一さんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

一

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スパイダーマン2(2004年製作の映画)

3.8

サム・ライミ監督作品

1作目が素晴らしかったので続けて観てしまったけど、こちらも引き続きめっちゃくちゃ面白かったし普通に感動しちゃった

単なるヒーローではなく、日常描写を丁寧に描くことで、重圧に押
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スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.8

サム・ライミ監督作品

新しいトムホのスパイダーマン予告でいろいろと盛り上がっていたので、今さらながら初鑑賞

MCU以外の実写スパイダーマン映画は初めての鑑賞でしたが、さすがサム・ライミ監督といった
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.6

富裕層が娯楽目的で行う人間狩りを描いたバイオレンススリラー
標的として集められた男女のサバイバルを、アメリカ社会への風刺を盛り込んで描く

去年話題になっていただけの事はあって、単なるサバイバル映画で
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

3.9

ジョン・ウォーターズ監督の同名カルトムービーを基にした大ヒットミュージカルを映画化

人種差別が残る60年代のボルチモアを舞台に、外見を気にしないぽっちゃりヒロインの活躍を描く

とにかくポップでキュ
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.7

巨匠 シドニー・ルメット監督作品

実話の原作を基に映画化した作品で、ニューヨークを舞台に、汚職と腐敗にまみれた警察組織の中で抗うひとりの警官“セルピコ“の姿を描く

ルメットらしい骨太な社会派ドラマ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

濱口竜介監督作品

今年は『偶然と想像』でもベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞し、今最もノリに乗っている濱口竜介監督ですが、本作はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、いくつもの海外メディアの
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ひとつの太陽(2019年製作の映画)

3.6

次男の逮捕をきっかけにバランスを失った家族の崩壊と再生を描き、第56回金馬奨で作品賞など5冠に輝いた台湾発のヒューマンドラマ

今年のアカデミー賞国際長編映画賞のショートリスト(ノミネート前の最終候補
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.7

『ブレンダンとケルズの秘密』共同監督のノラ・トゥーミー監督作品

『ウルフウォーカー』『ソング・オブ・ザ・シー』などを手がけ、過去の長編作全てがアカデミー賞にノミネートされるほど評価が高く、“ポストジ
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三尺魂(2017年製作の映画)

3.5

ネット掲示板で知り合い集団自殺を試みた4人の男女が、タイムリープに陥ってしまう姿を描く

映画というよりも舞台のようで、ほぼ全てが狭い小屋の中で行われるワンシチュエーションムービーなので、話は全然違う
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うなぎ 完全版(1997年製作の映画)

3.5

今村昌平監督作品

第50回カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作

浮気した妻を殺害してしまい8年間の服役を終えたものの、極度の人間不信に陥り唯一飼っているうなぎだけに心を開く寡黙な男と、そんな彼をと
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カンフーハッスル(2004年製作の映画)

3.6

香港の名匠 チャウ・シンチー監督作品

ギャング団・斧頭会の一員になることに憧れていたチンピラの主人公が、彼らがカンフーを極めた貧困地区の住民たちに倒されるところを見て、ある想いを巡らせて行く…

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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

4.0

カーロ・ミラベラ=デイヴィス監督長編デビュー作

異物を飲み込み続けることで、自分を取り戻していく女性を描くスリラー

キュートでありながら艶めかしいヘイリー・ベネットの魅力が爆発しちゃってる上に、ひ
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エルミタージュ幻想(2002年製作の映画)

3.5

ロシアの巨匠 アレクサンドル・ソクーロフ監督作品

ロシアが世界に誇る国立エルミタージュ美術館を舞台に、映画史上だれもなし得なかった90分間ワンカット撮影を敢行するという、疑似ではない正真正銘ガチガチ
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RED/レッド(2010年製作の映画)

3.5

規則正しい引退生活を送る元CIAのエージェントが、ある襲撃事件をきっかけにかつての仲間たちと伝説のチームを再結成し奮闘する様子を描く

観るまで謎だった作品タイトルの意味は、Retired Extre
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左様なら(2018年製作の映画)

3.1

海辺の町を舞台に、クラスメイトが死んでも、いじめられても、当たり前のように続いていく日常を描く

『サマーフィルムにのって』で気になった祷キララ目当てで鑑賞してみたのですが、むしろ芋生悠がメインだった
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グレムリン(1984年製作の映画)

3.5

ジョー・ダンテ監督作品
脚本はクリス・コロンバスが務める

クリスマスプレゼントのペットが異常繁殖して町中が大混乱になるデザスターコメディ

かわいいと気持ち悪いが行ったり来たりする、絶妙なラインのビ
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.2

『インターンシップ』『リアル・スティール』のショーン・レヴィ監督作品

至極のエンターテイメント映画
いやーーーこれはかなり驚きましたね
何かガツンと食らうような面白さで、完全にナーメテーター案件の傑
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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.1

やっぱりジェームズ・ガン様様ですわ…🥺👏🏻👏🏻👏🏻

錚々たるMCU制作陣の中でも絶対的に信頼できる監督はここでも100%外さないし、久々にDC映画の傑作を目の当たりにできただけでも純粋にめちゃくちゃ
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

