Ash国立ホラー大学院卒論執筆さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

Ash国立ホラー大学院卒論執筆

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.4

【DA・サイタマ】

かつて差別され卑下され人としての扱いを受けなかった埼玉他県民勢が、東京神奈川に対して革命を起こしたとされる都市伝説の話

ガクちゃんに京さまに伊勢谷と顔面個性爆発勢が、見下される
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.6

【バカを装った天才か、天才のフリをしたバカ】

見知らぬ地で起きたら突然ハントされ始める話

初っ端から雰囲気が怪しい。これは普通の"バトルロワイヤル系"ではないな?と思ったら案の定。作者の鬱憤晴らし
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銀河英雄伝説外伝/わが征くは星の大海(1988年製作の映画)

3.8

【底なし沼の入口】

スペースオペラの東の金字塔、銀英伝の1話のちょっと前の話。

ラインハルトの世の中を舐め腐った煽りが最高です。

戦闘が地味な印象受けるけど、そんな一抹の感性では計り知れないほど
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.0

【運命の女神に挑戦】

世界最長の文学の歴史があるからこそ作れる作品でもあるな。

時代を超えた演出が鳥肌もんです<(_ _*)>

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.7

【緩いナイトクローラー】

最強パパラッチ福山雅治に二階堂ふみが弟子入りする話

殺人現場を荒らしちゃうナイトクローラージェイクほどの過激さはないけど、芸能スキャンダル撮影の為には派手なこともやっちゃ
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デイブレイカー(2009年製作の映画)

3.5

【吸血鬼の黙示録】

人類がほぼ全て吸血鬼化した世界で、食料(人間)問題解決の為イーサン・ホークが頑張る話

所々安っぽいセットに演出がくどい部分があるが、コンセプトが面白い作品。ある意味ディザスター
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.7

【千早は俺が獲る】

コメディ多かった上の句からヒューマンシリアス回の下の句。千早が暴走していく感じがリアル。青春してんなあ。

クイーン戦は中々アツいね。こういう理詰めのギリギリの戦いはクロロvsヒ
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.7

【スポ根かるた】

かるたオタクが急造の部活で都大会の優勝を目指す話

かるたスポ根漫画でありながら、百人一首特有のテーマ性を混ぜながらヒューマンを描いていく秀作。

百人一首であるからこそ、ヒカルの
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.5

【落とした"だけ"ではない】

前作で連続殺人犯をとっ捕まえたはずなのに殺人止まんねえ。どうすんねん!って話

スマホ落としてやらかすのは変わってないけど、前作と比べてホラー感(スリラー感)が大分下が
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スペイン一家監禁事件(2010年製作の映画)

2.8

【幼稚園で暴れる園児】

3人家族が住む豪邸に強盗が侵入する話

強盗のあまりの計画性のなさに唖然。わざと失敗しようとしてるかのよう。口にガムテープ、手足に結束バンド、風呂場に軟禁、は基本でしょ…。
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オカルト(2008年製作の映画)

3.2

【ナゾ偏差値70】

通り魔事件の被害者のドキュメンタリーを撮っていたら電波男のオカルト奇譚に巻き込まれる話

訳分からんキャラの主人公、自ら出演の白石監督にカメオ出演?の黒沢清監督、唐突なトンデモ展
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

【そこに居たのか、ユイ】

━━━━━━━━━━━━━━━
初めてのルーブルは
なんてことはなかった
私だけのモナリザ
もうとっくに出会ってたから

初めてあなたを見た
あの日動き出した歯車
止められ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

【サム・メンデスの戦場ツアー】

1カット風に2人の伝令兵が戦場散歩する話

いかにも戦争映画らしいお堅い作り。何となくリアリズムを感じたのは、1カット風だったからかな。

感覚的にはダンケルクに近い
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ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.7

【クズが勝つ世界】

シリコンバレーの帝王が学生時代のやらかしを精算する話

ハーバードのクズ学生がクズ発想でバズって上シリコン。シリコンバレーでもクズっぷりは変わらず…。

完全にサイコパスだったI
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

4.1

【シンクロナイズド・スケキヨ】

田舎の豪商犬神家のシンクロナイズド・スケキヨ奇譚を華麗に解決する金田一の話

被害者の死に方とスケキヨの存在感が凄まじい作品。辺境の田舎の陰鬱な雰囲気とか作るの上手い
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ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

4.0

【超絶執拗いデニーロ】

人間超えたレベルに執拗いデニーロの復讐譚

チャッキーの執拗さに感銘を受けた身としては、この作品の素晴らしさを自覚するのに時間はかからなかった。

なんという執拗さ!なんとい
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君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

3.2

【"君の膵臓をたべたい"をたべたい】

人間に興味がないDKが"君の膵臓が食べたくなる"までの話

何となく題名の意味が分かっちゃう系。

小説がバカ売れしたらしいけど、個人的にそこまでのインパクトは
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.1

【白昼の悪夢】

大学生がカルト村に行ったら"儀式"でぶち殺される話

ストーリーは単純だけど、ケルト神話やキリスト教、ネオナチとかの裏設定が色々ある系。

なんかジョーダン・ピール監督のUSと感覚的
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紙の月(2014年製作の映画)

