しゃおりんさんの映画レビュー・感想・評価

しゃおりん

しゃおりん

ハッチング―孵化―(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

くぅ〜〜〜!!一家殲滅で良かったじゃないですか!?ねえ!?!
ティンヤちゃんが優しいばかりになんてこった。最悪の消化不良過ぎる。
アッリ(まるで邪悪なE.T.)がまさかの悪魔憑き少女(のような出立ち)
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オテサーネク 妄想の子供(2000年製作の映画)

3.5

他の人がレビューで書かれているほど気持ち悪さは感じず。(強いて言うなら目玉焼きあんな気持ち悪い食べ方できる!?くらい)
奥さんが終始気の毒だったけど、オテサーネクがあそこまで手がつけられないとさすがに
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黒い家(1999年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

じめじめジトジトこういうムワッとした湿気が感じられる映画が私は非常に好きで、ただでさえ陰湿なストーリーと雰囲気に時折混ざるジジッとしたノイズや画面いっぱいの黄色や黄緑なんかが加わってより一層神経を>>続きを読む

X エックス(2022年製作の映画)

3.7

てっきりXってめちゃ古い映画なのかと思ってたらなんと2022年作だった。
たった2年前にこんな王道系ホラーが作られていたとはね!そしてやっぱり王道って面白いのよ。色欲系オババが襲ってくるのは新しかった
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

心臓に軽い電流が流れ続けるような痺れる感覚で劇場を出た。

大人の体を持った赤ちゃんが世界を知ってゆく話。
通常の人間は何十年もかけて世界を見て知っていくから、理性やら羞恥心やらつまらないことで心にブ
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狂覗(2017年製作の映画)

3.3

真実を知りたくば覗くしかないのか…。いやな世界!

これ実話ベースって…勘弁してほしい。
大人も子供も教師も生徒も見せないだけで裏ではコソコソやってんのよ。知りたくないし片鱗さえも見たくないから最初か
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成れの果て(2021年製作の映画)

3.8

なんや小夜が主人公かと思いきやお姉さんが主人公だったのかもな。

「成れの果て」
一つの事件に関わった人間達それぞれの成れの果て。
事件の被害者はずっと被害者。
加害者は忘れたい、許されたい。
事件を
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

家庭環境ってとり返しようがないくらい人格形成や生き方に関わってくるんだなってマリコ見てて悲しくなった。
シイノがいくら愛情と友情を注いでも穴が空いた鍋みたいに、マリコには届かない。
シイノが自分から離
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

わかんない、わかんないよ、けど嫌いな雰囲気じゃないよ。
嫌な息遣い、陰鬱とした天気、会話のない家庭、怯える動物、本筋始まってないのに既にじわじわSAN値が削られる。
そこに悪魔?に孕まされたであろう羊
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

観てからずいぶん時間が経ってしまったけど今更ながらレビュー。
ほんとに前作の関西版て感じ(笑)
関東民としては異国の話のように感じる部分はまあまああるものの、関西の縮図を雑に理解できた感じする。どこの
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.0

2もちゃんと面白いのすご!(笑)
次々に明かされる殺し屋業のめんどくs…細かい規則。こういう世界観ちゃんとしてるの良いよね…。
1でインパクト強すぎた死体処理業者の田坂さんに今回フォーカスされてて殺し
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ピノキオ(1940年製作の映画)

3.5

久しぶりに観た。
昔のディズニー恐ろしすぎぃ!
特にピノキオは子どもの誘拐・非行・強制労働・恫喝・監禁・人身売買とかもうほんと、すご…、怖いよ!
ディズニーヴィランでもストロンボリがある意味一番嫌だな
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スマイル(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

引っ張った割に何も解決してなくてガッカリしちゃった!
ホラーにハッピーエンドって個人的にあまりいただけないんだけど、この作品の場合はあのままハッピーエンドでいいからそのまま綺麗に終わった方が良かった気
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

4.0

ちさととまひろというキャラクターの解像度が高いのがものすごく良い。2人とも殺し屋JKという大味設定なんだけど、普段の生活での些細な言動の端々から伝わってくる2人のキャラクターとしての設定の細かさ、そう>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.0

戦争でゼロになった日本に畳み掛けるようにゴジラ襲来。

怖気付いて特攻もできず、仲間も助けられず生きることに負い目を感じている主人公や、同じく戦争で生き残ってしまった人々、戦争で家族を失った人々、戦争
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ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私はね、ジョン・ウィックは死んだと見せかけて墓の下に掘った大穴の中で鍛えに鍛えて主席連合ぶっ潰す計画練ってる可能性を信じてるよ………。
3のラストで期待させたバワリーとの共闘フラグ回収してなくない??
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

観たことなーい!と思って観たらソフィアと共闘するシーンと寿司屋の「オレハオナジコロシノタツジン!!」めっちゃ覚えてた(笑)(笑)(笑)

2でホテルコンチネンタルで殺しを犯したジョンに多額の懸賞金が掛
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

サンディ役のアニャの余韻が凄い。
エリー役のトーマシンも、ピュアで今にも壊れそうな雰囲気が凄く良かったんだけど、アニャが雰囲気ありすぎて、まるで蛇の丸呑みみたいに全部まるっと呑み込まれた(ストーリー通
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