3.2

ジャン=リュック・ゴダール監督作品

創造主(神)と肉体をモチーフに作り上げた作品

小難しく取っ付きにくい方のゴダール作品とはわかっていたので、端っから理解するつもりなんかさらさらなかったのですが、
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父の祈りを(1993年製作の映画)

3.6

ジム・シェリダン監督作品

1970年代のロンドンで起きた実在の冤罪事件「ギルフォード・フォー事件」を基に、無実の罪で投獄された父子の戦いと絆を描いた人間ドラマ

『マイ・レフトフット』に続きダニエル
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.3

実際に牢獄生活を送ったことのあるドン・ピアーズの小説を、彼自身とフランク・R・ピアソンが脚色し、脱獄を試みては失敗を繰り返し、それでも脱獄を試みる不屈の囚人を描く

脱獄映画なんだけど、『大脱走』『穴
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悪魔の毒々モンスター(1984年製作の映画)

3.5

ロイド・カウフマンとマイケル・ハーツが設立し、1970年代から一貫してB級映画を量産し続けている製作会社トロマ・エンターテインメントの代表作

危険な廃棄物に落とされ、醜いモンスターになってしまったい
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.9

ジム・シェリダン監督長編デビュー作

実在する脳性小児麻痺の画家クリスティ・ブラウンの半生を描いた伝記映画

生まれながらの重度の脳性小児麻痺により、左足が少し動かせるだけで、後は植物人間同様の生活を
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ベルヴィル・ランデブー(2002年製作の映画)

3.8

シルヴァン・ショメ監督長編デビュー作

誘拐された孫の救出のため奔走する祖母の姿をユーモアたっぷりに描いたアニメーション映画

フランス映画として初めてアカデミー長編アニメーション部門にノミネートされ
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル(2000年製作の映画)

3.8

原恵一監督作品

小さい当時劇場で鑑賞済みなので、観てるうちに思いだしていきましたがやはりこれも名作

冒頭にあるキレッキレのアクション仮面映画の予告でガッチリと心を掴まされたまま、わくわくする設定の
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

4.6

全て映画好きに深く深く突き刺さる新たな青春映画のマスターピース

いやーシビれましたわ…
これが映画長編デビュー作というのはちょっと信じられない
そのくらい松本壮史監督には凄まじい可能性を感じられる見
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ピクニック(1936年製作の映画)

3.8

フランスの巨匠 ジャン・ルノワール監督作品

ギィ・ド・モーパッサンの小説「野あそび」を原作に、パリから田舎にピクニックにやってきた一家の一日や、地元青年と一家の娘の愛を、モノクロの美しい映像で描く
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あるアスリートの告発(2020年製作の映画)

3.9

米国体操連盟のラリー・ナサール医師による性的暴行事件を取り上げ、勇気をもって声をあげた女子選手たちと、事件を報じた地方紙の記者たちの姿を追ったNetflixオリジナルのドキュメンタリー

テレビをつけ
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パンケーキを毒見する(2021年製作の映画)

3.8

『i-新聞記者ドキュメント-』などを送り出したスターサンズの配給&映画プロデューサー河村光庸氏が企画・製作・エグゼクティブプロデューサーを務め、第99代内閣総理大臣の菅義偉の素顔に迫った政治ドキュメン>>続きを読む

イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.8

『クレイジー・リッチ』のジョン・M・チュウ監督作品

ブロードウェイミュージカルで、トニー賞4冠とグラミー賞最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞した「イン・ザ・ハイツ」を映画化した作品

例外としていく
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

4.5

シルヴァン・ショメ監督作品

フランスの喜劇王 ジャック・タチ監督が娘のために書いた幻の脚本を基に、昔ながらの手品を披露する老人が純粋な少女と出会い、言葉が通じないながらも心を通わせる姿を温かく描く
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デッドマン(1995年製作の映画)

3.4

ジム・ジャームッシュ監督作品

19世紀後半のアメリカ西部を舞台に、ある理由から裏で暗躍する組織に追われるひとりの男の葛藤を描いたウェスタンドラマ

ジャームッシュらしい独特なリズムで進むオフビート全
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インスタント沼(2009年製作の映画)

3.1

『転々』『時効警察』の三木聡監督作品

会社を辞めたOLがまだ見ぬ実の父親の存在を知ったことから、さまざまな不思議な体験を重ねていくヒューマンコメディ

言ってしまえばしょうもない日常を切り取ったシュ
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エリザのために(2016年製作の映画)

3.7

『4ヶ月、3週と2日』のルーマニアの俊英 クリスティアン・ムンジウ監督作品

第69回カンヌ国際映画祭監督賞受賞作

暴漢に襲われたのが原因で、留学試験の合否が危うくなった娘を救おうとする父親の姿を描
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未知への飛行(1964年製作の映画)

3.7

巨匠 シドニー・ルメット監督作品

機械の故障による誤った指令で水爆を搭載したアメリカの核戦略爆撃機がソ連攻撃に向かい、米ソ両国に核戦争の危機が迫るというSF映画

当時実際に米ソの冷戦真っ只中で作ら
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ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)

4.0

『裏切りのサーカス』のトーマス・アルフレッドソン監督作品

『ボーダー 二つの世界』のヨン・アイビデ・リンドクビストのベストセラー小説「モールス」を映画化し、永遠に年をとらないバンパイアの少女と、孤独
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