バートローさんの映画レビュー・感想・評価

バートロー

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映画(1493)
ドラマ(63)

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

登場人物全員俺が主役だ!という面構え。クリード家、ドラゴ家、いわゆるロッキーになれなかった側の男とその家族のストーリーを無理なく広げつつ、同時にイタリア系の英雄ロッキーバルボアのその後を余すことなく描>>続きを読む

蝋人形の館(2005年製作の映画)

4.0

リメイク作品だが、ほぼオリジナル作品でどちからと言えば『悪魔のいけにえ』テイストの作品。無鉄砲な若者達が田舎の闇に巻き込まれていくところまでそっくりだが、タイトルの通りこれは蝋人形の館なのだと思い知ら>>続きを読む

アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング(2018年製作の映画)

3.8

観客へ最終的にポジティヴなメッセージを贈るのが前提の体型ギャグは前提を加味しても日本のTVと変わらないレベルでキツかった。50回目のファーストキスと同じノリで渡辺直美主演、福田雄一監督でリメイクしたら>>続きを読む

バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.7

ルール例外も少なく、あってもルール違反に引きずり込む系なので良し、ルール違反は中々エグい死を迎える、しかも死に方は自死という厳しい設定が結構好き。内容的にはあと30分短くするか、いっそ引き伸ばして1シ>>続きを読む

シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.0

序盤のインターネット接続から現SNSに辿り着くまでの流れがネットとはなんぞやところから伝えるにあたっては感動的に分かりやすくて、あらゆるIT系の説明に使えるなあと思いながら観ていた。他にもガル・ガドッ>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

4.0

中島監督の露悪趣味がエンジン全開となる冒頭の地獄冠婚葬祭は、「こんなお葬式は嫌だ」「こんな結婚式は嫌だ」「こんな新婚生活は嫌だ」の大喜利大会で、誇張こそされているが自分が常日頃抱いているこういうことが>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

しがないナイトクラブでのびのびと歌う無限の可能性を秘めた原石と、酒浸りの実力派スターが邂逅する前半シーンで大号泣。「いつかこのしがない自分の才能をフックアップしてくれる誰かにバッタリ出会う」という、ビ>>続きを読む

狼の死刑宣告(2007年製作の映画)

4.3

ワン監督マラソン中。『SAW』で衝撃のデビューを果たしたジェームズ・ワン監督が一発屋ではなく本物であることを映画界に叩きつけた快作。アメリカの幸せな一般家庭が偶然出くわした理不尽な暴力によって崩壊させ>>続きを読む

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

4.0

勝つためなら汚いことだってなんだってやるめちゃくちゃなロビイストを主人公にした痛快なロビイスト版ハウス・オブ・カードである一方、アメリカの銃規制が大統領すら左右する超難関のアジェンダであることを浮き彫>>続きを読む

シャドー・オブ・ナイト(2018年製作の映画)

3.8

劇場公開ではレイティングと興業の関係でどうしてもパージされてしまう過激な表現。Netflix作品の醍醐味はそのしがらみから解脱できることだと信じているが、本作はまさにその強みを生かした残虐なアクション>>続きを読む

ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

4.2

咄嗟に友人をかばったことで砂の城のように崩れていくこれまでの景色。青春の甘酸っぱさは日本刀のごとく美しさと危うさを合わせ持つ。死も闇も姿を見せないだけで常に我々と隣合わせに生きていることを改めて気付か>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.7

監督の人生を決定付けた二人の女性の話しである。映画というにはかなり自伝的、私小説的なためメジャー配給で大規模に公開するのが厳しいのも納得の内容ではあるが、麻薬カルテルが支配する前の1970年代メキシコ>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

血筋や所属といったラベルに囚われた結果がどうなるかをJKローリングはハリーポッターからずっと謳い続けてきたのだが、本作は最もその色が出た作品と言えるのではないだろうか。しかも、それに囚われるのは高慢で>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

「どエライ目には遭うが(擬似)家族のパワーで押し切る」と言った最近の大当たりホラー作品には紛れもなく血の繋がらなくとも家族、友人、仲間を大事にという人類愛的な思いが込められているのだが、今作はそのトレ>>続きを読む

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.9

緊急ダイヤルの電話先で起こる事件という超ソリッドな密室オンリーのシチュエーションで映画を成立させる脚本力が凄い。主人公は電話の限られた情報のみで事件を解決しようと奮闘するが、観客は更に少ない情報から人>>続きを読む

ザ・ディザスター・アーティスト(原題)(2017年製作の映画)

4.5

これは映画や究極の映画作り映画だ。最初は微笑ましかったセオリーを無視したド素人の撮影現場は、奇行の限りを尽くすトミー・ウィソーの暴走で次第に混沌とした地獄と化す。序盤、中盤、終盤とそれぞれテンションも>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.8

監督の実体験がベースとのことだが、最近だとほぼドウェインジョンソンで占められている「アメリカの良き父」の奮闘が裏目に出てしまったら…??というメインストリームへのカウンターっぽい趣きがある。イマイチ信>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.4

前作が「地獄の新入社員研修メキシコ編〜如何にして検事は修羅になったか〜」だとしたら今作は「誰も悪くない失態の尻拭い〜修羅は如何にして死神になったか〜」である。ベニシオ・デル・トロとジョシュ・ブローリン>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.0

