Mypageさんの映画レビュー・感想・評価

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オリガ・スミルノワのジゼル in cinema(2023年製作の映画)

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スミルノワの気が狂う表現が凄すぎて呆れてしまった。
恋人の裏切りを知ってショックで死んでしまうなんて通常すんなりのみこめないことを、会場の隅々にまでそうでしかないと思わせてしまう説得力。それがまったく
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リトアニアへの旅の追憶(1972年製作の映画)

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16mmフィルム上映@粟津潔邸

人物の顔、肩、手先、足元、焚火、鳥、風景とぐるぐる移り変わっていく。
映写機のカラカラ回る音と、一定のリズムを刻む呼吸のようなノイズ音。
展示においてあった雑誌の切り
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PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~(2024年製作の映画)

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等身大すぎる

3人組というか、この3人の3人組っぽくなさ。ずっと「クラスメイト」であり、「同じ学校のひと」というくらいの関係性のまま進展しないのが面白かった。
青春映画と謳っているくせに、「出会いか
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フジヤマコットントン(2023年製作の映画)

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 仕事と映画は相性がいいと思う。
 映画を見始めてしばらくして"仕事の映画"というものを発見した。ラブストーリーや冒険活劇や青春映画などといったジャンルにあてはまらない"仕事の映画"というものがあると
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きのう生まれたわけじゃない(2023年製作の映画)

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よかった。
隣のひとにつられて結構眠ってしまった気がするのでもう一度観たい。

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

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めちゃくちゃ5月だった。
散歩してたら日が暮れた。
昨日、祖父のパソコンを買い替えるために一緒にコジマデンキに行き、メールの設定などを細かく教えた。
何をご一緒にするんですか?
わたし、主婦じゃないん
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

ヤバすぎる……………

映画というのは、本質的に“居ないこと”“居ないもの”へ向かっていく飽くなき欲求のようにも思えるが…同時に、“居ること”“居るもの”に対する無償の愛でもある…

“居るもの”だと
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

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ずっとメイキングビデオみたいな空気感ですごい。油断したときに油断した声が響いてハッとしたりクスッとしたりする。
エキストラの女子高生たちに当たり前のように道を譲る上白石萌音。
映画館の外、カオスと化し
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バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

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🚣

面白いなー。
where'd you go, bernadette.
バーナデットという人物がどこへいったか、単純にこれだけで映画が成立する面白さ。
例によってリンクレイターのお喋り映画。お喋り
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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決して面白い映画だった、とはいえないもののいやな気持ちはせず、興味深く観た。
これは漫画原作である、と思いながら映画を観る、というモードが自分の中に生まれ始めている。
とすればペラペラの広角レンズもち
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スープとイデオロギー(2021年製作の映画)

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オモニは、個人の意思というよりももっと大きなもの、人間の本能のようなものによって、憶えていたり忘れていたりしているように思えた。それを外側から他の人間が聞き出して、思い出させて、口に出させることは、は>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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人間って、、、
興味深えよなあああああ
という気持ち
これからはこの気持ちが
まずはベースになっていくんだね
話はそこから
ドラマというフォーマットに新しい地平が拓けていく感覚
震えるわ。

エマ・ス
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花婿、女優、そしてヒモ(1968年製作の映画)

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このころはふつうに移動撮影とかもしてるのか。
さいしょの舞台がすごくテンポいい。

オトン(1969年製作の映画)

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やーなんかすごい話だった。
ふつうにおもろい。コンパクト大河ドラマという感じで。
カミールが皇帝に言い返すところすごい。
黙って聞いてる侍女もすごい。
オトンがひたすら頑なだった。
弱いひとが1人もい
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ミッシェル・ド・モンテーニュのある話(2013年製作の映画)

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眠りは死を慣れさせる、
私は一度気絶したことがある、
という話から、
自分のことを話すことは悪いことじゃない、ソクラテスだってそうだった、
と、
話が話を呼び、喩えが喩えを呼ぶ、こねくりまわすおしゃべ
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(2012年製作の映画)

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これも女と男の会話。
燃え木から生まれた男?
母の血が流れている限り、母の眼差しから逃れることはできない。
なぜ殺したのだ?ではなぜ産んだのかと聞いてみたまえ。

慰めようのない者(2011年製作の映画)

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「魔女 ー女だけで」と比べて、男がいて、女と男の会話だった。
前者のわかるわかる〜人間ってそうだよね〜、あんたもモノ好き〜みたいな雰囲気ではなく、
男が語り、女が歩み寄り、「おまえ、はなしがわかるな」
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コルネイユ=ブレヒト(2009年製作の映画)

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なぜかすごい面白かった。
もう一周くらいあっても見れると思った。ドイツ語の響きが好きなのかも。
3回目は目線と手の動きが大きかった。
将軍と墓石に刻まれた犠牲者たちは直接の会話できない設定っぽい。
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ジョアシャン・ガッティ(2009年製作の映画)

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哲学者は理性によって街の争いに参加しない、他人の痛みを自分のものと感じない、というルソー、ははたして哲学者だったのか。ルソーの引用のあとで「私は思うーー」と述べられる内容に飛躍があるようで、そこにむし>>続きを読む

魔女 女だけで(2009年製作の映画)

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よかった。
町田康の古事記読んで神々の会話への耐性が若干ついてた。

悪意の眼(1962年製作の映画)

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シャブロル映画でしか味わうことのできない感情がある
このひとはほんとうに映画が上手い…と思った

シャブロル映画の男、は、トリュフォー映画の男のように愛らしさを感じさせるでもなく、ブレッソン映画の男の
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暗黒への転落(1949年製作の映画)

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うおお、、、

knock on any door
むしろ自分はこの映画にたいして、いやあらゆる映画にたいして、ある種決まりきった展開を見せるであろうことを期待しながら扉を開けていたのかもしれず、しか
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晩春(1949年製作の映画)

4.7

はあ面白い、素晴らしい
原節子、素晴らしすぎん……?

お茶漬の味(1952年製作の映画)

4.9

最高すぎ

夜、台所でお茶漬けの材料を探しているときにふみの大きな寝言…

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

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いやあ最高、最高っす

現実の時間も物語の時間も、経験的には出来事の羅列、にほかならなくて、しかしそこになんらかの因果関係を見出して編集することで、物語、というパッケージ、入れ物が浮かび上がってくる。
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簪(かんざし)(1941年製作の映画)

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面白かった。
情緒的イリュージョン
歩く稽古
いびきの競争

生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

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子供が子供らしく映っている映画が本当に好き。
踏切待ちのカット割。
”今度は今度 今は今”というフレーズが反響している。

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