カウリスマキフォロワーであることを声高らかに。一期一会、やりたくないことはやらないだけの生活、羨望の眼差しで。「おにぎりは自分で作るより人に作ってもらった方が美味い」は間違いない。マリメッコが似合うも>>続きを読む
急速に変容する社会で紙離れは進みジャーナリズムは衰退する。斜陽産業大淘汰時代でのサバイブ模様は20年越しの決意宣言。各々が矜持を持って居場所を死守する姿は映画を映画館で観る意義と深い部分で繋がっている>>続きを読む
S·キングらしいギミックに富んだレイアウト。日本のキングことキング大山がチラつく不穏極まりない第3章にガクブルしていたら数学という船に乗せられ何やらものすごい地平へと連れ去られてしまった。しょうもない>>続きを読む
終盤の解体だけで元はとれた気がする。場数を踏んで実地経験豊富な青シャツのおっちゃんが一番強い。さあ片付いたし肉でも食いに行こうかとか言い出しそうで
服従のど底辺。突然やる気スイッチが入ったりするんで戸惑いはあるが横たわる哀愁はマッツならでは。回し蹴りで足が逝ってバットでボコられる姿も新鮮でいいけどやっぱりこういう姿を観たかった
全方位詰み。ヴィクの事を思うとこの悪因悪果は痛快。30年前の23万クローネのレートを直ちに検索。トム·サイズモア好きならキム·ボドゥニアも好きって説を唱えたい
海上での「DAY14」。この情報だけで此方を絶望させるには充分。一切の装飾を排して世界へ明示する彼等の現在地。人生の手綱を自分で握る事が出来ない窮状を目撃し、何か出来ないかという歯痒さと何も出来ない無>>続きを読む
達観のハル·ハートリー此処にあり。良い歳の重ね方をしているビル·セイジに早速頬が緩む。愛着に溢れる勘違い云々を縦軸としながらもシニカルなレトリックでもってまた一歩人生の深淵へと踏み込んでしまう。エクス>>続きを読む
世界の真理である「得る=失う」から目を逸らさせなかった姿勢に好感。つよつよ美意識のスタンリー·トゥッチ、つよつよメイクのエミリー·ブラントの立ち回りで均衡が保たれているからこそアン·ハサウェイの直情径>>続きを読む
告発の告発。「448-11にお電話を」で始まるおぞましき生存戦略。分断を煽るように機能する階段や扉に抑圧され、不協和音のようにデザインされた音に畏怖する。こうなる前に逝ったあなたは本当に幸運だ
言葉そのものに縛り付けられ逃げ場の無くなる恐怖が忘れられない原作に比べこっちはこっちでルドルフ·フルシンスキーの低体温っぷりがとにかくグロテスクなんで甲乙つけがたい。乾いたダイアローグと湿ったモノロー>>続きを読む
語らない、見せない演出の共鳴。この時、この季節、この地でのそれとは好相性であった反面、強調されるナルシズムのように映る事もしばしば。もう少し塩梅良ければ自分好みだったのかなと
T-1000の下位互換のように立ち回るロイ·シャイダー、自分の武器がわかってらっしゃるアン=マーグレットとわちゃわちゃしながら当時のロスを経巡る観光映画。そこからの転調がすこぶる刺激的。ミシェル·コン>>続きを読む
生と死、虚と実、悲劇と喜劇、その境界を彷徨う事で映画に強度が備わる。其々の場所で愛する者を探し続ける両親がようやくその姿を捉える場所、そこで世界の目と喪失を共有する瞬間の名状しがたい感動。こんなん泣く>>続きを読む
冒頭30分で拒絶なら残り2時間苦行確定。不穏で不快な非線形テレンス·マリック。呪いを溜め込んだ血。穢れた記憶と記録が堆積した土地に残響する死の足音、あるいは蠅の羽音
守護者の眼差しのように機能するカメラ。もう一つの『A GHOST STORY』としての側面に胸が張り裂けそうになる。劇中の言葉を借りるなら男が泣いていいのは3度だけらしいがこの映画を鑑賞する時も泣いて>>続きを読む
独白と科白を共存させつつコントロールされたナレーションで客観性を担保。やり過ぎていないと言うか全てが品行方正だから抵抗無く身を委ねる事が出来る。小説をそのまま小説として、時に演劇的なメソッドとして落と>>続きを読む
ホン·サンスの楽しい酒が劇毒と化す恐怖の一次面接。僅かな交流で冷徹な審判を下す両親の観察眼。クォン·ヘヒョのギターの旋律に戦慄。安心安全を願えばこその建設的アドバイスだし姉がちょいちょい良いジャブを入>>続きを読む
原点にして到達点。初志貫徹のダルデンヌ兄弟。肯定も否定もせずに重んじる各人各様の現在地、また三世代による生命の襷(形はどうあれ)を網膜に焼き付けて。スクリーンから横溢するその生命力を全身に浴びる僥倖
人間を襲えないヴァンパイアの少女と希死念慮に駆られる青年、何も起こらないわけがないこのマッチングが成立した時点で勝確。他者を守るために覚醒する本能の美しさたるや
さすがにアニメ版が良すぎたのでそちらに愛着が湧いてしまうのだけど思いのほか新垣結衣が悪くない。依存するでも拒絶するでもない、2人にとっての正しい距離感はやはり生身の人間ならではといった説得力
宇宙に一人っていうと真っ先にM·デイモンが思い浮かぶんだけどこれは真逆のメンタルで出力を上げながら未知のものと対峙する。人間同士のラフな描写に萎えるものの異種共闘という新機軸で補完は出来ている。寝姿見>>続きを読む
ハイライトで紡ぐおよそ半世紀の獄中生活。同じルーティンの繰り返しだからこの建て付けでいい。檻と籠。広い世界に出てもやがて戻ってきてしまう人と鳥。正気を保つ、を越えてもはや諦観の境地に達するバート·ラン>>続きを読む
大人のサポートの有無が明暗を分ける環境で、孤立無援で踏ん張り続ける絶望は描けていると思う。中井友望の為に存在する映画。ちゃんと女子高生に見えるのだからおそろしい
谷崎潤一郎の倒錯愛をライトにしたような田山花袋著作の現代翻案。全ての中年男性の自戒を促すバイブル。おじアタックの範疇を越えて生理的嫌悪感を催させる斉藤陽一郎の好演。自棄酒を飲む場面の一方で秋谷百音の「>>続きを読む
潔いほどの下品さ。もはや開き直ってそれを強みとする。進行と共にどんどん述語がでかくなっていく面白可笑しさはあった