夫には相手にされてない。
耳障りの良い言葉を吐きながら、目はスマホ。
義理の両親にもなんだか見下されている。言葉の端々から自分の全てが気に入らないことが伝わってくる。
愛される為に家をきれいに保って身
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

時代背景が謎だな〜ってずっと思いながら見てたけど、なるほど男性優位だった時代を倣った国を作り上げちゃったわけか〜!
今では女性の地位も上がって、男女関係なく能力がある者が仕事を得るわけだけど、男のプラ
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地獄の花園(2021年製作の映画)

4.3

マジでワロタ、どういう世界観笑笑笑

ギャンギャン吠える狂犬川栄李奈、イカツ過ぎるブレイズ菜々緒、パワー系大島美幸、関西弁ヤンキーファッサマ、女帝小池栄子、等等等…あらゆる種類のヤンキー像の見本市のよ
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私は世界一幸運よ(2022年製作の映画)

3.0

思ったよりシリアスな内容だったので、途中から襟正して見始めたけど、理解力がダメ過ぎたのか、登場人物の多さと金持ちピープルの詳細説明で誰が誰だか混乱して何回か巻き戻した。
主人公の気持ちに共感できるとこ
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

まあアメリカの警察がこんな熱心に寄り添ってくれるとは思わんだ。
とはいえまんまと二転三転する展開に踊らされたけども!!
フィッシュアンドチップスさんがフリー素材だったところが個人的ゾゾゾポイントだ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.8

これが正真正銘本物の親ガチャ失敗か。
「私の子どもなんだから、子どもをどうしようと私の勝手でしょ」って言い切れるの怖いよ!
機嫌いい時は楽しい母親だけど、基本的に子どもを自分の駒だと思ってるから、楽し
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来る(2018年製作の映画)

4.2

結局あいつが何だったのか、目的は何なのか、理解できてないこと多過ぎるんだけど、圧倒的雰囲気に持ってかれて満足度高い。あんまり怖くなかったから、カッコいい雰囲気感じたいがためにあと何回か観たかったけどN>>続きを読む

ばるぼら(2019年製作の映画)

2.9

うーん!手塚治虫の原作で読みたい。
オープニングのオシャレっぽいところが一番良かった。
本編に突入するなり芝居っぽい台詞回しにげんなり…。ばるぼらの少女のような大人のような、天真爛漫、破天荒で退廃的な
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.3

ディズニー史上一番平凡な主人公に感情移入しっぱなしなのよ。
魔法が無いことで家族の中でもあまり大事に扱われないシーン寂しかった…。
悪者も出てこないし、叔父さんの部屋の探索とかたぶんもっとアクション的
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蛇にピアス(2008年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんか分かんないけどアマが死んだ時泣いちゃった!!なのでその後の展開に怒りというかガッカリというか…まあ思えば伏線はあったな、たくさん…。

ルイについて若気の至りだとか自分勝手とかいろいろ言うことは
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彷徨い(2023年製作の映画)

3.9

最悪過ぎて嫌いじゃない。完全にフィクションとして観たい。
ジョーダンピールの作風をかなりネガティブにした感じ。あと聖なる鹿殺し思い出した。

お母さんが自分を守るのに必死になって他のことが何一つ見えて
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前情報がタイトルと意味わからん鳥のポスターのみという不安と期待入り混じる複雑な気持ちで映画館に!
意識しなくても大抵の映画って勝手に情報入ってくるような時代だし、こんな経験させてくれただけで結構満足感
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さがす(2022年製作の映画)

3.8

ああ…、なんだろこの言葉にできないやるせ無さ。胸糞の悪い善はある。でも、でも…。
ALSで家族を亡くしてるので、冷静に観れなかったんだと思う。

でも映画的にはとても面白かった。
安心した瞬間に地獄に
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

阿部サダヲ怖い役似合い過ぎ〜!
底無し沼みたいな真っ暗な目が怖かった。
死刑判決食らうほど恐ろしく残忍な事件を起こしたこと、みんな知ってるのに榛村にみんな懐柔されていく様が恐ろしくて。
人が欲しい言葉
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母性(2022年製作の映画)

3.6

うぅ〜…、母と娘のグロテスクな関係にウップとなる2時間。
ルミ子が母親の意見をそのまま世界の正解として捉えてしまって自分では何も決められないのちょっと分かるとこあるな、となった。
「無償の愛」って言葉
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子宮に沈める(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

吐き気を催すしんどさ。
ワンオペ育児の大変さをこれまでに何度も伝聞したけれど、実際に視覚聴覚で感じると、子供って本当に片時も目を離してはいけないし、子供の泣き声って心がこんなに擦り減るんだな。育児だけ
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RRR(2022年製作の映画)

5.0

血と涙と汗と拳!!!!!!!
言葉にできない血の滾りを有難う。人間って素晴らしいなって心の底から思えた。生命力を貰った。
怒りとか憎しみとか悲しみとか持たないに越したことないと思うけど、なんかもうRR
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死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

さくっと悪魔見たい時にどうぞ!(???)
僧も尼もただただヴァラクに翻弄される。
ヴァラクの怖さは実体の無いままぬるぬる近付いてくるとこだと思ってたから、はっきり姿見せて襲いかかって来られるとちょっと
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