DREAMMAKERSさんの映画レビュー・感想・評価

DREAMMAKERS

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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.3

ストーリー、演出、カメラワークが、斬新な表現力となって、力強くメッセージを送ってくる社会派とも言えるストーリー。
いわゆるハリウッド、ジャパウッドに飽きた人の心を鷲掴みにするだろう。
明るいトーンの映
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マイ・ライフ(1993年製作の映画)

4.3

人生とは、命とは…を、シンプルに優しく問いかけるような作品。
終末期医療の在り方や、キュープラ・ロスのいう「受容」が本当に最終段階なのか、本人や家族の幸福とは何なのか考えさせられる。
テーマは重いが、
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マダム・イン・ニューヨーク(2012年製作の映画)

4.2

インドの主婦がNYで英語を勉強する羽目に。その過程で起こる家族や友人との交流を柔らかに描いている。
心がそこに向いていれば必要な情報や手助けは得られる。一歩踏み出してみようと思わせる。
上品でどこか少
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

2.6

人生の大事な場面でついてしまう嘘は、第三者から見れば簡単な選択肢でも、当人は臆病風に惑わされてしまうからなのだろうか。
一見しっかりしていそうで脆い女性と、危うげながらも逞しく現実を生き抜く女性、とい
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アルマーニ(2000年製作の映画)

3.0

御本人主演のドキュメント。
別荘や自然の美しさは、観る人にファッション以外の歓びを与えてくれる。
ショーの緊迫感は「帝王も人間」
などと親しく思える一方で、「「アルマーニ」という役割を果たす」決意が終
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グランド・イリュージョン(2013年製作の映画)

3.5

想像を越えたスケールのマジックはラグジュアリーな様相で、次の仕掛けへ軽やかに展開していく。
世界がマジックという名の「遊園地」と化したような映像は、魅力的な俳優達によるアクションとミステリーが華を添え
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スティーブ・ジョブズ:ラスト・メッセージ ~天才が遺したもの~(2011年製作の映画)

3.0

周辺人物によるインタビュー映像。散歩道が美しい。
「エジソンは3つ、ジョブズbは4つ」の言葉が印象に残る。去った後、恩恵を受け続けている社会は、彼の見た未来像に近づいているのだろうか。
本人の映像は、
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.8

刑事モノかと思う題名だが、愛情が昇華された緻密で美しい人間愛の実語。
重く深刻な表現が多いテーマを美しく活力あるものに装わせている。
すべては愛すべき個性であると、頭で理解しても感情がそれに添わない時
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

2.6

全編が音楽に包まれたラブストーリー。
「はじまりのうた」のようなエネルギッシュに弾ける場面は少ない印象だが、地道に明るく前向きに、音楽と接する若者の心情と重なり、サラリと爽やかに終わる。
ヒネリは見受
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.0

マイケルとケイトが好演。事実に忠実であろうという姿勢を感じさせる一方で、作品全体にある種の堅さがみられるのは、ジョブズの緊張感に満ちた生きざまからだろうか。
作中のジョブズは、父や夫という家族内の役割
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マイ・ブルーベリー・ナイツ(2007年製作の映画)

3.0

酒を傾けながら、観るとはなしに雰囲気を愛でるような作品。
ノラジョーンズの音楽も心地よいが、あえて音を消し、スローテンポなジャズと良酒と葉巻で彩りを添えても楽しめる。
中盤の英国女優のくだりは説明的で
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ホリデイ(2006年製作の映画)

4.0

観賞後感がいい。X'masモノだが、季節を問わずハッピーな気分をプレゼントしてくれる。
ドロドロ感もベタベタ感もないが、人生の要素をサラリと温かくロマンチックに描いている。
幸せ気分を味わいたくて、ま
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.8

シャーロック・ホームズ(映画版)と映像やストーリー展開の仕方が似ている。
マジシャンとして命懸けで技を競い合うメインキャストの演技とマジックは圧巻だ。
観客はいつの間にか、この世界に引き込まれていくだ
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インセプション(2010年製作の映画)

4.2

圧巻の映像、ストーリーの緻密さに目が離せなくなる。
テイストは精神世界、スピリチュアル的でもあるように思う。
おそらく『マトリックス』ファンには好まれるだろう。
複数回観たくなる作品だ。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.7

普段着のNYの街並みが美しい。
登場人物も奇をてらわず、主題歌のようなテンポで生きている様が感情移入しやすい。
恋愛ではなく、人と人との愛情や信頼関係、絆を感じさせる心暖まる秀作だ。

シザーハンズ(1990年製作の映画)

2.7

トランプファミリー御用達のNYのカリスマ美容師がモデルだとか。
アメリカンポップな街でのストーリーは、メルヘンでロマンチックな一面がある一方で、底辺に人間の欲望や社会的規範、エゴイスティックなまでに自
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.2

息をのむ、時間を忘れて楽しめるアクション&サスペンス。ストーリー設定も面白く映像も美しく、デンゼル・ワシントンの演技も光る。見応えがあり、充実した時間が過ぎる。
しかし、何故だろう‥‥観賞後、時間の経
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.4

観賞後感がいい。ポップで軽やかファッショナブル、だけどストーリーはブレることなく登場人物がしっかりと描かれている。
プラダを着た悪魔の主人公が、成長して社長になり新たな課題を年上インターンと共に解決し
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.2

込み入ったストーリーはない。しかし、だからこそ生死の狭間でうごめく人間の根元にある欲望や葛藤を際立たせている。
自然光下の撮影による生々しい人間の息遣い、風や雪、光の微粒子までもが淡々と写り込む様は、
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.9

人知の及ばない不思議な力で人を癒す、などという甘やかな側面だけではない。人間の醜さ、心の機微をその力によってさらけ出させられる、勧善懲悪的で審判的でもあるといえるだろう。
不思議な力の可否を中立的に勘
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.5

確かこうだったはずと思う「記憶」と、そうであってほしいという「願望」が織り成すサスペンス。
日常的に潜む「勘違い」「思い込み」の上塗りや暴走によって、人生は彩られ創造されているのかもしれないと再考させ
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メメント(2000年製作の映画)

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短編を編集で伸ばした映画。最後さえ見れば内容の把握はできるし、ストーリーもありふれている。
しかし、企画意図や編集のクオリティは高く、新規性があるという部分が正にインディペンデント賞に値する作品なのだ
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