柿トマトさんの映画レビュー・感想・評価

柿トマト

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葬送のカーネーション(2022年製作の映画)

4.0

#葬送のカーネーション

祖父・ムサと孫娘・ハリメが亡くなった祖母の遺体を故郷の土地に埋葬しようと旅する物語。「故郷の土地に埋葬」とはすなわち彼らは難民であるようだ。

ようだ……と書いたのはこの作品
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.0

ディズニー100周年を記念する記念碑的作品。詳しくはウォルト・ディズニー・カンパニーが創立100周年なんですって。それを全く知らなかった男が試写会で本作「ウィッシュ」を鑑賞。まあ、何が言いたいのかとい>>続きを読む

ホーンテッドマンション(2023年製作の映画)

3.0

『ホーンテッドマンション』ってタイトルなら「館」が主人公じゃなきゃダメだろ!

TDLの人気アトラクション「ホーンテッドマンション」を実写映画化。過去にはエディ・マーフィが主演で映画化もされたこともあ
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#ミトヤマネ(2023年製作の映画)

3.0

正直、主演を玉城ティナを抜擢した人の勝利。

2023年現在最先端の花形、インフルエンサーという仕事に焦点を当てた本作。ファッションから料理、あらゆる広告塔となるほどの人気インフルエンサーが失墜する姿
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さよなら ほやマン(2023年製作の映画)

4.0

さよなら ほやマン

オンライン試写会で視聴。

宮城県石巻市の離島に住む兄弟アキラとシゲル。アキラは父の仕事を継いで漁師をし、弟の分まで働き生計を立てている。ある日東京から漫画家ミハルがこの島に訪れ
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.0

ヴァチカンのエクソシスト

実在した悪魔祓いの悪魔との壮絶な戦いを描くホラーバトル作品。ヴァチカンのチーフ・エクソシストのガブリエーレ・アモルト神父をラッセル・クロウが演じる。

ホラーが苦手な自分か
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007は二度死ぬ(1967年製作の映画)

3.0

007は二度死ぬ

シリーズ5作目。米ソロケット開発を背景に、打ち上げたロケットが行方不明になる事件が発生。英国諜報部員の007は謎のロケットを求めて日本に潜入するが…。

シリーズ初の日本が舞台!そ
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.0

乳糖不耐症と乳頭って……

「エロ」「グロ」「下劣な品性」をまとめて乗っけたかのような映画が登場。その名も「マッド・ハイジ」。スイスの児童文学であり、日本ではそれをテレビアニメ化したものが有名な「アル
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

「君たち」とは一体誰のこと?タイトルから考える「君たちはどう生きるか」

日本を代表するアニメーター・監督の最新作がついに公開。その「宣伝をしない」異様な宣伝方法も相まって謎が謎のまま封切りされてしま
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大いなる自由(2021年製作の映画)

3.0

同性愛とは、ちょっと違うもの

かつて存在したドイツ刑法175法によって、同性愛が禁じられていたドイツ。その刑務所を舞台に、同性愛者のハンスと同房となり関わりを持つようになったヴィクトールという2人の
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

3.0

最後の作品にして一番地に足がついた作品

1作目『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の登場以来、主演ハリソン・フォードの代名詞となったインディ・ジョーンズシリーズ。1作目から42年が経ち、前作より約
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ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

3.0

そんな猛プッシュ…するほどなのか?

電光石火のごとく猛スピードで移動できるアメコミヒーロー・フラッシュの活躍を描いた本作。ジャスティス・リーグに引き続きフラッシュをエズラ・ミラーが演じる。

本作で
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

9歳のケイディは事故で両親を亡くした少女。おもちゃ会社の研究員で、ケイディの叔母にあたるジェマは彼女に最新AI人形の「ミーガン」を贈るが…。

アメリカで予想以上のヒットを飛ばしたスリラー映画が半年遅
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MEMORY メモリー(2022年製作の映画)

3.0

病気を題材にするなら真っ直ぐ、丁寧に扱って欲しい

アルツハイマー病を発症してしまい、仕事内容が覚えることが困難になった殺し屋アレックス(リーアム・ニーソン)は、最後の任務を決意。しかし、ターゲットの
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帰れない山(2022年製作の映画)

3.0

何回登山すんねんって思うけど、それが良いんです。

北イタリアのモンテ・ローザ山麓の別荘に夏の間だけ、家族で泊まりにくるピエトロと、代々その山で暮らしを営んできたブルーノ。同い年の彼らはすぐに打ち解け
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

2.0

ゲームの映画化としては満点だとしても、映画としてはどうなの?

