はなえさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

リトル・ガール(2020年製作の映画)

4.2

3/31は国際トランスジェンダー可視化の日

トランスジェンダー差別は無知と偏見によって無自覚に加担している人が多い。
それもその差別を自分の権利を守るための武器として正当化してる。
でも、トランスジ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.6

監督の実体験に基づいてるんだ!
ユラの気持ちすごく分かる。
どんなに悲惨な事件が起こって、thoughts and prayersをおくっても、結局その悲劇が起きた事実は変わらないし、それによって受け
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

主人公の気持ちにめちゃくちゃ共感できた〜〜
街並みの綺麗さや、静かな雰囲気も心地よかったけど、ジンとケイシーの友情が、とても貴重で、見ていてホッコリした。
ケイシー役の俳優さん、演技や表情が自然でめっ
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

期待しすぎた、、、
全てに理由が、意味がある系のホラーだと思ってたけど結局ファンタジー系だったし誘拐と殺人はなんの理由もなく行われていて、犯人はそうなった背景が何も語られずただの二重人格のサイコパスだ
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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

3.9

テンポが早くてちょっとボーッとするとすぐ置いていかれる!!
最後の幾度にも渡る伏線回収すごい。
結局全部繋がってたってことだよね??
女の連帯感動した〜〜
初の女性ストライキって、、かっこよすぎる🥺
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四つのいのち(2010年製作の映画)

3.5

命は循環している。
人間は自然や動物を思うままに利用することができるけど、それをし続ければいずれ地球は壊れる。現に既に壊れている。
自然の美しさや動物の無垢さに感銘を受けて単にハッピーな気分でこの映画
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大コメ騒動(2019年製作の映画)

3.9

戦争を決めるのはいつも男。
それに苦しめられるのは女や子どもなど弱者たち。
「女にも兵役を」と言うやつは、まず「女にも政治を」させるよう声を上げてくれよ。
統計的にも、女性は争いごとを避ける傾向にある
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.1

「あなたアイヌ?」「日本語お上手ですね」

こういう無神経な言葉は無知から来るのだろうと思うけど、あまりにも"観光客"が自分の無知に無自覚すぎて憤りを覚えた。
道の真ん中で自撮りする集団、儀式を見て笑
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二十歳(2015年製作の映画)

1.0

無意味なホモソ、、、
つい数時間前にmid90sを観たのでそのホモソとの対比がすごかった、、、
正直全く面白くなかった

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.2

有害な男性性に縛られた彼らにとって、ホモソーシャルなコミュニティーは自分たちを守る"盾"のように見えた。
それは、ミソジニーや差別的、暴力的な言動によって強化されてるんだけど、そのコミュニティーが、彼
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さよなら、退屈なレオニー(2018年製作の映画)

3.9

なんとも言えない、何かが足りない感じで毎日を過ごしているレオ。
スティーブと出会って、その"何か"が埋まっていく。
スティーブは友達でも恋人でもない、レオにとって第2の家族みたいな、心の拠り所だった。
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恐竜が教えてくれたこと(2019年製作の映画)

3.9

なんじゃこの心温まる可愛い映画は🥹❤️‍🩹
サムがとにかく素直で無垢で愛おしかった。たまにある「嫌な人」が1人も出てこない映画。
なんかゆったりしながら心がホッコリする映画観たいってときにおすすめ!!

12か月の未来図(2017年製作の映画)

3.8

セドゥの家庭の事情をもっと深堀してくれても良かったのかなと思ったけど、教師が映画みたいに生徒一人一人の事情を把握することはできないし、その点で逆にリアルに作ったのかなと思った。
最初主人公がヤバイやつ
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今日もまたクリスマス・イヴ(2020年製作の映画)

3.6

温まりました。
本当の主人公が架空の主人公をちゃんと「クソ」だと認識してるあたり、ブラジルも日本より進んでいるなと思わざるを得ない。
改めて、ポル語の抑揚すんごいし、ブラジル人の喜怒哀楽の表現が激しす
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The Most Dangerous Year(原題)(2018年製作の映画)

3.9

アメリカのトランス差別、特に公共のトイレや更衣室の使用に対しての反発に関するドキュメンタリー。
この映画では当事者がみんな子どもなんだけど、公共のトイレや更衣室にトランスジェンダーの子たちを入らせたく
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.7

もう良すぎて🤦🏻‍♀️
3世代のシスターフッド、最高すぎですよ、、、、
まず本当に色んな人が出てくるのが良い。アメリカの作品はそれがいいとこだなと思う。
有害な男性とそうでない男性の対比がすごい笑
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.4

授業で鑑賞。
初見ではハテナが多かったけど解説や批評を見るとそういうこと!!!って感じ。
改めて映画批評ってすごい、、、
映画から歴史に興味を持つと学びのモチベーションがすごく高いし、楽しく学べるし記
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

