asukaさんの映画レビュー・感想・評価

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

独創的で不気味な世界観に圧倒され、頭の整理がなかなか追いつかない。
男尊女卑が顕著な時代、誰もが成長段階で「女性の在り方」を刷り込まれてしまうのだが、ベラはそこから逸脱した存在。
問題視される行動も多
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.6

あの親でも子がまともな人間に育つのがすごい。児童相談所も手に負えないケースって沢山あるんだろうか。
長澤まさみの落ちぶれた役柄は新鮮だった。

怪物(2023年製作の映画)

3.8

怪物というタイトルは意識せずに観たほうがよかった。
人物の視点が切り替わり、それぞれの本性や事実が明らかになっていく展開が面白かった。

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

4.0

終始何かが起きそうな空気感に気を張っていた2時間。アダ可愛いけどたまに不気味に見える瞬間もあり、ぞくぞく。
最後のあれを含めて今迄にない衝撃作。

流浪の月(2022年製作の映画)

4.2

実際にこんな事件が報道されていたら気持ち悪、としか思わないし2人のこんな切ない物語、尊い関係性があるなんて想像もしない。
物の見方捉え方について考えさせられる。

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

4.0

初のラテンミュージカル、陽気な音楽とダンス、非常に楽しめた!
移民として生きるがゆえの葛藤を抱えながらも其々が夢を持ち、故国の文化や信仰に誇りを持って強く生きる人々の姿に胸を打たれた。移民が彼らのコミ
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劇場(2020年製作の映画)

3.6

何故こんな人間を受け入れられるのか、と沙希に全く共感できずにいたが、自分がいないと生きていけないような人がいたら、たとえ傷ついたとしても離れられなくなる気持ちもなんか理解できてしまった。
別れてからも
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.9

現在過去の恋愛と比べたり、主人公と自身を重ねてみたりすらできない程に、恋愛から遠のいて生きている今の自分に気づかされ、物哀しくなった。いずれ別れてしまったとしてもこんな忘れられない恋愛がしたいと思う。

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

静寂の中に美しい人物と景色、終始落ち着いた気持ちで映画に浸れた。
男性が殆ど登場せず、異性愛と対比されることもなく同性愛がとても自然に描かれていてよかった。
波打ち際でのキスシーン、ラストのエロイーズ
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罪の声(2020年製作の映画)

3.8

序盤は事件の不可解さや人物の識別に頭が追いつかず入り込めなかったが、事件の全貌や犯人の目的が分かった時には涙していた。
事件によって狂わされた姉弟の人生がとにかく辛く重苦しいもので、印象深く記憶に残っ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

4.0

将来結婚しても子供は持たなくてもいいかなぁなんて思ってたけど、夫や義母がそれに同意してくれるか、周りからどう見られるか、そんなものに悩まされることを想像したら少し怖くなった。
育児は男女どちらにも責任
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

3.6

何年も何年も信じて先生を待ち続け、老いぼれて薄汚れていくハチの姿が切なすぎて涙。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.6

感情が波のように揺れ動く映画。
序盤の暴走するタイラーと傷付く人々を見ているのが辛かった。後半はルークの優しさや2人の温かい愛に救われるも、過去に囚われ苦しむエミリーの姿に感情移入が止まらず泣いた。

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.2

結婚=女性の幸せという考え方が当然だった時代に本当の夢や理想を実現できなかった人がどれだけいただろうか。
ジョーのように自立心を持った女性になって自己実現の為に生きる人生にしたい。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.6

オズの魔法使いで見た愛らしい少女の人生がこんなにも壮絶だったことは衝撃的だった。なんといっても幼い頃から薬漬けにされ、自由を奪われた彼女が可哀想で泣けた。

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.7

ナチスの戦争犯罪について学んでいた最中に鑑賞。重いテーマを幼いジョジョの視点から驚く程コミカルに描いている。けれど度々シリアスで残酷な場面もあって考えさせられる。ナチスの平和と人道に対する罪は重く、絶>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.7

「自分の何かが他人に見抜かれてる気がする」私も感じる時があるし善人に無理に自分を認められても余計苦しくなるのもわかる。。最初は二人の間に愛なんてないじゃん、と思ったけどどこかで想いあって互いの存在を糧>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.8

思っていた内容と違ったし、衝撃と笑いと恐怖が入り混じって鑑賞後は放心状態。すごい映画だった。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.2

輝かしい名画の裏にこんなにも辛い過去や歴史が隠されていたとは。それでも、自分と向き合い今は亡き愛する人々を想いながら戦い続けた女性は偉大である。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.1

こういう発想は面白い!ビートルズの曲って本当にどれも素晴らしい。

華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.3

20年代の煌びやかな世界観、女性のファッションや髪型が素敵で惹き込まれた。
レオ様演じるギャツビーは文句なしのかっこよさ。金持ちで紳士的な反面恋愛に不器用なとこも愛らしい。デイジーの心が読めなくて彼に
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シンデレラマン(2005年製作の映画)

4.0

大恐慌の時代、家族を守る為に必死に稼ぎを得る男性も大変だが、ただ家で男性の帰りを待ち家族を支える女性も苦しかっただろうな。自分を犠牲にしてでも戦い試合に挑み続けるジミーは男らしくて本当にかっこよかった>>続きを読む

ピースオブケイク(2015年製作の映画)

4.1

結構ダメ男かもしれないけどこれは好きになっちゃう、綾野剛かっこよすぎ。志乃は等身大な女性だからこそ共感できる部分があって良いのとあかりは嫌な女になりきれなくてどこか惹かれる部分があるのがわかる。二人の>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.2

わだかまりのある母娘関係だったけどどこがでお互いを尊重してて大切に思ってる。どんな関係よりも親子って特別だなぁと。

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.2

狂気に満ちたジョーカーに震えが止まらなかったしあの役になりきったホアキンフェニックスは凄い。やってることは極悪だけど弱い部分や人間味があるからどこか憎めない。彼の唯一の救いだったソフィーだが2人の関係>>続きを読む

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

3.5

80年代とも今とも違う90年代の雰囲気が何ともいえなくて好きだった。登場人物は皆本当に高校生なの?って感じ。心の闇が深すぎるし死体を見たり人を殺しかけても平然としてられるのは不思議。吉沢亮はサイコパス>>続きを読む

フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

3.2

絶対バッドエンドだと思ったら違った。映画の雰囲気とキャストは良いのに内容がイマイチ。

きみに読む物語(2004年製作の映画)

4.1

身分差の恋愛ものでハッピーエンドの作品は久々に観た気がする。あんなに一途に永遠に自分を想ってくれる人がいたら幸せだろうな。Lonも本当に素敵な人で泣けた。“Make me the happiest m>>続きを読む

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.7

カナダのヴィクトリアへ行く前に鑑賞。
インド人の召使いと英国女王が深い関係にあったなんて信じ難い話。女王という称号と威厳を持ちながら孤独と戦うヴィクトリアを見て王室の光と陰の部分を感じられた。アブドゥ
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