この映画は、ゲームの映画化としては非常に成功しているものの、映画としての完成度には疑問が残る。確かに、マリオを始めとするゲームのキャラク
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

2.0

見てる間は面白いが、終わってみたら脚本の粗か目につく。ネタバレしてまで書くようなこともないので、点数だけ。

アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.0

精神疾患を患った人々が集うデイケアセンター「アダマン号」を撮影したドキュメンタリー。自由な雰囲気の中、患者たちはワークショップを楽しんだり、カフェ店員として働いたりしているが、介護者との壁がないため、>>続きを読む

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

4.0

「聖地には蜘蛛が巣を張る」は、実際に起こった2000年から2001年の連続娼婦殺人事件を映像化した作品である。監督は「ボーダー 二つの世界」のアリ・アッバシであり、女性記者ラヒミ役はザーラ・アミール・>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.0

“映画を”ステマしてはいけないけど、“映画で”ステマすると良きかな

「ステマ」とは、「ステルスマーケティング」の略称であり、消費者に広告であることを隠し、非営利の口コミと見せかけてバンドワゴン効果や
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.0

ジェネリック黒澤明版『生きる』

『生きる LIVING』は黒澤明の名作をリメイクした作品。1953年のイギリスを舞台に公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)が癌の宣告を受けてから、如何にこれまでの人生の
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.0

見ている間はエヴリンのパンク寸前の頭を追体験しているように感じるが、それは面白さとは言えない。

本年度アカデミー賞7部門(作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、脚本賞、編集賞)を制覇し
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マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

3.0

パロディに収まらない、監督からの熱いラブコールが炸裂

オスカー俳優であり、かつてはヒット作にも恵まれていた大スターであったニコラス・ケイジが、B級映画やイロモノ作品に出演するようになって久しい。しか
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Winny(2023年製作の映画)

3.0

キャスト陣が素晴らしい

「Winny」というタイトルは、2002年に金子勇氏が開発したファイル共有ソフトの名称。このソフトは、インターネット上で複数のパソコンをつなぎ、ファイルを共有する分散ファイル
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ブラックライト(2021年製作の映画)

1.0

やっぱり『96時間』(1作目)は名作だったと感じるための作品

予告から感じられる「孫(と娘)を攫われた主人公」というプロット自体が『96時間』そのもので、さらにFBIが自由に民間人を殺しまくるという
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レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

2.0

役者が悪くないだけに…

木村拓哉、綾瀬はるかという人気スターの共演、実写版『るろ剣』シリーズやテレビドラマ『ハゲタカ』などで知られる大友啓史監督が目5本をとり、「絶対に成功させてやろう」という気概が
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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.0

トランスポーターのような…レオンのような…。もう100万回こういう設定見た。

表は廃車処理会社、裏は金次第でどんなものでも確実に届ける運び屋の仕事を請け負う「特送(とくそう)」に勤める主人公・ウナ(
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

韓国からハワイに向かう旅客機で、謎の男がウイルスを持ち込んだバイオテロが発生。乗客・事件を追う刑事・韓国の政府などを巻き込んだフライトパニック作品。

事前に知識を仕入れずに鑑賞したので、もっと「テロ
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あのこと(2021年製作の映画)

5.0

舞台は1960年台、フランス。まだ法律で中絶が禁止されていた時代の物語。主人公・アンヌは文学を学ぶ女子大生で成績優秀で将来が期待されている。

そんな彼女はある日、自分の身体に違和感を覚える。おそるお
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

漫画「東京タラレバ娘」の「ダークナイト問題」が蘇る。うるさ型の映画オタクを背中からブッ刺す作品

「絶海!」「孤島!」「殺人!」予告だけでも伝わってくる密室シチュエーションに胸が高鳴る『ザ・メニュー』
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ある男(2022年製作の映画)

3.0

試写会にて。

とにかく役者の演技はみな素晴らしい。妻夫木聡の抑えながらも、うちに怒りがみえる複雑な人物像。安藤サクラの自身の夫が何者なのかも分からず当惑している当の本人なのに、息子に弱気な部分を見せ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.0

アメリカのベストセラー小説が原作のミステリー映画。本国では2019、20年連続で「その年に1番売れた本」ということで、それがこの作品の売り文句だ。

それに女優のリース・ウィザースプーン(「キューティ
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オフィシャル・シークレット(2018年製作の映画)

3.0

イギリスのGCHQの職員が、マスコミに機密をリークするキャサリン・ガン事件を描いた本作。

世界中の要人の通信を傍受しているGCHQというイギリスの情報機関で働いている女性キャサリン・ガンはある日、イ
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

かつても魔法が溢れていた世界で、2人の兄弟が亡くなった父親を求め冒険するファンタジー。

主人公で弟のイアンがまだ見ぬ父親を想像しながら、父の声が入ったカセットテープと会話する序盤には、思わず涙が出そ
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

2.0

2011年3月11日に発生した東日本大震災。それによって発生した大津波の被害を受けた福島第一原子力発電所で働く作業員の姿が描かれる『Fukushima 50』。

「Fukushima 50」とは当時
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