とても泣いた。
観たあとに映画館で予告が流れてきて、それでもなぜかうるうるした。
コーダとしての葛藤や苦悩だけじゃなく、家族という存在に振り回される主人公の選択ひとつひとつが共感できて、応援したくなっ
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夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

映画館で観られて良かった!
これは映画か?って思うくらい細部まで詳細に現実的な出来事が描かれていて、痛いほど共感できるシーンがたくさんあった。
・うざいという言葉では表現し足りないレイシスト&ミソジニ
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呪詛(2022年製作の映画)

3.4

めっちゃ怖いと思ってたけどそうでもなかったかも!!
気持ち悪いの方が強い。
最後の顔は怖かった。

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)

3.7

なんか色々起こって最後ら辺ちょっと頭こんがらがってたけど結局まとめるとsisterhood最強✊🏼🌟ってことでいいかな?
最初らへん主人公めっちゃルッキズム発言するやん、これはいいのか?って思ってたら
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マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.5

労働階級の白人と移民のパキスタン人の複雑な対立構造を描いた作品。
それぞれがそれぞれを見下していて、共通するのは「お金儲けが全てだと思っている(思わされている)」こと。
サッチャー政権下で資本主義によ
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アルジェの戦い(1966年製作の映画)

3.5

アルジェリア人が主人公で、アルジェリア側の視点から描かれていることがとても貴重で重要だった。
フランスに立ち向かうためのあらゆる作戦はシンプルでありながら巧妙で、作中の「団結が何よりも強い武器だ」とい
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パピチャ 未来へのランウェイ(2019年製作の映画)

4.7

ふぅ、、、、、
一言でまとめると、すっごい自分の特権を再確認した作品でした、、、
勉強して、問題を問題だと捉えられること、その問題に声を上げられること、堂々と「フェミニストです」と言えること、そして着
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.1

社会から女性だけが期待される「かわいさ」とか「愛嬌」みたいなものに全く応えずに生きてるちさとの言葉遣いとか振る舞いとかめっちゃ共感できたしめっちゃ好きだった笑
「Ribbon」ののんちゃんが演じてた主
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

4.4

RBGみたいに女性として平等な権利を求める活動を続けてる人ってだいたいパートナーがめっちゃ理解あって、一緒に戦ってくれて、自分のやってる事は間違ってないって自信を持たせてくれる人なんだよな〜
そうでも
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悪魔は見ていた(2019年製作の映画)

3.7

はあ、女性ってだけでなんでこんなにも格好とかメイクとか接し方とか言葉遣いとか気にしなきゃいけないんだ、、、
優しいと「気がある」と思われ、無愛想だと「かわいくない」と言われる。
じゃあどうしてればいい
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女はみんな生きている(2001年製作の映画)

4.2

エレーヌ強し笑
なんの躊躇もなく相手を木の板でぶん殴るの最高すぎた。
女性は色んな場所でずっと搾取されていて、女性同士で連帯することすらも妨害されるようなことがまだまだあるけど、まじで連帯って最強だな
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.5

男性に依存しないと生きていけない女性の話。
それは女性が男性に依存しないと生きていけない社会の構造が問題であってワンダのせいじゃない。
デニスは乱暴だし犯罪者だしパシリとして利用されてるのに、一度褒め
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.0

ホラーなのか?
これをホラーというジャンルにしていいのか?
これは道徳的に問題ないのか?
ここまで残酷な暴力を振るう必要ある?
とか色々疑問が浮かんでなんか観終わったあと疲れた、、、
加害者は2人とも
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

4.1

"Hurt people hurt people."
「傷付いた人間は他人を傷付ける」

本当にそうだと思う。
けど、世の中には単に下駄を履いて生まれたが故に得た地位を自分の努力の成果だと勘違いして、
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ザ・トゥルー・コスト ファストファッション 真の代償(2015年製作の映画)

3.3

恐らく2年前に観ていたら絶賛してたと思う。
こういう現実があることは確かだし、どうにかしなくちゃいけない問題なのも重々承知だし、これを見てその現実にハッとする人が1人でも増えるのであればそれがこの映画
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ザ・スイッチ(2020年製作の映画)

3.3

最初のシーンで超絶胸糞映画では!?😰って心配になったけど最後はスカッと!!!
全部を体当たりで壊していくのめっちゃおもしろかったけど同時にやっぱり女性と男性ではこんなに体格差、筋力差があるんだなと怖く
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ドント・ハングアップ(2016年製作の映画)

3.0

そりゃそうなっても仕方ないよって思っちゃった。
被害者にとっては加害者の加害理由とか背景とか知ったこっちゃないわけだし、イタズラ電話だけでなくあの男どもの放つ言葉一つ一つにミソジニーやホモフォビアが詰
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.7

ハラハラだし犯人超キモいし現実に全然あるような事件で苛立ちが大きかったけど最後の最後は良いね👏🏼
ある意味シスターフッド映画だった。
ていうか最初から“ハチの巣”にいる人みんな有能すぎて頭良いな〜って
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