椎良さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.3

〈プロテスタントの者たちがベルファストのカトリック系住民を襲い、住民たちは不安を抱えていた。
少年バディは住み慣れたこの町を離れるか否か、という家族の岐路を前に…〉

ケネス・ブラナー監督の自伝的作品
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アンビュランス(2022年製作の映画)

3.8

搬送

〈妻の治療費をやりくりするため義理の兄ダニーのもとを訪れたウィル。しかしダニーは半ば強引に彼を銀行強盗へと連れ出した。
その最中 窮地に陥ったふたりは、救命士・キャムと負傷警官が乗っていた救急
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デモニック(2021年製作の映画)

2.7

ニール・ブロムカンプ監督作。

メタバースとエクソシストを安直にかけ合わせた結果。ペ、ペラすぎる…
唐突に出てきては置き去りにされる設定。何のために存在したか分からない男たち。そんで最後はよくあるホラ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.4

証明者

〈バレエを怪我で辞めざるを得なくなった結果、病気を患う母のため叔父の思惑に乗せられるドミニカ。人心掌握のテクニックを身に着け、彼女はスパイとして敵側の男に接近するが…。
敵味方互いの陣営から
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処刑山 ナチゾンビVSソビエトゾンビ(2014年製作の映画)

3.2

〈ナチゾンビ(!??)軍団から逃げ果せたマーティン。目覚めると、千切れたはずの腕がゾンビ・ヒトラー総統のものとくっついていた!?
ナチゾンビの猛攻、腕に芽生えた特殊能力で阻止しろ!〉

「バイオレント
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ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

2.5

シャマラン監督作品。
四人組の言うことは本当なのか?その行動は必然だったのか?と深い疑問を植え付けてくる。

黙示録のモチーフを入れた過ぎてこうなりました感。個人的な感覚ではあるが、こう暗喩を混ぜ込み
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.4

『テレパシーは読心術ではない…』

〈目の前の女性を見つめただけで痙攣させたと思わしき男ベイル。彼はルース博士に保護され、それが"スキャナー"の特殊能力・テレパシーであると知らされる。
一方スキャナー
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.9

『 "ど う で も いい" 』

〈一件の暗殺で失敗した男。その影響で起きた結果をきっかけに、彼はまた標的を定め 淡々と殺しを遂行していくのである。〉

「セブン」「ゾディアック」のデヴィッド・フィ
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

4.2

スリーストライク

〈事業の売却を機に大麻の栽培から手を引こうと考えるボス = ミッキー。只者ではない男たちがその利権を狙っていた…。
勝利の女神は、いったい誰に微笑む!?〉

ガイ・リッチー監督によ
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ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

4.0

『まだ!ダメ!発情しない!』

〈35年前に三人のティーンを惨殺した殺人鬼が、現代で再び現れた…。
今回殺された女性の娘・ジェイミーは偶発的に35年前にタイムスリップ、あの殺人鬼の凶行を阻止しようとす
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ファーザー(2020年製作の映画)

3.7

〈高齢のアンソニーは自宅に訪れた介護人を受け入れず、その娘アンは彼の自宅介護に苦悩していた。やがて見知らぬ人間がアンソニーの前に現れ、記憶も脈絡もはっきりしてこない。
一体ここで、何が起こっていた…?
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

2.9

〈韓国で凶暴化ウイルスが拡散し4年。放置されたドル札の回収を持ちかけられた元軍人は、荒廃しきった"半島"へと帰ってきた。
しかしゾンビの海であるこの地は、思わぬ勢力の支配下であり…〉

「新感染 ファ
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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.4

『仕組みは分からないがね』

〈かなりお疲れな様子のサンタは、今年もクリスマスの夜にプレゼントを配って回る!その最中、武装集団に占拠された豪邸に偶然入ってしまう。
助けを求める子供の願い、"悪い子"を
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渇水(2023年製作の映画)

3.2

ルール破り

〈水道局員の岩切は、料金を滞納した家庭の停水を行っている。
その中で、家に帰って来ない母をただ待つ姉妹と遭遇するが…〉

やりきれない人間ドラマを交え、"制度"に消耗されていく者たちを描
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ロンドンゾンビ紀行(2012年製作の映画)

3.0

〈祖父がいる老人ホームの取り壊しを阻止するため、強盗を起こす若者。そんな中、起きたのはゾンビパニック!?
このままじゃ祖父たちが危ない!〉

終始気の抜けた雰囲気で送るゾンビコメディ!
イギリス人気質
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.7

『俺の行く所に救いはないぞ』

〈鋭い爪に治癒能力、戦いのスキルを駆使し時代を生き抜いてきた男、ローガン。やがて戦いから身を引き 愛する女性と暮らしていたが、かつて相棒でもあった兄弟に彼女は殺されてし
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.5

眩い

〈人気アイドルのメンバーを辞め、女優へと転身する未麻。彼女は、自身の生活が何者かに監視・記録されていることに気付く。
新たな環境で苦しむ中、目にしたもう一人の未麻。それは幻像のはずだったのに…
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シャークネード(2013年製作の映画)

2.8

X(旧Twitter)でその名を一度は聞いたことがある人が多そうなアサイラム映画。
続編がウジャウジャ出てるらしい。

予想したよりもストーリーラインはある。お人好しなハイスペ父親が活躍しまくるのは嫌
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.5

