ENDOさんの映画レビュー・感想・評価

ENDO

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夜をみつめて(1973年製作の映画)

4.0

ニューロティックなフラッシュバックが過剰で隣人も警察も嫌な雰囲気を纏っていてすごい。最初は通報したら警察が来てくれるけどどんどん外側がなくなる。裏切りを反芻咀嚼して狂う。意地でも閉じ込められないけど、>>続きを読む

Merlusse(原題)(1935年製作の映画)

4.0

メルリュスとはプロヴァンス周辺の地域語でタラ/干しダラを表す単語らしい。そのあだ名で呼ばれるブランシャール先生は教師歴は24年だが配属されて1年目ということでそんな役回り、クリスマスの夜に舎監として宿>>続きを読む

Beau-père(原題)(1981年製作の映画)

4.0

男の寓話すぎる。金を稼ぐ能力がなさすぎて天性のヒモ気質ドヴェールの第四の壁を超えたピアノ“ひとりごつ”から始まり、妻に先立たれ14歳の義理の娘アリエル・ベッセとの肉体関係。高低差のある坂で事故死。危う>>続きを読む

仁義なき戦い 完結篇(1974年製作の映画)

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パブリックヤクザの流れ弾で若い一般女性が悶えるシーンは衝撃!そして尻すぼみ。
山守組のみんなが寄る年波には勝てず、狡猾な槇原(田中邦衛)でさえ可哀想な散り際(ゲストの金子信雄演じる山守はイキイキ槇原に
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

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岩礁にぶち当たる波、つまり東映のオープニングに連なる世界。風雲たけし城の世代じゃないけどバラエティのノリでアナウンスするたけし怖い。13歳で初鑑賞、当時の大人はその文脈で観てたのかな?そしてアスカの声>>続きを読む

仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

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パブリックヤクザの末路。むしろ代理戦争の方が見所があるくらい尻つぼみでしょうもない話!だから良い。
ビビってた山守も打本も軽い刑で済んじゃう。武田に組の若い衆がそっち向かってるって内通の電話入れてる時
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ハンカチのご用意を(1978年製作の映画)

4.2

ドパルドューはキャロル・ロールが患うヒステリーに対し別の男ドヴェールを当てがって編み物以外に興味のない彼女を癒そうとする。250キロも離れた場所に住む体育教師ドヴェールはセリーヌとかルーセルとか本棚に>>続きを読む

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

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広野組若頭格の五十嵐義弘がとにかく明るい安村にしか見えないが、拓ボンが池玲子を自分のモノとしてレスラーと鉄砲玉に送り込む外道ぶり。手首から先切り落として終始顔色が悪いポン引きファッション。結局村岡組か>>続きを読む

あばずれ女(1979年製作の映画)

4.2

マドレーヌ・デドゥヴィーゼはクロエ・グレース・モレッツに似てる。 11歳のマドレーヌ(役名もマド!)は15歳で亡くなる。最後の「死んでるみたい」というセリフの余韻がすごい。夜遅く帰ってきた母の背中を優>>続きを読む

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

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拳銃自◯シーンが強烈。脳漿と歯なのか頭蓋骨なのか血と共に散らばっていてゴア。千葉ちゃんは暴れ回ってた割に尻すぼみ、辛くも生き延びる。室田日出男は謝りに行ってなす術なく殺され可哀想。犬は食べ物、前田吟が>>続きを読む

仁義なき戦い(1973年製作の映画)

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多分世の中で一番面白い内ゲバ映画。戦後の仲間たちが親分の企みで食い潰しあう。ゴッドファーザーのビトー並みに虚しく死ぬ松方弘樹演じる坂田の襲撃場所はおもちゃ屋。川内民夫ぶっ殺して密告されてすぐに死ぬ梅宮>>続きを読む

その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

4.0

シーモア・ホフマンが後背位でマリサ・トメイといたしている長回しがいきなりツラい。親の宝石店へ狂言強盗のはずがハハキトク。父フィーニーの怒りが兄へ向かう。肉欲の対象でしかなかった男娼のプッシャーをぶち殺>>続きを読む

