habtexさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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愛の誕生(1993年製作の映画)

3.5

よい意味でいつ集中力を切らしてもいい

いかにもヨーロッパな映画。
唐突に終わる、あの終わり方が素敵。

歩いているカットが多いのも印象的だったなぁ。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.3

拷問たくさん出てくるのを楽しめる人もいるようだが、自分は全く苦手で…
正直かなり苦しかったし、嫌いだなとさえ思った。
でもそれは要素であり、作品全体が内包しているテーマは、非常にずっしり伝わった。
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.6

高校の時に観て、めちゃくちゃえぇー!!ってなったけど今観るとそんなにでもない。
あの頃はなにかスッポリハマった気がして続けて2、3回観たのを覚えてる。
なんだろうな。

設定としてある大人も子供も内包
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ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

4.4

断固支持。
ネクロフィリアにカニバリズム、強烈な悪趣味の爆発がマジでキモいけど、でもそれには確実な意味があり。
そしてそれがテーマの追求に拍車をかけて、クライマックスのあの衝撃!
やり過ぎてて笑ってし
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不気味なものの肌に触れる(2013年製作の映画)

3.7

2回目
身体表現がこんなにも生きている演出を、普通にドラマ映画の中で魅せるというのがすごい。

ただ短編の中に多くのモチーフが凝縮されていることで、そのひとつひとつがまだ完全ではないんだなと思う。
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天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

あー、、幽霊やってしまったか。
おれも次やるのに…

日常に映画を忍ばせる天才。
力抜いて作られたのか、全体を包むブラックな暖かさがユーモアとなって現れていて心地よい。

フィガロ・ストーリー(1991年製作の映画)

-

『月の人』林海象
ビデオ時代の青い映像が心を惹く。
美しい狂宴。ダンスで暗喩するセックスの後に、露骨な卵を出産するのが非常に妙なバランスで焼きつく。
月明かりの妖艶さってこれだよなぁ。

『Keep
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ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビ(2014年製作の映画)

3.7

意外とよく出来てる!!
やっぱ映画は楽しんで撮んないとダメだね!!

細かい演出が意外と良くて、楽しかった。
妹ちゃんが敵になったら最高だったんだけど。たまにはいいもんです、こういうの。
もっとグロ描
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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

4.0

いままで目を向けられなかったその他大勢の話。ライトセーバーに寄る聖なる戦いではなく、ブラスターを握って血生臭い汚れ仕事をし、救世主の到来を待つ人々の物語。

ギャレスが得意なマクロからミクロへの視点誘
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川越街道(2016年製作の映画)

4.0

なんとも言えない絶妙な隙間を突かれた。

最後園子が持っていたお弁当の解釈、いろいろ出来るけれど、ロマンチストな私はサトシと仲良くなってサトシがつくったお弁当なのではとか思うよ。

そしたらこれは岡さ
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.7

テーマやメッセージを伝えるだけが映画ではない。
音楽のようにボーッと観て、その時間の中だけで、その映画の謎に入り込むだけでいい。

まさに美しい悪夢。様々な作品からのオマージュを楽しみながら、現実離れ
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淵に立つ(2016年製作の映画)

4.6

日本映画の現状については常々思うところがあって、金儲け主義に囚われて誰も求めてないはずの原作実写化が横行し、仕事を選べない監督たちがそれの為に映画を撮っているという印象。
そしてその薄っぺらいドラマを
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

5.0

いまから私がすることは、すべて山戸結希のせいだ。

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.5

どうしたらあんな風にカメラが近づけれるのか…
物語映画のなかで俳優や子役に限界まで入り込んで、それに呼応するかのように演技が引き出されている。

こんな人だったっけ、と思わせるほどのモッくんの変貌ぶり
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.3

レビュー忘れてたシリーズその2

これはイマイチだったんだよなぁ、、
なんでか分からない。ストーリーの運びや雰囲気や映像の美しさにはうっとりしていたけれど、なんでかな。今見たら違うかもしれないが。
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セトウツミ(2016年製作の映画)

4.0

レビューし忘れてたシリーズ

劇場で観た時に「純粋に役者目当てで来たのは初めて」とか「久しぶり」とか言っていた人々がいて、自分も然り、この映画は役者がめちゃくちゃいい。みんな暖かみがある。鈴木卓爾さん
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.5

これ、ディカプリオがなんのために"蘇った"か、考え始めるとものすごいやるせなくなる。
自然の中で生きる人間。
自然の一部である人間。

ビルや住宅に囲まれて生活をしていると忘れてしまうものだが、人は明
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.1

ラストかっこよすぎ。あの娘の視線の行く先を想像させる超絶なカメラ。

子供の頃、アメコミ映画が好きでバットマンもちろん好きで、役者の名前とかそこで大分覚えた。
そうして見て来たバットマンの仮面の下、マ
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ガーゴイル(2001年製作の映画)

