バートローさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

バートロー

バートロー

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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.9

アレックス・ガーランドの本領発揮で本当に厭な映画だった。

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

リュスンワン監督らしい、随所にコメディがありつつもぴーん糸を張ったような緊張感のある脱出劇。やっぱり外国でデカい事件に巻き込まれる系だと『13時間』や『アルゴ』を思い出すけど、籠城あり、銃撃あり、カー>>続きを読む

バレリーナ(2023年製作の映画)

3.8

『ザ・コール』が面白かったのでこちらも鑑賞。アクション良し、音楽良しで良い意味でジャンルが手堅くパッケージされた作品。韓国の有名な事件がベースになっていてかなりキツい場面もあるけど、映画はそういう悪を>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.2

変な映画なんだろうなと構えていたけど、思っていたよりストレートに家族の話しで、思っていたよりアクション満載だった。懐かしのワイヤーカンフーアクションのこれだよ!これ!感が嬉しい。生きる伝説ミシェル・ヨ>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

4.3

またなんていう映画を…とにかくぬるぬるで瑞々しい映像が凄くてパクチャヌク監督拘りの画作りを堪能出来る。なんだあ!そのショットはみたいな場面多数。話し自体は崖もあるから2時間ドラマのようでもあり、昼ドラ>>続きを読む

貞子DX(2022年製作の映画)

-

貞子もついにデジタルトランスフォーメーションか〜と思ったけどむしろ逆行してた。川村一馬さん演じる全身恋愛脳みそ占い男がいちいちIQ200の小芝風花さんに絡んで話しをストップさせるのがマジでウザイ。なん>>続きを読む

クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.4

「人がもう痛みを感なくなり、感染症すらなくなった近未来で、公開手術がアートパフォーマンスの地位をアングラで得ている」このあらすじでお腹いっぱいなんですが、加えて「ヴィゴ演じる主人公は体内に新しい謎臓器>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

80を超えようが意地、プライド、自己顕示欲が全部ダダ漏れな宮﨑駿らしい作品だった。巨匠という肩書き、年齢を考えれば良い意味でも悪い意味でも大したものだと思う。円環を成す話しなのも含め、スタジオジブリの>>続きを読む

さかなのこ(2022年製作の映画)

3.9

マルチバースのさかなクンというか、EMINEMさんがBラビットっていう架空のラッパーを演じた半自伝映画の8mileみたいな??極め付けはさかなクンになれなかった魚好きの怪しいオジサンをさかなクン本人が>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

『オーヴァーロード』の監督、プロレス大好きなプロデューサーさんで期待値アゲで鑑賞。アゲなエクソシスト映画です。キリスト教の大罪までを悪魔のせいにしちゃうのはいかんけど、エクソシズムと医学的な治療の線引>>続きを読む

死霊のはらわた ライジング(2023年製作の映画)

4.5

舞台はあの山小屋ではなく古いビルだし、コメディもほとんどないし、大好きなブルースキャンベルの姿は見えない。それでも死霊のはらわたとして成立しているのはスプラッタ映画としての矜持がしっかりあるからだと思>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

4.0

まだセミプロ、アマチュア時代のエスターさん。詰めが甘く、たまにポカもやるし森ちろん人もヤる。ファーストキルどころか景気良くオーバーキルもしちゃう果敢なエスターさん、結局ファーストキルはいつだったのかは>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

4.2

車に積んでいるNOS(ニトロ)みたいな悪モモアマンが起爆剤かつ潤滑油かつ清涼剤みたいな、画面狭しと大活躍。ギャルと称されていたが、本当にギャルでウケた。平気で人を殺す陽気な復讐者かつギャル。陽気さと残>>続きを読む

アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

アントマン3部作のラストがこんな感じになってしまったとは。ミシェルファイファーとマイケルダグラスのベテラン勢はめちゃ良かったですけどね、ポールラッドを中心にした普段の軽妙さがまるでなくて、テンポが悪い>>続きを読む

ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り(2023年製作の映画)

4.5

D&D遊んだことないし、キャラとかルールとか分からないし、難しいかなと思っていたけどその真逆で最高。全部説明してくれる懇切丁寧な動線と全部説明してるのにダレないスピード感。ゲームオブスローンズのように>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

ミーガンの造形が良すぎて、ミーガンに肩入れしてしまうし、戦慄の人形ホラーみたいなのを期待すると肩透かしを食らうけど、AIホラー、子育てホラーとしては良く出来ているので満足。もちろんブラムハウス製作なの>>続きを読む

