カルダモンさんの映画レビュー・感想・評価

カルダモン

カルダモン

洋邦年代ジャンル問わず。点数甘めの長文気味。
レビューが追いつかなくなってきました。。

映画(148)
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.8

シルバーレイクに住む正体不明な人たち。どんな仕事をしているのか、どんな暮らしぶりなのか。彼らの暮らす街で一体何が起こっているのか。冒頭から現実とも虚構ともつかない世界へ誘われた。

常時不安げでロクに
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.7

地味なタイトルとジャケからは想像できない内容にびっくり。と同時に個人的にはかなり好みのラインで大満足の一本。

夫と子供を爆弾テロで失った母の闘いを、ハードな移民問題を背景にしながらも、重くなりすぎな
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.3

第二次世界大戦時、イギリス首相に就任したウィンストン・チャーチルをゲイリー・オールドマンが演じる。
アカデミー賞をはじめ各映画賞で主演男優賞とメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞している本作。以上の
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

4.2

Filmarks試写in一ツ橋ホール。

それほど期待していなかっただけに、見事にカウンターを喰らった。
なんだこの最高な気分は。いろんな嫌なことを吹っ飛ばしてくれて爽快極まりない。
劇場全体が笑いに
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サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

4.2

吹替版にて。
ビー・ジーズの『StainAlive』に乗せて颯爽と街を歩く若かりし日のジョン・トラボルタ。子供以上大人未満の姿が愛おしい。

兎にも角にも音楽がなくては成り立たない。次々にかけられる音
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ヒッチコック/トリュフォー(2015年製作の映画)

4.0

1962年当時、31歳の気鋭監督だったフランソワ・トリュフォーが巨匠アルフレッド・ヒッチコックを相手にインタビューを敢行。ハリウッドのユニバーサル撮影所で1週間、朝から晩まで毎日7、8時間、食事の間も>>続きを読む

ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

3.8

家族は大事だが、それと金の話は別。
しかし、それでもやはり家族は大事。

1973年イタリアのローマで実際に起こった事件。世界一の富豪ジャン・ポール・ゲティ(クリストファー・プラマー)の孫ポールが誘拐
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

4.3

死のうとしても死ねない。
死ぬ強ささえもない。
15...14...13...12...........
心のカウントは此岸と彼岸を彷徨っている状態だろうか。寄る辺なく漂う様は心細くなるが、同時に息を
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スペースバンパイア(1985年製作の映画)

3.2

SFとエロ。ターゲットを男性に全振りする潔さとわかりやすさが男らしい。そして80s特有のチープなSFXにキュンとする。

地球に接近中のハレー彗星付近に謎の宇宙船を感知したチャーチル号。探査に向かった
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フラッシュ・ゴードン(1980年製作の映画)

3.2

Queenのテーマソングと共に現実が一気に遠ざかる。

どう見てもカズレーザーなビジュアルの元アメフト選手フラッシュゴードン。どう見ても大駱駝艦の麿赤兒を彷彿とさせる悪の皇帝ミン(マックス・フォン・シ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

4.9

これまで何度となく見てきた作品でありながら劇場で鑑賞するのは今回が初。公開から50周年の節目に初日初回の鑑賞が叶ったので、及ばずながら長文駄文を。

場所は日本で唯一70mmフィルム上映が可能な国立フ
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.5

古典的なドッキリ音響にやられる度、悔しさを味わう。体がビクッとなるのは怖いからじゃないから!生理反応だから!と誰に言うわけでもない心の中の言い訳。
劇場内が固唾を飲んで、ある種の一体感が生じるのは『ド
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

4.2

2022年のNYを描いた近未来SF。
45年前の作品でありながら、環境汚染、人口爆発、温室効果ガスなどの問題意識は現代とさほど変わっていないことに驚く。
『ブレードランナー』のようなビジュアルこそ無い
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

どうにも食指が動かずスルーしてたのだが、グァダニーノ監督『サスペリア』を楽しみに待つ身として避けては通れず。結果観てよかった。

オープニングから伝わる画面と音楽の美しさにアッサリと誘われて、133分
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.8

悔しいがウェス・アンダーソンのお洒落センスにねじ伏せられた。
先日観た『クボ』とはだいぶ作法が違うストップモーションアニメ。同じ日本をモチーフにしながら対照的な描かれ方。本作では近未来の日本が舞台とな
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マジック・マイク(2012年製作の映画)

3.9

ベトつきのない歯切れ良さ、潔い脱ぎっぷりと共に、溜まったストレスが一気に吹っ飛ぶ。
マイク(チャニング・テイタム)がステージで輝けば輝くほど憂いも増して、彼の眉根、背中、そしてどこか悲しい筋肉が美しい
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ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.6

最近の映画とは思えないほど絶妙な古さを感じる肌触り。音楽の使われ方、軽妙なノリはソダーバーグのヒット作『オーシャンズ』を彷彿させるものの、本作は田舎の鈍臭さ全開。どいつもこいつもイイ感じにダサく、知能>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

Filmarks試写会inソニーピクチャーズ神谷町

失踪した娘マーゴットを捜索する父デビッドはPC上で様々なツールを駆使し、履歴から娘の足跡を辿る。徐々に浮かび上がっていく真相の形が思いもよらない方
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サボテンの花(1969年製作の映画)