3.6

【横領…簡単そう…】

バブル時代のはっちゃけが忘れられないOLが会社(銀行)の金に手をつけてしまい…

宮沢りえの地味な危うさと池松壮亮の真面目だけど何考えてるか分からない感が作品とマッチしてる。大
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コンフィデンスマンJP ロマンス編(2019年製作の映画)

3.8

【オーシャンズイレブンJP】

香港の伝説の富豪から超弩級のダイヤを盗もうとする詐欺師たちの話

オーシャンズイレブンみたいな感じの作品。日本らしくコメディとオーバー演技満載ではあるけど、ストーリーが
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それでもボクはやってない(2007年製作の映画)

4.0

【正義への甘え】

無実を主張する男が裁判の厳しい現実に直面する話

刑事の自白強要で軽くボロを出してしまい、それをもとに転落する男。警察や裁判官などの正義の公僕が、まさか無実の自分を有罪にするはずが
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MEMORIES(1995年製作の映画)

3.5

【大友克洋の奇妙な冒険】

①宇宙でSOSを発信する巨大な難破船を発見し調査する話 3.6点
ホラー×SFでジャンル的にはかなり好み。事件の真相は結構面白いけど、ちょっと演出過多な感じもある。

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キングダム(2019年製作の映画)

3.5

【最凶オカマ】

奴隷の少年が秦の王と出会い、中華の統一を目指す話

リアルな世界観にちょっと魔法使えるやつがいる、というロード・オブ・ザ・リング的なバランス。

原作未読だから分からないけど、内容は
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.3

【暇潰しとしては悪くない】

時効が過ぎた連続殺人事件の犯人が大々的に自供。彼は何が目的なのか…

外国映画を日本がリメイク。評価はそこそこだけどPVはかなり面白そう系、にありがちなパターン。というか
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帝一の國(2017年製作の映画)

3.7

【マリオネット】

親が事務次官のサラブレッド帝一が総理大臣になる先駆けとして名門校で生徒会長を目指す話

男子校で中高一貫の男の園でホモくさい男達が男の争いを繰り広げる映画。日本の漫画あるあるのホモ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

4.0

【嘘と理想の力】

古の神のイタズラで文明崩壊の危機を迎え、WWが真実の力で立ち向かう話

また凄いの突っ込んできた。ジャスティス・リーグでやらかしまくってるDCとは思えん…。

敵の能力がイカレまく
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.8

【選んだ方が絆は強い?】

万引きと日雇いで食いつなぐ家族が1人の少女を拾ったことを境に崩壊する話

意外と万引きシーンも少ないし8割方パッとしない展開ではあるけど、ラストの急展開からは中々考えさせら
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.4

【ハリウッドを斬る庵野秀明】

東京湾で突如発生したゴジラが、上陸して都内を焼き尽くす話

ゴジラと"関係ない"ヒューマンドラマに溢れるアメリカ版ゴジラ、ゴジラと"関係ある"政治サスペンスに溢れる本場
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舟を編む(2013年製作の映画)

3.6

【恋の用例採集】

非人間的な言語オタクが大辞書を作る過程で人間性を取り戻していく話

辞書製作という普通の人はまず知らないような特殊な仕事を見られるというだけで価値がある。まさか10~20年もかかる
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響 -HIBIKI-(2018年製作の映画)

3.6

【健康優良不良天才少女】

天才で素行不良のJKが芥川と直木賞にWノミネートされる話

天才の話だけど、その天才さがよく分からないのがネックだな。音楽とかスポーツなら分かりやすいけど、小説とかの場合そ
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怒り(2016年製作の映画)

3.9

【圧倒的巧みさ、完璧な舞台】

日本各地に現れた顔の似た謎の男3匹。その中の誰かが殺人犯…

不安、不信、後悔、怒り、、様々な感情に揺り動かされる人々を描いた作品。

日本各地(東京、千葉、沖縄)での
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カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.7

【土壇場で本領発揮、それがカイジ君】

借金まみれで底辺のカイジ君が、借金帳消しの為に闇のゲームに挑戦する話

オーバーで愚衆的な演出がひとつのボケみたいになってて面白い。藤原竜也が藤原竜也にしか成れ
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.2

【ヒーローは大変だぜ】

ちゃんと作り込んだトレーニングデイみたいな話

ヤクザものって勢いとグロさで成り立ってるイメージで、ここまでストーリーがしっかりしている作品は初めてかも。

前半は"面白いけ
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日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

4.1

【綾野剛の狂演技】

悪徳捜査に味をしめた新人刑事の興隆と没落を描くノンフィクション

ノルマ営業みたいな点数制が諸悪の根源な気もするな。実力主義色の強い部署は不正の割合が高いという話もあるし、行き過
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

【ムロツヨシのキモ面白さ】

久しぶりに因縁の同級生に出会った所為で、冴えない男が狂気に呑まれていく話

1本でムロツヨシのキモ面白さ、森田君のエグい半生が見れる一口で二度おいしいお得な作品。

森田
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デス・レース(2008年製作の映画)

3.8

【ステイサムのマッドマックス】

メタルとギアとバルブの世界で、ハードロックと共に爆走する金属仮面のフランケンシュタインことジェイソン・ステイサム。

ステイサムの無骨な魅力が発揮されてていい作品。フ
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