カルダモンさんの映画レビュー・感想・評価

カルダモン

カルダモン

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

年を重ねるごとに無茶の度合いが上がっていくトムクルーズ。そんな彼の姿はできる限り大スクリーンで見たい。どんな無茶をしてるのか気になって仕方がない。是非とも鉄が熱いうちに、という勢いで向かったIMAX。>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.9

巨大な人型
巨大不明生物の襲来
人間との融合
活動限界までの制限時間

思った以上にエヴァンゲリオン。というより当然ながらエヴァは特撮ベース、それもモロにウルトラマンだったんだなというのを再認識。
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TITANE/チタン(2021年製作の映画)

-

少女時代に自動車事故を起こし頭にチタンを埋め込まれたアレクシア。以来、車への執着心が強まった彼女はショーガールとして、車に絡みつくようなダンスを披露し男たちの視線を集めていた。ある時、車への想いは臨界>>続きを読む

クラッシュ 4K無修正版(1996年製作の映画)

4.3

ひしゃげた車体。ひしゃげた肉体。
自動車事故を肉体と精神の両側から描いてるのすげーなと思う。

倦怠期の夫婦。ある夜、夫のジェームズが車の正面衝突事故を起こす。相手の車には夫婦が乗っており旦那は即死。
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グラインドハウス(2007年製作の映画)

5.0

日本での上映権が切れるため最後の35mmフィルム上映。ということで馳せ参じたグラインドハウスinシネマシティ。

上映権てのは一度切れると再上映するのはなかなか叶わないものなのでしょうか。権利関係はわ
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.5

メンフィス。場末のホテル。同じ時間軸で語られる三つのショートエピソード。それぞれの理由で宿泊するそれぞれの登場人物。直接交わることはないけれど絶妙なニアミス具合がなんともいえず良い塩梅。
唯一ラジオか
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トラベラー(1974年製作の映画)

4.0

家でも学校でも叱られてばかりの男の子。
サッカーが好きで近所のワンパクたちと試合をするのだけど、あんまり結果が出せない。勉強できない落ちこぼれちゃんが唯一輝きを見出せる場所のはずなのに。サッカー好きな
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[Focus](1996年製作の映画)

4.5

盗聴オタクの青年を報道クルーが取材する。オドオドと乗り気ではない青年を相手に映像素材を撮り集めていくが、なかなかこれといった面白い絵にならない。業を煮やしたTVディレクターは実際に盗聴しているところを>>続きを読む

リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986年製作の映画)

3.9

下町の冴えない花屋で勤務する冴えない男シーモア。ある時ガラクタ屋で見つけた珍しい鉢植えを持ち帰り店の窓辺に並べたところ、客足の乏しかったお店がたちまち大繁盛。しかしその植物の正体は人間の血を吸って生き>>続きを読む

父を探して(2013年製作の映画)

5.0

大好きなお父さんが遠くに行ってしまった心細さが、寂しくも温かい気持ちにさせてくれる。時折聞こえてくる笛の音色。色彩のような音。少年の心がサイレントに響いてくるようだった。

子供の持つ生命力が色となり
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スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

4.0

特別講師エドガーライトに学ぶスパークス50年史。数々の著名アーティストによるラブメッセージや過去映像と共に謎めいたUSロックユニット、スパークス兄弟に迫る。

結論から言ってしまえばこの映画を観てもス
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アネット(2021年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

良い意味でとても感情的な映画だった。ミュージカルという表現も理に適っていたように思う。もしこれが普通の劇映画だったらダイレクトに届かなかったかも。

挑発的なスタンダップコメディアンのヘンリーと、今を
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.5

眼が眩む光の束と、血の通う音楽に酔いしれた2時間半。私が特に驚いたのはライティングの技術でした。未知との遭遇かと思うほどにビカビカに輝く世界はほとんどサイケデリックの様相で、ちょっと異常なくらいの精神>>続きを読む

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.5

刑期を終えた兄ジェイクを弟エルウッドが中古のオンボロパトカーで出迎える。刑務所の扉が開き、兄のシルエットが後光に浮かび、無言で抱き合う二人。高らかに鳴るオープニング『She caught the Ka>>続きを読む

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

色々気になるアレやコレ、諸々すっ飛ばしてホロリと涙。完全に泣かせにきている作品を前に天邪鬼な私は泣いてたまるか!と心の中で抗いつつ、自然と涙ぐんでいるというどうしようもない状態でした。

出てくるオバ
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逆噴射家族(1984年製作の映画)

5.0

窮屈な団地暮らしで家族全員が現代病に冒されているとの思いに囚われた父・勝国。えいや!と一念発起で購入した戸建てのマイホーム。これで"ビョーキ"ともオサラバだ!