最良の結果

〈アメリカ・スティルウォーター出身の不器用な男ビル。彼の娘は異国の地で五年もの間、塀の中に居た。
お人好しなシングルマザーを協力者に迎え、半ば暴走気味な犯人追及は続いていく…〉

スリラ
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

3.9

溶け合う血肉

〈人を食べたいという衝動を抑えきれず、父から見放され ただ一人放浪するマレン。
"同類"であるリーやサリーとの出会い、その旅の中で彼女は遂に愛を知る…〉

テイラー・ラッセル/ティモシ
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エクソシスト(1973年製作の映画)

3.4

〈それまで至って普通の子供だった少女は、明らかに異常な様子を見せていた。
超常現象の類とも思えるその症状と、その行動により死人まで出してしまった疑いから、母親は二人の神父に悪魔祓いを懇願する。〉

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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

ゲームチェンジャー

〈崖っぷちのNIKE・バスケ部門で働くソニー。バスケットシューズにおいては有力企業に太刀打ち出来ない彼らだったが、ソニーはある新人選手に注目する。その名は"マイケル・ジョーダン"
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.3

〈熊の襲撃により深手を負い、その上 仲間に息子を殺された男。息も絶え絶えに極寒の中を這い、歩いていく。
たった一つの復讐を果たすために〉

『バードマン』の監督がメガホンを取った、レオナルド・ディカプ
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TUBE チューブ 死の脱出(2020年製作の映画)

2.2

はっきり言うと、「CUBE」の謎解き抜きをやるつもりかァ〜〜!?!って期待してたらすごく酷いものを見せられた。
ソリッドスリラー要素自体は悪くない、殺人ギミックのテーマパーク。それでも回復モンスターの
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アリスとテレスのまぼろし工場(2023年製作の映画)

3.1

〈製鉄所の爆発が起こった街。終わらない冬の中、歳さえ重ねることが出来ず 街から出られないままの住人たち。彼らの間で、いつしか変化はあってはならないものとなっていた。
中学生の正宗は街で誰にも知られてい
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.6

『だが君の高潔な仕事は世に伝えねば』

〈荒んだ生活を送る写真家のユージン。アイリーンという女性から、日本の地・水俣で病に苦しむ人々を撮影して欲しいと頼まれる。
そうして水俣へ赴いた彼が驚くべき光景に
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モービウス(2022年製作の映画)

3.2

『ドラキュラって…ロマンチックじゃない?』

〈人工血液の権威・マイケルは自らの病を治す為 特殊な血清を打った結果、飛び抜けた身体能力と引き換えに血液を摂取しなければならない身体に。
血への飢えに苦し
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ブラック・スワン(2010年製作の映画)

3.8

拒否

〈夢見たバレエ『白鳥の湖』の主演に選ばれたニナ。
二役でもある"黒鳥"を演じる中、彼女は苦悩に飲まれていく。〉

「ザ・ホエール」も記憶に新しいダーレン・アロノフスキー監督作品。ナタリー・ポー
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ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)

3.4

〈ゾンビが蔓延し、逃げ込んだショッピングモールの中。
非感染者達はどう生き抜くのか?〉

「ゾンビ」(1978)のリメイク。
感染に関する詳しい説明だかは省略、走るゾンビが押し寄せる中での生活。撃てば
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処刑人(1999年製作の映画)

3.2

〈成り行きで襲って来たマフィアを殺した双子。
その直後、神から天啓を受けたという二人はひたすらに悪人殺しに傾倒していく。〉

悪人を裁くダークヒーローになりたいッ、警察をチョ〜上手く出し抜きたいッ、そ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

荒くれの愛

〈"ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー"のリーダーとして活躍するピーターは、彼の父と名乗る男・エゴと遭遇。衝撃の出自を知るピーター、同時に宇宙は未曾有の危機に陥ることに…
壊れかけの絆を
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うみべの女の子(2021年製作の映画)

3.4

漂着

〈中学生の小梅と磯辺は体の関係を持ちつつも付き合ってはいない、そんな間柄。
雨が降って影は差し、徐々に揺らいでいく二人の心…〉

漫画原作。
無邪気な心の絡まり合い。心の拠り所を無自覚に、そし
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アントマン(2015年製作の映画)

4.0

愛は小さくない

〈ムショ帰りのスコットは、愛娘のために努力するも上手く行かない。あるスーツを手に入れた彼は、それが身体を限りなく縮小することで無敵の強度を手に入れられる特殊なものだと知る。
製作者・
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.7



〈双子が直面した母の急死。その遺言状には彼らの知らない父と兄への手紙が同封されていた。その居場所を探す先で、双子は何を知ったのか。〉
※子供に対する殺傷描写に注意

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

〈"グランド・ブダペスト・ホテル"の名コンシェルジュであった人物 グスタヴ。
懇意にしていた客をめぐる遺産争いに巻き込まれたことで、彼は途方もない旅路を歩むことに!〉

ウェス・アンダーソン監督作・初
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

3.8

『ミッションが始まる前から裏切り者だ』

〈世界を揺るがす特殊鍵の奪取、それが今回与えられたイーサンの任務。
敵味方入り乱れ、決死の作戦が幕を開けた!〉

2部作の前編。後編の副題は"デッドレコニング
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