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

5.0

スクリーンに広がる気持ちの良い映像と映画館に響き渡る気持ちの良い音楽に自分はまるで抗えなかった。観ていてずっと気持ちが良いって素晴らしい。イルミネーションアニメにありがちなヤダ味も版権だらか、ニンテン>>続きを読む

バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

4.3

トミー・ウィルコラ監督作、メジャー作品も含め全部当たりなので凄い。(R18の)ファミリー映画もイケる。誰もが一度は夢想したことのある、恰幅の良いサンタ、実は強いのでは…?!を余すことなく完全再現。バイ>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.0

見届けた…という表現が正しいのではと思う。何より一作目が9年前って嘘でしょ、最初に観たの20そこらだったんですが…本筋は一貫してMCUのメインストーリーから程良く近過ぎず遠すぎないを今回もやってくれた>>続きを読む

セガvs.任天堂 Console Wars(2020年製作の映画)

3.9

Notorious B.I.G.の”Juicy”の3バース目に"Super Nintendo, Sega Genesis, when I was dead broke, man I couldn't >>続きを読む

テトリス(2023年製作の映画)

4.4

文句なし、面白い実録お仕事映画でした。スーパーマリオの前に観ておいて良かったかな。今年公開された中では同じお仕事映画の『AIR/エア』と双璧。Apple TV+限定映画なので届いて欲しい人に届き辛いの>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.9

パラサイトや万引き家族のように期待していたけど、そこまでじゃなかったかな。韓国側のキャストはほぼ全員知った顔の名優勢揃いだったけど、是枝監督側はそれに耐えうる脚本を用意出来ず苦闘したのが分かる。その中>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

4.5

これ長編初監督脚本作?!凄い才能が現れたな。アメリカでの人気と続編決定も納得の快作。流行病のような理不尽、異常に厳しい勝利条件、圧倒的な暴力とホラー映画が面白くなる要素を全て含んでいる。びっくり箱のよ>>続きを読む

マッシブ・タレント(2022年製作の映画)

4.3

パワー、ラブ、リスペクトの走攻守が揃ったコメディ映画。本人役映画の傑作『その男、ヴァンダム』をより垢抜けさせた感じかなあ。正真正銘のスーパースターなのでアート系から90年代大ヒット映画まで自身の映画の>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

4.0

まだノワールの香りがあった前作に比べると危ない刑事ぐらいエンタメ方向にシフトした。それでも敵さんは韓国ノワール仕込みのめちゃ極悪人。だから(?)マ刑事も、海外で捜査権がなかろうと、容疑者だろうとお構い>>続きを読む

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.3

島の向こうで起きるアイルランド内戦、島で起きる人と人の内戦。去年、ケネス・ブラナーが故郷の北アイルランドを舞台にした自伝的な映画『ベルファスト』が話題を掻っ攫ったのも記憶に新しい。こちらはアイルランド>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.0

あまりにも評判が良いので観たらここ数年のディズニーピクサー映画の中でもダントツで良かった。こういうメッセージ性にも教育的にも優れたエンタメ作品を配信オンリーしたのマジで罪作りじゃないかな。当時映画館で>>続きを読む

プレデター:ザ・プレイ(2022年製作の映画)

4.0

ディズニーに囲われたのはまだしもプレデターを配信限定にしてしまうのはシンプルに嫌だな。勢いでグイグイ押してきた『ザ・プレデター』とは良い意味で別の切り口、良い意味で硬質なドラマが展開されるのでこれ映画>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

とにかくDIVAっていうのは映画を出すもんで、Adoもこれで紛れもないDIVAだね。スクライド、ガンソード、コードギアスの谷口悟朗監督とAdoが歌唱パートをアルバムサイズで歌うとあって実はちょっと期待>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.9

タイトルとトンチキシーンしか頭に残らない日本版をまるで赤ペン先生が徹底的に添削したような良リメイク。共感性羞恥すら覚える。あのトンチキが好きな人は真っ当韓国サスペンスとして生まれ変わっている今作が物足>>続きを読む

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

3.8

良かったところ。
映画そのものが追悼作品。この予算規模ならワイルドスピード・スカイミッション以来の試みだと思う。リスペクトに欠けているところはない。ネイモアとブラックパンサーやタロカンとワカンダとほぼ
>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.5

生きるために食事を摂る者とそうではない者。シェフとセレブ客達の間には決して埋めることの出来ない溝、越えることのできない高い壁がある。この晩餐会を開くまでに起きたことはほとんど描写されないけど、シェフな>>続きを読む