4.7

見事な脚本とキャストのアンサンブルに、50年前の作品とは思えないほど新鮮な笑いを頂いた。

結婚はしたくないが恋愛だけはしていたい歯科医の中年男ジュリアン(ウォルター・マッソー)と、彼に一途な恋心を抱
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メカニック(1972年製作の映画)

4.4

チャールズ・ブロンソン演じる殺し屋アーサー・ビショップは、相手の健康状態や生活習慣、家族構成に至るまで徹底したリサーチを重ね、殺人の痕跡を残さない手口で自然死、事故死に仕立て上げる。
正確無比な仕事、
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.5

この映画作品自体がコンテンポラリーアートのようなもので、終始繰り広げられるディスコミュニケーションは苦痛を超えて、笑いを超えて、どう受け取ってもしっくりこない感覚に不安を覚える。

筒井康隆の短編『最
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アメリカン・パロディ・シアター(1987年製作の映画)

3.9

架空のB級SF映画『月のアマゾネス』のTV放送を観ながらチャンネルをザッピングしているという設定のコメディ・アンソロジー。

タランティーノも顔負けのDJ感覚で、全部のネジがユルい感じがたまらない。ど
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ジュマンジ(1995年製作の映画)

3.5

オールズバーグ原作の絵本『ジュマンジ』
の映画化。鉛筆だけで描かれたミステリアスな雰囲気とは対照的で、映画版ではタイムパラドックスや親子の成長など物語の構造も複雑になっている。子供向けと侮れない凝った
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

4.3

スタジオライカ作品を初鑑賞。
ストップモーションとは思えないほどの滑らかさ、微細な表現に呆れる。
散らばった折り紙を拾いそこなう動きや、数フレームだけ視線を外して感情を迷わせるような、まさに瞬きする間
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.2

ダブリンという街の魅力とロンドンへの憧れ目線。そして登場人物のアイリッシュな顔立ちと楽曲の数々がたまらない青春グラフィティ。

80年代半ばのMV勃興期、家庭では映像作品を通して音楽に触れる機会が増え
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ピラニア(1978年製作の映画)

2.5

山奥にある軍の研究施設に忍び込んだバカップルが全裸で施設内のプールで泳ぎまくる。当然ながら彼等は喰われる運命なのでアッサリと骨にされる。
行方不明になったバカップルを捜索するのは輪をかけてバカな女捜査
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

3.9

ベトナム戦争での実話をベースにした80年代のデ・パルマ作品。
若き日のマイケル・J・フォックス、ショーン・ペン、ジョン・C・ライリー等、キャストの顔ぶれだけでも一見の価値アリな作品。

冒頭のファース
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.5

得意なジャンルではないが、それでも目を背けたくなるような描写を前に、ラストまで目が離せなかった。人物描写は濃度が高く、脇を固める一人一人の顔や目に宿る光が強烈。

ヤクザ以上にアウトローな広島県警の大
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

2.6

肺結核を患った母親が不倫しダイナマイトで心中。という冗談みたいな実体験を持つ末井昭。デザイナー、エロ写真雑誌の出版、編集長となるまでの時代、主に7〜80年代を描いた自叙伝的映画。

「芸術は爆発だと言
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フライング・ジョーズ(2011年製作の映画)

2.0

原題は『SWAMP SHARK(沼ザメ)』。
"フライング"でもなければ"ジョーズ"でもないが、オープニングタイトルで腰が引けるようではまだまだ道は遠い。

沼地のロケーションと、ワニの仕業っぽく見せ
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ゴースト・シャーク(2013年製作の映画)

2.9

驚いたことに結構面白かった。少なくとも昨日観た『ディノシャーク』とは比べ物にならないくらい、見せ場や演出は普通にしっかりしている。
録り溜めていた責任上、少しずつ消化しているサメ映画だが、中にはこんな
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ディノシャーク(2010年製作の映画)

1.5

「残暑見舞いのサメ映画」というFOXムービーチャンネルの特集にて。

"ダイナソー"と"シャーク"で"ディノシャーク"(9割ワニ)。体が鎧のように硬いので、弱点は眼だそうです。ていうかジャケのサメは出
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恐竜グワンジ(1969年製作の映画)

3.2

特撮の巨匠ハリーハウゼン。ストップモーションで命を吹き込まれたグワンジは愛嬌があってとても可愛い。

西部劇とジュラシックパークを足したような世界は結構シュールで、不思議な形の岩山が広がる地形や、円形
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.7

前作『ジュマンジ』ではサイコロに運命を託し、受動的に困難を越えていくボードゲームであったのに対し、今回は能動的に協力しないとクリアできないTVゲームが舞台に。

今回のプレイヤーは恐らく究極のVR体験
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マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

4.1

『バーフバリ』の原点であり、本国インドでは1000日のロングラン上映を記録という釣り文句が誇らしげに踊る。公開間もないサービスデーということもあり、満員御礼。上映後には拍手も起きた。

1609年のウ
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.2

『グレイテストショーマン』のついでに過去鑑賞記録。

初見時に曲とパフォーマンスのインパクトにやられて、勢いで劇場に三回足を運んだ映画。しかし回数を重ねるごとにみるみる色褪せていく不思議な映画でもあっ
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