だいごさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

海街diary(2015年製作の映画)

3.4

こんな風にそれぞれ役割を担って補い合うような兄弟姉妹ってこの世に存在するのかな。なかなか酷な話やけど。
『BANANA FISH』好きだし原作読んでみよかな。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.0

雨が降る土曜日の夕方、薄暗い部屋で見たい映画。
綺麗で印象的なシーンが多いが、海辺のピアノがもっと見たかった。一色まことの『ピアノの森』に出てくる森のピアノみたいな、何だろう野外のピアノって本当素敵。
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夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.0

踊る大捜査線の「大捜査線」の方。
小粒すぎひん?なんていうかスケールが小さいというか、小ぢんまりとしているというか。こんなのが作品賞取ったのかというのが率直な感想。
すごいナチュラルな差別は歴史的資料
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リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年製作の映画)

2.6

70年代以前の映画はそれなりにみれど、古い映画をわざわざ選ぶくらいなので、その対象はいわゆる名画と呼ばれるものが多い。しかしこれは完全にB級だ。
映画が娯楽の中で大きな地位にいる時代、今よりクリエイタ
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荒野の七人(1960年製作の映画)

3.7

まず『七人の侍』が映画史に残る大傑作なので、並以上の出来でリメイクすれば傑作間違いなしなのだが、ユルブリンナー、スティーヴマックィーン、チャールズブロンソン名だたる大スターが出演してハリウッドが本気出>>続きを読む

名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)(2009年製作の映画)

3.5

何故か『紺青の拳』以前のコナン映画で唯一見てなかったやつ。しかも評判いい部類なのに『紺碧の棺』とかならまだしも。
今はすぐ黒の組織が映画に出てくるけど、この頃はまだあんまりなので凄くドキドキしただろう
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マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)

3.6

ハエに何が出来るんだって観る前は思ったけど、たしかに虫にまとわりつかれるのは凄いうざいかも。アイデア映画やな。
ポジティブしかない主人公と悪役のいかにも悪役然とした感じ、それらを際立たせる絶妙な演出が
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

2.9

アリアスターは美的感覚というか画作りに関するセンス、アングルやレンズワーク、それとも美術?が統合されたそれらの総体は凄いのだが、撮る映画は何というか、かったるい。息子に本音ぶちまけて言い争うシーンで残>>続きを読む

名探偵コナン 紺青の拳(2019年製作の映画)

3.5

いやーとうとう配信、ありがとうございます。シンガポール行った丁度一年前に公開されたので見てから行けばよかったけど、時を逸して今更ながら。
キッド好き。しかし結構苦戦してるな。
京極さんがハンデ背負わさ
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.3

アイドルハマったことないけど、友達のオタとか楽しそうだなあといつも思ってた。
色々と息苦しい現代社会にマジで必要な存在かもしれない。
でも夢はいつか覚めるんだよなー。そこでどう折り合いをつければいいの
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.1

ちゃんと見ていったらそこそこ面白いのだろうが、面白くなるまで長ない?
画面にあんまりメリハリがないし、主人公は警察署?みたいなところにいるから別に危険が差し迫ってる訳じゃないし、緊迫感が足りない。見え
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.9

初めてジム・ジャームッシュの映画でキタわ。この映画を撮るために彼は映画監督になったのだろう、とか言ったらみきりが早いと怒られるかな。
メカニック志望のクールなタクシードライバー、東ドイツからきた新米ド
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.7

映画界って一見華やかで楽しそうだが、同時に凄く辛い場所でもあるのだろう。
マンソンファミリーは見る前からどうでもよかった。
ディカプリオが自らの境遇を本の中の登場人物に重ねて涙するシーンと禁酒秒で破っ
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.4

「ロシアは劇場に似ている」
戦争が始まる少し前にサンクトペテルブルクに行ったのだが、当然エルミタージュにも訪れた。その豪華さ、壮麗さは比類ない。
あーラファエロの回廊だ!レンブラントの『放蕩息子の帰還
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シマロン(1931年製作の映画)

2.9

この短い時間で西部開拓時代における大河的世界を描いたのは見事。しかし、今の目で見ると、やはり映像技術の側面で古臭さが悪目立つ。それを越えてみるべき映画かと言われると、うーん。アカデミー作品賞だから観た>>続きを読む

チェイサー(2008年製作の映画)

3.7

追ったり追われたり目まぐるしい。一筋縄ではいかないとはこのことだ。犯人は開始後すぐ捕まるのに、それだけじゃ終わらない。先が読めない展開はハラハラだ。

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

ただ魚に関する雑学が凄い人で終わらずクニマス発見で普通に偉人になったさかなクン。
自伝的?な話。好きなことと現実のすり合わせ、落とし所って難しい。両親どちらの意見も理があると思う。
食べるのも好きって
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名探偵コナン 緋色の不在証明(2021年製作の映画)

