンの情熱」というタイトルに間違いない
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風が吹くまま(1999年製作の映画)

4.0

キアロスタミの映画が感じさせる命の手触り。
生と死を通して見せる人の営み。
国も人種も関係なく染み渡る万国共通の物語なのがキアロスタミ映画のいいところ。

ロスト・フライト(2022年製作の映画)

3.6

ジェラルド・バトラー演じるパイロットがテロリストと戦うが、別に特殊なバックボーンはない。
移動中の犯罪者が手を貸してくれるが特に何もない。
色んなことが起きるがその全てに理由はないが、それは無理でしょ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

ドミノは爪の垢を煎じて飲んでほしいと思った。
言葉じゃ説明できない映像言語のお手本。
今敏は天才じゃ。

最後が良すぎる。