La garce(原題)(1984年製作の映画)

4.0

死ぬほどフィルムノワール。ベリは(ユペールに対する)レイプ刑事として6年収監されその後探偵に。ユペールはユペールで(里)親殺しの秘密を抱えて裏社会の顔役メッツォジョルノと愛人関係。ベリと同房だったユダ>>続きを読む

泣きしずむ女(1978年製作の映画)

4.0

馬面青髭のドワイヨン(監督・主演)がポリアモリー的振る舞いで愛を語っても女2人は消尽するだけ。年増いじりをロメール 『コレクションする女』のアイデさんにかましてくるドワイヨンに削られる。さらに言葉とは>>続きを読む

突撃!O・Cとスティッグス/お笑い黙示録(1985年製作の映画)

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ナショナルランプーン発、アルトマンが撮るカオスなコメディ、テーマはじいさんの保険を切られ自宅で面倒見なきゃいけないヤングケアラーO.C.が保険屋シュワブ一族に嫌がらせを繰り返し最後はシュワブの自宅をホ>>続きを読む

ストレート・タイム(1978年製作の映画)

4.2

激シブ犯罪映画!冒頭1時間、刑務所から出てきて保護観察官に絞られまくって缶工場で働いて安アパート借りて侘しく暮らしている所でラッセルさんと会うまでのくだりが本当に素晴らしい。気弱なヤク中ゲイリー・ビジ>>続きを読む

お茶と同情(1956年製作の映画)

4.0

検閲でシスターボーイ的同性愛は完全にオミットされて、デボラ・カー演じる舎監の妻が学生から相談された際の訓示『お茶と同情』を心がけるも、庭の手入れ中にお花の話で盛り上がったジョン・カー(亡くなった前夫に>>続きを読む

映画ちいかわ 人魚の島のひみつ(2026年製作の映画)

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生まれた時からどうしようもなく歯車の一部になる事(労働)から逃れられない人間のメタファー。シュガーコーティングされていた童話の世界に現実が侵食してきて剥き出しになる。一周回ってチャップリンなのかな?『>>続きを読む

Black Girl(英題)(1966年製作の映画)

4.2

ダカールから目を見張る美しいワンピース姿で颯爽と渡仏する主人公が家事・育児の牢獄に閉じ込められて眼前に広がるコート・ダジュールを自由に闊歩する夢を見ながらそのルーティンに耐えられず憔悴し切ってゆく様を>>続きを読む

ふたり自身(1972年製作の映画)

4.2

エレイン・メイの実娘ジーニー・バーリン、顔似すぎ。最初にたまごサラダサンド口の周りに付けて日焼けクリームも拒否して真っ赤に腫れて髪も全然セットできなくて不器用。ずっとキレ散らかしてるグローディンがムカ>>続きを読む

オデュッセイア(2026年製作の映画)

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貴種流離譚の原型なので帰還は必至だけど時代劇みたいな身分隠しからの開陳するケレン。弦張ってビヨーン!アテネ軍は顔のない敵、あんだけサイクロプスとかミュエクみたいな3mぐらいの巨人兵、『千と千尋の神隠し>>続きを読む

去年の夏(1969年製作の映画)

4.0

エレノア・ペリー関連。まだ子どもとは言え無邪気な残酷さが触れるものすべてを傷つける。IQ高めのバーバラ・ハーシーの磁場に支配された三人組の異常なはしゃぎっぷりに心が荒む。キラキラした青春と見せかけて人>>続きを読む

キリング・タイム(1987年製作の映画)

4.2

メガネして薄く口ひげを生やすダサいジロドーと首にコルセット付けた妻、そして無口な娘が特急列車に乗り込む。突如回想、妻の浮気にブチギレて公共の場でDV。何者かと思ったら刑事でビビる。感情に任せ私怨で動き>>続きを読む

リサの瞳のなかに(1962年製作の映画)

4.2

触れられたら死ぬ!と喚き散らす絶望した子どもデュリアと韻を踏んでしか会話できないマーゴリン。精神疾患を患った子どもたちが集められた全寮制の学校。ブニュエルかチャップリン?ってぐらい唐突にインサートされ>>続きを読む