3.2

コナンも長いからなぁ、こういうテーマ別振り返り総集編は必要かもしれない。
でもこれ劇場公開は酷いな、テレビスペシャルなら分かるけど。

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.3

理解出来ないし、別に進んでしないけど、こういう人がいて存在することは否定しない。まあいいんじゃないか。
役者って凄い、あと色んな経験できて楽しそうと改めて思った。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.2

ガスライティングやカリギュラ効果の元になった『ガス燈』や『カリギュラ』みたいに、映画の内容より本作のテレビ放映権を巡った愚かなオークションの顛末でも知られている映画。チャルディーニの本に出てくる。
C
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.2

俺も仮に死期を宣告されたら自分を押し殺すよりも、節度なんてクソ喰らえと無敵モードを楽しみたい。
ただ犬は置いてけよ、と思ってしまった。
ジョニーデップの素顔久しぶりに見た気がする。

心と体と(2017年製作の映画)

3.3

雰囲気や映像は静謐でいいのだが、共感できないというか遠い人種の色恋沙汰(こんな陳腐な表現で大丈夫かな...)って見ててキツイな。難しいし入り込めない、「つまらない」の一言で一蹴するこれは理解の放棄かな>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

愛って言葉便利過ぎない!?
この構成に必然性は感じないけど、時系列順に見せたら、は?ってなる内容でも逆にするとなんか観れてしまうのは不思議。
観る前にちらと頭をかすったジム・ジャームッシュの映画とずば
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

ワンピでやる必要ある?って意見は分かるけど、たまにはこんな毛色の映画もいいと思う。
病んでるウタのキャラ好きだなぁ。でもウタウタの実強すぎる。ぶっ壊れ。
腑におちん点も沢山あるけどね。
これ原作の時系
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.9

人嫌いの主人公の成長を描く時、初っ端悪態を突きまくるキャラに対して観客に心底嫌悪感を抱かせない為、動物だけには優しい的な描写を挿入して「根はいい人なのね」みたいに思わせる擁護を施す場合がある。しかしこ>>続きを読む

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.2

大抵の国で詩人は尊敬される。文名を上げて自堕落に生きる、って最高に憧れる。
イルカツアーのくだり好き。コカイン中毒のオウムと陽気な船長。イルカの乱行パーティーみたい。
真面目に不真面目っていうフレーズ
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ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.5

イケメンや美女ばかりの画作りはウソくさいけど必要なことなんやなって、あんまりにも潤いがない。軽減していくとはいえ初っ端不快感しかない。
婆さんとやることやるっていうのがキツい。だけど若い女と男の老人の
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ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

2.9

ちゃんと観てない作品を見栄のためにマークする人にはなりたくないので、辛いけど最後まで観た。
ビジュアル面の良さはどんどん磨き上がってくんだけど、分からんなあ。『ギルガメッシュ叙事詩』はちくま学芸文庫の
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人工の夜景(1979年製作の映画)

2.7

何故かやたらとU-NEXTのおすすめ欄に出てくるので、鑑賞。
なんかこれをストップモーションでやる意味ある? まあ別にやらない意味もないか。

JUMPING(1984年製作の映画)

3.6

手塚治虫全集は我が家の家宝です。
この人は知れば知るほど凄い。
発想がもう凄いし、それを表現してしまうのがまた凄い。

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.1

大人になって思ったけど、浮気ってそんなに特別なことではなく、大なり小なり普通に身近に存在するもんやなって。南無。
「私はあなたのように神の前で貞節は誓ってないわよ」って結婚してない側はマジでそうやなっ
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ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.0

アンビエントな環境映画。暮色に染まる台北というエモさしかない素材を基にした画作りに着目した邦題は素晴らしい。
台北はそこそこ良い街なので、そこで映画を撮ればきっとまあまあ良いものが撮れる。

ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.3

大山エンリコイサムの美術書だかグラフィティ論だかで名前を知った映画。同一の本で知ったであろう、長らく配信もレンタルもなかった『ワイルドスタイル』もAbemaで最近配信が始まったから本当恵れた時代。
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どん底(1957年製作の映画)

3.7

働く? 働いて楽になるなら働くさオイラだってよ。でもそうは問屋が卸さねえ

お遍路の左卜全が良いなぁ。みんな小馬鹿にしつつもつい話を聞いてしまう老人という役柄にぴったし。また聞き上手で逆にみんな自分の
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