完璧な色メガネさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

完璧な色メガネ

完璧な色メガネ

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ミッドナイトクロス(1981年製作の映画)

3.4

始め方は好き。

本作は映画の効果音技士が、音の撮影中に偶然車の事故を録音してしまう。一見タイヤのパンク事故に見えたが、残された音には...

事件を録音してしまう流れは個人的に好きだったけど、後半は
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マイ・ルーム(1996年製作の映画)

3.8

家族の距離感が上手い。

本作は家族でも一人一人考えがあって、秘密があるよ、でもそれでいいよって話。

相手のことなんて結局わからないからさ、わかって気にならず気軽に話すことが大切なんだなって思う。
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.9

最低最悪胸糞映画。

きっかけは簡単、「卵が4つ欲しい」、それで結局みんなグッパイ。

普通ならこんなスコアつけないのに、下げられないからイライラする。

一番怖いのは通じないではなく、共感出来ない。
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新しき世界(2013年製作の映画)

4.3

大人になると見掛けはカッコいいが、子供の方がイカしてる。

本作はヤクザに潜入した捜査官の苦悩を描く作品。

ラストが謎だが、若い頃の方が気軽に話せるし、友情も生まれる。

大人になる方が自由に見えて
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スーパーチューズデー 正義を売った日(2011年製作の映画)

3.8

政治ってなんだっけ?

本作は大統領選挙の裏側で働く人々の決断を描いた作品。

企業家のゴールはお金を稼ぐことだけど、政治は違う。結局、自分の正義を貫くかの戦い。

本作を観ると、口が上手ければ政治家
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インビジブル・ゲスト 悪魔の証明(2016年製作の映画)

4.0

真犯人を見つけ出せ。

愛人を殺した容疑をかけられた男が、真犯人を証明するため、弁護士の女性と策を練るが...

情報が一つ増えるたびに、全ての見方が変わっていく。ミステリー好きにはたまらない作品。
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ソウ(2004年製作の映画)

3.8

ゲームオーバーだ!

本作は超人気シリーズの原点、ある日目覚めると鎖に繋がれ、目の前には死体と同じように鎖に繋がれた男が...

生きていることに感謝しな。

命懸けで生きろ。
オチまでも素晴らしい作
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ヴィンセントが教えてくれたこと(2014年製作の映画)

3.7

生きて限り、全てが学び。

両親の別居を機に、引っ越すことになった非力な少年は、隣に住んでいる嫌われ者ヴィンセントに出会う。彼ときたら賭博に女、そして酒に溺れる毎日、しかし...

最近嫌になることが
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ウォーレン・バフェット氏になる(2017年製作の映画)

3.8

「不思議と愛は取り除けない、捨てると戻ってきて、しがみつくと失う」

本作は大富豪ウォーレン・バフェットが自分の人生で何が重要だったのか、その真髄を教えてくれるドキュメンタリー。

大富豪らしからぬ態
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

4.2

きっと天使はいる。

恋人と別れ、全てを手に入れた男。
ある日目覚めると普通の夫、普通のパパ、普通の会社員になっていた!

何を選ぶのか考えさせられる映画。
友達と見る映画ではないかも。
何か大切なこ
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評決のとき(1996年製作の映画)

3.4

法と差別がまとまった作品。

本作は白人に子供をレイプされ、復讐を果たした父親の罪を問うた法廷もの。

差別はよくないが、無罪なのか?

作品はまとまっていて、わかりやすい作品だなぁと思いました。
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インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.7

なんでインタビュー受けれるのか不思議。

本作はリーマンショックを引き起こし、そして、大儲けした男たちのドキュメンタリー。

CDOとCDS。

知ってた方がいいかもだけど、正直金額が別次元過ぎて「一
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.0

ジャケットがエンディング

本作は「平等の権利と義務による信頼と思いやり」を着こなしていた男が素っ裸になっていくお話。

結局、格差があるから平等が生まれ、自由があるから義務が生まれ、信頼や思いやりが
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ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.8

大義と愛情と親友が欲しかった。

本作はノーベル賞を受賞する一人の数学者が自らと向き合い続けた軌跡である。

数学は約束事の学問である。だから、数学者の主人公は絶対的なものが欲しかったんじゃないかな。
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こわれゆく女(1974年製作の映画)

4.0

ソファの上で踊ることは悪いことなのか。

本作は周囲の人々から少しずつズレていく女性をとらえた物語。

星4は付けたけど、万人にオススメは出来ない。

これが愛とか、何が異常とか、余計なことは考えたく
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

悩んでもコレ!

この一本に外れなし!

最高傑作!

実話がもとになってる分、リアリティが違う!

