完璧な色メガネさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

完璧な色メガネ

完璧な色メガネ

映画(384)
ドラマ(0)
アニメ(0)

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.6

楽に生きるなんてどうでもいい、楽しく生きたい。

本作は脱獄と銀行強盗を繰り返した男の人生哲学。

彼のしたことは間違っているのに、なぜか愛せずにはいられない。

お金を盗むことで、お金から盗まれる人
>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.8

人生の参考になるかわからないけど、きっかけはくれる。

本作の主人公は上手くいかない人生を変えるために、全ての答えをYESで返すことにした。

辛いことがあったら見直したい作品。

もちろん悪い面もあ
>>続きを読む

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

-

恨みはないが、殴らせろ。

自分自身が一粒の細胞になっていくような映画。
怒りや嘆きではなく、生きていたいという叫びでもない。

お前が俺を殴り、俺もお前を殴る。
それでおしまい。

最高だった。
>>続きを読む

建築学概論(2012年製作の映画)

4.5

そうなんだよなぁ。初恋って意味わかんないことやっちゃんから大変なんだよ。

本作は大人の切ない初恋物語。

めちゃくちゃ好きだった。女性からしたら「察しろよ」だけど、男からすると「俺のこと好きなの?」
>>続きを読む

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

全てが消えても、笑って欲しい。

本作はアルツハイマーにより記憶を失っていく女性とその恋人の記録。

笑いながら料理を作って、新しい家のベットで「幸せだね」と言葉を交わし、そこに子供が駆け寄ってくる。
>>続きを読む

ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

3.5

アクションありのラブストーリーならこれ!

本作は殺された主人公が霊の姿でも危機の迫る恋人を護ろうとする物語。

男性にもオススメ。ロマンスを味わう作品でもあり、エンタメとしても楽しめる。

ポルター
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.7

世界を変えたいより、女の子と出会いたいから世界を変える。結局そういう不純(もしくは純粋)な気持ちが新しいモノを生み出す。

とてもためになる映画です。これからの社会を見通している気もします。ぜひチェッ
>>続きを読む

愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

もともと人生はつまらないものだと教えてくれる映画。

俺は、私は、自分の人生を生きたい。そう思っている人に「いや、何もしなくても生きてるから、なんで誰かの許可が必要なん?」と殴りかかってくる。

役者
>>続きを読む

あなたは私の婿になる(2009年製作の映画)

3.4

運命の相手は以外と身近に。

本作はビザの取得に不備があったため、国外退去を命じられた主人公が、結婚を理由に踏みとどまろうとアシスタントとの結婚をでっち上げる。そういう映画。

理想の相手はすぐ身近に
>>続きを読む

クラッシュ(2004年製作の映画)

3.5

真実に届くのは稀なのかもしれない。

本作は小さな出来事が様々な人の人生を変えていく群像劇。

目の前の出来事はあらゆることの積み重ねで起こっている。

もし何か悪いことが起こっても、表面だけに囚われ
>>続きを読む

カポーティ(2005年製作の映画)

3.2

好奇心、作家を殺す。

本作は『ティファニーで朝食を』などを手掛けた作家のトルーマンカポーティが最後の長編『冷血』を書き上げるまでを描いた作品。

『冷血』の主役は一家惨殺を行った実存の死刑囚。最初は
>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.9

そもそも17巻を映画一本におさめるのは無理。でも勢いが好きだった。

本作は田舎にやってきたモデルの少女と田舎に囚われた少年の恋愛。

展開に無理があるのはしょうがないし、ラストも人を選ぶ映画。

>>続きを読む

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

戦闘機好きのための映画。

エリートパイロットのさらに精鋭だけを集められたトップガン。主人公は超天才だが問題児というストレートな設定。

よくいえば戦闘機にどっぷり浸かれる、悪くいえば空中戦にマッハで
>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

3.8

しっとり映画。オチも心地よい。

本作は親ドイツのヴィシー政権下のフランス領モロッコのカサブランカを舞台としたラブロマンス。

政治色を感じるのは制作が1942年(つまり第二次世界大戦中)だったためだ
>>続きを読む

サンセット大通り(1950年製作の映画)

3.5

最後の女優になりたかった。

本作はサイレント映画の大女優と売れない脚本家の出会いから始まる。

歳をとってからもう一度観たい映画。時間の流れに逆らうことは出来ない。しかし、誰もそれを伝えることが出来
>>続きを読む

悪い奴ほどよく眠る(1960年製作の映画)

4.0

悪い奴のいいところは悪いことしてるって知ってること。

本作は黒澤明監督が手掛けた悪い奴らの話。

100年後もこういう奴らはいる。現代にだっている。それはもうしょうがない。

でも真面目な奴が報われ
>>続きを読む

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.0

軍人から見たら温かい暴力なのかもしれない。

本作は1980年5月、韓国の全羅南道光州市で起こったデモをもとに制作された映画。

前半はお金をせびる主人公が意地汚く見えてしまったが、後半は誰よりも人間
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

正直な嘘が良い。

裕福な家庭と貧困な家庭がなぜ分かり合えないのかを教えてくれる映画。

家庭教師として裕福な家庭に取りいった主人公、そこで見つけた小さな綻びから彼らの欲望は止まらなくなった。

彼ら
>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.5

昨日とは違う今日にようこそ。

交通事故にあった主人公、病院のベットで目覚めるとそこはビートルズのいない世界だった。

設定も面白いし、いろいろと豪華。エンタメとしてとても楽しめる作品。さらに好きな曲
>>続きを読む

トゥルーライズ(1994年製作の映画)

3.6

頭空っぽになる。

「うぉー」とか「えー」とか「すげぇ」とか語彙力を奪われる映画。

もうシュワちゃんがいれば大丈夫だよ。
いやぁ、筋肉って素晴らしいね!