シロアリもドン引きするほどの破壊っぷり
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肉弾(1968年製作の映画)

4.4

爛々と輝く"あいつ"の目が印象的だった。若者たちで溢れかえるビーチにドラム缶の中で、燃えカスのようになってしまったメガネの白骨。"あいつ"の目には今なにが映ってるのか。戦争が終わったことで大事な何かを>>続きを読む

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)

4.6

婦女暴行で留置場にブチ込まれた青年が同じ牢屋で出会ったのは、独立国家「ヤマタイ国」の閣僚を名乗るアナーキーな老人6人。この出会いをきっかけに青年は老人たちが共同生活をしている家(ヤマタイ国)に亡命、帰>>続きを読む

ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.3

現在イメージフォーラムでタルベーラ監督の未公開初期作3本が公開中。どれかひとつだけでも観ようと思い、色々悩んだ結果、タルベーラスタイルを確立した記念碑的作品といわれる『ダムネーション』を鑑賞。

冒頭
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狂乱の日々 デス・ロードの戦い(2017年製作の映画)

-

昨日YouTubeにて公開されたマッドマックス・フューリーロードのドキュメンタリー作品。これまでに公開されていたものとは内容が違うので、改めてどういう過程で生まれた作品だったのか振り返ることができまし>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

始まって早々に肌に合わない感じがビンビンでどうしようかと思った。主にカルチャー周りの捉え方と、ブキミなまでの偶然によって急接近する二人の出会い等々。ぐっと堪えながら残り時間のカウントが1時間40分もあ>>続きを読む

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

4.2

『ハウスオブグッチ』と同日公開だったことも影響してか本当に寂しい客足でした。公開3日目にして広めの劇場に10人くらい。グッチと集客に差があったのが悔しいくらい素敵な映画なので、日頃から疲れる映画ばかり>>続きを読む

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

3.9

わざと醜く見えるようなイモくさい体型やファッションを、敢えて見せているレディガガ。グッチ家に嫁いで以降はブランド物で盛っていくにも関わらず滲み出てくるイナタイ感じ。抜群の目ヂカラを武器に男を射抜き訴え>>続きを読む

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

4.8

恥ずかしながら実は子供の頃に結構怖かった映画です。コメディ映画として認識されてることが多いですが、冒頭の図書館や冷蔵庫の中の異空間とか雰囲気はなかなかのもので、観た当時は冷蔵庫開けるの怖くなったくらい>>続きを読む

ミッキーのお化け退治(1937年製作の映画)

3.8

ヒマを持て余したユーレイ達が、同じくヒマを持て余しているゴースト退治の会社にイタ電し、屋敷に誘き寄せて脅かして遊ぶお話👻

グーフィーvs鏡台のバカバカしさ!小道具を余すことなく使い倒す熱量!最高です
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イカリエ-XB1(1963年製作の映画)

3.9

2163年、地球初の生命探査を目的とした宇宙船イカリエ-XB1はアルファ・ケンタウリ系に向かう途中で謎の難破船に遭遇する。船内には乗組員全員が謎の死を遂げており、過去に地球から旅立った宇宙船であること>>続きを読む

グレイン(2017年製作の映画)

3.7

トルコ産のモノクロSFってところに惹かれて観はじめたのだが、数分で目が離せなくなった。

終始静かなトーン。どこかしら不穏さも漂っている。場所も時代もわからない。今ではない未来の話。農場の作物が原因不
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

縦に連なる無数の部屋。
部屋の中心には上下に貫通する穴。
穴から日に一度だけ降りてくる台座。
台座に乗せられた溢れかえるご馳走。
ご馳走は施設の全員が平等に分担されれば行き渡る分量。

面白いなと思っ
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.7

ある女性の失踪事件を中心に展開する群像。フランスとコートジボワールという二つの離れた舞台設定がとてもユニークで、それぞれがまるで呪いのような偶然、もしくは偶然のような呪いに吸い寄せられていく物語が独特>>続きを読む

キッドナップ・ブルース(1982年製作の映画)

4.5

近所の女の子と自転車で旅をすることにしたミュージシャンの森田一義(実名登場)。女の子の両親は誘拐されたと思い捜索願いを出す。そんな事とは梅雨知らず、自転車のカゴにゴリラのぬいぐるみを乗っけて、のんびり>>続きを読む

ジャズ大名(1986年製作の映画)

4.2

お正月だし、おめでたい感じの映画を観たいなってことでジャズ大名。原作読んでないんですが、この映画で描かれている狂乱狂宴がどうやって活字で表現されているのか気になります。実写化不可能と言われがちな筒井康>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.5

14世紀フランスの時代背景と、
男と男と女。
決闘裁判に至るまでの過程が
三幕仕立てで語られる。

三人の異なる視点で語られる
三つの真実。

どれもが真実であり、
どれもが真実ではない。

結局、マ
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トゥルーノース(2020年製作の映画)

-

北朝鮮にある強制収容所内の実態を描いたアニメーション。監督の清水ハン英治さんは脱北者や元看守からの証言を収集し、10年掛けて作品内に反映させている。
制作に至るまでの詳しいプロセスは存じ上げないけれど
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コレクター(1965年製作の映画)

4.3

蝶の採集が趣味のフレディ。
かねてより好意を抱いていたミランダを
人里離れた家に拉致監禁する。
蝶の自由を奪うように、
愛でるため、観察するため、
女性を採集。

むりやり手込めにされて、
むりやりに
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.1

1972年1月、ニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたアレサ・フランクリンのコンサート。『amazing grace』というライブ盤としてもリリースされているこの教会コンサートは>>続きを読む

GUNDA/グンダ(2020年製作の映画)

4.0

一見のんびりとした農場。よくよく目を凝らしてみると見えてくる生命の鼓動が重苦しい。音楽も言葉もなく、農場で飼育されている豚と牛と鶏をモノクロで映し撮っただけの映像作品。

母豚の名前はグンダ。
その説
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