どこまでも追いかけろ!
でも捕まらないで!
ずっとそんな気持ちでした。

みんなにオススメ。
暗い
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おとなの事情(2016年製作の映画)

3.8

体は心臓、心は秘密で動いている。

本作は携帯に届くメールを見せ合う「ゲーム」から始まる物語。

これを観ると、なんでも話せるから親友ではなく、話せないことがたくさんあるから親友なんだなって思う。
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影なき狙撃者(1962年製作の映画)

3.4

もう忘れそうな秀作。

へー、あー、ふーん、なるほどって感じ。

手の込んでる作品だなぁと思いつつ、ストーリーを無理矢理進めている気もする。

駄作じゃないよ、でも他の映画と並んだ時に選ばれるかなぁ。
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

全ては、善人だったから。

本作は行方不明になった娘の父親とそれを追う警察官の二本軸で描かれる。

よく練られた脚本で最後まで飽きない。
二人の演技も素晴らしい。

余暇時間に最適の一本。でも一人で見
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

別世界のファンタジー。

本作はハンターの娘ロビンと伝説の「ウルフウォーカー」の少女メーヴとの出会いから始まる。

ファンタジーは常に遠くの世界の身近な日常が描かれるが、沢山の作品に触れるたびに新鮮さ
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

3.5

十人十色で真っ赤っかな映画

本作は実在した天才パイロットの物語。

人それぞれ違った人生を歩いているけど、本作の主人公は別世界の住人。でも、やっぱり人間ぽいなとも感じる。

知っててもいい映画。
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レプリカズ(2018年製作の映画)

3.3

別のシナリオを無数に生み出せる映画。

本作は失った家族を科学の力で取り戻す物語。

「そうはならんやろ」「きっとこういう展開に...」「うまくいくんかい!」
かなりのツッコミがあるかもしれないが、小
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七つの会議(2018年製作の映画)

3.5

キャラクターを育てる映画。

本作は会社という様々な人間が編み上げた作品のほつれを綺麗に表現した良作。

どのキャラも味があり、それがじっくり煮詰まっていく感覚はとても心地よい。

エンタメってこれだ
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ブレイン・ゲーム(2014年製作の映画)

2.1

伏線っぽい伏線は伏線じゃないんだよ。

本作は未来予知をする男たちの苦悩を描いた作品。

オチだけは好きだったから0.1プラス。

企画書で観たら「へー観てみたいかも」ってなるけど、観てみると「下手く
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100億人―私達は何を食べるのか?(2015年製作の映画)

3.5

人工肉とか食用虫とかみんなすごいなぁって思うけど、結論は家庭菜園が最強だってこと。たぶん。

本作はこれから起こる人口増加による食糧危機にどのように向き合うかを問いた作品。

まとまっていてわかりやす
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

事業が先か執念が先か。

本作はマクドナルドワールドを作り上げた男の話。

成功したかったんだろうなぁ。

完全に男向き映画。ビジネスの過酷な面を教わる。

書籍「成功はゴミ箱の中に」を読むとマクドナ
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.8

一番身近な幸せは食事である。

本作は南極で働く人々を食事と共に描いた良作。

いろいろ起こってるけど、何も変わっていない。飲み疲れた次の日に食べる雑炊のような作品。

テンポのある作品に疲れた人、オ
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キャビン(2011年製作の映画)

3.7

年に一度食べるおせち料理のようなホラー映画。詰め合わせ方が新鮮。

B級映画だけど、質は高い。

新しいホラーを観たい人にオススメ。

いっぱい出てきて、人の想像力ってすごいなぁと思いました。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.1

誰もが1人なんだ。

本作は親クズ、金無し、ファン1人の少年が、自分に頑張れと言えるまでの物語。

自分に「頑張れ」と言えるって凄いことだと思う。

理不尽なことはたくさんあるけど、それでも「頑張れ、
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ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー(2017年製作の映画)

4.9

現実の私の周りには小説を書きたい人や書いている人が結構いる。

私も書いてみたいのだけど、同時に良い友人、同僚、息子になりたいとも思う。

だから、何かを書きたい、伝えたいけど同時に逃げているようで怖
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イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.0

映画より伝記。

本作は青年の選択を丁寧に描いた作品。

映画として観ると中だるみするかも。

これ書いてる時、目の前のテレビで恐竜を発掘していくチョコのCMしてたんだけど、こういうの観てると俺も荒野
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.6

説得力のないタイトルNo. 1

知識は豊富だが仕事がなく、お金のない男たち。

彼らは気づいてしまった、麻薬ビジネスがぼったくりの売り手市場であると。

さらに気づいてしまった。
「オレ達、麻薬作れ
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アルフィー(2004年製作の映画)

3.5

ずっと言い訳してる感じが正直で良い。

本作は女たらしの遺言みたいな映画。

遺言だけど押し付けてこない。俺みたいになるなとも言わない。

ただ、パトロン、友達、彼女を失って過ごすクリスマスは寂しいぜ
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アウトレイジ(2010年製作の映画)

2.8

男の思考を極限まで磨いた作品。

本作はヤクザの抗争を描いたバイオレンス映画。

縦割り社会、下克上あり、裏切りあり。

地位と金が全ての世界。

だからこそ、それ以上を知りたかった。

女性は苦手だ
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ハッピー・デス・デイ(2017年製作の映画)

4.0

まさかの展開でびっくり。

誕生日に殺された主人公、しかし、目覚めた先は死後の世界ではなく殺された今日だった。

チープなホラーではなく、むしろハラハラのアクションに近い作品。

友達と観ても盛り上が
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トウキョウソナタ(2008年製作の映画)

4.0

誰もいないコンサートで、必死に演奏する楽団を見てる気分。

合わせなきゃいけない相手は目の前にいるのに、みんな客席ばかり気にして、個々の音ばかり響いてる。そういう作品。

本作は東京に住む、普通の家庭
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