だいごさんの映画レビュー・感想・評価

だいご

だいご

リリーのすべて(2015年製作の映画)

3.3

理解出来ないし、別に進んでしないけど、こういう人がいて存在することは否定しない。まあいいんじゃないか。
役者って凄い、あと色んな経験できて楽しそうと改めて思った。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.2

ガスライティングやカリギュラ効果の元になった『ガス燈』や『カリギュラ』みたいに、映画の内容より本作のテレビ放映権を巡った愚かなオークションの顛末でも知られている映画。チャルディーニの本に出てくる。
C
>>続きを読む

グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.2

俺も仮に死期を宣告されたら自分を押し殺すよりも、節度なんてクソ喰らえと無敵モードを楽しみたい。
ただ犬は置いてけよ、と思ってしまった。
ジョニーデップの素顔久しぶりに見た気がする。

心と体と(2017年製作の映画)

3.3

雰囲気や映像は静謐でいいのだが、共感できないというか遠い人種の色恋沙汰(こんな陳腐な表現で大丈夫かな...)って見ててキツイな。難しいし入り込めない、「つまらない」の一言で一蹴するこれは理解の放棄かな>>続きを読む

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

愛って言葉便利過ぎない!?
この構成に必然性は感じないけど、時系列順に見せたら、は?ってなる内容でも逆にするとなんか観れてしまうのは不思議。
観る前にちらと頭をかすったジム・ジャームッシュの映画とずば
>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.6

ワンピでやる必要ある?って意見は分かるけど、たまにはこんな毛色の映画もいいと思う。
病んでるウタのキャラ好きだなぁ。でもウタウタの実強すぎる。ぶっ壊れ。
腑におちん点も沢山あるけどね。
これ原作の時系
>>続きを読む

恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.9

人嫌いの主人公の成長を描く時、初っ端悪態を突きまくるキャラに対して観客に心底嫌悪感を抱かせない為、動物だけには優しい的な描写を挿入して「根はいい人なのね」みたいに思わせる擁護を施す場合がある。しかしこ>>続きを読む

ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.2

大抵の国で詩人は尊敬される。文名を上げて自堕落に生きる、って最高に憧れる。
イルカツアーのくだり好き。コカイン中毒のオウムと陽気な船長。イルカの乱行パーティーみたい。
真面目に不真面目っていうフレーズ
>>続きを読む

ハロルドとモード/少年は虹を渡る(1971年製作の映画)

3.5

イケメンや美女ばかりの画作りはウソくさいけど必要なことなんやなって、あんまりにも潤いがない。軽減していくとはいえ初っ端不快感しかない。
婆さんとやることやるっていうのがキツい。だけど若い女と男の老人の
>>続きを読む

ギルガメッシュ/小さなほうき(1985年製作の映画)

2.9

ちゃんと観てない作品を見栄のためにマークする人にはなりたくないので、辛いけど最後まで観た。
ビジュアル面の良さはどんどん磨き上がってくんだけど、分からんなあ。『ギルガメッシュ叙事詩』はちくま学芸文庫の
>>続きを読む

人工の夜景(1979年製作の映画)

2.7

何故かやたらとU-NEXTのおすすめ欄に出てくるので、鑑賞。
なんかこれをストップモーションでやる意味ある? まあ別にやらない意味もないか。

JUMPING(1984年製作の映画)

3.6

手塚治虫全集は我が家の家宝です。
この人は知れば知るほど凄い。
発想がもう凄いし、それを表現してしまうのがまた凄い。

セックスと嘘とビデオテープ(1989年製作の映画)

3.1

大人になって思ったけど、浮気ってそんなに特別なことではなく、大なり小なり普通に身近に存在するもんやなって。南無。
「私はあなたのように神の前で貞節は誓ってないわよ」って結婚してない側はマジでそうやなっ
>>続きを読む

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.0

アンビエントな環境映画。暮色に染まる台北というエモさしかない素材を基にした画作りに着目した邦題は素晴らしい。
台北はそこそこ良い街なので、そこで映画を撮ればきっとまあまあ良いものが撮れる。

ウォリアーズ(1979年製作の映画)

3.3

大山エンリコイサムの美術書だかグラフィティ論だかで名前を知った映画。同一の本で知ったであろう、長らく配信もレンタルもなかった『ワイルドスタイル』もAbemaで最近配信が始まったから本当恵れた時代。
>>続きを読む

どん底(1957年製作の映画)

3.7

働く? 働いて楽になるなら働くさオイラだってよ。でもそうは問屋が卸さねえ

お遍路の左卜全が良いなぁ。みんな小馬鹿にしつつもつい話を聞いてしまう老人という役柄にぴったし。また聞き上手で逆にみんな自分の
>>続きを読む

世界残酷物語(1962年製作の映画)

