とても詩的で美しい映画。音楽も、その使われ方も本当に素晴らしい。
細やかながらも温かく、楽しげに働く従業員たちのやり取りは微笑ましくも、その表情に横たわる空虚感がたまらなかった。
これから自分達が>>続きを読む
最初「なんで私はマモちゃんと付き合ってないんだろう?」だったのが、最終的に「私はまだ田中守になれてない」になっちゃって、これはもう愛というか執着だし(本人も形容してた通り)、可愛そうとか痛いとかもう通>>続きを読む
いくつかの合言葉を言うだけで、会ってもいない人間をいとも簡単に同志だと受け入れてしまう‘組織’ 幹部の滑稽さ。それを痛快&痛烈かつセンス抜群のエンタテインメントに仕上げたのはさすがスパイク・リー。>>続きを読む
「人生は美しいか?」
とあるシーンで主人公のキム・ヨンホが発するこの言葉。
自分が拷問する人間の日記の中からこの言葉を見つけた時、この質問をした時、彼はどんな気持ちだったろうとずっと考えている。>>続きを読む
なんて気持ちのいいヒーロー。
自分が持つ驚異的な力に思い悩むでもなく、失った記憶のフラッシュバックに苦しみ立ち止まるでもなく、ただシンプルに自分がやるべき事をやる。あぁ、私もこんな風にシンプルに、気>>続きを読む
実際の事件で銃乱射が続いたという72分間のワンカット。これはもう、映画を観たというより銃撃テロを体感したといった方いいかもしれない(銃声が本当に怖い)。
事件を描いているのに犯人はほとんど姿が見えず>>続きを読む
時間は残酷。
自分も、周りの人間も時が経てば老いるし夢中で突き進むだけだった昔と同じようにはいかない。
臆病になるのは自然な事。
だけど色々理由をつけてやりたい事を諦めるのはまた別の話。
海岸で>>続きを読む
最高。
さりげなく教育の大切さを訴えていたり。
ミッキー、いい奴だな。
こちらのラストの「エイドリアン!」は、よりグッときました。
WOWOW で一挙放送してたので満を持して鑑賞。(いつまでたっても『クリード』観られないので)
ただのスポ根映画と思ってましたが40年以上前にこんな脚本を書いたシルベスター・スタローン、凄い。
ロ>>続きを読む
無数に散りばめられたキーワードが何を意味するのかはっきりわからないまま、ついついジョンス目線で観てしまったので後半の猫のシーンからのスリル感はたまらなく、「ベン、やっぱり貴方だよね?」と単純に思ってし>>続きを読む
役所広司演じるトム(本名忘れちゃいました)以外は、まぁ自分の事しか考えてない人間ばかりなのであまり気持ちのいい作品ではないけれど、最後まで観させてしまうのは寺島しのぶはじめ役者陣が素晴らしいからか。>>続きを読む
1970-1971年のメキシコ激動の時代を舞台にひとつの家族の姿を映した作品。
家政婦のクレオ目線で観た2時間15分、独特のカメラワークといい淡々とした感じはまるでアート作品のよう。そして観終わった>>続きを読む
花とアリスはもう、出会った瞬間から、あの感じで、アリスがバレエシを踊るシーンはやっぱりとても綺麗で、『花とアリス』の世界観そのままで良かった。
アリスと人違いのおじさんとのやり取り、きっと一生交わる>>続きを読む
趣里の演技に圧倒された。
それを受ける菅田将暉の繊細な演技にも引き込まれる。
趣里の走る姿が綺麗だなと思ったらなるほどバレエをやっていたのね。
不器用な自分に泣きたくなるほどウンザリするというのは自>>続きを読む
大人になったクリストファー・ロビンの言うことにプーが返す言葉が、無垢で微笑ましくて、クスッとなるのだけど、同時にハッとさせられる。
ぬいぐるみで、目の動きとか表情豊かではないはずなのに、仕事で頭がい>>続きを読む
これぞウディ・アレン。
ウディ・アレン×コニー・アイランドに間違いなし。
同じく「ここではないどこか」「こんな状況じゃない自分」を求めてもがく主人公として、『ブルー・ジャスミン』のケイト・ブランシェ>>続きを読む
あらすじ冒頭にある、
「私、人に頼るのが苦手なの」。
これが終盤もの凄く重くのしかかってくる。
あの完璧なカップケーキを思い出したら涙が止まらなかった。
助けたいけど、家の事をどう手伝えばいいか>>続きを読む
自分がダメなのは自分が1番よくわかってる。でも何かを始める気にもなれないし何をしたらいいかもわからない。思い付きで何かしてみるけどやっぱりうまくいかなくて…。
大学卒業後の20代のそんなひとときを本当>>続きを読む
ここまで女性が女性だけで、自分達の意思で、大仕事を成し遂げる映画をよく作ってくれたと思う(もちろん「女だって!」とか「男なんて」とかいう要らないセリフもなく)。
出てくる女性たちはみんな自分の得意な>>続きを読む
脚本が見事!
なんかわざとらしい演技だなとかゾンビそんな動き方しないでしょとか不自然な間とか、え、今の何?とか、前半のモヤモヤをあんな楽しい描き方でスッキリさせてくれるとは!
それでも単なる面白お>>続きを読む
いい意味で予想を裏切る展開。そして想像していたよりももっと普遍的なメッセージが込められた良い映画だった。
そう、「怒りは怒りを来す」のだ。
「怒り」が取り払われたエンディングはどこか清々しい。
すぐ上にいても、皆んな空を見上げないから気づかれない、そして人々が彼を見つける時は、必ず上を向いている、というのが厳しい現実にある彼に対する皮肉というか、とても象徴的だなと思いながら観ました。
アパ>>続きを読む
圧倒された!
ヒュー・ジャックマンの素晴らしさを思い知らされた!
正直期待外れ。
主人公レイの理解者であるはずの母と祖母が、むしろ彼を生き辛くさせてるのじゃないかとすら思えてくる程イライラさせられます。
早くその家を出ちゃいなよ!と思いながら、眉間に皺を寄せたまま>>続きを読む