とんでもない映画だった。メーサーロシュはなぜ今まで日本で紹介されてこなかったのか。アニエス・ヴァルダと肩並べてるでしょ。1970年代に作られた映画なんだぜ…これが…
しんど×2億。
だがしかし素晴らしいです、この映画は。腐敗しきった組織、そこでじわじわ失っていく主人公ジェーンの心、どうしようもなく続いていく現実。ラストカットからのエンドロールでため息出ちゃった。S>>続きを読む
最近よくあるSNSバズり目的のタイムリープ系エンタメでしょ?って思ったら後半斜め上だった。ちゃんと映画やってる。ちゃんとやりたいことやってるんだなって、変に観てるだけなのに熱くなっちゃったよ。
とてもキャッチーな手触りで、若年層に向けて作ってるんだなというのが端々から感じ取れる。ガースーの功績にもちゃんと焦点を当ててるのも好感。すべてを鵜呑みにするんじゃなくて、考えるきっかけにするのが映画だ>>続きを読む
『Bird Woman』が素晴らしすぎる。鳥のマスクで痴漢撃退!っていうフックとしてのキャッチーさと強いメッセージ性は一級品。オムニバスのほうはなんかようわからんなって思うのも多々ありつつ、それがオム>>続きを読む
サニーデイを通ってない自分は、カンパニー松尾が監督してるから、でこれを観たんだけど、ナレーションの感じ、インサートのセンス、テロップの出し方、どれも松尾節でニッコリした。曽我部さんはカリスマ性と愛嬌の>>続きを読む
すばらし…。好きなモノにまっすぐな人の輝きがちゃんと作品に閉じ込められてるなあ。芦田愛菜さんオタク芝居も上手まで上手なのかよ。おばあちゃん役が宮本信子さんっていうキャスティングも最高すぎる。とにかく可>>続きを読む
社会風刺要素満載のブラックコメディとしては上出来。軽いタッチでも、風刺はちゃんとやってるなという印象。
架空の街の話なのに現実的で出てくる人みんな生々しい。その生々しさが好き嫌いの分かれるところかな。
前作より断然良いのは監督自身が被写体としてカメラの前に現れるし、自分の言葉でナオトさんに問いかけているところ(前作は全て問いに関してはテロップ処理だった)。これだけで全然違う。
なんていう映画だ…全然知らなかったけど絶対もっと評価されろよ。事前知識あったほうが良いタイプ。
アートと聞いて一番に思い浮かべる近い言葉は芸術だが、「アート」とはそうでなくなっていくのかも。
人によって「アート」っていう定義はそれぞれなんだからそれにそんなに固執しないでも…っていうくらい、とにかくアートについて考え続けてる。作品に昇華することで自分の中での「アート」を再解釈してるんだろうな>>続きを読む
ずっとしんどいし、何も救われない。不条理な今の世の中をまざまざと見せつけてやる!という制作側の確固たる覚悟すら感じる。その姿勢が好きです。
有名な都市伝説×POVの手法が絶妙にマッチ!尺感も完璧!こういうものとして観れば大満足!
まずケヴィン校長がチャーミングすぎて映画の主人公として◎なんだよなあ。子どもが考えて考えて発する言葉は、固定概念や偏見にまみれた凝り固まった大人の考えなんかよりもずっと豊かだ。
政治系YouTube番組のような作りで、この手の話題に興味あるなら真新しいものはないんだけど(むしろ若年層向けの作品だったりする?)、小泉純一郎が自分の言葉で語っているというのに意味がある。
マッド・アマノ氏をまったく知らなかったが面白い人だな。監督の作品づくりへの姿勢がむやみやたらに鼻についた。
演劇畑出身ということで絵作りにまったく興味なさそうなの清々しくて良い。わかりやすくキャッチーに、社会問題を伝える、というジャンル映画的作家だと思う。これはこれで必要とされるモノだから(映画として、の話>>続きを読む
今語られるべきテーマ、そして途中でドキュメンタリータッチに手法を変えたり構造も面白いタイプの映画!
冒頭ドキュメンタリーとは思えないようなオシャレな始まり方するので劇映画だっけ?って思っちゃった。老いと直面しながらもやりたいことをやるのはやっぱりかっこいいし背中押されるね。
一本目がめちゃくちゃ面白いだけに、二本目と三本目が合わなくてダメージ受けちゃった…
渇いたカメラの距離感が徐々に作り出していく殺人鬼の姿。淡白ながらただの「サイコパス大量殺人鬼を生み出すまで」になっていないのに好感。
上飯田ってどこ?な感じの私ですが、その土地に生きる生身の人間を映し出す誠実さと、ちょっと変なように感じるところは全て「ああ、これは誰かを主人公にした物語ではなく、上飯田という街を主役にした映画なんだ」>>続きを読む
謎のメロドラマ要素がオリジナルの良さをぶち壊していて頭抱える
結局「世界で戦う」私を知ってくれ!!!!!って映画だった。この映画公開時点で劇場未公開の自作の映像使いすぎでしょ。
前作で北朝鮮を入国禁止になったヤン ヨンヒ監督が北朝鮮にいる姪を通して語る、分断、家族、思想。ごく個人的な家族の物語が南北分断という社会的な問題に目を向けさせてくれる様がこのセルフドキュメンタリーの素>>続きを読む
政治的な思想の違う親とカメラを持って真正面から向き合う様。当たり前にできることじゃない。
思春期の少女の葛藤をこれでもかってくらい描いてくれるのでずっと痛い痛いしてた。