The Best Way to Walk(英題)(1976年製作の映画)

4.2

サマースクールでいちばんホモソなドヴェールに女装した姿を見られてドギマギするブシテー。ラストは仮装大会にてフラメンコのドレス姿で闘牛士ドヴェールと社交ダンス。怒りと憧れが入り混じる複雑な感情。子どもよ>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

4.0

ノーティボーイズってジャニーズかってぐらいみんな美少年。親友の亡霊にカンフー習って美少年にボコられて死ぬ。ある種の『ベニスに死す』。妹はシャイニングで兄のもとへ。DV親父が怖いです。

グループ(1966年製作の映画)

4.0

『Euphoria』並みに女たちの不幸が連鎖ではなく釣瓶打ち。そしてのちのスター女優たちも。2時間半も上映時間があるのに2倍速で話してるのか?ってぐらい忙しない展開。それは当然で1933〜1940年と>>続きを読む

ノクトラマ/夜行少年たち(2016年製作の映画)

4.0

革命を起こすとか言って同時爆破テロを行ったドパガキ(10年前)たちをマンハントする警察。犯行後、夜のショッピングモールに集まってやり過ごすという計画自体が杜撰だけど、マネキンが象徴するような無機物から>>続きを読む

わが愛は消え去りて(1970年製作の映画)

4.2

エレノア・ペリーの脚本作をもっと観たい!スノッドグレス演じる主婦がある日を境に夫に耐え難い嫌悪を抱く。『アンナ・カレーニナ』じゃないけど家事の不備を羅列して娘2人にも母親が役立たずだと印象付ける。あの>>続きを読む

怒りを込めて振り返れ(1959年製作の映画)

3.8

oasisのあの曲。これまた妊娠を巡る話でゲンナリするけど別にミュージシャンになりたいわけじゃないバートンと被虐が常態化しておかしくなってる上流階級出身のユーアのカップルが「2人はクマさんとリスさんだ>>続きを読む

おかしな求婚(1971年製作の映画)

4.2

原題“A New Leaf”は人生をやり直すって慣用句にも使われる言葉。名家に生まれながら遺産を使い果たし自己破産のリミットまでに金のある未亡人と結婚して殺害を企てるウォルター・マッソー。自分以上に運>>続きを読む

Maîtresse(原題)(1976年製作の映画)

4.2

⚠️馬が死にます。結構ハードな調教シーン。貧乏なコソ泥のドパルデューがひょんなことからBDSMの女王様オジエを助けてからヒモとしてlover生活。お客達はrubber生活。5階が家で4階が仕事部屋、そ>>続きを読む

定職/就職(1961年製作の映画)

4.2

就活の控え室でロレダーナ・デットと恋に落ちる。午前中の試験後にカフェで偶然再会。スプーンでコーヒーとともに心もかき混ぜられてしまう。フリット臭いって言われて香水を一滴掌に垂らしてくれる官能的な接触。浮>>続きを読む

愛しのクローディン(1974年製作の映画)

4.2

NYマンハッタンのシュガーヒル、いわゆるハーレムが舞台、『その男を逃すな』『テンション』とか傑作ノワールを撮ったのち赤狩りで干されて亡命したジョン・ベリーのオール黒人キャスト映画。女たちが乗合バスでお>>続きを読む

オールド・イナフ/としごろ(1983年製作の映画)

4.0

撮影はバルハウスなので密室の切り取り方が素晴らしい。夏休みの路上で階級差がある2人が偶然出会う。ボイドはちょっと年上のお姉さんハーヴェストに憧れるが、そのハーヴェストもまだまだ子供。万引きからメイク、>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.0

久々の鑑賞!

リボウスキ氏が名ばかり名士で妻とニヒリストと共謀して狂言誘拐。『ファーゴ』と似てる。ジュリアン・ムーアの掌の上にいるデュード含めた人間たち。ただ騙される前にグッドマンの狂気がツイストを
>>続きを読む