5.0

マークし忘れてたけど、最近見た映画の中ではダントツに良かったです。

一切説明せずに、空気、表情、仕草を繊細に捉えることで満たされている映画。

一昔前のヨーロッパ映画の質感でありながら、顔のアップな
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

3.5

原作映画化ものの中では再現度という点で素晴らしく文句のつけようがない。
特に冒頭、あの星人の出てきた時の興奮!圧倒的なCGのクオリティと戦闘描写。あとおっぱい。
そこからなるほど大阪編にそうやって持っ
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怒り(2016年製作の映画)

3.8

最初にすごく複雑な気持ち。
ちょっと悔しい。

まず俳優の演技、皆素晴らしい。
特に妻夫木と綾野剛は元からすごく好きだから、本当に良かった。
綾野剛っていい役者だなぁ。妻夫木の得意の泣きの演技がここぞ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

久しぶりに見た。
観ているものを刺激しまくり、挑発しまくり、終いにはお前たちはクズだと言い放つ。たまらない。昔観たときはブラピの方が印象強かったけど、エドワード・ノートンの方がやばいわ。完全にキレキレ
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ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.7

初・岡本喜八!
序盤から黒人たちの英語の上に日本語を被せてくる奇怪な演出!笑
関西弁喋るし。その後もテロップ出まくりでストーリーを推し進め、程よいテンポで終盤へ。
この終盤のどんちゃん騒ぎが楽し過ぎる
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ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS(2003年製作の映画)

3.5

ラストに感動。
評判の悪いミレニアムシリーズですが、機龍2部作はテーマの絞られた良い特撮怪獣映画ですね。

もっと人間パートが魅力的になり、設定も煮詰められる時間とお金があればもっといい作品になるんだ
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ゴジラ×メカゴジラ(2002年製作の映画)

3.0

脚本的に納得いかない部分が多々あるも、特撮への愛とかっこよさを感じる作品。

機龍の暴走のシーンは、昭和とvsシリーズの両方の色を持っているんだと感慨深くなった。あれは名シーン。

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.8

前評判は聞いていたのでかなり期待値下げて行きましたが、
BvSが楽しかった私はかなり楽しんでしまったのであった。普通に面白かったよ。頭空っぽにして観たのもあるけど、これはそういう映画だ。ウィル・スミス
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オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

5.0

隣の国にこんなにものすごい映画があったなんて…

オープニングからぶっ飛ばし食い入るように一気に最後まで観てしまった。
フィルムのルックのかっこよさ、畳み掛けるストーリー展開、絶やさないシュールなユー
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神のゆらぎ(2014年製作の映画)

4.6

よかった!めちゃくちゃよかった!
これまたかなりストレートなメッセージを持っているんだが、その描き方が丁寧で。

丁寧さって大事だな。
時系列が前後しながらもそんなに見にくくはなく、むしろそれが個々の
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

3.5

いいなぁ。映像がとにかく美しい。
匂いのする映像。

最初の電車のカットやラストの会話とその後の山々のカットを筆頭に、印象的で染み込むようなたくさんの絵に出会えてよかった。
あたたまる。

Every Day(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品の全部に納得しているわけではない。むしろダメなところたくさんあると思う。

しかしこのまっすぐなテーマをまっすぐなまま完成させられたことに感動した。

多分愚直とも言える。けどそれが本当に素晴
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

4.0

目が離せなくて面白い。
しかし正直あまり印象に残ってない。

もう一回観ます。

君の名は。(2016年製作の映画)

-

見てるとムズムズする予告編の拒否反応があったけれど周りの高評価もあり、友達の好評もあり、観に行ってきました。

正直に結構楽しんだ!
絵の美麗さとか背景の緻密さとかはもうみんな言ってるからいいんだけど
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大魔神怒る(1966年製作の映画)

2.0

このたわけ!
ほんのちょっとスケール大きくしただけの一作目の焼き直しじゃねぇか。

湖に浮かぶ島。
その中の鳥居。
その奥に潜む魔人像。
三角関係な国。磔に火あぶりの女。

いいモチーフがそろっている
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大魔神(1966年製作の映画)

3.8

結構面白かった!
最初から巨大な足音が聞こえ、魔人だ魔人だと叫び祭りが始まる。からの城内で謀反、下剋上と展開していき、主たる登場人物が明確になったところで、10年が経つ!!笑
この掴みの良さに惹かれて
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イレイザーヘッド(1976年製作の映画)

3.5

見ていて飽きない。
主人公の男の顔面がインパクト強すぎて最高。リンチは変な映画ばっかり撮ってる印象あるけど、でも独りよがりじゃないんだよな。次に何が起こるのか気になって見てしまう。
粗さも味にするざら
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ゴジラ×メガギラス G消滅作戦(2000年製作の映画)

2.5

あんまり興奮しなかった。

改めてシン・ゴジラがこれからの特撮映画においてどれだけ大きな作品か実感した。

メガギラスってもっともっと狡猾で強かった覚えがあるんだけど、しかしゴジラも含め怪獣ファイトが
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