これはタイの天才女子高生がカンニング稼業で金持ち相手に荒稼ぎをする痛快なケイパー物としての側面を持ちつつ、どんな頭脳や才能があっても中々切り崩せないタイ王国の歴然とした経済格差を浮き彫りにする社会派の>>続きを読む

グースバンプス モンスターと秘密の書(2015年製作の映画)

4.0

ホラー作家のR・L・スタインが実は岸部露伴(『ヘブンズドア』)やウンガロ(『ボヘミアン・ラプソディー』)のような能力者で作品が全て実体化するという割ととんでもない設定のダークファンタジー。『13の理由>>続きを読む

バタリアン(1985年製作の映画)

4.0

ゾンビ映画が存在する設定、ゾンビセオリーを使ったギャグ、自由度の高さなど今のゾンビコメディの礎が詰まった不朽の作品。基本的には勢いのあるおバカな登場人物が右往左往する様が笑える作品だが、死からは逃れら>>続きを読む

ザ・アウトロー(2018年製作の映画)

4.3

これは狂戦士ジェラルド・バトラーが悪人相手に無双するジャンル映画かと思いきや一味も二味も違う『ヒート』リスペクト系譜の熱いクライムアクションである。蛇の道は蛇のことわざ通り、追う者は逮捕のためなら何で>>続きを読む

マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

4.0

メタルを愛する監督らしくメタルの歌詞のようなエライ展開に主人公が巻き込まれていくまさにメタル調映画。過剰で荒々しい演出や音楽に内包されたダウナーや陰鬱さが爆発する時、人はケイジに宿る何かを目撃する。 >>続きを読む

アポストル 復讐の掟(2018年製作の映画)

3.9

カルト教団のコミューンに潜入し、攫われた妹を救出するため孤島に単身乗り込む主人公。『ザ・レイド』シリーズのギャレス・エヴァンス監督にこんな引出しがあるのかと思ったのも束の間、得意の残虐描写を拷問シーン>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.5

天才ミュージシャンのフレディ・マーキューリーの伝記映画というよりかは、もはやフレディ・マーキューリーの人生を通して描く超絶怒涛の人間賛歌、人間愛炸裂映画と言う方が正しい気がする。製作に長い時間がかかり>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.7

人間の頼もしいバディになってしまったヴェノムとそこまでクズじゃないエディ・ブロック、大胆な改変だと思う。残忍残酷さウリのキャラクターでR指定外しはハッキリ言っていけ好かないが、異種バディ物としてほんわ>>続きを読む

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)

4.4

ジェイソンのイメージを覆す意欲的なSF。ある意味ジェイソンシリーズで一番好きな作品。女性が2丁拳銃で敵を撃ちまくる映画は全部傑作。エイリアンやプレデターと繋がって欲しい。

人狼(2018年製作の映画)

3.7

設定こそ韓国版もとい東アジア右傾化に伴うif南北統一朝鮮になっているが、その他は思いの外アニメ版リスペクトな作品。そのままの構図を実写に使っているシーンが多く、それでいてオリジナル展開とマシマシのアク>>続きを読む

ピッチ・パーフェクト ラストステージ(2017年製作の映画)

3.6

アカペラグループにとっての最大の壁であろうバンドやDJセットなどの迫力に対抗するいわば音の異種戦や、大型グループあるあるのソロ問題で最後を締めくくるのかと思いきや、大胆に本筋から外れたはっちゃけストー>>続きを読む

暗黒女子(2017年製作の映画)

3.9

よくある感じの映画かなと思いつつ終盤にしっかり暗黒面を見せてくれて何だかんだ楽しめた良作。どう見てもヒロインよりも脇役の玉城さんの方が可愛いのでは?という疑念を次第に払ってくれた飯豊さんの女帝感。カト>>続きを読む

遊星からの物体X(1982年製作の映画)

5.0

SFバイオホラーの金字塔をなんと映画館で。氷に閉ざされた南極基地で巻き起こる宇宙人からの寄生攻撃と最低最悪なシチュエーションに際限なくおどろおどろしくしたクリーチャーがわんさかやってくる容赦のなさ。こ>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

3.8

誰もが陥るかもしれない家族とインターネットにまつわることをスリリングに描いた臨場感と普遍性のあるお話しは面白い(綺麗すぎるところはある)ものの、総じて細かいところの気が利いていない作品だと思う。全編P>>続きを読む

人狼 JIN-ROH(1999年製作の映画)

4.5

己の拠り所に全てを捧げた男の話である。IFジャパンに登場した警察、自衛隊に次ぐ第三の暴力装置「首都警」とその精鋭部隊「ケルベルス」が反政府集団セクトを相手に戦うザ・押井守ストーリー。本人の学生運動体験>>続きを読む

ゼイリブ(1988年製作の映画)

4.5

不当に搾取されていても、知らない内に支配されいても、楽だから、厄介だからと見なかったことに出来るだろうか。カーペンター作品の主人公は決して従わず、代わりにライフルをぶっ放す。彼らを見てしまった街の流れ>>続きを読む

スカイライン-奪還-(2017年製作の映画)

4.5

LAが異星人に襲われ、衝撃の「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドで大きな風呂敷を広げた前作の直後から、じゃあもしも地球人がシラットの達人だったらどうなるよ?をかなり真面目にやりきってSFバトルアクショ>>続きを読む

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