Ash国立ホラー大学院卒論執筆さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

都市伝説物語 ひきこ(2008年製作の映画)

3.5

【人気のない河川敷にご注意】

中学生の頃授業中にこっそり序盤部分をYoutubeで見てクオリティの高さに驚いた作品。全編がアマプラにあると知って鑑賞。

正直途中まではめちゃくちゃ面白くていい出来な
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ブラックマジック M-66(1987年製作の映画)

3.8

【リアリスティック・ターミネーター】

あの攻殻機動隊の士郎正宗初のアニメ化作品

内容的にはほぼ日本版ターミネーター。でも士郎正宗のリアリズムや当時のアニメの優位性(映像技術が未熟だからアニメ絵の方
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ドニー・ダーコ(2001年製作の映画)

3.8

【タイムトラベルの哲学】

世界終末を告げた銀兎の言う通りしたらどえらいことになる話

難解と聞いてたけど、大半は普通のSFサスペンスやブラックコメディなので意味不明でも面白い。ドニーのイカれ感とジェ
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

4.0

【障害との付き合い方】

京アニ特有のカメラワークが活きている。シャフト的(TVアニメ的)な訳の分からなさではなく、映画としてのテーマ性を重視した上での手法なので、こういうところは安定的に評価できるな
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エクスティンクション 地球奪還(2018年製作の映画)

3.7

【切り口は面白い】

異星人に侵略されるという悪夢に悩まされる技術者の男。それは現実なのか。果たして…

Fallout4で〇〇嫌いのくせに、殺したら〇〇と発覚してしまうパラディン・ダン〇ス君を思い出
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ノウイング(2009年製作の映画)

3.3

【原典にして頂点】

息子が持ち帰ってきた50年前のタイムカプセルの手紙に、人類滅亡が予言されている話

逃げるわけでも戦うわけでも解明するわけでもない、ただニコラス・ケイジがオタオタするところを見る
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スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

3.1

【抜け出せないB級】

設定的に面白い部分はあるがやはりB級。前作の滅茶苦茶感を考えると出世した方ではある…。

中盤辺りからもう訳分からん。変に風呂敷広げたと思ったら、結局放置だしあの警官どもは一体
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

4.2

【トイ・ストーリー版エンドゲーム】

3がインフィニティ・ウォーだとしたら、4はエンドゲームだな。3も十分エンディング感あったけど、テーマ的に4の方が綺麗に収まっているイメージ。

やはり制作陣は3で
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クロール ー凶暴領域ー(2019年製作の映画)

3.4

【100分後に殺されるワニ】

洪水とフロリダ名物の野生ワニによって地下に閉じ込められる話

同監督のピラニア3Dと違い、リアリティのある恐怖。見てる間も机の下にある自分の足の安否が気になるぐらい…^
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ポラロイド(2018年製作の映画)

3.2

【もう一声】

古いカメラで写真とったら怨霊に被写体が狙われる話

バケモンと化した幽霊に襲われる系の中ではストーリーが割と考えられている方。設定も個性的で面白いし、次作に広げても遜色ないレベル。
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.5

【世界で最も運の悪い男】

序盤のイコライザーもびっくりの環境利用闘法は最高でした。まさか馬をあのように使うとは思いもしない。

そしてチャイナマフィアとのナイフ戦は、もはやホラーレベル。前作でも言及
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アス(2019年製作の映画)

4.0

【残酷な合理性の元に成り立った国】

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それゆえ主はこう言われる、見よ、わたしは災を彼らの上に下す。彼らはそれを免れることはできない。彼らがわたしを呼んでも、わたしは聞かない
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ゴーストランドの惨劇(2018年製作の映画)

3.8

【観念的ホラー】

『マーターズ』でホラー界を震撼させた鬼才パスカル・ロジェ監督の新作。サイコに襲われて、立ち直れない姉?、新しい世界で生きる妹?を描く。

またもや『マーターズ』的な観念ホラーで攻め
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アップグレード(2018年製作の映画)

4.0

【アップグレードしただけなのに】

マトリックスや火の鳥、インセプション、攻殻、リミットレス、ターミネーター、トランセンデンス、、と色んな作品の影響受けてそう。特にリミットレスと火の鳥のAIが核戦争起
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

3.8

【ゾンビは2度撃ち、女も2度撃ち】

ゾンビも女も俺にかかればお手の物

世紀末な黙示録はこの俺様の独壇場

MADなZQN世界でもHAPPYに生き抜くそうWAREこそは、、

新 ルール74、ダブル
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

【サラ・コナーがI'll be back】

T2の公式続編。サラ・コナーがアイルビーバックする話

1、2作目を意識してかただ逃げるだけのシンプルなストーリー運び。脚本に特別捻りはなく、結局は"人は
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

3.8

【真の強さとは】

ピーター・バーグ×マーク・ウォールバーグ第1弾。今作は200人のタリバンに包囲された4人のネイビーシールズの脱出を描く。

昔、米軍最高峰の特殊部隊ネイビーシールズの入隊合格率は僅
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.1