3.3

凄く有名な映画で日本でもヒットしたので、いろんな人のエッセイに出てくる。例えば中原昌也とか。明らかな嘘から本当っぽいのまであるショッキングな映像の数々。
台湾人が犬食うのとか、ローマの染色ひよこ、フラ
>>続きを読む

過去のない男(2002年製作の映画)

3.8

アキカウリスマキの描く貧者の世界って悲惨なのに何処かユーモラス。登場する人々は客観的に救いようのない状況でどん詰まりなのに、表面的な絶望感はない様子で淡々と運命を受け止める。その無表情節は癖になる。>>続きを読む

テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

3.3

最近ロードムービーばかり観てるな俺。
こんな感じの街道沿いのモーテルめっちゃエモい。

-どこいくの?
-ママから離れたとこ
っていうやり取り良いな。

ブラジャーねこ(2020年製作の映画)

3.1

おれも好き勝手やってるようでも自分のけつは自分で拭けるドロップアウトのえらいひとになりたい。

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.8

決められた時間暇潰す為の娯楽と映画を定義した場合、本作はその素晴らしい見本。ゴダールやトリュフォーみたいな映画だけだと肩が凝るからね。
リメイクも原作も好き。テンポが神。あと動物たちが可愛すぎ。

君さえいれば/金枝玉葉(1994年製作の映画)

3.5

この年代の香港映画特有の雰囲気良すぎ。
アニタユンの中性的な顔立ち凄く好き。キャラ的に変人だけど。メガネは絶対かけないほうがいい。
それに困らされるレスリーチャンも相変わらずカッコいい。そしてプロだ。
>>続きを読む

オペラ通り(1900年製作の映画)

3.0

世界初の女性監督アリス・ギイ監督作。
逆再生すごーと共に、当たり前なんだけどオペラ座が今と変わらぬ姿で存在する感動。

リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

3.4

ロードのないロードムービー、愛のないラブストーリー。というキャッチだが、普通にロードはある気がする。
このまま今までずっと自分を取り囲んできた全てのものからうんと遠く離れてしまいたい、と疲れた時は誰で
>>続きを読む

ブラウン・バニー(2003年製作の映画)

2.4

イカれてるのは自分だけなのか?
退屈な映画。ある程度前情報で知ってしまっていたのでなお退屈さに拍車がかかった。
ボンネビル・ソルトフラッツが出てきた。『世界最速のインディアン』でも舞台になったとこ。

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

3.7

こないだ行った古本屋&カフェみたいなところで曲が流れてて教えてもらって知った映画。
普通にサントラ欲しい。ロックンロールを本で勉強することからズレてるよなぁ。どのジャンルもそこそこ弾けるの笑える。
>>続きを読む

動く馬(1878年製作の映画)

3.5

映画史の本を少しでも読んでみると大抵エティエンヌ=ジュール・マレーの写真銃や本作マイブリッジの『動く馬』の記述から始まる。
何世代にもわたって人々は馬が疾走するのを見てきたし、馬での狩りや戦争を行って
>>続きを読む

変態村(2004年製作の映画)

2.6

なんだこれ、なんだこれ…。
ただ単に置いていかれただけかもしれないけど、割と間伸びしていた気がする。

玉つきゲームは楽しいね(1950年製作の映画)

3.4

お約束が出来上がってしまっていてうーんこれはと驚くシーンが少ない。

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

3.4

ぶっちゃけめっちゃ寝落ちして何度も巻き戻した。でも癒しや救済が主題(と勝手に思ってる)なので、ヒーリング効果抜群という証左であるかもしれないが。山中の温泉って素敵過ぎる。
ケリーライカートはやはり並の
>>続きを読む

サイダーハウス・ルール(1999年製作の映画)

3.4

人生は複雑でキングコングのように単純ではない。自分を愛してくれる人に隠し事をするようになる思春期、誰にでも訪れるそれは自己形成にとても大切。
果樹園で働くのってロマンある。エリックホッファーや植村直己
>>続きを読む

浮き雲(1996年製作の映画)

3.6

どん詰まりの中で相手にあたらないで支え合っていける二人が美しい。無表情がデフォなのでふとした瞬間の表情の変化の語りが良い。
北欧ってそもそも経済が小さいからそんなに話題にならんかったけど日本同様90年
>>続きを読む

ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

3.7

貧乏で自分が飯食えなくてもそれは体力的にきついけどまだ耐えられる。しかし例えば大切な家族やペットを飢えさせていたらそれは体力的以上に精神的に苦しい。
大切な存在が自分と一緒にいない方が幸せなのではない
>>続きを読む

スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.4

村上龍の『コインロッカーベイビーズ』の世界観を真っ先に連想した。

リアム16歳、はじめての学校(2017年製作の映画)

3.4

こんな母親嫌すぎる。この人の家庭教育を受けて公立高校へ行こう!と反抗的決断が出来るリアムって最初から自立してない?
おばちゃんと母他みたいなプロムで、友達リスト三人しか埋まってないみたいなシーンでもう
>>続きを読む

>|