内容はシュワちゃんが悪者をやっつける感じで
>>続きを読む

ある愛の詩(1970年製作の映画)

3.6

ストレートにLOVE STORY。

本作はラブストーリー。

本当にラブ・ストーリー。

恋敵もいないし、めちゃくちゃ反対する人もいない。基本みんないい人。

恋愛のドロドロが好きなら観ててもつまら
>>続きを読む

ショコラ(2000年製作の映画)

3.5

恋愛よりも女性の強さを描いている。

本作は保守的な街でチョコレートという新しいお菓子を売り始めた母と娘の物語。

本当にチョコみたいな話。
甘くて苦くて、時にはピリリと辛い。でもカッチカチだった関係
>>続きを読む

残穢 住んではいけない部屋(2016年製作の映画)

4.0

この作品を観てしまった、つまり...

本作は実話怪談作家のもとに届いた一通の手紙から始まる。

日本ホラーの怖さは「わからない」ところにあると個人的には思うのですが、この作品は逆に「なぜ」を追求して
>>続きを読む

影武者(1980年製作の映画)

4.0

一瞬一瞬の積み重ねで映画が出来ていることを教えてくれる。

本作は1人の影武者が歩んだ戦国の世を緻密に描き出した傑作。

最近読んだ水野学さんの『センスは知識から始まる』を思い出した。この映画は知識量
>>続きを読む

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

4.0

自分自身の証明には誰かが必要。

本作は天才数学者同士の国境を超えた友情。

何かを極めた人は直感で判断出来るそうだけど、証明となると大変なんだろうなぁ。

凡人「どうやったんですか?」
天才「どうや
>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

4.0

染み込む〜

本作は上京し成長した子供達を訪ねた、ご両親の物語。

急いで観る作品ではないけど、時間があるなら観たほうがよい。1人でね。

この作品を観ると「こうあるべき」という理想や建前がいかに日常
>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

1.0

めっちゃ好きなんだよ。カイジ。
だから納得出来ない。

つまらない。オススメ出来ません。

ポセイドン・アドベンチャー(1972年製作の映画)

3.6

セットがすげぇ。

本作は沈没寸前の船からの脱出劇。

こいつは絶対死ぬなキャラからお前が死ぬんかいキャラまで幅広くいる。

話は単純だけど、セットが素晴らしい。暑い夏におすすめの映画。

それにして
>>続きを読む

殺人の告白(2012年製作の映画)

3.6

万人向けの映画。ハズレだと感じる人は少ないと思う。

アクション、サスペンス、切ない恋愛と隠し味のコメディ。バランスが良い。

初めての韓国映画としてもオススメ。

なぜ彼は殺人を告白したのか、オチも
>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

3.8

人は見たいものだけ見る。

1人の少女の嘘から全てが変わってしまった。幼い彼女は主人公に性的暴行を受けたと言うが...

知っておくべきことが詰まっている映画。
周りに流されやすい人は教訓になる。
>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

5.0

これは凄い! 最高だ!!!

この謎は暴けない!!!
登場人物の心理面から伏線回収まで完成度が高すぎる!
マジで観たことない映画!!!

ミステリー好きなら観るしかない!
無理やりでも時間を作って観る
>>続きを読む

ライ麦畑で出会ったら(2015年製作の映画)

3.7

熱狂的ファン、身バレしたアイドル宅へ。

本作はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』に救われた少年が舞台化の許可をもらいに本人に会いに行く話。

無鉄砲さを「若いなぁ」と言う人は見た方が良い。消極さ
>>続きを読む

1984(1984年製作の映画)

3.5

読んでないけど、小説の方がいい。

本作は管理社会の中で思考する居場所を求めた作品。

物語より感情の乱れが主軸。
世界観は素晴らしいが、楽しんで観る作品ではない。やっぱり小説とじっくり向き合う方が解
>>続きを読む

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

手洗いの大切さを教えてくれる映画。

本作にはウイルスが広がっていく過程が丁寧に描かれている。

ウイルスの怖さより感染する容易さにぞくっとする。観ている人は「ダメだよ!」って思うけど、実際は気づけな
>>続きを読む

見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

3.8

映画の深みはここにある。

本作は見知らぬ乗客に交換殺人を持ちかけられ、適当に流したら本当に人が死んでしまい...という話。

ちょっと映画にハマり出した人にオススメ。疲れないし、平日の夜に観てもよい
>>続きを読む

ウォール街(1987年製作の映画)

3.5

幸せにはいくら必要なのか。

本作はウォール街で生きる、夢を叶えた男と夢を追いかけた男の物語。

タイトルに惹かれたら観てよし、惹かれなきゃ他のでもよいかも知れん。
つまり、お金は大切だけど、それだけ
>>続きを読む