【我思う故に我あり?】

脳以外全てが義体(機械)であるサイボーグが存在する世界。

肉体の有機性が生命を定義するなら、サイボーグは人間ではないことになる。だがゴースト(魂・意識)がありさえすれば、そ
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.7

【責務か友情か】

CIAとKGBが共闘する異色のスパイ映画。戦後再開発された核兵器を追う

全体的にオシャレ&コメディチックで、『キングスマン』好きなら絶対にハマると思う。007な洒落男とブチ切れ寸
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

3.7

【風呂敷広げすぎ問題】

"スマホ落としたらヤバい奴に拾われて不味い事態になる"…の部分は想像以上に良かった。スマホ太郎と違い、スマホの遠隔操作やSNSで身元を調べる・クレジットカードの暗証番号を盗む
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パトリオット・デイ(2016年製作の映画)

4.1

【日常に潜むテロリズム】

最近ハマってるピーター・バーグ×マーク・ウォールバーグのハンバーグ兄弟第三弾。今作は日に浅いボストンマラソンの爆発テロ事件を描く。

『ローン・サバイバー』や『バーニングオ
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.9

【リーアム・ニーソンは止まらない】

ジャウム・コレット・セラ×リーアム・ニーソンのシュチュエーションスリラーシリーズ第4弾。今作は通勤電車で謎の組織の陰謀に巻き込まれる。

電車という身近なシュチュ
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

【真名解放】

前作が微妙過ぎて避けてたけど、今作はかなり良かった。本編のハリーポッターよりもいいじゃないかってぐらい。

ヴィランの思想やその正当性を見せてくれる感じがとにかく好き。デスノートでもも
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神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.7

【理不尽法廷劇の連続】

スピード感が凄くてUSJの乗り物を映画化したみたいな感じだった。逆に

韓国映画は割と地味で堅実なものが多かったので、ハリウッド的なスケール感のある作品は新鮮。この作風が新し
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ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)

3.4

【儚くもありありと】

年末を飾るはラース・フォン・トリアーらしい静かで鬱っぽいホラー…。病んだ連続殺人鬼の"出来事"を淡々と見ていく作品

・第一の出来事
ちょっとブラックミラーっぽい?ジョークが効
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ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

3.8

【マッスル・スピード/スーパーマッチョ】

普通にもはやワイルドスピードでもなんでもないんだけど、安定のハイクオリティ。三体のマッチョが猛スピードで暴れ狂う

ステイサムのワイルドでありながらクールを
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.8

【終わらない夏休み】

ストレンジャーシングス的な(80年代な)少年探偵団が連続殺人事件の調査をする話

コナンなら少年探偵団がヤバくなったらサッカーボールでぶっ飛ばせばいいが、現実ではそうはいかない
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コードギアス 復活のルルーシュ(2019年製作の映画)

4.0

【原点にして頂点】

全米を驚愕&震撼させた圧倒的ラストを迎えた『コードギアス R2』のまさかの続編

ファン的には、アニメでよくあるご都合主義復活か?と思って微妙な印象を持っていた作品ではあるが、見
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THE 4TH KIND フォース・カインド(2009年製作の映画)

3.7

【( ´-ω- )フッw】

検索すると「フォースカインド 嘘」がトップで出てくる程、前情報なしでは信じてしまうクオリティーの接近遭遇モキュメンタリー

あくまでリアリティに拘っており、モンスターが
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.7

【もはやシュタゲ】

ホラーというよりかもはやシュタゲ。ホラー要素は1作目よりも少なくなり、ストレンジャーシングスもびっくりのSF超展開に…

ホラーではなくコメディ系SFとしての面白さがある作品にな
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

3.7

【洋ホラー版リゼロ】

スクリーム×リゼロみたいな話。スバル並のポンコツが死に戻りで少しづつ更生(成長)し、ラストはスクリーム的などんでん返し

『ゾンビワールドへようこそ』の監督であることもあってか
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パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

【盛大なやらかし】

前作が特に好きという訳でもないが、我が家の新調サブウーファーの性能を試すため"試聴"

途中までは良かったが、後半らへんの謎シーンで盛大でやらかした感。エヴァを結構意識してるよう
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.7

【色々詰め込んだ派手SF】

宇宙の果てでバカンス中に妙な信号を受け取った男(デイン・デハーン)がアバター族の陰謀に巻き込まれる話

SF好きは必見…なのかな?SF要素が詰まりに詰まっててお腹いっぱい
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.7

【イカれてやがる…】

途中までは割と真面目系?と思いきや所々クエスチョンマークで、最終的にはなんじゃこりゃって感じ

でもある意味いつものリーアム・ニーソンじゃないのがいいかも。96時間的にするにも
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アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.2

【映画ってのはこうじゃないと】

子供の頃に抱いていたありもしない理想と現実の折り合いをつけていく、それが大人ってもんだろう

だが彼らは理想を求めた。それは『オーシャンズ11』のような誰も傷つけない
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劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel II. lost butterfly(2019年製作の映画)

3.9

【エロゲの本領】

原作エロゲの本領発揮してきたな。お嬢様系がアラレもない姿になってあんなことやこんなことをしちゃう背徳感は半端ない。あれが遠坂だったら全く印象違うだろうね

またしてもアーチャーがめ
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